ロードもMTBも知り尽くしたリッチーが両者を融合させてアドベンチャーバイクを作った

MTBもロードも知り尽くしたリッチーから、両者を高い次元で融合したアドベンチャーバイク「アウトバック」が登場。カーボンフォークやわずかにベンドさせたシートステーにより快適性が向上していて、同時にスルーアクスルの採用で剛性が向上している。タイヤクリアランスに余裕をもたせていて、タイヤはオンロードとオフロード用のどちらかを選んでセットできる。1台の自転車で街中から山奥の大自然まで遊び方が無限に広がる。発売は5月予定。20万円(税別)。

◆リッチー・アウトバック
サイズ: XS(49), S(51), M(53)
フォーク:Ritchey Carbon Fiber Gravel thru-axle fork。12mmスルーアクスル対応(前後)
ブレーキ:ポストマウント。4CCまでのタイヤに対応、メーカーにより使用できないタイヤとリムも
BB:JIS
シートポスト径: 27.2mm
フロントディレーラークランプ:28.6mm
重量: 2.17kg (Lサイズ。axle、hangerを含む。)
フレームセット内容:フレーム / フォーク / ヘッドセット
カラー: ショアライン ティール/ブラック

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ベテランからビギナーまで走りに応えるベーシックジャージ…パールイズミ

ベテランからビギナーまであらゆる走りに応えるベーシックグレードとして、国内最大手のサイクリングウエアメーカー、パールイズミから2018年春夏新商品「スプリットジャージ」「UVトライアドジャージ」「メッシュプリントジャージ」がサイクルショップやスポーツ用品店などで発売される。

スプリットジャージ(ブラック)
スプリットジャージ(グレー)

「スプリットジャージ」は杢柄でカジュアルテイストなデザインながら、適度な前傾姿勢とフィット感がある。おしゃれを楽しみたい人も着られるサイクルジャージ。右袖と左右バックポケットに再帰反射が付いて夜間の被視認性も確保している。カラーはブラック、グレー。1万800円(税別)。

スプリットジャージ背面(ブラック)

「UVトライアドジャージ」はシンプルなデザインで通気性やUVカットの機能も備えたサイクルジャージ。日焼けを防いで体力の消耗を抑える素材「ルミエースUV」を使用。脇下にはメッシュを配置して常にサラサラな着心地。スソ口には体に心地よくフィットするラッセルテープを採用。左右バックポケットには再帰反射が付く。カラーはブラック、ホワイト、カーマイン。8500円(税別)。ブラックとカーマインは胸周りを2サイズ、ウエスト周りは3.5サイズ大きくしたワイドサイズもあり、9500円(税別)。

UVトライアドジャージ(ホワイト)
UVトライアドジャージ背面(ブラック)
UVトライアドジャージ(カーマイン)

「メッシュプリントジャージ」は2種類の異なるメッシュ素材を全面に使用し、風を大量にジャージ内に取り込みながら高い吸汗速乾性で汗を瞬時に乾かす。夏の暑いライドも涼しく快適に着られる。ロングライドからヒルクライム、夏のレースに向けて持っておきたい一着。カラーはブラック、ブルー。1万1800円(税別)。

メッシュプリントジャージ(ブラック)
メッシュプリントジャージ(ブルー)

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ジェイミスが米国バイシクリング誌エディターズチョイスW受賞

米国のサイクリングマガジン「Bicycling=バイシクリング」が毎年行っているEditor’sChoice(エディターズチョイス)。2018年はロード、MTBの2つの部門でJAMIS(ジェイミス)のモデルが表彰された。同賞は市場に出ている自転車を公平に評価し、より優れたバイクをEditor’s Choiceとして表彰するもの。

ジェイミス・レネゲードエリート

2018ロードバイク・エディターズチョイスウィナー
レネゲードエリート(49万9000円)
The Super-Versatile Jamis Renegade Elite Is up for Anything
レネゲードシリーズを代表するモデルとして走行性能、拡張性などが評価された。基本的な設計思想は全モデル共通であることから、今回のアワードはレネゲードに与えられたといっても過言ではないだろう。
RENEGADEシリーズの詳細ページ

ジェイミス・コモドエキスパート

2018マウンテンバイク・エディターズチョイスウィナー
コモドエキスパート(19万9000円)
近年トレイルライドの主戦力となっている27.5+。その中でも際立って戦闘力が高いコモドシリーズ。トリプルバテッド6061軽量アルミフレームにBOOST148規格、ドロッパーシートポストも標準装備され、最も最新規格の27.5+バイクに仕上がっている。コモドシリーズは12万8000円より。
KOMODOシリーズの詳細ページ

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マイケル・マシューズがツール・ド・ロマンディのプロローグを制して首位に

自転車ロードレースの最高カテゴリー、UCIワールドツアーに位置づけられた6日間のステージレース、ツール・ド・ロマンディが4月24日にスイスで開幕。サンウェブのマイケル・マシューズが初日のプロローグを制して首位に立った。マシューズは2月24日にベルギーで開催されたオムロープヘットニュースブラットの終盤に落車して肩を骨折。リハビリ後にレース復帰していた。大会は29日まで。

ツール・ド・ロマンディのプロローグを制したマイケル・マシューズ © René Vigneron/Cor Vos

「シーズン序盤はとても困難な幕開けとなったが、物事は最終的に上向きになったと感じた」とマシューズ。
「本当に美しいコースで、自分の力で走れることにうれしさを難じた。今週末にどんな結末が待っているのか想像できないが、今夜は勝利できたことを楽しもうと思う。明日は次になにをすべきかを探し出すことに集中したい」

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TOJいなべプレイベントにキナン選手出演…トークショーでファンとつながる

国内最大級のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の第3ステージとして5月22日に三重県いなべ市で国際レースが開催される。その1カ月前となる4月22日に関連イベントが同地で開催された。いなべステージのホームチームであるキナンサイクリングからは中島康晴と雨乞竜己、加藤康則ゼネラルマネージャーが出演。さまざまな催しを通じてファンとの交流を図るなど、大会本番に向けて選手、応援する人たちにとってもモチベーションとなる夢のような1日となった。

午前中からお昼をまたいで開かれたのが「いなべステージ徹底解説 TOJトークバトル」。加藤GMを筆頭に、チームUKYOからは片山右京監督、愛三工業からは別府匠監督が出演。それぞれ、南信州(第5ステージ)、美濃(第4ステージ)でホームチームを務めるとあり、中部地区3ステージの代表者が顔そろえた形に。三重県の鈴木英敬知事といなべ市の日沖靖市長も出演し、ロードレース解説者・栗村修の軽妙なMCのもとトークが弾んだ。

いなべステージについて加藤GMは「そろそろ勝ちたい」と、これまでチームとしてホームステージで勝利を挙げられていないことに言及。一方で、「総合成績も見すえているので、いなべステージだけに集中するのは難しい部分がある」と、チーム事情も交えて応援してくれる地元ファンに理解を訴えるとともに、チームとして「今年こそは」との思いが強いことをアピール。期待に添える結果を残すことを約束。会場となった「イオンモール東員」に集まった人たちから大きな拍手が起こった。

続いて行われた「プロ選手とスピードバトル」には中島と雨乞が登場。あらかじめ計測された一般参加者上位3人のタイムに両者が挑んだ。一般参加者といえどそのレベルは高く、先にトライした中島でも歯が立たず。満を持して立ち上がったスプリンターの雨乞だったが、計測器のエラーでチャレンジ無効に。気を取り直して再挑戦したが、1本目の疲れもあってかタイムは伸びず。結果、普段は自転車競技部でトラックを専門にしているという一般参加者が優勝を飾った。

選手の解説付きサイクリングでレース本番コースを知る

午後から会場を屋外へと移して行ったのが、「キナンサイクリングチームと走るTOJ」と銘打ったサイクリングイベント。中島と雨乞に加え、2017年までキナンに所属した地元三重県出身の阿曽圭佑(愛三工業)も急きょ参戦。このイベントのために集まった一般サイクリストともに、いなべ市内の旧跡を見学したのちツアー・オブ・ジャパンで実際にレース使用されるコースへ。

コース走行では、レース出場経験のある中島の解説をメインに、本番ではどんな展開が考えられるかを予想しながらサイクリング。大会でフィニッシュラインが設けられるいなべ市梅林公園では、雨乞と一般サイクリストとの即席スプリント勝負が起こったほか、名所でもある激坂区間では中島や阿曽のクライミングスピードに参加者から驚きの声が上がるなど、選手・参加者ともに普段のライドでは体験できないようなかけがえのない時間を過ごした。そして最後は、雨乞がスプリント実演でフィナーレ。

サイクリング後には、一部参加者が選手たちとともに近くの阿下喜温泉で「裸の付き合い」を行うなど、国内外を駆け巡るプロ選手とファンとがより身近に感じられるイベントとなった。こうした取り組みによって、より楽しみがふくらむツアー・オブ・ジャパンいなべステージ。レースは5月22日(火)午前9時20分にスタートが切られる予定だ。(Report:清水翠、Edit:福光俊介)

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ユーラシアIRCサイクリングアカデミー…男子ユースが夏休みに欧州遠征

チームユーラシアIRCタイヤ・サイクリングアカデミーが2018年で4年目を迎えた。JCF(日本自転車競技連盟)強化パートナー事業で、これまでサイクリングアカデミーを通して50人以上のユース選手が欧州レース活動を体験した。学生の夏期休暇を利用して欧州遠征を予定。U17(2002年1月1日~2003年12月31日生まれ)とU19(2000年1月1日~2001年12月31日生まれ)クラスのワンデーレース参戦を計画している。

2017年にLa Route des Geant(UCI MJ1.1)に参加したメンバー。左から中村龍吉、香山飛龍、福田圭晃、イスラエル選手2名、蠣崎優仁。日本人選手は全員が現在強化指定選手として活躍している。福田が24位でフィニッシュした

活動1年目はトレーニング、レースともに大きな事故が複数回発生し、監督者である橋川健も落車のあり方、防ぎ方について考える大きな転機となったという。2年目以降はトレーニング中、レース中の落車事故の低減の指導にも力を入れ、過去2年間はトレーニング中の落車事故ゼロを継続中だ。2018年もトレーニング中の落車事故ゼロの継続と、レース中においても落車の低減を目指し、「安全を考慮しながら競技生活について学ぶ」機会としたいという。

競技レベルの向上については短期間において「身体能力の向上」は臨めないが、トレーニング計画の重要性や競技に対する意識の向上、集団内での位置取りの行い方などの指導を中心に行っていく。

欧州遠征はインターハイの開催時期を考慮し、7月21日前後出国のグループと8月15日前後出国のグループに分ける。出場レース数は、U17は週に最高2レース、U19は3レースと規則があって、必然的にU17のほうがレース数が少なくなる。U19クラスは7月29日に行われるLA ROUTE GEANTが最大のターゲット。UCIジュニアカテゴリーのレースで、Gent-Wevelgemの名物区間を使用していて、とても有意義なレースだという。参加の可否については主催者から選考発表待ちで、5月中旬に決まる予定。

7月出発グループ

8月出発グループ

参加費は25~28万円。約2週間の生活費、活動費、航空運賃(15~18万円)を含む。遠征の時期により航空運賃が変わる。また今後の為替などの影響で参加費も変わってくる可能性がある。参加人数は7月出発グループがU17とU19で合計4~6人、8月出発グループがU17とU19で合計4~6人。申し込みは4月30日までに申請書請求、5月4日までにメールで申請用紙送付。

U17、U19ともにギヤ規制があるのが注意点。日本でもギヤ規制が行われているがベルギーの場合は厳しく処分される。U19においては国内と同じ52X14Tが基本的なギヤ。U17の場合はクランク1回転で7.32mがベルギーの規則で定められている。国内ではリヤディレイラーを「トップ側調整ボルト」によりトップ側のギヤを使えなくすることで出走が認められる例もあるが、ベルギーではその場で退場。アウター52Tを使用している場合、スプロケットの14Tを外した上で調整する必要がある。

2018サイクリングアカデミーの詳細

2017サイクリングアカデミーのレポートムービー

サイクリングアカデミーのこれまでの活動

問い合わせ及び申請用紙の請求先
teameurasia2009(アットマーク)gmail.com
橋川健(Team Eurasia-IRCタイヤ総責任者兼監督。UCI=国際自転車競技連盟公認レベル1コーチ。日本自転車競技連盟ロード部会員)

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