2023ラグビーW杯でニースを訪れたらこうして遊ぶ

フランスは2023年のラグビーワールドカップ開催国。試合が行われる都市は9つで、現地に足を運んだら訪れてみたい場所を順次紹介。1903年の第1回ツール・ド・フランスのステージ順に紹介しているが、8都市目は第3回大会に初登場したニース。

プロムナード・デ・ザングレ ©OTM NCA / J.KELAGOPIAN

ニースはコート・ダジュール地方の中心都市で、パリに次ぐフランス第2位の国際的な観光地です。エレガントでありながらも庶民的なこの街の魅力は、なんと言っても暮らしやすさ。それを支えるのが街並みの美しさと、ユニークなミクロクリマ(局所気候)です。このミクロクリマこそ、古くから芸術家たちを魅了し、そのインスピレーションの源となってきました。

サレヤ広場(ニース旧市街) ©OTM NCA / A.ISSOCK

さらにニースは、時代の異なる多様性豊かな建築様式でも異彩を放っています(先史時代および古代、バロック、ベル・エポック、アール・デコ、現代建築など)。人気の高いビーチリゾートとしても知られ、海水浴、ショッピング、華やかなナイトライフを楽しめるほか、年間を通じて数々のイベントが開催されています。

ニース天文台 ©A.ISSOCK / OTM NCA

加えてニースは、2012年より都市広域連合体「メトロポール・ニース・コート・ダジュール」を構成しています。当メトロポールの80%は山地で、その圏域は、地中海沿岸部からメルカントゥール国立公園Parc national du Mercantourのスキー場にまで広がっています。この地では、その風土と歴史を通じて確固とした特有のアイデンティティが育まれ、海岸部でも丘陵部でも、谷地でも山地でも共有されています。

多彩な観光スポットとすばらしい歴史遺産を抱える当地を訪れることは、フランスを発見する旅の理想的なプロローグとなるでしょう!

必見の場所

プロムナード・デ・ザングレ(イギリス人の散歩道)
Promenade des anglais
ベ・デ・ザンジュBaie des Anges(天使の湾)に沿って延びる7kmの道路で、ニースの街に国際色豊かなムードを授けています。

ニース旧市街 ©OTM NCA/ A.ISSOCK
エズ村の香水工場で香水作り体験 ©OTM NCA / GALIMARD

城址公園
Colline du Château
丘の上にあり、ニースの街と港、周囲の山々を見晴らすことのできる格好の展望スポットです。

城址公園から海を臨む ©OTM NCA / H.LAGARDE

旧市街
Vieille ville
ニースの街の発祥の地で、地元の人が好んで通うにぎやかな地区。街の精神を色濃く反映し、文化遺産や宗教遺産を通じてその歴史を今に伝えています。

ニース旧市街 ©LISA DEL SOL

ぜひ試したい食

ニース風サラダ
La Salade Niçoise
この有名なサラダは口承で伝えられ、元々の古いレシピはどの本にも載っていません。ニースの人々はいつも、手元にある食材でこのニース風サラダを作っています。

ニース風サラダ ©OTM NCA / J.KELAGOPIAN

ソッカ
La Socca
ヒヨコ豆の粉から作られる郷土の味。友人同士でワイン片手に、スナック感覚で食べられています。

ニース名物のソッカ ©VILLE DE NICE

ニース新情報   

ニース天文台Observatoire de Niceの新スペース
「ユニヴェルサリオムUniversarium」のオープン
天文台の下部が改修され、天文学と地球科学にまつわる深遠なテーマに挑む楽しいインタラクティブなスペースが設けられました。

ニース天文台 ©H. LAGARDE / OTM NCA

電動アシスト付きマウンテンバイクで行くオーロン~ニースの旅
フランス唯一の試みで、このコースをたどればメルカントゥール国立公園にそびえ立つ山々の頂上にまで行き着けます。オーロンAuronとニースをつなぐ7区間からなるコースの全長は261km。電動アシスト付きMTBを利用するので、たくさんの人が挑戦できます。

オーロン~ニース間をサイクリング ©OTM NCA / ACP

周辺の見どころ

ワインの産地、ベレBelletを訪れる
 ベレのワインは2021年、AOC(原産地管理呼称)認可80周年を迎えます。

ベレのブドウ畑 ©OTM NCA / J.KELAGOPIAN

エフルッシ・ド・ロッチルド邸
Villa Ephrussi de Rothschild
サン・ジャン・カップ・フェラSaint-Jean-Cap-Ferratにあるベル・エポック様式建築物の至宝、エフルッシ・ド・ロッチルド邸Villa Ephrussi de Rothschildとその9つの庭園を訪れる。あるいは、エズの香水工房で香水作りのワークショップに参加する。

ロッチルド邸 ©SAINT-JEAN-CAP-FERRAT / P. BEHAR


地元の有名クラブ

Le Stade Niçois
スタッド・ニソワ

スタッド・ニソワ・リュグビーはプロリーグへの参加を目指す意欲的なクラブ。フランスラグビー連盟より、プロD2昇格の関門として新設されたフランスナショナル選手権Championnat de France de Nationaleに参加する14のクラブに選出されました。

ラグビー好きにおススメ

RWC2023スタジアム
Stade Allianz Riviera スタッド・アリアンツ・リヴィエラ
3万5624 席

ビストロ風レストラン「ロヴァルL’Ovale」
ニースで30年前から営業しているレストラン。コストパフォーマンスのいい店として知られ、ラガーマンと健啖家の出会いの場となっています。メニューに並ぶのは、フランス南西部のテイストを効かせた美味しくてボリュームのある料理。https://www.lovale.fr/

スタッド・ニソワ・リュグビーのショップ
Boutique Stade niçois Rugby
クラブの公式ショップがニースのショッピングセンター「エトワール・ニース」に誕生しました。130平米の店舗には、チームカラーを配したスポーツウェアをメンズ、レディース、キッズまで幅広く取り揃えています。 https://stadenicois.fr/boutique/


パリからのアクセス
飛行機:エールフランスまたはイージージェットのパリ – ニース直行便(約1時間)
鉄道:直通列車(約7時間)、フランス国鉄SNCFの専用アプリ「Oui. sncf」で予約可能
車:高速A6号線およびA7号線を利用して約9~10時間
バス:ブラブラバスBlablabusを利用して10時間以上
●ニース市観光局のホームページ

2023ラグビーワールドカップの開催都市
クリックすると各都市のおすすめポイント紹介ページに飛びます。
●Bordeaux ボルドー
●Lille リール
●Lyon リヨン
●Marseille マルセイユ
●Nantes ナント
●Nice ニース
●Paris パリ
●Saint-Etienne サンテティエンヌ
●Toulouse トゥールーズ

【特集ページ】ラグビーワールドカップ2023

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