トレイルランナー上田瑠偉がESSと契約…クロスブレイド特別モデル発売

近年ブームになっているトレイルランニング。国内で数々の優勝歴を持ち、海外でもトップクラスのランナーとして活躍する上田瑠偉(うえだるい)が、究極性能のサングラスブランドESSの「CROSSBLADE(クロスブレイド)」とタッグを組む。日本総代理店であるノーベルアームズとスポンサー契約。さらに契約を記念した新製品が登場する。

米国をはじめ全世界の軍隊、警察、消防、レスキューなど過酷な現場で活躍する人のアイウエアブランドESSは、アスリートモデルを一般販売するのは初めてとなる。上田が主戦場とする標高2000m以上を走る「スカイランニング」をイメージし、フレームカラーは空をイメージしたスカイブルー。そこに「Ruy Ueda」とESSのロゴが刻印される。6月28日(木)より「CROSSBLADE上田瑠偉モデル」として全国発売する。

ESSのクロスブレイド上田瑠偉モデル

海外でもトップクラスのトレイルランナーとして活躍する上田瑠偉(うえだるい)

■上田瑠偉選手について
上田は1993年生まれ、長野県出身。中学時代に長野県代表として都道府県対抗駅伝で当時の大会記録で優勝したメンバーの1人だ。その後、駅伝の名門校、佐久長聖高駅伝部に進学。同部のキャプテンを務めたが怪我の連続で3年間を送り、早稲田大時代は走ることを純粋に楽しみたいとの思いで陸上競技同好会に入った。その後トレランと出会い、2014年10月の日本最高峰のトレイルランニングレース日本山岳耐久レース(通称ハセツネ)で驚異的な大会新記録で優勝し脚光をあびる。今や国内では敵なしと言えるほどの成績を残す。

トレイルランニング、スカイランニングで世界一を目指し、2020年の世界選手権での優勝を目標に掲げる。大学卒業後にコロンビアスポーツウェアジャパンに入社し、支援を受けながら社員兼所属アスリートとして活動。他にレッドブル、クオレからの支援を受け、4月からは新たにルノーの新型SUVカジャーのアンバサダーに就任する。2017年からESS製品のクロスボウ、クロスブレイドの提供を受け、レースに参加。「曇らない。長時間かけていても痛くならない」などのメリットを感じ、これからも使い続けたいという。

2018年9月、2年に1回の世界選手権がスコットランドで開催される。当面の目標はこれに参加していい成績を残したいという。さらに2020年東京オリンピック開催年に世界選手権が開催される(開催国未定)。この大会に優勝することも目標の一つ。東京オリンピックの後のパリオリンピックではトレイルランが新種目に加えられる可能性がある。当然そこへの参加も夢だ。そうしたことも見すえ、フランスに拠点を置くことも計画している。

ESS製品は衝撃に強く、ゆがみがなく、解像度が高く、極めて曇りにくく、また有害な紫外線を100%カットする。世界120カ国以上の国々の軍隊・警察・消防などあらゆる分野から、製品の品質と価値が認められ採用されている。ESSの製品づくりは、兵士など実際の危険な任務に従事する人への聞き取りにより、常に実際身に付ける人の特殊な要求に応えながら、製品を開発。
ノーベルアームズではESS製品の日常使いをアピールするためにスポーツ選手のサポートに注力。上田以外では、ビーチバレーの坂口佳穗(マイナビ/KBSC所属)、鈴木悠佳子(同)や、トライアスロンの一本松静香、さいたま市の地域密着型サイクルロードレースチーム「サイタマサイクルプロジェクト」などにスポンサード、または商品サポートをしている。

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マルコ・ハラーが練習中に交通事故で左ヒザ複数骨折…復帰に数カ月

カチューシャ・アルペシンに所属するマルコ・ハラー(27)が4月18日、母国オーストリアでの練習中にクルマと接触する交通事故に遭い、左ヒザを複数骨折する重傷を負った。復帰に数カ月を要すると19日にチームが発表した。ツール・ド・フランスでマルセル・キッテルの発射台をになう重要なキー選手だった。

マルコ・ハラーが練習中の交通事故で重傷

事故はチームメートのベルンハルド・アイゼルと一緒にトレーニングしていたとき。2度のウイルス疾病から回復し、自転車に乗れるようになってまだ2日目だったという。

「アイゼルの後ろについて緩やかにダウンヒルしていたとき、いきなりクルマが右から接近してきた。アイゼルは間一髪でそれを避けたが、ボクはフルスピードで運転手側のドアに激突。ロードバイクは粉々で、ボクのヒザも同じだった」とハラー。
「本当に残念だ。ツール・ド・フランスに出場できなくなったことだけでなく、一部のドライバーに関しても。車両と自転車は道路をシェアする必要があるが、それは難題がいくつもある。考え方を変えなくちゃいけないと思う」

病院に搬送され、左のヒザに2カ所の骨折が認められたというハラー。今後は退院し次第、ドイツのミュンヘンにあるリハビリ施設で復帰に向けてトレーニングを始める。

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ルイスレオン・サンチェスがツアー・オブ・アルプス第4ステージ優勝

アルプス山脈を舞台とする5日間のステージレース、ツアー・オブ・アルプスは4月19日、イタリアからオーストリアのリエンツに向かう距離134.5kmの第4ステージが行われ、アスタナのルイスレオン・サンチェスが優勝した。アスタナチームは第1ステージのペリョ・ビルバオ(スペイン)、第2ステージのミゲールアンヘル・ロペス(コロンビア)に続く3勝目を挙げた。

ツアー・オブ・アルプス第4ステージを制したルイスレオン・サンチェス © Roberto Bettini/BettiniPhoto

この日は温かな1日となり、序盤は集団のままゴールを目指した。最初の山岳でアタックが始まり、9選手が第1集団を形成。後続集団では総合成績の上位をねらい選手らが飛び出しを図るが、アスタナ勢がマークに入ってこれらを封じ込めることに成功。最後の峠の頂上は有力選手らが同じグループで越えると、下りに入ってサンチェスらがステージ優勝をねらって抜け出しにかかる。残り2kmで独走を決めたサンチェスがそのまま逃げ切って優勝した。

「強力なチームメートのアシストを受けて、きょうはとてもいい走りができた。5月4日に開幕するジロ・デ・イタリアに向けてコンディションを高めることができた」とサンチェス。

総合成績の1位はグルパマFDJのティボー・ピノ(フランス)。第5ステージはオーストリア・チロル地方の2018世界選手権ロードコースの一部を走る。

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電力会社エネルなどジロ・デ・イタリア協賛各社が勢ぞろい…5月4日開幕

5月4日にイスラエルのエルサレムで開幕する24日間のステージレース、ジロ・デ・イタリアが電力会社エネルを冠スポンサーとする協賛各社を発表した。公式タイマーはタグホイヤー、オフィシャルカーはアルファロメオ、各賞ジャージはカステリ、パートナー企業として日本のシマノとヤマハがある。

ジロ・デ・イタリアのメインスポンサーは電力会社のエネル © LaPresse – Fabio Ferrari

個人総合1位選手が着用するピンク色のリーダージャージ「マリアローザ」のスポンサーはエネル。(Ente Nazionale per l’energia ELettrica=国営電気エネルギー会社)の略だが、現在は民間企業。イタリア国内の電力供給をほぼ独占している。

山岳賞のマリアアッズーラはメディオラヌム銀行、ポイント賞のマリアチクラミーノはセガフレード、新人賞のマリアビアンカはスーパーマーケットのエウロスピン。

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