ロマン・バルデがクラシック・ド・ラルデッシュを独走で優勝

AG2Rラモンディアルのロマン・バルデ(フランス)が2月24日にフランスで開催されたクラシック・ド・ラルデッシュを独走で優勝した。バルデは残り23km地点の上り坂でアタックすると、ゴールまでのアップダウンを単独走行してゴールまで逃げ切った。バルデは2月4日、自宅で左手を縫合が必要なほどの切り傷を負い、2週間の療養。リハビリを経てレース復帰した。

アルデッシュクラシックで独走優勝したロマン・バルデ

「ケガからの復帰でどれだけのコンディション状態にあるのか分からなかったが、チームメートのアシストもあって勝利をつかんでみようとアタックした」とバルデ。

この日のコースはバルデ自身やチームの活動拠点に近く、コースは何度となく走ってきた道路だった。
「地元で優勝することがなによりもうれしい。ボクにとってこれがシーズンのスタート。このあとの予定はまだ決まっていないけど、今週はハードに走って、(2月14〜18日に開催された)ルータデルソルに出場できなかった分の走り込みをこなしたい」

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ミケル・バルグレンがクラシック緒戦のオムロープヘットニュースブラットで優勝

アスタナのミケル・バルグレン(デンマーク)が2月24日にベルギーで開催されたクラシックレースの第1戦、オムロープヘットニュースブラットで優勝した。12人の第1集団から残り2kmで抜け出してゴールまで独走した。同大会はベルギーの新聞社が主催する伝統レースで、カペルミュールなどの激坂を通過することで人気がある。

オムロープヘットニュースブラットで優勝したバルグレン(中央) ©Peter De Voecht/BettiniPhoto

ロードレースの最高カテゴリーに指定されたUCIワールドツアーレース。この日は冷え込んだゲントをスタートし、残り40kmを切って最初に登場する激坂カペルミュールで戦いが本格化した。ここでアスタナチームの3選手を含む12人が先頭集団を形成。バルグレンは残り8kmでアタックを試みたが、一度は吸収され、再びスパートして抜け出すことに成功した。
「何度もアタックしたけど、最後に決めたときはここだと思っていたので、全力を出した」とバルグレン。
「最後まで逃げ切れるのか不安で、ゴールまで数メートルのところでようやく勝利を確信した。ボクにとってはキャリアの中で最高の勝利だ」

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