NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台となる鎌倉で聖地巡礼サイクリングをしたい。都心部から近く、コンパクトに巡ることができる観光地だが、クルマと行楽客が多いのでかなり走りにくく、そして決定的なことに駐輪する場所に困る。それでも自転車で行ってみた。悠久の歴史を感じるためには、スローな走りで寺社仏閣の空気を感じられる自転車が一番だからだ。
じつは鎌倉は自転車に優しくない観光地
2022年に放送中の大河ドラマの舞台となるのが神奈川県鎌倉市。道路が狭く渋滞しやすい観光地だけに、地面に足が着きにくいスポーツバイクより、一般自転車のほうが移動しやすい。駐輪場が用意されている寺社もまれにあるが、バイクラックはないのでスタンドつきの一般車しか留め置くことができない。首都圏から電車で訪問し、駅前などでレンタルサイクルを借りるというスタイルがベスト。
一方、大河ドラマ前半の舞台となるのが、北条氏ゆかりの地伊豆だ。東京五輪の自転車競技が開催され、サイクリング推奨コースがいっぱいあるのが伊豆の国市をはじめとしたこのエリア。スポーツバイクで聖地巡礼したいならこちらの方もおすすめ。
愛車で鎌倉を走りたいときは、鎌倉の中心地から離れた大船などにある安価な時間貸し駐車場まで愛車を車載して行き、そこからサイクリングを始めるという手段がいい。三方を山に囲まれ、前面は海という幕府が置かれた土地だけに、短いが急な坂が多く、意外と走りごたえがある。
- ●鎌倉の駐輪事情
- 高徳院(長谷大仏) 自転車と原付バイクは入口付近に駐輪可
- 長谷寺 自転車専用駐輪場。自動二輪・原付バイクは不可
- 円覚寺 門前にある駐輪場は境内幼稚園専用。最寄り駅のサイクルパークを利用
- 鎌倉宮 境内から50mほど離れたところに駐輪場
- 報国寺 入口右手に駐輪場
- 杉本寺 駐輪場なし
- 鶴岡八幡宮 駐車場は周囲に複数カ所あるが、駐輪場なし
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