Yahoo! MAPが自転車ルート機能を追加…音声やパネルで案内

ヤフー(Yahoo! JAPAN)が提供する「Yahoo! MAP」がルート検索に自転車を追加し、交差点などで進行方向を音声や案内パネルで案内する機能「自転車 ターンバイターン方式のナビ」の提供を開始した。

また、自転車のルート検索は、雨雲レーダーと連動しているため、ルート上で1時間前から最大6時間先の雨雲の動きと降水量が確認できる。

雨雲レーダーと連動し、ルート上で最大6時間先の降水量が確認可能

国土交通省によると、高速道路へ自転車や歩行者などの誤進入が年々増加している。また、近年首都高速道路で発生した誤進入のうち、約3割はナビアプリの自動車モードなどの利用に起因することがわかっている。 

Yahoo! MAPは、ユーザーがスムーズにひとつのアプリであらゆる場面の移動をできるように機能拡充を進めた。これまで車や公共交通機関、徒歩のルート検索を提供してきたが、「自転車のルート検索」の提供開始により、ユーザーが自転車移動の際に最適化されたルートを確認できるようになり、高速道路への誤進入を防ぐためにも役立てられる。 

また「自転車 ターンバイターン方式のナビ」により、ユーザーは目的地に到着するまでの右左折時に加え、目的地までの目印となる交差点の案内を「画面地図」案内だけでなく、「音声案内」も組み合わせて利用できる。「音声案内」を活用することにより、どのくらい先に次のポイントがあり、右折なのか左折なのかなどの情報を音声で確認できるため、ユーザーは自転車の運転中に画面を見る危険性を低減させ、安全に目的地へ到着できる。 

さらに、地図上で雨雲のマークのボタンをタップすると「雨雲レーダー」が起動し、検索した自転車のルート上で雨雲の動き(1時間前~最大6時間後)と降水量が一目で確認できる。「自転車のルート検索」と「雨雲レーダー」を連動して使うことで、いつ、どのルートで雨が降るかなどを確認できる。 

自転車のルート検索、自転車 ターンバイターン方式のナビの使い方と特徴

〈使い方〉
1.「Yahoo! MAP」を起動後、検索窓や周辺検索ボタンなどから目的地を検索
2.「ルート検索」ボタンをタップ
3.「自転車」ボタンをタップすると画面下部に、現在地から目的地までの所要時間と距離が表示
4.「雨雲レーダー」にて天候を確認する場合は、「雨雲ボタン」をタップ
5. 「ナビ開始」ボタンをタップすると現在地からのナビが開始

■「雨雲レーダー」の使い方
画面下部のスライダーを動かすことで、1時間前から最大6時間後の雨雲の動きと降水量を確認可能

「車のルート検索」と「自転車のルート検索」の比較

自転車での走行に最適化したルートを提案

■目的地に到着するまでの「音声案内」
「自転車 ターンバイターン方式のナビ」により、ユーザーは目的地に到着するまでの右左折時に加え、目的地までの目印となる交差点の案内を「画面地図」案内だけでなく、「音声案内」も組み合わせて利用可能

今度の自転車NAVITIMEは自転車店舗と連携しクーポン獲得

自転車NAVITIMEサイクルベースあさひワイズロードダイワサイクル、サイクルオリンピック、シナネンサイクルの5社と連携。自転車店情報が充実し、3つの機能拡充を2021年7月1日に行った。新機能のクーポン機能ではダイワサイクルの実店舗で使用可能な割引クーポンを期間限定で提供する。

自転車NAVITIMEの有料ユーザーは自転車店で利用できる割引クーポンがもらえる

自転車NAVITIMEは、自転車に特化したナビゲーションアプリ

「大通り優先」「坂道優先」などの全7種類のルート検索や、走行ルート、距離、消費カロリーの記録などの機能を利用できる。これまでも独自収集によりサイクリストに便利な全国のサイクリングステーションや、自転車店などの情報を掲載している一方で、営業時間や定休日、駐車場の有無・台数といった詳細情報については一部店舗で掲載していない場合があった。

コロナ禍で自転車の利用が増えていることや緊急事態宣言等発令により営業時間等が変更されやすくなっていることなどから、自転車店を運営する各社と連携し、情報拡充を行ったという。自転車店の公式データを掲載することでより鮮度の高い情報を提供する。

チェーン店ごとにアイコンを地図上に表示、いつも使用しているブランドのみを表示するなどのカスタマイズも可能

情報拡充にあわせて3つの機能を追加

1.クーポン機能
自転車NAVITIMEの有料ユーザー向けに、自転車店で利用できる割引クーポンの提供を開始。クーポン画面を提示することにより利用できる。第一弾としてダイワサイクルの全国84店舗で使用可能なクーポンを提供。クーポンは電動自転車購入時に使用可能な5000円(税込)クーポン、一般自転車購入時に使用可能な1000円(税込)クーポン、自転車車体の「自転車安全チェック」の無料クーポンの3種。クーポンの利用期間は2021年7月1日(木)~10月31日(日)を予定。

2.営業時間を考慮したルート検索
営業時間を考慮したルート検索ルート検索機能をアップデートし、ルート検索時に営業時間も考慮できるようになる。営業時間外の時刻に到着しそうな場合は画面上に注意喚起の文言を表示する。

営業時間に間に合う検索ルート検索機能をアップデート

3.自転車店のアイコン表示
各店舗の情報はスポット検索画面や地図画面上に表示されるブランドごとのアイコンをタップすることで確認できる。例えば、走行中にパンクした際に近くにある自転車店を地図上のアイコンを見ながら直感的に探すことができる。

●自転車NAVITIME(iOS)
●自転車NAVITIME(Android OS)

自転車NAVITIMEなら車通りの多い道を回避可能に

自転車専用ナビゲーションアプリ「自転車NAVITIME」の推奨ルートで、2021年4月9日より、 車通りの多い道を回避したルート検索が可能になった。設定画面で「車通りの多い道回避」をオンにすることで、推奨ルート検索時に本機能が適用されたルートが検索される。機能は有料会員(プレミアムコース、プレミアムプラスコース)で利用できる。

設定をオンにすると、車通りの多い道を回避したルートを検索でき

公益財団法人日本道路交通情報センター(JARTIC)がオープンデータとして公開している、一般道路の「断面交通量情報」をもとに、車線数や 実際の走行台数などの実地調査データを加味した独自の基準を策定。車の交通量が多い場合には、その道路を避けたルートを検索できるようにした。

また、検索する時間帯によってもルートが変わる。それを反映するため、新たにルート検索時に出発・到着の日時設定をできるようにした。 

交通量の多い道では、並走する車の数が多くなり、接触などの危険性が高まるため、ユーザーからも交通量の多い道を避けて走行したいという意見が寄せられていた。

大きな道を避けるルートとしては、「裏通り優先」ルートも提供しているが、これは住宅街や細街路などの裏道を積極的に利用するのに対し、今回の「車通りの多い道回避」では推奨ルートの中で交通量の多い道路を避けて並走する道路を利用するなど、より自然な形で安心・安全なルートを提供できるようにした。

●自転車NAVITIMEアプリ
iOS
Android OS

日本初の自転車ナビアプリ、NAVITIMEが多言語に対応

自転車ナビタイム が多機能化。ナビタイムジャパンの提供する自転車専用ナビゲーションアプリが2021年2月4日から、ルートやスポット検索、地図などほぼすべての機能を英語、 中国語(繁体字・簡体字)でも利用可能になった。

メニュー画面、ルート検索、スポット検索、地図表示、ナビゲーション中画面を多言語で表示でき、ナビゲーション中の音声案内も英語での発話に対応する。言語はスマートフォンの設定に合わせて自動で切り替わるという。全国対応の自転車専用ナビゲーションアプリでの多言語対応は日本で初めて。

自転車NAVITIMEの多言語への対応は2020年12月より試験的に行っていたが、2月4日より自治体と連携して提供しているサイクリングコースにおいても提供を開始した。まずは、福島県いわき市と猪苗代湖周辺を周遊するコースを多言語で紹介する。

走行ログ、サイクルコンピューター、My地点や自宅の登録、地点の検索履歴など一部機能は日本語表示。

ナビタイムジャパンは、「在日外国人や将来的なインバウンド需要を見据え、言語を問わず誰もが安心・安全で、自転車での快適な移動をサポートできるよう、 機能拡充やさらなるサービスの向上に努めてまいります」という。

自転車ナビタイムとは

自転車に特化したナビゲーションアプリ。「大通り優先」「坂道優先」などの全7種類のルート検索や、走行ルート、距離、消費カロリーなどの記録、全国のサイクリングステーション検索、お気に入り地点の保存などの機能を利用できる
・アプリダウンロード
●iOS
●Android OS

自転車ナビタイムの有料コースは音声ガイドやコース転送も

ナビタイムジャパンは2020年6月19日(金)より、 自転車専用ナビゲーションアプリ『自転車NAVITIME』に月額600円から(税込み)のプレミアムプラスコースを新設。コース会員は、既存のプレミアムコースで利用できる有料機能に加え、『PC-NAVITIME』の「サイクリングコース作成機能」と連携した機能や、作成したコースデータのエクスポート機能などを利用できる。

iOSは18日より、 Android OSも6月中に対応予定。 

『PC-NAVITIME』で作成したサイクリングコースの音声ナビゲーション

『PC-NAVITIME』で作成したサイクリングコースを『自転車NAVITIME』で表示し、音声ナビゲーションすることができる。自分で作成したコースはもちろん、他ユーザーが公開しているサイクリングコースも表示・ナビゲーション可能。

これまでは、実際にナビゲーションをするにはルート検索画面で経由地や目的地を設定する必要があったが、『PC-NAVITIME』と『自転車NAVITIME』に同じ「NAVITIME ID」でログインする、もしくは『PC-NAVITIME』上のコース画面からスマートフォンにURLを送ると、『自転車NAVITIME』の「Myサイクリングコース」からコースを表示してナビゲーションを開始できるようになる。 

音声ナビゲーション中は、通常のルート案内時と同様に進む方向の案内や天候・事故多発地点などの発話に加え、道を外れてしまった際にはリルートして元のコースに戻れるように案内もする。


サイクリングコースの「お気に入り」登録

『PC-NAVITIME』のサイクリングコース作成機能で公開されているサイクリングコースを、お気に入り登録し、一覧できるようになる。


GPXファイルエクスポート機能

『PC-NAVITIME』で作成したサイクリングコース情報を、GPXファイルで出力できる。出力したファイルをサイクルコンピューターなどへ取り込むと、作成したコースを表示できる。この機能は2020年3月19日(木)より提供開始していたもの。

関連プレスリリース:2020年3月19日「『PC-NAVITIME』のサイクリングコース作成機能 GPXファイルのエクスポート機能とログイン機能を追加」 https://corporate.navitime.co.jp/topics/pr/202003/19_5247.html

『自転車NAVITIME』 「プレミアムプラス」コース詳細
・支払方法:OSによって「クレジットカード決済」「iTunes Store決済」から選択できる。 
 (今後、Google Play決済にも対応予定)
・月額料金:iTunes Store決済 600円(税込み)
 ※初回会員登録時は最大1カ月の無料お試し期間あり(プレミアムコース登録者は除く)
 クレジットカード決済 660円(税込み)
 ※初回会員登録時は最大2カ月の無料お試し期間あり 

・詳細紹介ページ: https://static.cld.navitime.jp/smartstorage/cycle/cyclestorage/common/html/premium_plus_description.html

●自転車専用ナビゲーションアプリ『自転車NAVITIME』
iOS: https://itunes.apple.com/jp/app/id447024088?mt=8
Android OS: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.navitime.local.cycle