モータースポーツ界の箱根駅伝、ダカールラリーに注目してみた

日本の正月の風物詩「箱根駅伝」ももうすぐだが、区間を設定してタスキをつなぐかのようにゴールを目指すという意味ではとても似ている競技がある。自転車レースのツール・ド・フランスであり、モータースポーツのダカールラリーだ。第40回大会は2018年1月6日に開幕する。14ステージでペルー、ボリビア、アルゼンチンを駆けめぐり、走行距離は9000km近くになる。

Kin Marcin/Red Bull Content Pool

1日ごとに「エタップ」と呼ばれる区間を設定し、スタートからゴールまでの所要時間を計測。全日程を終えてその所要時間が最も少なかった選手が総合優勝となる。世界最大のレース、ツール・ド・フランスのルールを知っている人は多いと思う。そのエンジン付きバージョンがダカールラリーだ。フランス語で「つなぐ」という意味のリエゾンという移動区間を含めて、未開地の町から町へと走り抜けていく。

実は、主催社はおなじ。ASO(アモリー・スポール・オルガニザシオン)だ。フランスのパリ郊外に拠点を置くメディアグループで、一般紙の「パリジャン」、スポーツ紙の「レキップ」、サッカーマガジンやヴェロマガジンを発行している。パリ〜ルーベなど伝統ある自転車レースのほかにダカールラリーやパリマラソン、ゴルフのフランスオープン、乗馬の世界選手権などの国際的なスポーツイベントを運営している。毎年10月に開催される「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」も主催する。

Marcelo Maragni/Red Bull Content Pool

かつてはスポーツ新聞社。ツール・ド・フランスは1903年、スポーツ新聞の「ロト」が新聞拡販キャンペーンとして始めた。その後「ロト」は「レキップ」と名前を変え、大会の運営会社を別に設立。ツール・ド・フランス株式会社という名称を経て、実業家のアモリー氏が運営を担うようになった。

ご存知のように発足時はパリ〜ダカールラリーと呼ばれた。フランスの首都パリからセネガルの首都セネガルまで、アフリカ大陸を走るモータースポーツだった。もちろんアフリカには多くのフランスの植民地があったが、この大会は敵対する勢力のテロ攻撃などにさらされたり、貧困国だけに強盗の被害が多発。パリを出発することを取りやめ、さらには舞台を反米に移すことになった。

2018年のダカールラリーはもうすぐ開幕。2009年に南米大陸に舞台を移したレースはペルー、ボリビア、アルゼンチンの3カ国を駆けめぐる。レースは1月6日にペルーのリマをスタート。20日にアルゼンチンのコルドバにゴールする。クラスは自動車のほか、カミオン(トラック)、モト(二輪)、クワッド(四輪バギー)がある。

Andrey Pronin/Red Bull Content Pool

こうしたステージレースは駅伝好きな日本の人たちの興味を引く部分がある。ツール・ド・フランスでは全日程をBSチャンネルが生中継し、出場選手を輩出するような実績も残すようになった。かつては「パリダカ」という愛称で親しまれたダカールラリーも日本の一般の人にまで知られるようになり、日本人参加者も多くなった。

未開地を走るだけに取材は困難を極めるが、近年は超小型カメラを駆使してインターネット中継を敢行。参戦チームにスポンサーするレッドブルなどがレース展開をリアルタイムで届けてくれる環境が整ってきた。ダカールラリー、どんなレースなのかちょっとのぞいてみよう。

日本最大級のサイクリングリゾートがJR土浦駅に…2018年3月に第1弾

日本最大級の体験型サイクリングリゾート「PLAYatré」がJR土浦駅に誕生する。全長180kmのサイクリングコース「つくば霞ヶ浦りんりんロード」のスタート地点として、シャワーやコインロッカー、レンタサイクル、サイクルショップ、カフェなどサイクリングを楽しむための施設がそろう。

2018年3月下旬に第1弾として「りんりんスクエア土浦」などがオープン。2019年秋以降のグランドオープンに向けて、サイクリングホテルやレストラン、茨城の人気ショップを集めたフードマーケットなども続々開業予定。

茨城県とアトレが官民一体となって取り組む地方創生の新しい試みから生まれた、日本最大級のサイクリング拠点だ。サイクリスト(上級者・ビギナー・観光客)向けのサービスをワンストップで提供し、多種多様なサイクリングライフを提案する。館内にはサイクリングコンシェルジュが常駐し、コース案内はもちろん、土浦の観光スポットや街の楽しみ方に関するインフォメーション機能も充実。

タリーズコーヒーとイタリアの自転車メーカーBianchiとのコラボレーションによる全国初のサイクルカフェも誕生。エステやコンビニ、ドラッグストア、お客様用駐輪場など地元の人たちも便利に使えるショップが続々と仲間入りする予定。

日本最大級の体験型サイクリングリゾート「PLAYatré」
http://www.perch-tsuchiura.com/playatre/

新チーム名はブリヂストンサイクリング…静岡県三島市に活動拠点

ブリヂストンサイクルが2020年の東京オリンピック・パラリンピックでのメダル獲得を目指して、2018年の自転車競技チームの新体制と機材サポート選手の方針を発表した。自転車競技チームの名称を「TEAM BRIDGESTONE Cycling」と改称した。2017年まではチームブリヂストンアンカーだった。

自転車競技アスリート、トライアスリート、パラリンピックを目指すアスリートの幅広いサポート、若手有望選手の発掘育成を行っている同社。東京オリンピックが開催された1964年にブリヂストンサイクル自転車競技部を設立し、選手の育成・強化を実施してきた。その活動は54年目となる。

2020東京の開催まで3年を切る中、オリンピック・パラリンピックにおいてメダル獲得を目指す有力選手を中心に選手陣営を再編した。

また、TEAM BRIDGESTONE Cyclingの活動拠点を静岡県三島市に新設。トラック競技が実施される伊豆ベロドロームに近く、今後は関連競技団体などと連携し、国内外で活動するU23ロードチーム・トラック選手の育成・機材サポート、トライアスリートやパラアスリートに対する機材サポートや技術支援を実施する。

同社は、選手たちとともに地域イベントに参加し、地域を盛り上げる活動を積極的に実施。伊豆ベロドローム周辺地域に自転車を楽しむ文化を「レガシー」として根付かせる取り組みを行っていく。

【Column】GPSデバイスはあえてセカンドグレードを選んだ、これだけの理由

GARMIN(ガーミン)のGPSウォッチやアクティビティトラッカー27モデルをレビューしてきたボクが、愛用品として選んだのはマルチスポーツ対応プレミアムGPSウォッチのfenix(フェニックス)シリーズのセカンドグレード、「fenix 5 Sapphire(ファイブ・サファイア)」だ。なぜフラッグシップにしなかったのか? 実機種の性能比較、カタログデータを読み解いた結果だ。

Garminのfenix 5 sapphire

つや消しブラックの無骨なステンレス製ベゼルと幅広のブラックシリコンベルトが質実剛健なfenixシリーズ。fenix 5の価格は7万4800円(以下すべて税別)。後発登場となったfenix 5Xはそのフラッグシップモデルで9万9800円。ここでまず2万5000円の差がある。

ホームページには5Xにプロテクターケースが付属すると明記されていないが、先代モデルのfenix 3J Titaniumと同様にペリカン社製の小型防水ハードケースが付いてくる。本機や付属品を取り出したら精密機器などの持ち運びに使えるので便利。ちょっとしたオトナの遊びアイテムという感じで、単品で購入すればこれだけで1万円超の価格になるようだ。ただしボクの場合は本機を取り出したらもう二度と使わない気がしたので「ネコに小判」。

もうひとつ、5になくて5Xにある唯一の機能がプレロード地図。登山家や道をロストした迷子には便利なのかも知れないが、じつは画面が小さくて拡大もままならず、そんなあわただしい状況で使いこなせるとは思えない。道案内なら大画面のスマホでいいという人もいるだろう。それ以外の両機種の性能はGPSによる位置情報の取得も光学心拍計によるハートレートモニタリングもまったく同じレベルである。

当然のように両機種とも、これまでのあらゆるfenixシリーズの中で最も精度が高く驚くべきものがあった。ウォーキング時にコンビニに立ち寄って、トイレをお借りし、いくつかの商品を手に取り、レジで支払いを済ませて出ていったのだが、歩き終わってスマホにデータを転送させて確認してみると、コンビニ店内の動きまで記録されていたのである。

ハーフマラソンで自己記録更新。GPSデバイスがあるとトレーニングも楽しい

本体サイズにも差がある。5Xが51mm、5が47mmなのだが、実際の液晶画面は同じサイズ。後者はコンパクトなボディに同じ機能を凝縮したといえる。5のほうが重量も軽いので扱いやすいというメリットもある。

そして5を選んだ理由のもっとも重要なポイントは内蔵バッテリー稼働時間である。カタログ上のデータだが、5XはGPS稼働時20時間・ウルトラトラックモード30時間・スマートウォッチとして使用する際は12日間の連続使用が可能。これに対して5は同21時間・44時間・14日間。つまりフラッグシップを上回っているのである。

これまでさまざまなGPSデバイスを比較インプレッションして記事紹介

ランニング用ウォッチのForeAthlete(フォアアスリート)シリーズもセカンドグレードを選んで正解というユーザーもいるはずだ。光学式心拍計とGPS機器を搭載したForeAthlete 935がフラッグシップ。価格は5万7800円で、単品価格8400円のランニングダイナミクスポッドが付属する。セカンドグレードのForeAthlete 735XT Jは4万4800円。トレーニング負荷などの上級者モードがないだけで機能面はそん色ない。

もちろんフラッグシップはプロやトップアスリートのパフォーマンスを十分に引き出す最高級アイテムだ。ただし一般的にはセカンドグレードでも十分すぎ、コスト面のパフォーマンスも際立つ。fenix 5 Sapphireを手に入れたボクはツール・ド・フランス取材からオフタイムの登山やトレイルランや自転車などで365日フル稼働していきたい。

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ジェイミスのRENEGADEシリーズにバイクパックを装備して実走

1937年創業で、米国ニュージャージーに本社を構えるG・Jannou Cycleを母体に持つブランド、ジェイミスがアドベンチャーライドを楽しむRENEGADEシリーズをリリース。エントリーモデルRENEGADE EXILE は44サイズが追加したことで親子や夫婦、カップルや仲間と楽しめるようになった。9万8000円(税別)。

1979年にジェイミスブランドは立ち上がり、米国内において最も古い創業者が持つ総合スポーツバイクブランドとなった。サイズ展開が豊富なRENEGADEシリーズが定評だが、小さなサイズではバイクパッキングが可能か?という疑問もあることで、今回は44cmと54cmでバイクパッキング仕様にしてみた。

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ブラックバーン製品を使用し、44サイズ(Ano Inferno)&54サイズ(Ano Black)をバイクパッキング仕様に。44サイズは、OUTPOST SEATPACKを取り付けた状態で、シート高さ600mm、地上〜シート面850mm。44、48サイズは新モデルより650Bになったことで、リヤタイヤとバッグのクリアランスも取れ、150㎝前後のユーザーからバイクパッキングを楽しめることが実証された。

フレームバッグはOUTPOST FRAME BAG。44サイズはSmall、54サイズはMediumがすっぽりと収まる。新モデルにはフォークにボトルケージダボが追加。フレームバッグを取り付けてもボトルケージ、輪行バッグやテントを収納できるOUTPOST CARGO CAGEも装着可能なので拡張性はさらに広がっている

ジェイミスジャパン
http://www.jamis-japan.com/

最新版ロードバイクのメンテ徹底ガイドが八重洲出版から発売

「最新版ロードバイクのメンテ徹底ガイド」が自転車月刊誌「サイクルスポーツ」でおなじみの八重洲出版から発売された。A4ワイド・316ページ、1600円(税別)。

完売となった「ロードバイクのメンテ&修理」(2006年発売)、「最新版 ロードバイクのメンテ&修理」(2010 年発売)、「ロードバイクの整備と修理」(2012年発売)、「最新版 ロードバイクの修理と整備」(2015年発売)に続き、最新の自転車と部品に対応した最新版が登場した。

ロードバイクのメンテナンスと修理法を、手順を追って分かりやすくガイドするムック。シマノ、カンパニョーロ、スラム、FSAのコンポやロードディスクブレーキなどの最新製品に対応している。工具の使い方、乗車前点検、クリーニング、ルブリケーション、部品用品の取り付け・調整・修理法を本編オールカラーページで写真と図表を多用して解説している。

CONTENTS
▶第1章 ロードバイクの基礎知識
▶第2章 メンテナンスの基礎知識
▶第3章 コンポーネントパーツーー基幹部品のメカ作業
▶第4章 コンポーネントパーツ以外のメカ作業
▶第5章 タイヤ&ホイールのメカ作業

ロードバイクのメンテ徹底ガイド 最新版 シマノ/カンパニョーロ/スラム/FSAのロード用コンポーネント 電動変速/油圧ディスクブレーキ/パワー測定クランクに対応 オールカラー/藤下雅裕【1000円以上送料無料】

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