おいしいワインとチームをつなげればツール・ド・フランスのできあがり
かつて主催社ASOの渉外担当をしていたベルナール・イノーが来日した。同氏は大会5勝の実績を持ち、プロ野球界にたとえれば「長嶋茂雄」のような存在だ。いまは退職しているが、当時は毎年のコース設計も担当していた。
「どんなルートにしようかという作業は本当に楽しい仕事だ」とイノー。
「コースを作るために必ずエタップ(宿場)となる町を訪れてみる。おいしいワインとチーズがあることが重要だね。まあフランスのどんな地方でもおいしいんだが…」
冗談ともホントとも区別のつかないコメントだった。
このようにツール・ド・フランスが転戦する町は、独自の食文化があり、食材がある。もともとは農業大国なのだから、おいしいものはたくさんあり、観光の決め手としてガストロノミーを前面に押し出す。
だからどの土地に行ってもおいしい。もちろんお金をかければ簡単においしいものを口にできるわけだが、1カ月も帯同する身としてはたまにゼイタクはするが、スーパーのカフェテリアを利用したり、キッチンつきのレジデンスで自炊したり。それを含めてもおいしい。そしてワインとチーズはやっぱり欠かせない。
【関連COLUMN】カフェテリアを利用すれば夕ごはんはコスト1/3を実現
【Columnのインデックスページに戻る】
🇫🇷ツール・ド・フランス2020特集サイト
🇫🇷ツール・ド・フランス公式サイト
固定ページ: 1 2
コメントを投稿するにはログインしてください。