青山学院大山岳部はホワイトウェーブ撤退…ヒマラヤ未踏峰挑戦

ヒマラヤにある未踏峰「ホワイトウェーブ」に挑戦していた青山学院大体育会山岳部は、10月15日登頂を目標に登攀活動を進めていたが、危険なクレバスにはばまれ、遠征残日数と隊員の安全を考慮して同10日に退却の決断をした。目指していたのは人類未踏峰で、ネパール東部カンチェンジュンガ山群にあって、標高は6960m。2018年9月から現地入りし、約50日間の登山活動をしていた。

5人の登攀部隊は頂上アタックに向けてルート工作を進めてきたが、C1、C2から東稜基部に向けて氷壁、ヒドゥンクレバスが連続している状態で、最終的に山岳部監督でもある村上正幸隊長と2人の高所ポーターで挑んだが、突破するには極めて困難で危険と判断し、撤退をを決めた。

現在、登攀部隊はベースキャンプに無事帰還している。

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ユースオリンピック競技大会のBMXフリースタイル・パーク混合で大霜優馬・丹野夏波が3位

アルゼンチンのブエノスアイレスで開催されている第3回ユースオリンピック競技大会で、自転車のBMXフリースタイル・パーク混合で日本の大霜優馬(神奈川)・丹野夏波(神奈川・白鵬女子高)ペアが3位になった。1位はアルゼンチン、2位はドイツ。

第3回ユースオリンピック競技大会のBMXフリースタイル・パーク混合で3位になった丹野夏波(左)と大霜優馬

丹野夏波のコメント
今は大会を終えてホッとした気持ちと、本当にうれしい気持ちでいっぱい。走りに関しては、決勝1本目で目標としていたベストの走りができ、得点も予選を含めても自身の最高得点を出すことができたので満足している。緊張もあったが、それを上回ってこのオリンピックシステムで行われる大会の雰囲気を楽しめ、メダル獲得までワクワクの毎日だった。
メインの競技種目はBMXレースであり、今大会フリースタイル・パーク種目で学んだ技術、大会でのパフォーマンス発揮や、会場の雰囲気、そしてメダル獲得まで体感できたことは、プラスにつなげることができ今後に活かしたい。

大霜優馬のコメント
今までの大会参戦で味わったことのないうれしさを感じている。決勝では直前の丹野選手の結果から、気持ち的にも余裕を持って挑むことができた。高難度の技は少なめの組み合わせであったが、事前に仕上げたルーティーンをミスなくこすことだけに集中し、今回の結果へとつなげることができた。
国際大会での決勝経験はなく、結果やメダルをねらいに行く大会ははじめてだったが、練習日、予選と日を追うごとに気持ちに余裕が生まれ、決勝では観客の声援を聞き力へと変えられた。東京オリンピックに向けても、通常のワールドカップなどでは採用されない少人数での対戦形式などを経験できたことやメダルを獲得したことで、より一層目標に対するイメージがわいた。今後のパフォーマンス向上にしっかりとつなげていきたい。

第3回ユースオリンピック競技大会のBMXフリースタイル・パーク混合で日本チームは3位

三瓶将廣チームリーダーのコメント
BMXフリースタイル・パークがオリンピック形式で行われる大会ははじめてであり、選手にとっても初の大舞台であったことから、未知数の部分が多く戦略面など手探り状態な中、練習ではセクションの攻略とルーティーンの組み立てにフォーカスした。
女子の丹野は、BMXレース種目で培ったバイクコントロールを活かして大きなジャンプやスピード感のあるラインを選択することができ、全てのランにおいて安定した走りで予選から決勝まで終始3位をキープ。1カ月半という短期間で種目に順応できたことを高く評価したい。
男子の大霜も、オリンピックという場の雰囲気に飲まれることなく、自分の力へと変え、ミスなく着実にポイントを稼いだことは素晴らしかった。
BMXフリースタイル・パークのオリンピックデビューである記念すべき大会でメダルを獲得できたこと、ユースオリンピックでの自転車競技初のメダル獲得、そして東京オリンピックから新種目として加わる他種目に続いてメダルを獲得できたことは、選手にとっても競技にとってもプラスとなった。

「生まれてくる子はビクトリアに決めた」ソンニ・コルブレッリがグランピエモンテで優勝

バーレーン・メリダのソンニ・コルブレッリ(イタリア)が10月11日にイタリア北部で開催された第102回グランピエモンテでゴールスプリントを制して優勝した。距離は191km。8カ月前に開幕戦となるドバイツアーで勝利を挙げた同選手は、それ以来となる勝利で今シーズンを締めくくった。

ソンニ・コルブレッリがグランピエモンテを制した © LaPresse – Ferrari / Alpozzi

「ドバイで1勝し、このレースを勝利で締めくくることは期待できなかった。でも雨のレースは得意だ。最後のゴールスプリントは集団の中で道が開けたので思いっきり行った。スリップスないことが重要だった」とコルブレッリ。
「今シーズンは2位ばかりだったけど、最高の形でシーズンを締めくくることができてホッとしている。あと10日ほどで女のコが生まれる予定だけど、ビクトリア(勝利)と名づけることにするよ」

グランピエモンテを制したソンニ・コルブレッリ © LaPresse – Ferrari / Alpozzi
グランピエモンテ © LaPresse – Ferrari / Alpozzi