次世代宇宙人UAEチームのクリステンがアルウラー・ツアー総合優勝

中東サウジアラビアを舞台とした5日間のステージレース、アルウラー・ツアーは最終日となる2026年1月31日、アルウラー・オールドタウン〜スカイビューズ・オブ・ハラットウワイリド間の163.9 kmで第5ステージが行なわれ、UAEチームエミレーツ・XRGのヤン・クリステン(スイス)が大逆転で総合優勝した。

ヤン・クリステンが2026アルウラー・ツアー総合優勝 ©A.S.O./Charly Lopez

旧市街を展望するスカイビューズへの最後の上りでクリステンが単独で抜け出してステージ優勝。首位に立っていたチューダー プロサイクリングチームのヤニス・ヴォワザール(スイス)が遅れ、前日まで33秒遅れの総合14位だったクリステンが大逆転した。

21歳のクリステンは、UAEチームエミレーツ・XRGでタデイ・ポガチャルの後継者と期待されている。この大会では第1ステージで落車して大きく遅れていた。

2026アルウラー・ツアー第5ステージのスタートは旧市街 ©A.S.O./Charly Lopez
2026アルウラー・ツアー第5ステージのスタートは旧市街 ©A.S.O./Charly Lopez
2026アルウラー・ツアー第5ステージはオアシスに建設された旧市街をスタート ©A.S.O./Tony Esnault
2026アルウラー・ツアー第5ステージのスタートは旧市街 ©A.S.O./Charly Lopez
ヤン・クリステンが2026アルウラー・ツアー第5ステージで逆転アタック ©A.S.O./Tony Esnault
ヤン・クリステンが2026アルウラー・ツアー総合優勝 ©A.S.O./Charly Lopez
ヤン・クリステンが2026アルウラー・ツアー総合優勝 ©A.S.O./Charly Lopez

マルチェッリV…ヴォワザールが首位で最終ステージへ【アルウラー・ツアー】

中東サウジアラビアを舞台とした5日間のステージレース、アルウラー・ツアーは2026年1月30日、ウィンターパーク〜シャラル・シジュリヤトロックス間の184kmで第4ステージが行なわれ、XDS・アスタナ チームのマッテオ・マルチェッリ(イタリア)がスプリント優勝。

マッテオ・マルチェッリが2026アルウラー・ツアー第4ステージ優勝 ©A.S.O./Charly Lopez

総合成績では前日に首位に立ったチューダー プロサイクリングチームのヤニス・ヴォワザール(スイス)がその座を守った。大会は残り1ステージ。

2026アルウラー・ツアー第4ステージ ©A.S.O./Charly Lopez

チーム右京のガリッボが総合9位から8位に浮上

第4ステージは、まさにあっという間に終わった。平均時速50kmを超える超高速レースの中、チーム右京は1日を通して集中した走りを見せ、ニコロ・ガリッボ(イタリア)は総合順位を上げた。

サウジアラビアの砂漠地帯を吹き抜ける横風により、レースは高速かつ激しく、神経質な展開となった。今大会ではすでに3ステージ中2ステージが風の影響を受けていたが、この日は特に厳しい条件となった。

2026アルウラー・ツアー第4ステージ ©A.S.O./Charly Lopez

チーム右京からはフェデリコ・イアコモーニが逃げ集団に加わった。最終的に逃げ切ることはできなかったものの、今大会2度目のアタックとなる積極的な走りで、15名とともに勇敢な挑戦を見せた。

レースはスプリンター同士の争いであると同時に、横風によって総合上位勢が分断される可能性もあり、翌日の最終ステージを前に緊張感のある展開となった。ガリッボは終始冷静にポジションをキープし、一度分断に巻き込まれたものの、他のチームと協力しメイン集団に復帰した。その落ち着いたた走りが実を結び、総合順位をさらに押し上げる結果となった。現在、総合8位につけている。

2026アルウラー・ツアー第4ステージ ©A.S.O./Charly Lopez

この日のチーム右京の最上位フィニッシャーはトンマーゾ・ダーティで、トップ20入りを果たした。また、チームとしてもチーム総合成績でトップ5を維持している。

2026アルウラー・ツアー第4ステージ ©A.S.O./Charly Lopez
2026アルウラー・ツアー第4ステージ ©A.S.O./Charly Lopez
マッテオ・マルチェッリが2026アルウラー・ツアー第4ステージ優勝 ©A.S.O./Tony Esnault
2026アルウラー・ツアー第4ステージ ©A.S.O./Charly Lopez

山岳第3ステージを制したヴォワザールが首位…右京チームもトップテンに【アルウラー・ツアー】

中東サウジアラビアを舞台とした5日間のステージレース、アルウラー・ツアーは2026年1月29日、ウィンターパーク〜ビルジェイダ・マウンテンウィルカ間の142.1kmで第3ステージが行なわれ、チューダー プロサイクリングチームのヤニス・ヴォワザール(スイス)が優勝。総合成績でリドル・トレックのジョナサン・ミラン(イタリア)を逆転して首位になった。

2026アルウラー・ツアー第3ステージを走るヤニス・ヴォワザール(中央) ©A.S.O./Charly Lopez

チーム右京のニコロ・ガリッボが総合9位に浮上

2026アルウラー・ツアー最初の上りフィニッシュで、チーム右京のニコロ・ガリッボ(イタリア)が総合9位に浮上した。ステージ13位でフィニッシュし、優勝者からわずか6秒差。この結果により、総合で好位置につけるための土台を築いた。

2026アルウラー・ツアー第3ステージ©A.S.O./Tony Esnault

第3ステージは見どころの多い1日となり、総合優勝争いはまだまだ続く。第4ステージは再びフラットコースで、強い横風が予想されている。第5ステージは、2026アルウラー・ツアーのクイーンステージでもあるスカイビューズ・オブ・ハラットウワイリドへのフィニッシュとなる。

2026アルウラー・ツアー第3ステージ©A.S.O./Tony Esnault

ガリッボはこの日の走りに満足している。

「終わりが見えないような上リで、最後の数kmまでは極端にきつくはありませんでしたが、難しいフィニッシュでした。今日の目標は総合トップ10に残ることでした。最終ステージの最後の上りは今日よりも長くて厳しいので、理論的には自分により合っているはずです」

2026アルウラー・ツアー第3ステージ ©A.S.O./Charly Lopez

ガリッボは集団内でうまく風を避けながらポジションを取り、安定したステージ結果につなげた。スポーツディレクターのマヌエーレ・ボアロも、前向きに振り返った。

「総合でいい結果を狙うための、しっかりとした基盤ができました。明日はチーム一丸となって、どんな展開にも対応しながらガリッボを守る必要があります。そのためには全員の力が必要です。彼は今日は本当に強い走りを見せてくれました。このアルウラー・ツアーで、総合トップ10という結果を持ち帰れると信じています」

2026アルウラー・ツアー第3ステージ ©A.S.O./Charly Lopez
チーム右京も2026アルウラー・ツアー第3ステージを走る ©A.S.O./Charly Lopez
ヤニス・ヴォワザールが2026アルウラー・ツアー第3ステージ優勝 ©A.S.O./Tony Esnault
ヤニス・ヴォワザールが2026アルウラー・ツアー第3ステージで首位に ©A.S.O./Tony Esnault

首位のミランが2区間連続優勝【アルウラー・ツアー】

中東サウジアラビアを舞台とした5日間のステージレース、アルウラー・ツアーは2026年1月28日、アルマンシーヤ・トレインステーションを発着とした152kmで第2ステージが行なわれ、リドル・トレックのジョナサン・ミラン(イタリア)が前日に続いて優勝。総合成績首位を守った。

2026アルウラー・ツアー第2ステージ ©A.S.O./Charly Lopez

チーム右京も逃げとゴール勝負に絡んだ

第2ステージは、アルウラー北西部のほぼフラットなコースにもかかわらず、見どころの多い一日となった。チーム右京のフェデリコ・イアコモーニ(イタリア)が序盤からアタックし、逃げ集団に加わった。一方、山本哲央と寺田吉騎はスプリントに参加してこの日15位と16位でフィニッシュした。

砂漠でのレース展開は前日と似た展開となる。スタートは穏やかだったが、風が強まると同時にレースは一気に激しさを増した。イアコモーニは他の4選手とともに早い段階で逃げを形成した。しかし、アルウラー周辺の開けたフラット区間で有力チームが横風区間で集団の分断を試みるためペースアップ。先頭で粘るのは難しかった。

2026アルウラー・ツアー第2ステージでミランが2区間連勝 ©A.S.O./Charly Lopez

最終的にチーム右京はトンマーゾ・ダーティ(イタリア)、ニコロ・ガリッボ(イタリア)、寺田、山本の4人がメイン集団でフィニッシュへ。最終周回ではポジション争いが激しく、チームはスプリントに向けて寺田をセットアップしようとした。日本人スプリンターの寺田は、残り1kmで不運にも進路を塞がれてしまう。山本が最後の数百mまで全力でリードしたものの、寺田は16位、山本自身は15位でステージを終えた。

2026アルウラー・ツアー第2ステージ ©A.S.O./Charly Lopez

アンドレア・ダマト(イタリア)は途中で膝に痛みを感じた為、大事を取りリタイアした。翌日はフラットな周回レースが終了する日となる。全長142kmのステージは後半がアップダウンのある展開となり、フィニッシュは上りとなる。

2026アルウラー・ツアー第2ステージでリーダージャージ(緑色)を着用したミラン ©A.S.O./Charly Lopez
2026アルウラー・ツアー第2ステージ ©A.S.O./Charly Lopez

ミランが第1ステージ優勝で首位に【アルウラー・ツアー】


中東サウジアラビアを舞台とした5日間のステージレース、アルウラー・ツアーが2026年1月27日に開幕。ラクダを使った競馬場、キャメルカップトラックを発着とする第1ステージ(158 km)はリドル・トレックのジョナサン・ミラン(イタリア)が少人数のスプリント勝負を制して優勝。総合成績でも首位に立った。

ミランが2026アルウラー・ツアー第1ステージ優勝 ©A.S.O./Charly Lopez

UAEチームエミレーツ・XRGのエース、21歳のヤン・クリステン(スイス)は二度の落車で負傷。追走時に20秒のペナルティタイムを受けたこともあり、41秒遅れの総合72位と出遅れた。

2026アルウラー・ツアー第1ステージ ©A.S.O./Charly Lopez
2026アルウラー・ツアー第1ステージ ©A.S.O./Charly Lopez
2026アルウラー・ツアー第1ステージ ©A.S.O./Charly Lopez
2026アルウラー・ツアー第1ステージ ©A.S.O./Charly Lopez
2026アルウラー・ツアー第1ステージ ©A.S.O./Charly Lopez

カテゴリーアップしたアルウラー・ツアーにチーム右京が4年連続で参戦

中東サウジアラビアを舞台とした5日間のステージレース、アルウラー・ツアーが2026年1月27日から31日まで開催され、日本のチーム右京がこのレースでシーズンイン。毎年、過去の全ステージで果敢なアタックを見せるだけに今回も注目の存在だ。

前年はUCIアジアツアーのカテゴリー2.1レースという格式だったが、6回目の開催となる2026年はワンステップアップしてUCIプロシリーズに昇格。距離800km。出走選手数137人。チーム右京はニコロ・ガリッボ(イタリア)、アンドレア・ダマト(イタリア)、山本哲央、ナホム・ゼライ(エリトリア)、フェデリコ・イアコモー二(イタリア)、トンマーゾ・ダーティ(イタリア)、寺田吉騎が出場する。

2026アルウラー・ツアーに参加する有力選手 ©A.S.O./Charly Lopez

2026アルウラー・ツアー日程

1月27日 第1ステージ アルウラー・キャメルカップトラック〜アルウラー・キャメルカップトラック 158 km
1月28日 第2ステージ アルマンシーヤ・トレインステーション〜アルマンシーヤ・トレインステーション 152 km
1月29日 第3ステージ ウィンターパーク〜ビルジェイダ・マウンテンウィルカ 142.1 km
1月30日 第4ステージ ウィンターパーク〜シャラル・シジュリヤトロックス 184 km
1月31日 第5ステージ アルウラー・オールド タウン〜スカイビューズ・オブ・ハラットウワイリド 163.9 km
アルウラー・ツアー第4ステージでも小石祐馬が先頭集団に加わった ©AlUla Tour Pauline Ballet
2025アルウラー・ツアーに挑む日本のJCLチーム右京 ©AlUla Tour Pauline Ballet

●チーム右京のホームページ