バルギルはブエルタ・ア・エスパーニャ出場できず…所属チームが落選

2017ツール・ド・フランスで山岳王になったフランスのワレン・バルギルは、ブエルタ・ア・エスパーニャ主催者が所属するフォルテュネオ・サムシックを主催者推薦枠で指名しないという方針を表明したことで、2018年の同大会に参加できないことになった。

ワレン・バルギル

ブエルタ・ア・エスパーニャの参加チームは22で、そのうちワールドチーム18が自動的に出場権を獲得。残る4枠はワイルドカード(主催者推薦)で、大会側はコフィディス(フランス)、カハルラル、ムリアス・エウスカディ、ブルゴスBH(以上スペイン)の4チームを指名する方針であることを明かした。

バルギルはサンウェブに所属していた2017年、ツール・ド・フランスで区間2勝と山岳賞を獲得。1カ月後のブエルタ・ア・エスパーニャにはアシスト役として起用されたが、チームの戦略を無視して自らの勝利のために走ったため大会序盤でレースをリタイアするようにチームから命じられた。

フォルテュネオ・サムシックのワレン・バルギル

フォルテュネオ・サムシックがシーズン始動…地元期待のバルギル獲得

フォルテュネオ・サムシックがシーズン始動…地元期待のバルギル獲得

フランスのプロロードチーム、フォルテュネオ・サムシックが3月23日、チームプレゼンテーションを行って2018シーズンを始動した。フランス西部のブルターニュを拠点としたアマチュアチームとして結成され、徐々に実力を伸ばしてきて、4年連続でツール・ド・フランスに出場するプロチームに成長。2018年はワレン・バルギルを獲得してステージ優勝や総合成績の上位をねらっていく。

フォルテュネオ・サムシック

「トップチームを目指して9年目。チーム名称は変わったが、ブルターニュ精神は変わっていない」とチームマネージャーのエマニュエル・ウベール。

エースとなるバルギルは、「常にアタック。そしてレースを楽しみたい。結果はついてくるはずだ」と意欲を見せた。

フォルテュネオ・サムシックのワレン・バルギル(左)とアマエル・モワナール

チームはスペインのマジョルカ島にわたり、シーズン初戦を戦う。

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