あさひ2019年モデル新製品展示発表会が販売店や専門媒体向けに開催されるが、東京会場の最終日となる9月15日には、初の試みとして一般ユーザーが参加できる試乗会を開催することになった。入場無料。
自転車販売チェーン店のあさひが取り扱うLOUIS GARNEAU(ルイガノ)、GARNEAU(ガノー)、3Tの試乗車はもとより、最新パーツの展示も実施する。
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あさひ2019年モデル新製品展示発表会が販売店や専門媒体向けに開催されるが、東京会場の最終日となる9月15日には、初の試みとして一般ユーザーが参加できる試乗会を開催することになった。入場無料。
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国内のモータースポーツの聖地である鈴鹿サーキットが舞台となるシマノ鈴鹿ロードレースクラシックは8月19日にレースが行われ、8選手が出場したキナンサイクリングは雨乞竜己が5位に入賞。トマ・ルバ、中島康晴とともにレース中盤に形成された先頭グループに入り、優勝争いを展開。最終局面を前にライバルの先行を許す結果となったものの、入賞圏内でレースを終えている。
例年8月半ばに行われるロードバイクの祭典シマノ鈴鹿ロード。2日間のイベント会期においてバラエティに富んだ約70種目のレースが行われた。その最後を飾るのがシマノ鈴鹿ロードレースクラシック。2018年から翌年に開催される全日本自転車競技選手権大会ロードレースの申込資格獲得大会として位置付けられ、国内UCIコンチネンタルチームのほかエリートアマチュアライダーなども参戦。いつもは強い日差しと、気温をはるかに超える路面温度がレースをより厳しくさせるが、2018年は気温が下がり、秋の装いを感じさせる中でのスタートとなった。
キナンは9勝を挙げたシーズン前半戦を終え、おおよそ1カ月間レース活動を休止。選手たちは休養やシーズン後半戦に向けた体調の立て直しに時間を費やした。この日は実質シーズン第2ピリオドの幕開け。トレーニングの成果や体調の確認をする機会として鈴鹿へと乗り込んだ。メンバーは雨乞、ルバ、中島のほか、今回が日本チャンピオン仕様のバイクがお披露目となった山本元喜、さらには椿大志、塚本一樹、中西健児、新城雄大をそろった。
58kmで争われるレースは、距離が短いこともあってスタート直後から激しいアタックの応酬。キナン勢もライバルチームの動きを見ながら対応し、3周目には中西が5人による逃げグループに加わり、一時は約10秒のリードを得る。しかし、これは次の周回には集団へと引き戻されてしまう。テクニカルなコーナーとアップダウンの繰り返しによって、集団の前方は出入りが続いたまま、中盤戦へと移っていく
消耗戦の様相を呈するかと見られたところ、5周目にレースは大きな局面を迎える。数人が先行を試みると、力のある選手たちが次々に反応。キナン勢も雨乞、ルバ、中島と続くと、他チームもエースクラスが合流。14人の先頭グループはそのままレースを決めても不思議ではないメンバーで構成された。
6周目にはメイン集団に対し30秒差とした先頭グループ。キナン勢3人も先頭交代のローテーションに参加し、ペースコントロールに努める。メイン集団では残る5人が待機し、次なる展開へと備えるべく好ポジションを確保。その差に変化は起きないまま、終盤へと突入した。
一時はメイン集団が20秒差にまで迫ったが、実力者をそろえた先頭グループは動じない。最終周回の鐘を聞くころには再び30秒差とし、逃げ切りは濃厚な情勢に。やがて優勝争いを意識した走りへと移っていった先頭グループでは、上りを利用してルバがアタック。しかし、頂上までの距離が短かったこともあり、他選手のチェックを許してしまう。その後も細かなペースの上げ下げが起こり、コーナーをクリアするたびに14人が中切れと合流を繰り返す。
キナン勢としてはエーススプリンターの雨乞で勝負をかけるべく、ルバと中島が引き上げ役を担ったが、残り2kmで宇都宮ブリッツェンの岡篤志のアタックを許すこととなり、最後まで追い上げは届かず。フィニッシュ前400mの直線は独走態勢を維持した岡に対し、後続は2位争いのスプリント。ここに雨乞が加わり、入賞圏内となる5位でフィニッシュラインを通過した。
雨乞のフィニッシュ後、ルバ、中島と続き、メイン集団に待機した選手たちもトラブルなくレースを完了。結果的に雨乞の5位が最上位で、チームとしてタイトル獲得には至らなかったものの、まずは無難に第2ピリオドのスタートを切った格好に。選手それぞれに状態のよさやレーススピードでの走りの感覚を取り戻すなど、収穫を得た様子。また、連携面でもレース後に選手間で意見を交換し、動きの確認を行った。今回得た収穫と課題を把握し、ビッグレースが控えるこの先へとつなげていく。
この日はレース以外にも、午前と午後にはウィーラースクール(自転車交通安全教室)の講師を選手たちが務めたほか、バイクサプライヤーのYONEXブースでのサイン会を行うなど、イベント参加者との交流を楽しんだ。キナンのサプライヤー企業はYONEXのほか、Champion System Japan、カワシマサイクルサプライ(fi’zi:k、FULCRUM)、カンパニョーロジャパン、ウィンクレル(NORTHWAVE)がブース出展。選手・スタッフが訪問し、日ごろの感謝を伝えるとともに、今後の活躍を誓った。
シマノ鈴鹿ロードレースクラシック(58.07km)結果
1 岡篤志(宇都宮ブリッツェン) 1時間14分26秒
2 岡本隼(愛三工業レーシングチーム) +2秒
3 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
4 畑中勇介(チームUKYO)
5 雨乞竜己(KINAN Cycling Team)
6 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
11 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +13秒
19 中島康晴(KINAN Cycling Team) +30秒
31 塚本一樹(KINAN Cycling Team)
60 中西健児(KINAN Cycling Team) +38秒
61 新城雄大(KINAN Cycling Team)
71 山本元喜(KINAN Cycling Team) +1分2秒
91 椿大志(KINAN Cycling Team) +3分57秒
雨乞竜己のコメント
自分が狙うべきレースだと思っていたし、実際にそのつもりで走っていた。去年は逃げを行かせてしまって失敗していたので、今年は集団前方に位置して走ることを心がけていた。先頭グループにはよいタイミングで入ることができたと思う。6月のレース(JBCF 西日本ロードクラシック広島大会)で落車して以降、状態を立て直すことができずにきてしまったが、今回は想定以上に走ることができた。とはいえ、今回はきっちりチームで連携して勝たなくてはいけなかった。展開的にはよかったが、正直なところ走りに余裕がなかった点が敗因。順位としては最低限のものとなったが、レース内容は悪くなかったし、トレーニングを積んで調子をさらに上げていきたい。
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ブエルタ・ア・エスパーニャは開幕まであと5日と迫った8月20日、2018年の第73回大会におけるナンバーカード1番をバーレーン・メリダのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)に与えると発表した。慣例では前年の覇者に割り振られるが、スカイのクリストファー・フルーム(英国)が欠場するため。ニーバリは前年の総合2位。
第73回大会は前年の覇者が欠場したものの、2009年のアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)、2010年のニーバリ、2015年のファビオ・アルー(イタリア、UAEエミレーツ)、2016年のナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)と歴代優勝者4人が参戦する。
ニーバリは7月のツール・ド・フランスにおいてラルプデュエズにゴールする山岳ステージで観客と接触。落車により頚椎損傷のケガを負い、グランツール19回目の出場にして初めてのリタイアを余儀なくされた。今回のブエルタ・ア・エスパーニャ出場に際しては医師の判断を得て出場に至ったという。
アジア版のオリンピックとして開催されるアジア競技大会の男子ロードレース日本代表に、負傷した新城幸也(バーレーン・メリダ)に代わりNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニの中根英登が選出された。男子ロードレースは8月23日にインドネシアのジャカルタ近郊で開催される。
4年に一度のアジア大会。18回目となる今回は8月18日から9月2日までインドネシアのジャカルタとパレンバンで開催される。そして今回は2020年の東京オリンピック前、最後のアジア競技大会となるため、例年以上に大きな注目を集めている。
自転車競技はMTB、ロードレース、BMX、トラックの各種目が開催される。ロードレースは個人タイムトライアルを含め、8月22日から24日までジャカルタ郊外のスバン(Subang)を拠点としたコースで行われ、男子ロードレースは23日10時スタート、150kmのコースで競われる。150kmのコースは平坦基調だが、フィニッシュ地点に向けてゆるく登っていくのが特徴。
日本からは別府史之(トレック・セガフレード)と新城が代表選手に決定していたが、新城が8月13日にオランダで開催されたビンクバンクツアー初日に落車し、ヒジを負傷。アジア競技大会への参加を見送る形となり、代わりに中根が代表選手に選出された。
中根は1月にミャンマーで開催されたアジア選手権にも日本代表として選出されていたが、体調不良によりレースに出走できなかった悔しさもあり、「今度こそは日本代表として日本の勝利のために全力を尽くして戦いたい」という。
アジア競技大会における日本人選手の成績は、近年では1998年タイ・バンコク大会で飯島誠、2010年中国・広州大会で宮澤崇史がそれぞれ銀メダルを獲得。日本人選手による優勝は1951年、1978年の2回。
中根英登のコメント
急きょ、アジア競技大会の参戦が決まりましたが、まずはじめに、新城選手の早期回復を願っています。4年に1度のアジア大会で日本代表選手として戦えることを光栄に思います。また日本代表のエース・新城選手の代わりとして自分がレースを走るということに大きなプレッシャーを感じていますが、そのプレッシャーを力に変えて、自分の持ち味を発揮する準備はできています。日本代表チームが優勝できるよう頑張ります!
第18回アジア競技大会(2018/ジャカルタ・パレンバン)
開催期間/2018年8月23日(木)ロードレース男子
開催国/インドネシア
第18回アジア競技大会の公式サイト
第18回アジア競技大会のフェイスブック
第18回アジア競技大会のツイッター
第18回アジア競技大会のハッシュタグ #AsianGames2018
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グランツールと呼ばれる三大ステージレースのブエルタ・ア・エスパーニャが8月25日から9月16日まで開催されるが、前年の総合優勝者であるクリストファー・フルーム、2018ツール・ド・フランス総合優勝者のゲラント・トーマスの英国・スカイ勢がともに欠場することになった。9月2日から9日まで開催される英国一周レースを選択した。
ツール・ド・フランスを初制覇したトーマスは、8月に英国ウェールズに帰郷するなど実戦を離れる日々を過ごした。復帰レースは8月23日から26日までドイツで開催されるツール・ド・ラルマーニュ(ドイツ一周レース)になる予定。
また2017年までフルームのアシスト役として走り、今季から地元スペインのモビスターに移籍したミケル・ランダはケガにより2018ブエルタ・ア・エスパーニャを欠場することを決断した。
●2018ブエルタ・ア・エスパーニャの主な出場選手
ビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)
ファビオ・アルー(イタリア、UAEエミレーツ)
ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
リッチー・ポート(オーストラリア、BMC)
ティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ)
アダム・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
ステフェン・クライスバイク(オランダ、ロットNLユンボ)
ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
静岡県沼津市プレゼンツによる参加費無料のグループサイクリングが2018年10月10日(水)と10月27日(土)の計2回、NUMAZUサイクルステーション静浦東(静岡県沼津市口野30-23)を拠点に開催され、その参加者募集が8月23日(木)午前9時から始まる。沼津市に本店を構え、同市とパートナーシップ協定を締結しているスルガ銀行も全面的に協力する。
ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車で、沼津市おすすめスポットをガイドスタッフ先導のもと、ゆっくりサイクリングで巡るイベント。地元スタッフからさまざまな情報を聞くこともできる。NUMAZUサイクルステーション静浦東を拠点に距離約60km、獲得標高688m、駿河湾と富士山の絶景スポットへの登りもあるコースレイアウトだ。
アテネ五輪ロードレース日本代表でJCA公認サイクリングガイドのリンケージサイクリング田代恭崇、リンケージサイクリングスタッフ、沼津市サイクリストフレンドリーエリア創造プロジェクトチームメンバー、スルガ銀行ロードバイクプロジェクトメンバーが参加者をサポートする。
沼津市Presents 沼津ゆる~りCYCLING 60km Supported by スルガ銀行
[日時]:2018年10月10日(水)、10月27日(土)8:30-16:00
[参加費]:無料 ※別途昼食費
[定員]:20名 ※先着申込順定員になり次第募集締め切り
[会場]:NUMAZUサイクルステーション静浦東 (旧)静浦東小学校 静岡県沼津市口野30-23
[内容]:スポーツ自転車にて沼津市のオススメスポットを巡る走行距離約60kmのグループサイクリング
[雨天時]:開催場所・時間の降水確率が50%以上、または悪天候が予想させる場合は安全を考慮しイベントを中止する場合も。前日17:30を目安にメールでイベントの開催有無を連絡
[申し込み]:スルガ銀行ロードバイクプロジェクト「facebook」ページで告知
[概要]:リンケージサイクリングホームページ
10月10日(水)開催
10月27日(土)開催
[問い合わせ]:リンケージサイクリング TEL:0466-51-8497
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