ガーミンデバイス、fenix 5 sapphireのすぐに役立つ5機能を紹介

数あるスポーツウォッチの中から自分自身の使途にマッチしたガーミン社のfenix 5 sapphireを購入して2カ月。トレーニングを継続するモチベーションにもなって、とてもいい感じでつき合っている。充実した機能群はすべて使いこなせないほどあるが、ランナーやサイクリストに便利な使い方をご紹介。

fenix 5 sapphire。ウォッチフェイスはお好みでカスタマイズできる

●ウォッチフェイスをカスタマイズして必要なデータを表示させる
fenix 5 sapphireは膨大な製品マニュアルページにわたってさまざまな機能を備えていることをうたっているが、すべての機能を使いこなす必要はない。自分にとって役立つものを選択して活用するのがいいはずだ。アクティブライフが楽しくなる役立ち機能が多数あるが、そんな中でだれでも簡単にできるのがウォッチフェイスのカスタマイズ。デフォルトでプリインストールされているウォッチフェイスだけでも針や目盛りといった見た目の違いのほか、表示するデータを変更できるので、自分が一番知りたい部分を文字盤上に常時表示しておける。

さらには、ウォッチフェイスはConnect IQという機能を駆使してデザイン性あふれるものに変更することもできる。ガーミンあるいはその他の開発者から提供されたウォッチフェイスやデータ項目、ウィジェット、アプリケーションをデバイスに追加することができる機能だ。スマホならGamin Connect Mobileアプリ、パソコンならgaminconnect.comにアクセスしてGamin ConnectアカウントでサインインすればConnect IQが起動する。

無数のウォッチフェイスが入手できるのが強みだ
文字盤に表示するデータ選択はもちろん、色やスタイルも自由自在
子どもやペットの写真をウォッチフェイスにしてみた

このConnect IQは無料で提供され、好きなウォッチフェイスを自由に取得して、Gamin Connectを介してfenix 5 sapphireに送り込むことができる。いわゆる文字盤のデザインだけではなく、表示されるデータがそれぞれで違うから1つのアプリと考えたらいい。

オススメのアプリはGarmin Face It。例えば赤ちゃんやペットのかわいい写真など、撮影した写真を文字盤にできるものだ。まずはGarmin Face Itアプリをダウンロードして、ウォッチタイプとしてfenix 5 sapphireを選択。スマホに保存されている写真の中からウォッチフェイスに使いたいものを選ぶ。時刻表示はアナログやデジタルなどさまざまなものが選べるので、せっかくの写真が見にくくならないようにシンプルなデザインのものを選択するのが正解。写真のトリミングなどの微修正もでき、完了したら「デバイスに送信」ボタンを押すだけだ。

●バーチャルペースメーカーで目標タイムをクリアする
ハーフマラソンを2時間で完走するためには1kmを5分40秒で走る必要がある。そこでfenix 5 sapphireの「バーチャルパートナー」機能を使ってペース設定をした。ランの設定から「トレーニングページ」→「+追加」と進むと「バーチャルパートナー」の項目が現れる。ここに「5分40秒」を入力。

これだけで準備は完了だ。本番のときにランモードにしてスタートボタンを押せば、スクロールされる数項目の画面の中に「バーチャルパートナーページ」も表示される。遅延あるいは先行時間、実際の平均ペースとともに、赤いランナーとグレーのランナーが走るイラストが出現する。赤いランナーは自分で、グレーは目標設定した5分40秒ペースだ。赤が先行していれば記録を上回るペース、グレーが先行していればそれに追いつかないと記録は達成できない。

実際のハーフマラソンで使ってみた。あらかじめランモードにしておけばGPSが位置情報を補足し始めて数十秒後には現在位置を特定する。最後尾から走り始めてスタートラインをまたいだところで右上のボタンを押して計測開始。途中のラップタイムは右下ボタン。ゴールしたら右上ボタンを押せば、コースマップ、高低差、ペース、心拍数、ピッチ(歩数)、気温が記録される。さらには走行中の1km、5km、10kmの距離において最も速く走ったタイムも自動的にピックアップされる。これらは「自己ベスト」としてGarmin Connectに記録されるのである。

出場した大会は6年連続の参加だった。コースはアップダウンの連続で、上り坂になるとペースダウンし、下り坂で挽回するというパターンが波状的に続く。過去5回の大会では雪、暴風雨もあって泣かされたが、この日は気温がかなり高かった。そんな過酷な状況でもfenix 5 sapphireに表示される数値を頼った。できるだけ冷静になって1kmごとのラップを地道に重ねていく。

ボクの最大心拍数は「220マイナス年齢」、具体的には165なので、それを入力すると心拍数の領域が自動計算される。リラックス(Z1)83〜100、イージー(Z2)100〜116、モデレート(Z3)116〜133、ハード(Z4)133〜149、エキスパート(Z5)149〜165なのだが、スタート直後からオレンジに色づけされたハードゾーンに突入していたので、前半の折り返しまではレッドのエキスパートゾーンに入らないように、はやる気持ちを落ち着かせた。

最も重要なのは設定ペースだ。「バーチャルパートナーページ」では上り坂になるとグレーのランナーが先行していき、遅れが最大35秒まで広がってしまった。しかしあせらずに下り坂で徐々に挽回していくうちに、赤いランナーがグレーを追い抜いていき、20秒ほどのアドバンテージを得る。アップダウンごとにその繰り返しだ。過去5回の大会はコースが長く感じたが、左手首にしたデバイスを何度もチェックしていたので、とても短く感じた。

結果としてハーフマラソンで自己ベストを更新。fenix 5 sapphireによるペースメークが役立ったのはいうまでもない。

●あとどれだけ上ったら峠の頂上かを手元で確認する
サイクリングの活用方法の1つとしては、これから走りに行くコースをパソコンなどで作成し、それをマルチスポーツウォッチに転送してナビとして使うこと。今回は西上州の上野村にある2つの峠をパスする全長75kmのコースを事前にパソコンで作成し、それをfenix 5 sapphireに送って実走してみた。その先の高低差はどうなっているのか、峠の頂上やゴールまではあとどのくらいか、ゴールの到着時間は何時何分かなどが表示される。さらには目標タイムを設定しておけば、それに対してどのくらい遅れているのか先行しているのかを表示する。つまりパーソナルなペースメーカーになってくれるのである。

パソコンやスマホでコース作成し、それをデバイスに転送しておく

心強いのは「峠まで」「ゴールまで」あとどのくらいかというのが把握できることだ。実際にやってみるとこれがじつにいい。上り坂で最も気になるのは高低マップだ。青色をしている部分が走るにつれて緑色に変化していくので、自分の現在位置が把握できる。これまで「あのコーナーを曲がれば頂上かな?」なんて淡い期待を何度も裏切られた経験があるので、これは本当に安心。その先の情報が分かれば体力のコントロールも容易にできる。

こうしてコースを走破したら、それが実績としてインターネットやアプリに記録しておけるので、毎年参加するイベントやお気に入りのルートでペース配分に不安を抱くことはないだろう。

実際に上った部分が緑色に変わっていく高低表。写真はForeAthlete935

●回復に必要な時間を把握して身体が壊れないようにする
実行した運動の強度から身体が回復するまでに要する「リカバリー時間」も示されるので、それを参考にして休養を取ったりするとオーバートレーニングが回避できる。一般のスポーツ愛好家がトレーニングコーチを雇用するのは現実的ではないが、fenix 5 sapphire使い込んでいくうちに無数に搭載された高機能が活用できるようになり、これまで以上に効率的な運動を実践することができたり、健康ライフを楽しんだりできると確信した。

トレーニング負荷はかなり高い。スクロールすると次画面で回復までにどれだけ休めばいいか表示される。写真はコンパクトモデルのfenix 5S
GPSを起動させてスタート/ストップすればどれだけの運動になったかを表示する

●ポケットのスマホに連絡が入ったことを手元で確認する
サイクリングでは携帯するスマホは背中のポケットに入れて走るので着信やSNSのメッセージにまったく気づかない。また日常の移動時もジャケットのポケットやカバンの中に入れておくと気づかないことが多い。そこでfenix 5 sapphireのbluetooth設定をオンにしてメッセージ機能を活用することにした。

スマホの着信やメッセージに気づかなくても手元で連絡が入ったことを教えてくれる

着信があれば画面表示やアラーム、バイブレーションなどで教えてくれるのだ。スポーツ時だけでなく仕事中でも便利。仕事の電話や友だちの連絡もすぐに対応できるようになったので、コミュニケーション能力が向上した。

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