ラグビーワールドカップ2023フランス大会

The Rugby World Cup France 2023
ラグビーワールドカップ2023(2023年9月8日~10月28日)
世界で最も視聴されるスポーツイベントのひとつで、南アフリカ、アルゼンチン、アイルランド、日本まで幅広い地域から20カ国が参戦。この大きなスポーツの祭典は、ボルドー、リール、リヨン、マルセイユ、ナント、ニース、パリ・サンドニ、サンテティエンヌ、トゥールーズの9つの開催都市と、フランスのすべての地域にとってその土地の歴史遺産や食文化、ライフスタイルを、ラグビーの価値観の中で文化や祭典を通して発信する機会になる。

大会は2023年9月8日から10月28日まで。

ラグビーファンがフランスに行ったらここに行かなきゃ

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2023ラグビーW杯フランス大会に行く人にぜひ行ってほしいお店が、ナルボンヌの市場の中にあるレストラン「シェ・ベベル」。オーナーが元ラグビー選手で、オーダーが入ると隣の肉屋から料理に使われる食材がパスされてくるんです。隣の肉屋はスクラムハーフだと思います。

●シェ・ベベルのホームページ

ラグビーワールドカップ2023フランス大会の日程が決定
日本はプールDで伝統国イングランドと対決

組み合わせ抽選会に出席したフランスのマクロン大統領。右は司会のルイーズ・エクラン ©Aurelien Meunier – World Rugby/World Rugby via Getty Images

ラグビーワールドカップ2023フランス大会のプール組み合わせ抽選は2020年12月14日に、さらに全試合の日程発表が2021年2月26日に行われた。2019日本大会8強の日本は同準優勝イングランド、南米の強豪アルゼンチンと一緒のプールDに入り、ラグビー人気の高いトゥールーズで2試合を行う。

ラグビーワールドカップ2023プール

【プールA】ニュージーランド、フランス、イタリア、米地区1、アフリカ地区1
【プールB】南アフリカ、アイルランド、スコットランド、アジア/パシフィック地区1、ヨーロッパ地区2
【プールC】ウェールズ、オーストラリア、フィジー、ヨーロッパ地区1、世界最終予選(敗者復活戦)優勝チーム
【プールD】イングランド、日本、アルゼンチン、オセアニア地区1、米地区2

「大きなチャレンジ」と日本のジョセフコーチ

ラグビーワールドカップ2023のプール組み合わせ決定から一夜明け、日本代表のジェイミー・ジョセフヘッドコーチはプールDで同組となったイングランド、アルゼンチンという強豪との対戦を「大きなチャレンジ」と語り、2大会連続8強進出を目指す日本の新たな挑戦を歓迎した。

挑戦しがいのあるいいプールに入った…リーチ・マイケル

サッカーボールを両手でつかんでから200年の節目

1823年11月、ウィリアム・ウェッブ・エリスの頭の中で、なにか普通でないことが渦巻いていました。うまく進まないフットボールの試合の途中、この英国人の生徒は、ボールを両手でつかみ、相手の選手全員を注意深くかわしながら、相手陣のゴールまで突進したのです。
狂った行為? いいえ、それは新しいなにかを生み出す行為でした。ラグビーが生まれた瞬間だったのです。2023年、喜ばしくも私たちが史上10大会目のワールドカップという機にその200周年をフランスで祝うとする、ラグビーの誕生でした。

ラグビー高にあるプレート。サッカーをしていたウィリアム・ウェッブ・エリスが試合中にいきなりボールを持って駆けだしたのがラグビーの起源だ

ラグビーは、多くの点において独自性を持つスポーツですが、そのことが最もよく表れる機会となるのがワールドカップです。この「唯一の格闘系チームスポーツ」は、同時に「他競技がすれ違うだけであるのに対し、お互いが真に出会う唯一のスポーツ」でもあります。矛盾しているでしょうか? いいえ。ラグビーが理知的に保ち続けるべき《激しさ》と《良識》の二つは、その間に違いが存在しながらも互いに調和するものなのです。
ラグビーがどこに向かうのかを理解するためには、それがどこから生まれたのかを、決して忘れてはなりません。「ラグビー校」のフィールドから、ウィリアム・ウェッブ・エリスの自由の突進から生まれたことを。本能的な衝動、予測不能なことへの嗜好、この「因習破壊」の欲求から生まれたことを。その根源的な激しさはラグビーのDNAを成すものであり、かつラグビーを際立たせるものであるため、ラグビーは決してそれを放棄してはならず、そこから離れてはならないのです。
ラグビー創造のエスプリに立ち戻ること、そして、共有価値を基にひとつのジェネレーションを生み出すこと。これこそが2023年ラグビーワールドカップに課されたミッションなのです。これら全ては、チームワークの力によって、新しいコミュニティに接することによって、そして新たな地平を拓くことによって可能となります。2023年ラグビーワールドカップでは「私たち」という集団が、その全ての意義を担うのです。
クロード・アチェ(ラグビーワールドカップ2023フランスCEO)

日本の試合日程と会場

POOL A

9月8日フランス×ニュージーランドサンドニ
9月9日イタリア×アフリカ地区1サンテティエンヌ
9月14日フランス×米地区1トゥールーズ
9月15日ニュージーランド×アフリカ地区1トゥールーズ
9月20日イタリア×米地区1ニース
9月21日フランス×アフリカ地区1マルセイユ
9月27日米地区1×アフリカ地区1リヨン
9月29日ニュージーランド×イタリアリヨン
10月5日ニュージーランド×米地区1リヨン
10月6日フランス×イタリアリヨン

POOL B

9月9日アイルランド×ヨーロッパ地区2ボルドー
9月10日南アフリカ×スコットランドマルセイユ
9月16日アイルランド×アジア/パシフィック地区1ナント
9月17日南アフリカ×ヨーロッパ地区2ボルドー
9月23日南アフリカ×アイルランドサンドニ
9月24日スコットランド×アジア/パシフィック地区1ニース
9月30日スコットランド×ヨーロッパ地区2リール
10月1日南アフリカ×アジア/パシフィック地区1マルセイユ
10月7日アイルランド×スコットランドサンドニ
10月8日アジア/パシフィック地区1×ヨーロッパ地区2リール

POOL C

9月9日オーストラリア×ヨーロッパ地区1サンドニ
9月10日ウェールズ×フィジーボルドー
9月16日ウェールズ×世界最終予選優勝チームニース
9月17日オーストラリア×フィジーサンテティエンヌ
9月23日ヨーロッパ地区1×世界最終予選優勝チームトゥールーズ
9月24日ウェールズ×オーストラリアリヨン
9月30日フィジー×ヨーロッパ地区1ボルドー
10月1日オーストラリア×世界最終予選優勝チームサンテティエンヌ
10月7日ウェールズ×ヨーロッパ地区1ナント
10月8日フィジー×世界最終予選優勝チームトゥールーズ

POOL D

9月9日イングランド×アルゼンチンマルセイユ
9月10日日本×米地区2トゥールーズ
9月16日オセアニア地区1×米地区2ボルドー
9月17日イングランド×日本ニース
9月22日アルゼンチン×オセアニア地区1サンテティエンヌ
9月23日イングランド×米地区2リール
9月28日日本×オセアニア地区1トゥールーズ
9月30日アルゼンチン×米地区2ナント
10月7日イングランド×オセアニア地区1リール
10月8日日本×アルゼンチンナント

QUARTER-FINALS

10月14日プールCの1位×プールDの2位マルセイユ
10月14日プールBの1位×プールAの2位サンドニ
10月15日プールDの1位×プールCの2位マルセイユ
10月15日プールAの1位×プールBの2位サンドニ

SEMI-FINALS

10月20日セミファイナル(10月14日の勝者2チーム)サンドニ
10月21日セミファイナル(10月15日の勝者2チーム)サンドニ

BRONZE FINAL

10月27日3位決定戦(セミファイナルの敗者2チーム)サンドニ

FINAL

10月28日決勝戦(セミファイナルの勝者2チーム)サンドニ

【コラム】ラグビーW杯開催…その原点となった45年前の美談を忘れてはならない

ギルバートの店内には初期の楕円球も

ラグビーワールドカップ2023フランス大会の開催都市

ボルドー

世界に名だたるワインの都

リール

北フランスの玄関口

リヨン

歴史ある街並みと食の都

マルセイユ

地中海の古都と現代建築

ナント

想像性に富んだ街づくり

ニース

コートダジュールの宝石

パリ

常に進化するフランスの顔

サンテティエンヌ

ル・コルビュジェ建築と
デザインの街

トゥールーズ

ラグビー文化が浸透する
バラ色の都市

●ラグビーワールドカップ2023フランス大会のホームページ

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