ベルギーのレムコ・エベネプールがジュニア男子タイムトライアル優勝

オーストリアのインスブルックで開催されている世界選手権ロードは、大会4日目となる9月25日にジュニア男子タイムトライアルが行われ、ベルギーのレムコ・エベネプールが距離27.7kmを33分15秒24で走り優勝。平均時速は49.979km。

レムコ・エベネプールが世界選手権ジュニア男子タイムトライアル優勝 © Davy Rietbergen/Cor Vos

2位はオーストラリアのルーカス・プラップで1分23秒66遅れ。3位はイタリアのアンドレア・ピッコロで1分37秒62遅れ。
日本勢は日野泰静が6分5秒17遅れの58位、馬越裕之が6分29秒84遅れの61位だった。

ジュニア男子タイムトライアル優勝レムコ・エベネプールを中央に左が2位ルーカス・プラップ、右が3位アンドレア・ピッコロ © Davy Rietbergen/Cor Vos

●世界選手権ロード
9月23日(日)10:10 – 12:05 UCI女子チームタイムトライアル
9月23日(日)14:40 – 17:05 UCI男子チームタイムトライアル
9月24日(月)10:10 – 11:55 ジュニア女子個人タイムトライアル
9月24日(月)14:40 – 16:50 U23男子個人タイムトライアル
9月25日(火)10:10 – 12:40 ジュニア男子個人タイムトライアル
9月25日(火)14:40 – 16:50 エリート女子個人タイムトライアル
9月26日(水)14:10 – 17:10 エリート男子個人タイムトライアル
9月27日(木)09:10 – 11:15 ジュニア女子ロードレース
9月27日(木)14:40 – 18:15 ジュニア男子ロードレース
9月28日(金)12:10 – 16:50 U23男子ロードレース
9月29日(土)12:00 – 17:00 エリート女子ロードレース
9月30日(日)09:40 – 16:40 エリート男子ロードレース
日本との時差は7時間。上記の現地時間に7時間をプラスしてください。
(例=現地の16:40は日本の23:40)

ジュニア男子タイムトライアル優勝のレムコ・エベネプール © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto

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松田祥位47位、山本大喜49位…世界選手権U23男子タイムトライアル

UCIロード世界選手権インスブルック・チロル大会、2日目となる9月23日(月)は、午前中にジュニア女子(20km)、午後にU23男子(27.8km)の個人タイムトライアルが開催された。日本ナショナルチームからはU23に山本大喜(キナンサイクリング)と松田祥位(EQADS)が出走。

世界選手権U23男子タイムトライアル ©2018 JCF

気温は15度に届かず、冷たい風が吹く中でのレースとなったが、最後に出走した2017年の同カテゴリー世界チャンピオン、ミッケル・ビヨルグ(デンマーク)が32分31秒05のトップタイムをマーク。U23カテゴリー2年目の19歳が圧倒的な力で2連覇を達成した。

7番目の出走となったU23カテゴリー1年目の松田は、トップから2分58秒18差の47位、ロードレースに重点をおく個人タイムトライアルU23日本チャンピオンの山本は3分88差の49位でレースを終えた。2選手とも調子のよさを感じているため、9月28日(金)に開催されるロードレースに向けて、現地でトレーニングや試走を重ねていく。

松田祥位(EQADS) ©2018 JCF
世界選手権U23男子タイムトライアル ©2018 JCF
浅田顕コーチ ©2018 JCF

浅田顕コーチのコメント
コースは前半の平坦基調と後半のアップダウン区間を組み合わせたスピードコースで、大型でパワーのある選手の活躍が予想された。今大会トップ30をシーズン目標としていた松田は各コーナーや登り区間をロスなく通過できたが、スピードを上げるべく追い風の平坦区間で思うようにスピードが上がらず、平均速度を上げることができなかった。持ち前の高速巡航力を発揮できなかったのは残念。一方28日のロードレースに重点を置く山本は、前半の追い風区間でスピードに乗せペースを作った。終盤のアップダウンン区間で若干ペースを落としてしまったが、ロードに向けての調子のよさは感じられた。個人タイムトライアルではともかくトップから時速にして4㎞以上の平均速度の差をコツコツと埋めていきたい。

世界選手権U23男子タイムトライアル ©2018 JCF

山本大喜のコメント
試走してコースを覚えて、どこで踏むかとか考えていた。それを思っていたとおりにレースでもできたので、出せるものはすべて出し切り、ベストを尽くせたと思う。(アンダー最後の年だが)アンダーでこれだけ力の差がある状態で、エリートに行くとどんどん差が広がるだけだと思う。なにかいいきっかけを作って今まで以上に違うことをしないといけない。そう思えたことはよかった。タイムトライアルを走って調子は悪くないと感じている。タイムトライアルは力勝負なので差が出てしまうのは仕方ないこと。ロードレースではダメージを少なく、最後まで脚を残していければ、トップについていくことができると思う。先頭集団に残ることだけを考えて走りたい。
世界選手権U23男子タイムトライアル ©2018 JCF

松田祥位のコメント
コース下見を重ねて、できるだけ不安がない状態で走った。レースでも無心で踏み続け、ベストの力を出すことをできたと思う。力の差や細かい修正点はあるが、現段階ではコーナリングなども工夫して走ることができたと思う。ジュニアカテゴリーでは、海外のレースを走る機会が限られていて、レースを走って課題をみつけても、それを次のレースで実践するまでのスパンが長かった。でもアンダー23カテゴリーになり、これからは春も夏も遠征があるので、課題を克服していくスパンを短くしていければ、世界に食らいつくことができると考えている。恵まれた環境があると思うので、それを無駄にせずに上をめざしていきたい。ロードレースは、これまでの欧州遠征の集大成。学んだことを出していきたい。いかにチームメートを上位に送るかが仕事になると思うが、恐れずに走っていきたい。調子はよく、ようやく身体が動いてきている感覚なので頑張りたい。

世界選手権U23男子タイムトライアル ©2018 JCF

世界選手権U23男子タイムトライアル ©2018 JCF
世界選手権U23男子タイムトライアル  ©2018 JCF
世界選手権U23男子タイムトライアル ©2018 JCF

●世界選手権ロード
9月23日(日)10:10 – 12:05 UCI女子チームタイムトライアル
9月23日(日)14:40 – 17:05 UCI男子チームタイムトライアル
9月24日(月)10:10 – 11:55 ジュニア女子個人タイムトライアル
9月24日(月)14:40 – 16:50 U23男子個人タイムトライアル
9月25日(火)10:10 – 12:40 ジュニア男子個人タイムトライアル
9月25日(火)14:40 – 16:50 エリート女子個人タイムトライアル
9月26日(水)14:10 – 17:10 エリート男子個人タイムトライアル
9月27日(木)09:10 – 11:15 ジュニア女子ロードレース
9月27日(木)14:40 – 18:15 ジュニア男子ロードレース
9月28日(金)12:10 – 16:50 U23男子ロードレース
9月29日(土)12:00 – 17:00 エリート女子ロードレース
9月30日(日)09:40 – 16:40 エリート男子ロードレース
日本との時差は7時間。上記の現地時間に7時間をプラスしてください。
(例=現地の16:40は日本の23:40)

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ジャパンカップ2018 TREK-SEGAFREDOアフターパーティー募集開始

ジャパンカップサイクルロードレース翌日の10月22日に都内で開催されるトレック・セガフレードアフターパーティへの参加者の募集を開始した。応募者の中から抽選で100人にチケット購入の権利が当たり、トレックセガフレードの選手たちに近くで会えるまたとない機会となっている。

【ジャパンカップ トレック・セガフレードアフターパーティ】
・日時:2018年10月22日(月)18:30~21:00 ※18:00開場予定
・会場:東京都内 ※当選した人に詳細を案内
・チケット料金:1万円(税込)
・パーティー参加選手
ジョン・デゲンコルプ(ドイツ)
別府史之(日本)
ファビオ・フェリーネ(イタリア)
クーン・デコルト(オランダ)
エウジニオ・アラファチ(イタリア)
ローラン・ディディエ(ルクセンブルク)
※ジャパンカップ監督のヤロスラフ・ポポビッチも参加
※参加選手は予告なく変更になる場合も。その場合の返金なし。

●申し込みサイト

■ 申込期限:10月8日(月)23:59まで
■ 当選発表:10月9日(火)にPassmarketで確認

さらに、期間中プロジェクトワンを購入するとアフターパーティーへもれなく招待!
期間:2017年9月20日(木)~10月12日(金) 左記期間中の注文完了分のみ
対象モデル:完成車、フレームセット、プロジェクトワンNOW
申し込み方法:購入したストアへお問い合わせください。

さいたまクリテリウムのオリジナルフレーム切手が10月1日より販売開始

2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」オリジナルフレーム切手の販売が日本郵便関東支社から10月1日に開始される。

62円切手×5枚、82円切手×5枚がワンシートで1700円

「2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」オリジナルフレーム切手
■販売開始日:2018年10月1日(月)
■販売部数:1050シート(限定)
■販売場所:さいたま市、上尾市、桶川市、北本市、伊奈町の郵便局(計130局)※簡易郵便局は除く
日本郵便Webサイト「郵便局のネットショップ」
※取扱いは10月5日(金)0:15から
※「郵便局のネットショップ」で取り扱うフレーム切手には、販売価格(1700円)のほかに郵送料等が加算される
■シート構成:1シート/62円切手×5枚、82円切手×5枚
■販売単位:シート単位
■販売価格:1シート/1700円(税込)
■問い合わせ先:日本郵便関東支社郵便・物流営業部(物販担当)
TEL: 048-600-1043(直通)平日9:00~17:00/土日休日は除く

ツール・ド・バニュワンギに3年連続でキナン参戦…全4区間の山岳レース

UCI(国際自転車競技連合)コンチネンタルチーム、キナンサイクリングは9月26日に開幕するインターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ(International Tour de Banyuwangi Ijen、UCIアジアツアー2.2)に出場する。開幕2日前の24日はチームプレゼンテーションに臨み、3年連続出場となる今大会の盛り上がりを実感した。

ツール・ド・バニュワンギ・イジェンのチームプレゼンテーションに登壇したキナンチーム ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

チームは9月中旬からインドネシア遠征を実施していて、9月18日から21日まではツール・ド・シアク(Tour de Siak、UCIアジアツアー2.2)に参戦。平坦系のステージレースではビッグリザルトには至らなかったものの、大会後半には逃げや勝負どころでのアタックで見せ場を作り、最終の第4ステージでは山本元喜があわやステージ優勝かと思わせる快走を披露した。

そのよい流れを継続して臨むのが、まもなく始まるインターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェンとなる。全4ステージ・総距離599kmで争われ、いずれのステージもジャワ島東部の山岳地形を生かしたコースレイアウトとなっている。第1、第4ステージは山頂フィニッシュにあてられ、秀峰イジェン山の頂上を目指す最終日の第4ステージが総合成績を大きく左右すると予想される。

キナンはツール・ド・シアクと同様に山本、マルコス・ガルシア、サルバドール・グアルディオラ、トマ・ルバ、新城雄大の5選手が出走。チームは初出場だった2016年に個人総合優勝を挙げ、2017年も個人総合6位とまとめており、相性のよいレースでクライマーを中心にタイトル奪還を目指す。

開幕2日前の24日にはチームプレゼンテーションに出席。同地のお祭り「バニュワンギ・フェスティバル」の一環として行われ、地元の人たちの熱狂の中で選手たちはステージへ。人々の歓迎と大会への熱気を感じる一夜となった。また、25日は午前中に最終調整のトレーニングライドへ。開催地のバニュワンギには22日から滞在していて、現地の道路事情や天候などを把握しながら、レースまでの準備に努めている。

26日の第1ステージは、カンタール・ブパティ・バニュワンギからロウォ・バユ・ソングゴンまでの153.1km。現地時間午前10時(日本時間正午)にスタートが切られる。

インターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン2018
(International Tour de Banyuwangi Ijen 2018)
9月26日 第1ステージ カンタール・ブパティ・バニュワンギ(Kantor Bbupati Banyuwangi)-ロウォ・バユ・ソングゴン(Rowo Bayu Songgon) 153.1km
9月27日 第2ステージ スタシウン・カリバル(Stasiun Kalibaru)-カンタール・ブパティ・バニュワンギ 179.3km
9月28日 第3ステージ RTHマロン(RTH Maron)-カンタール・ブパティ・バニュワンギ 139.4km
9月29日 第4ステージ サロンガン,ペサンガラン(Sarongan, Pesanggaran)-パルトゥディン,イジェン(Paltuding, Ijen) 127.2km

ジェイミスのレネゲード・エキスパットに新色が登場

アドベンチャーロードの火付け役となった、JAMIS(ジェイミス)RENEGADE(レネゲード)シリーズ。その中でも異彩を放つREYNOLDS(レイノルズ)スチールフレームを装備したEXPAT(エキスパット)。そのエキスパットに新色が登場する。

ジェイミス・レネゲードの新色

5ボトルケージ台座を装備し、グラベルライド、ロングライド、ツーリングなど多彩な機能を持ち、所有者の行動範囲を無限に広げてくれそうだ。

●ジェイミスの詳細サイト

●Jamisとは
1937年創業で米国ニュージャージー州に本社を構えるG・Jannou Cycleを母体に持つブランド。1979年にJamisブランドが立ち上がり、米国内において最も古い創業者が持つ総合スポーツバイクブランドとなった。
●ジェイミスのホームページ