2026ツール・ド・フランスは伝説の舞台として人気のアルプス山脈・ラルプデュエズに2ステージ連続でフィニッシュする。そこで現地に前乗りしてサイクリングを楽しみ、そのまま滞在して自分が走ったルートでプロのレースを観戦しよう。現地での動きをどうするかなどを調べてみた。
別ルートでラルプデュエズを2日連続で上る
2026年大会は7月24日に第19ステージ、ギャップ〜ラルプデュエズ間の128kmが行なわれ、25日に第20ステージ、ブールドワザン〜ラルプデュエズ間の171kmが行なわれます。つまり運よくラルプデュエズに宿泊が確保できれば、2日連続で観戦できるのです。せっかくならその2、3日前に現地入りしてサイクリングを楽しもうという計画を考えてみました。
2日間のサイクリングルートを考えてみた
ブールドワザンからガリビエ峠までは45km。その峠の登り口にロータレ峠がありますが、そこまではわずかな上りで、ロータレ峠からが本格的な勾配に。
2026ツール・ド・フランスではガリビエ峠が最高峰となるので、創設者アンリ・デグランジュの特別賞が懸けられています。ガリビエ峠の頂上手前にデグランジュの大きな記念碑があり、そのすぐ近くにあまり知られていない一方通行のトンネルがあって、峠の北側に抜けられます。ツール・ド・フランスでもたまに採用されます。
このあたりになると非常に空気が薄いです。2026年のツール・ド・フランスでは下りルートとなり、ラルプデュエズからは上りとなります。
けっこう大変だけど1ステージを走ってしまえという設定。第20ステージは171kmですが、ラルプデュエズに宿泊する場合、スタート地点のブールドワザンまで下山しないといけないので、プラス13.8kmとなります。
34km地点に「鉄の十字架」という意味のラ・クロワドフェール峠があり、テレグラフ峠を経て、ツール・ド・フランスではあまりコースには採用されない北麓からのガリビエ峠アタック。走りごたえがありますが、2日後に行なわれるプロのレースがどれほどのスピードで走るのかを目撃することで、自分との比較ができます。
最後は第19ステージのブールドワザンからのアプローチではなく、未知のルートを使ってサレンヌ峠経由でラルプデュエズにフィニッシュです。断崖ギリギリの狭いルートではないかと思いますが、日本人で上った人は絶対にいないはずです。
予想ではラ・クロワドフェール峠とガリビエ峠がカテゴリー超級、テレグラフ峠と未知のサレンヌ峠が1級、ラルプデュエズが2級ですね。
ラルプデュエズからサレンヌ峠まで8.7km。いったん県道に降りてブールドワザンを回る30kmほどの周回コースも取れます。ラルプデュエズからオルノン峠まで22km。交通量の少ない牧歌的なルート。
ラルプデュエズで記録証を発行してもらおう
ふもとの町ブールドワザンからラルプデュエズのゴールまで13.8kmの最速記録は、1997年にマルコ・パンターニが記録した37分35秒。平均時速は22km超で、しかもパンターニは、1994年に38分(このときはコンティが先行して優勝した)、1995年に38分04秒で駆け上がり、1人でベスト3の記録を持っている。 現地を訪れると計測開始地点に「デパール=スタート」という横断幕があり、ゴール地点に「アリベ=ゴール」の看板があるので、一般選手も計測することが可能。その数字をメモしてツーリストインフォメーションに行くと、記録証を発行してくれる。
グルノーブルならホテル確保できる
2026年7月21日東京発、6泊8日でツアー想定しました。日本からの往復はパリ経由で、フランスの国内線を使ってリヨンに入ります。全日程は7日間ほどが妥当です。
グルノーブル、あるいはラルプデュエズ、ラルプデュエズの麓にあるブールドワザンを拠点としてホテルを発着とするサイクリングを2日間、ツール・ド・フランス観戦2日。ツール・ド・フランス最終日に非常に無理をすればパリの観戦も可能に。
グルノーブルの宿泊は現在でも容易に予約可能です。ラルプデュエズ側の市東部のホテルなら渋滞を回避してラルプデュエズにアクセス可能。グルノーブル中心地からブールドワザンまでは50kmで、市街地を抜ければ自転車レーンが整備された県道(ほぼ平坦)を走っていけます。ただし連日だと飽きますね。
ブールドワザンからの13.8kmの上りが有名なラルプデュエズのヒルクライムです。運よくラルプデュエズにホテルが取れたら連日のサイクリングの最後にこの激坂がついてきます。
