ロマン・バルデが自宅でケガを負い2週間の療養…深刻ではなく恥ずかしい思い

フランス勢としてツール・ド・フランスで33年ぶりの総合優勝を期待されているAG2Rラモンディアルのロマン・バルデは2月4日、アルプマルティームのバンスにある自宅で負傷した。左の上腕を縫合が必要なほどの切り傷を負い、筋肉損傷が確認できることから2週間の療養が必要だと診断された。

ロマン・バルデ

これによってレーススケジュールの変更が余儀なくされ、2月14〜18日に開催されるルータデルソルは欠場。トレーニング再開はその後になるようだ。

「自宅でケガをするなんてよくないけど、たいしたことないんです」とバルデ。
「昨年11月にトレーニングを始めて、すでに6000kmを走ってとてもいい感触だった。トニー・ガロパンがエロワールドベセージュで総合優勝するなど好調なチームにあって、とても申し訳ない。ケガは深刻じゃないけど、恥ずかしい思いです。シーズンに向けての準備はすこし滞ってしまったが、できるだけ早く復帰したい」

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パールイズミが第4回多摩川ライド…初級者向けの乗り方レクチャーも

自転車ウエアメーカーのパールイズミが2月11日に多摩川サイクリングコースで第4回ライドイベントを開催。その参加者を募集している。参加無料で多摩川サイクリングコースを2時間、40kmほど走る。初級者向け。ウエアの効果的な着用方法や乗り方の講座があり、ウインターサイクルソックスが提供される。受付は1月21日まで。

定期開催されるパールイズミのライドイベント

同社が手がけるライドイベント”PI RIDE”。今回はビギナーを対象に、ゆっくりと多摩川サイクリングコースをのんびりと走る。サイクルスポーツの楽しさや効果、乗り方の基礎レクチャーある。ライド後にはドリンクを飲みながらの参加者同士の交流の時間も設定。

<イベント概要>
開催日 2018年2月11日(土)
時間 09:00〜12:00
場所 BLUE多摩川アウトドアフィットネスクラブ
コース 多摩川サイクリングコース
対象 クロスバイクまたはロードバイクをお持ちのビギナーサイクリスト
講師 大西勇輝(Pearl Izumiブランドアンバサダー)
参加費 無料
参加賞 ウインターソックスを1足プレゼント

申し込み方法
以下のメールアドレスあてに必要な情報を記載して送付
pi_ride@pearlizumi.co.jp
名前、メールアドレス、住所、電話番号、職業、生年月日、性別、自転車走行の経験歴
応募後、同社にて受付・抽選(定員を超えた場合は抽選とし、当選者に順次メール連絡)

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山本純子12位、福岡沙織26位…レッドブル・クラッシュドアイス第2戦

アイスホッケー、ダウンヒルスキー、スノーボードクロスの要素を取り入れたアイスクロス・ダウンヒル競技の世界選手権「ATSXレッドブル・クラッシュドアイス・ワールドチャンピオンシップは2018シーズンの第2戦を2月3日にフィンランドのユバスキラで開催。日本の山本純子(35=北海道)は12位、福岡沙織(25=神奈川)は26位だった。

レッドブル・クラッシュドアイス第2戦ユバスキュラ大会 ©Andreas Schaad/Red Bull Content Pool

男子レースの決勝は大会史上初めてとなる、カナダの「クロクソール兄弟」とオーストリアの「ダラーゴ兄弟」による兄弟対決となった。初戦で優勝して波に乗るマルコ・ダラーゴとその弟ルカに対するのは、2012年にワールドチャンピオンになった兄カイル・クロクソールと2015年ワールドチャンピオンの弟スコットという新旧兄弟対決が実現。

レースは序盤から荒れた展開になった。位置取り争いを制しようと最初に第1コーナーに飛び込んだスコットがその勢いのままサイドの壁に激突して4位に転落。その後先頭を取ったマルコの真後ろにいるカイルが追いかける展開になった。中盤にさしかかった時、カイルがコーナーで勝負をかけ、インをついた際にマルコがバランスを崩す。その隙にカイルが先頭に立つと、その後落ち着いたレース運びで今シーズン初優勝を飾ったかのように見えた。

しかしレース後のビデオ判定により、カイルはマルコへのコンタクトを理由に失格となり1位の座をはく奪される。またマルコも第1コーナーでのスコットへのコンタクトにより4位転落。その結果大方の予想に反し2位にいたルカが逆転優勝するという波乱に満ちた結果となる。

レッドブル・クラッシュドアイス第1戦セントポール大会を走る山本純子(左) ©Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool

女子部門では北海道出身の山本が準決勝まで進出したが12位。「自然の地形を利用したコースだったので途中穴があるなど、とても攻略が難しいコースでした。次戦に向けて頑張ります」とコメント。福岡も健闘したが26位。

■ATSXレッドブル・クラッシュドアイス・ワールドチャンピオンシップ
アイスホッケー、ダウンヒルスキー、そしてスキークロスやスノーボードクロスの要素を取り入れた競技”アイスクロス・ダウンヒル”の世界大会。2001年に初開催され、2010年より世界選手権として開催。アイスホッケーのプロテクターを付けた選手が、最高時速80kmに達する中、街中に設置された全長約600mの高低差がある氷の特設コースを一斉に滑り降りるレース。

福岡沙織 ©Sebastian Marko/Red Bull Content Pool

レースは1ヒート4選手ごとに行われ、選手たちがコース途中に設置されたヘアピンカーブやバンクコーナー、連続バンプや段差などの障害物をかわしながら、猛スピードでコースを駆け抜ける様子は圧巻。2017〜18シーズンは4戦、アイスクロス・ダウンヒルの世界選手権のポイントが獲得できる下位カテゴリーのライダーズカップが5戦行われる。
■日程と会場
ATSXレッドブル・クラッシュドアイス・ワールドチャンピオンシップ
1月20日(土)セントポール(米国)・・・終了
2月3日(土)ユバスキラ(フィンランド)・・・終了
2月17日(土)マルセイユ(フランス)
3月10日(土)エドモントン(カナダ)
ライダーズカップ
2017年12月16日(土)バグラインクライナリ(オーストリア)・・・終了
1月27日(土)サンクトペテルスブルク(ロシア)・・・終了
2月10日(土)サーリセルカ(フィンランド)
2月24日(土)ミネソタ(米国)
3月3日(土)ラサール(カナダ)

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ガロパンがエトワールドベセージュ初優勝…3年連続2位を雪辱

AG2Rラモンディアルのトニー・ガロパン(フランス)が、南フランスで開催されていた5区間のステージレース、エトワールドベセージュで初優勝した。最終日となる2月5日、距離11kmの個人タイムトライアルで優勝。総合成績でもトップに立った。

トニー・ガロパンがエトワールドベセージュで初優勝

ガロパンはこれまで3年連続で2位。2018シーズンはベルギーのロット・スーダルから地元フランスのAG2Rラモンディアルに移籍し、初優勝を果たした。チームは欧州ロードシーズンの開幕戦と位置づけられるグランプリシクリスト・ラマルセイエーズでアレクサンドル・ジェニエ(フランス)がゴール勝負を制して優勝。フランス国内で2連勝と2018シーズンのいいスタートを切った。

AG2Rラモンディアルのトニー・ガロパン

「素晴らしい戦いの一週間だった。チームメートは常に献身的にアシストしてくれて、ボクはエースとして自分の走りに徹していればよかった」とガロパン。
「今年は自分を取り巻く環境が激変したが、まずは最初の目標を達成できた。シーズン最大のターゲットはパリ〜ニース」

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