2019年チームブリヂストンサイクリングのロードチームメンバーが抱負を語った。ロードレースを主として活動する4名の選手が2019年チームに新規に加入。ロードチームのさらなる強化を図り、チームが掲げる「トラック・ロード・MTB、参加するすべての種目でダントツの強さ」を目指し、東京2020オリンピックでのメダル獲得に焦点を絞った活動を行なっていく。
平塚吉光(ひらつかよしみつ)
トラック・ロードレース/2019シーズン新規加入
平塚吉光(チームブリヂストンサイクリング ロードチーム)
2019シーズンは、国内でのUCIレースで確実にポイントを取れるよう、自分としてもチームとしても、士気を上げていきたく思っています。今季加入することで、年齢・立場上、自分がチームを引っ張っていくことになると思います。選手それぞれに活動内容、種目が異なる選手もいますが、高いモチベーションを持ったチームになっていくことでしょう。
個人的には、全日本選手権は優勝を狙います。またツアー・オブ・ジャパンで、日本人だけのチームとしてどれだけ走れるかに期待しています。小規模のレースでの勝利ももちろん重要ですが、大舞台でどこまで活躍できるかも重要だと感じています。
新規のチーム加入ですが、自分が静岡県沼津市出身なので環境なども変わらずありがたく、またチームの地元出身の選手として、地域へのさまざま貢献できると思います。地元出身として伊豆地域のいいところを紹介すると、冬場ならジビエ料理ですね。鹿、イノシシといった野生動物とうまく折り合いをつけてきている地域です。『天城越え』で有名な天城には、イノシシコロッケを昔から売っているんですよ。
平塚吉光(チームブリヂストンサイクリング ロードチーム)
石橋学(いしばしまなぶ)
トラック・ロードレース
石橋学(チームブリヂストンサイクリング ロードチーム)
2019シーズンの目標は、全日本選手権のタイトル、そしてUCIレースでのポイント獲得が主軸と考えています。具体的には、日本で一番大きい大会であり、登り主体のステージが多く自分にもチャンスの多いツアー・オブ・ジャパンでの総合上位の成績を。そしてツール・ド・北海道で、総合優勝を狙う走りを見せます。また最も出場が多くなるだろうJプロツアーのシリーズ戦でも、結果はもちろん、チームとしての力、強さを観客とライバルチームに見せる走りをしていきます。
勝利に向けたいろんなパターンを、自分たちでしっかりと掌握、展開して、最後のゴールラインでも勝つ。このチームとしての強さを、サイクリングファンのみなさんに見てもらいたいと思っています。自分個人としては、冬場のベース作りがシーズン中の強さにつながると思っています。レースの続くシーズン中にはできないトレーニングを重ねてシーズン開幕に臨みます。
今住んでいる伊豆は、自転車選手としてのトレーニング環境が好きですね。登りがたくさんあって、色んなパターンで練習できるので、メニューによって登りそのものを使い分けできますし。それに景色がいいこと。ツラい時に気分を高めてくれる景色が好きです。
石橋学(チームブリヂストンサイクリング ロードチーム)
黒枝士揮(くろえだしき)
トラック・ロードレース/2019シーズン 新規加入選手
黒枝士揮(チームブリヂストンサイクリング ロードチーム)
2019シーズンに自分がチームに呼ばれたのは、勝利を求められてのことだと感じています。Jプロツアー、国内UCIレースで、より多く勝利するというのが目標です。さらに東京2020オリンピックに向け、UCIポイントを多く獲得し、チームからロードレース競技の代表選手を出せるよう、活動していきたいと思っています。
2019シーズンが本格的に始まるのは3月ですが、それまでにカラダを作ります。これまでは、走り込んでカラダを軽くしてレースに臨むことが多かったのですが、2019シーズンはこれまでとは違った体作りでパワーをつけ、登りもパワーで登り切るといった走りを見せられればと思っています。
そして今回新たにチームへ加入しますが、5年前に大学を卒業するときにあこがれていたチームが実はブリヂストンだったので、うれしく思っています。チームは能力が高い人たちが多いので、自分もその刺激を受け、パワーアップしていきたいです。
黒枝士揮(チームブリヂストンサイクリング ロードチーム)
徳田優(とくだすぐる)
トラック・ロードレース/2019シーズン 新規加入選手
徳田優(チームブリヂストンサイクリング ロードチーム)
2019シーズンは、6月に行われる全日本選手権で表彰台に上がることを目標としています。そのために現在、ウェイトトレーニングを中心に肉体改造を行い、今よりも筋肉をつけて体重を増やしたいと思っています。
もちろん乗り込みも行いつつ脂肪量もコントロールしていきます。というのも、自分は登りが得意なのですが、筋肉量を増やしてスプリント力など自分の弱点を補うと、登れなくなってしまうとこれまで思っていました。でも、窪木さんや橋本先輩(橋本英也は大学の先輩)など、体幹周りがガッシリとしているのに登りも確かにこなせる選手が実際にいるので、体重を増やすことを恐れずにウェイトトレーニングをしようと考えが変わりました。
チームには、大学での直属の先輩も、全日本でいくつも勝っている選手もいます。刺激を受ける選手が多くいる中で、自分のポジションを確立できるように、とモチベーションも高くいられるのが、楽しみです。
徳田優(チームブリヂストンサイクリング ロードチーム)
孫崎大樹(まごさきだいき)
トラック・ロードレース/2018年研修生より新規加入
孫崎大樹(チームブリヂストンサイクリング ロードチーム)
2019シーズンは、トラック、ロードレースともに全日本選手権のタイトルを狙います。今は、トップスピードを強化し、パワーをさらに上げるためウェイトトレーニングを重視して、筋力アップ、パワーアップを図ります。特にトラックでは、勝利している選手のような出力が必要だと思っていますし、自分自身もパワー系の走りが得意なので、そこをさらに伸ばしていきたいと思っています。
2018シーズンの後半戦に、トレーニー(研修生)としてチームに加入、レースに出させてもらいました。この時に雰囲気がいいチームで、尊敬できる先輩が多く、自分が勉強、成長していくのに最高の場所を与えてもらったと感じていました。
そして2019シーズン、正式選手としてチーム加入することとなり、自分が幼い頃から見続けていた伝統あるチームに入ったことをまずうれしく思います。そしてプロ選手としてチーム活動していく中では、自分にできることを確実に行っていきます。それはまず『チームの顔』になれるような、鮮烈なデビューを飾ることからだと思っています。
孫崎大樹(チームブリヂストンサイクリング ロードチーム)
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