日本で最も美しい村をこの夏、自転車で散歩してみよう

日本で最も美しい村散走が2018年に全国6カ所の「美しい村」で開催される。都心部をのんびりと走る「散走」を週末に開催するライフクリエーションスペースOVEが、「日本で最も美しい村」の魅力と各地域の歴史や伝統文化、自然や食を味わってもらおうと企画。距離は10〜20km(場所によっては40km)と寄り道をしながら散歩感覚の速さでめぐるので、初心者も安心して参加できる。

日本で最も美しい村「愛媛県上島町」

日本で最も美しい村「愛媛県上島町」

開催は7月に集中し、北海道江差町、長野県大鹿村、長野県高山村、岡山県新庄村、愛媛県上島町、宮崎県綾町で行われる。第1弾は、しまなみ街道のおひざもと、NPO法人シクロツーリズムしまなみ(愛媛県今治市)の協力を得て、最も美しい村連合の加盟町村「愛媛県上島町」を巡る散走「しまなみキャンプライド」として7月21日に実施する。エントリー開始は6月1日(金)昼12時から。その他の5カ所は詳細が決まり次第告知される。

日本で最も美しい村「岡山県新庄村」の夜桜

日本で最も美しい村「岡山県新庄村」。夏の出雲街道新庄宿


■NPO法人「日本で最も美しい村」連合(通称、美しい村連合)
2005年に7つの町村からスタートし、平成の大合併の時期で市町村合併が促進される中、小さくても素晴らしい地域資源や美しい景観を持つ村の存続が難しくなってきた時期に、フランスの素朴な美しい村を厳選し紹介する「フランスの最も美しい村」運動に範をとり、失ったら二度と取り戻せない日本の農山漁村の景観・文化を守りつつ、最も美しい村としての自立を目指す運動を行う。

日本で最も美しい村「宮崎県綾町」。大吊橋と9月の照葉樹林
日本で最も美しい村「宮崎県綾町」。村まつり
日本で最も美しい村「北海道美瑛町」
日本で最も美しい村「北海道美瑛町」の青い池
日本で最も美しい村「長野県大鹿村」の伝統歌舞伎
日本で最も美しい村「長野県大鹿村」の秋
日本で最も美しい村「長野県高山村」のしだれ桜
日本で最も美しい村「長野県高山村」。山田牧場から北アルプスを望む

日本で最も美しい村散走の情報(ライフクリエーションスペースOVE)

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ピナレロのドグマF10にチームウィギンスカラーが追加販売開始

ピナレロのDOGMA(ドグマ)F10に新色が追加される。2015年に設立され、若手選手の育成に力を入れているチームウィギンスが2018年に使用するスペシャルカラーの受注がスタートした。シャイニーレッドをベースとしてホワイトとブルーのアクセントが入ったチームカラー仕様。通常のDOGMA F10と、ディスクブレーキ仕様のDOGMA F10 DISKにもこのカラーが設定される。

主な特徴:
Carbon Torayca T1100 1K Dream Carbon with Nanoalloy Technology
Asymmetric Frame
Fork ONDA F10 with ForkFlap
Think2 System with E-Link
ICR Internal Cable Routing
Drop in Bearing System 1” 1/8 – 1”1/2
Italian thread BB
Seatclamp TwinForce
3XAir™ two positions available
for the second bottle
FlatBack Profile
UCI Approved
Max Tyre 700x25mm

■サイズ:44, 46.5, 47, 50, 51.5, 53, 54, 55, 56, 57.5, 59.5, 62(CC)
※フレームセットにはAIR 8フルカーボンシートポスト付属

DOGMA F10 TEAM WIGGO 2018

DOGMA F10
カラー:945 / TEAM WIGGO 2018
フレームセット価格:76万円(税別)

DOGMA F10 DISK
カラー:216 / TEAM WIGGO 2018
フレームセット価格:78万円(税別) ※スルーアクスルシャフト付属

●ピナレロジャパンのホームページ

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台湾・武嶺ヒルクライムツアー…7月13日出発の4日間で18万9800円

東アジアの舗装路最高地点(標高3275m)として有名な台湾・武嶺(ウーリン)を目指す「台湾・武嶺ヒルクライムツアー」が発売され、参加者募集を開始した。今回のツアーは落石事故のあった太魯閣側からではなく、西ルートの埔里(プリ)側から登るヒルクライムツアー。景勝地の日月潭サイクリングもある4日間で18万9800円。カード払いOK。

かもめツアーのホームページ

OVERLANDER企画、旅行代理店かもめが取り扱う主催ツアー。Projecrt-Kの栗田秀隆がツアーメカニック&サポートライダーとして同行する。

台湾・武嶺ヒルクライムツアー

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サイクリングコースWEBサービス「ツールド」がオープン…観光庁とも連携

全国のサイクリストが本当に走りたいコース情報のみを厳選したサイクリングコースWEBサービス「ツールド」が3月26日にサービスを開始した。現在は40コースを収録しているが、順次追加されていく。全国版/機能拡張版は2018年10月ごろにサービス開始予定。

サイクリングコースWEB サービス「ツールド」のトップページ

ルーツ・スポーツ・ジャパンが全国の地方自治体などと共同で「全国サイクルツーリズム連携推進協議会」を設立し、サイクルツーリズム事業「ツール・ド・ニッポン」を開催。2017年には16地域で18イベントを開催し、サイクリスト約1万5000人が参加している。この「全国サイクルツーリズム連携推進協議会」の取り組みは、観光庁の平成29年度「テーマ別観光による地方誘客事業」の一つにも採択されていて、今回のWEBサービスはその事業の一環になる。

「全国サイクルツーリズム連携推進協議会」加盟各地では、すでにイベント事業での誘客実績はあったが、イベント開催時期以外の日常的なサイクリストの誘客に課題を抱えていた。今回のサービスでは、全国各地の魅力的なサイクリングコース情報を一元的に網羅してサイクリストへ提供することで日常的な来訪機会を創出し、加盟各地の地域活性化につなげることがねらい。

掲載するコース情報は加盟各地の自治体から提供されたものではなく、プロのサイクリングガイドが実走した上で、「サイクリストが本当に走りたい」と認定した魅力的なコースのみを厳選している。自治体主導で設計されたサイクリングコースは、時として行政的制約のもとサイクリスト目線不在のものになってしまっているケースもあって、今回のサービスではそのミスマッチを解消した。

今回は全国版に先立ち、静岡県東部のサイクリングコース情報を中心に発表した。掲載されるコースは、ルーツ・スポーツ・ジャパンと業務提携を結び協議会にも加盟しているスルガ銀行から提供されたもので、スルガ銀行サイクルステーションで開催されるプレミアムライドイベントの中で特にサイクリストから支持の高い21コース。アテネオリンピック代表で、リンケージサイクリングのサイクリングプランナー田代恭崇氏が監修。

サイクリングコースWEBサービス「ツールド」のホームページ

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新城雄大が逃げでレースを構築…雨乞竜己が6位。ツール・ド・とちぎ

ツール・ド・とちぎは最終日となる3月25日、栃木県北部の那須町から中部の真岡市まで147kmの第3ステージが行われた。

ツール・ド・とちぎ第3ステージで積極的な走りを見せた新城雄大 ©︎ KINAN Cycling Team / Satoru KATO

コース途中にスプリントポイントが1カ所、3級山岳が2カ所設定された。3級山岳以外にもうねるようなアップダウンが続く一方、コース終盤は平坦になるため、集団ゴールになる可能性が高かった。リアルスタート直後のアタック合戦に、キナンサイクリングの新城雄大、椿大志らが参戦。飛び出しと吸収を何度か繰り返したのち、新城とホセ・ヴィセンテ・トリビオ・アルコレア(スペイン、マトリックスパワータグ)、キム・クンス(韓国、LXサイクリングチーム)の3人が先行する。

メイン集団との差は30秒ほどまで開くが、それ以上差は広がらず、49km地点のスプリントポイントを前に吸収される。そこから再びアタック合戦が始まるが、抜け出せる選手がいないまま、61km地点にあるこの日最初の3級山岳に向けた登りに集団のまま入る。

この登りと頂上からの下りで集団が大きく割れ、30人ほどの集団が先行。その中から4人の逃げ集団が形成される。メイン集団との差は最大で2分近くまで開くが、リーダーチームのオーストラリアンサイクリングアカデミー・ライド・サンシャインコーストと、スプリント勝負に持ち込みたい愛三工業レーシングチームが協力して逃げを追走する。

残り20km、逃げ集団とメイン集団との差が1分を切ったところで、逃げ集団にいた岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が単独アタック。メイン集団との差を1分まで広げる。しかしゴールに向けてメイン集団も加速。残り5kmを過ぎたところで岡はメイン集団に吸収される。最後は集団でのスプリント勝負となり、レイモンド・クレダー(チームUKYO)が優勝。キナンからは雨乞竜己がスプリント勝負に加わり、タイム差なしの6位に食い込んだ。中島康晴、塚本一樹もタイム差なしの集団ゴール。序盤に逃げた新城は9秒差の50位で完走。椿は残念ながら途中リタイアとなった。

1月のシャールジャ・ツアーから好調のまま今大会に臨んだキナンだったが、2017年のツール・ド・とちぎ個人総合2位だったエース、ジャイ・クロフォードを直前の怪我で失い、他チームと比較して数的不利な状況に立たされた。しかし残るメンバーが明確な役割と意識のもと、できうる限りの走りを見せ、一定の成果を残した。最終日の新城の果敢に逃げる姿は、厳しい局面でも攻める姿勢を忘れずに戦うチームスピリットの片鱗を見せた。

これに応えるように雨乞もゴール争いの数的不利な中、埋もれながらもスプリントに挑み6位と、今後のシーズン中に数多く控えるゴールスプリントへ向けてしっかりと手応えをつかんだ。

次戦の国際レースは4月1〜6日のツアー・オブ・タイランド。その後もUCIヨーロッパツアーへの出場が控えていて、引き続き春のシーズンでの活動を強化していく。

ツール・ド・とちぎ第3ステージ結果(147km)
1 レイモンド・クレダー(オランダ、チームUKYO) 3時間16分6秒
2 岡本隼(愛三工業レーシングチーム) +0秒
3 黒枝咲哉(シマノレーシングチーム)
6 雨乞竜己(KINAN Cycling Team)
24 中島康晴(KINAN Cycling Team)
26 塚本一樹(KINAN Cycling Team)
50 新城雄大(KINAN Cycling Team) +9秒
DNF 椿大志(KINAN Cycling Team)

個人総合
1 マイケル・ポッター(オーストラリア、オーストラリアンサイクリングアカデミー・ライド・サンシャインコースト) 5時間46分16秒
2 レイモンド・クレダー(オランダ、チームUKYO) +14秒
3 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +20秒
21 中島康晴(KINAN Cycling Team) +1分38秒
43 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +3分29秒
44 新城雄大(KINAN Cycling Team) +3分30秒
59 塚本一樹(KINAN Cycling Team) +4分39秒

椿大志

椿大志のコメント
すごく厳しいステージというわけではなかったものの、個人的にはDNFという結果に終わり、最終局面の雨乞のアシストができなかった。肝心のところで何もできず、非常に残念。雨乞はしっかりと集団スプリントをもがいて6位に入って、スプリンターとしての役割を果たした。一緒に練習をしていて世界レベルのスプリント力を持っているのを知っているし、彼を軸にしたレースというのも増えていくはずなので、その場面での動きにしっかり対応できるようにしたい。多くの方に期待と応援をしていただいたが、今回のレースでは思うような動きやアピールができずに終わってしまった。次回のレースでは、しっかりと応援に応えられる走りをしたい。

新城雄大

新城雄大のコメント
チームとして前日のような消極的なレースはしないということと、個人的にも攻めたいというのもあり、スタート直後からかなりトライしていった。結果、前半で数回の逃げに乗ることができたが、集団に容認されず捕まってしまった。後半は、雨乞さんのスプリントへ向けての動きに集中したが、最終局面でアシストができなかった。個人的な動きとしては悪くなかったと思うが、後半もう一仕事が必要だと感じた。今回は数的不利があるなかで中島さんの動きもあり、最終局面でのポジショニングはできていたので、うまくはまれば勝ちも遠くはないと感じている。個人的には、得意とする逃げの展開に磨きをかけていきたい。チームとしては、やはり雨乞さんのスプリントを成功させるような動きができるように連携を図っていきたい。

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