土井雪広が2018年をもって引退…日本初のブエルタ・ア・エスパーニャ参戦選手

チームマトリックスパワータグに所属し、日本最高峰の自転車ロードレースシリーズJプロツアーに参戦してきた土井雪広が、2018シーズンをもって現役を引退することを発表した。

全日本チャンピオンとなった2012年は2年連続でブエルタ・ア・エスパーニャに出場

土井は日本人として初めて世界三大自転車ロードレースのひとつであるブエルタ・ア・エスパーニャに出場して完走したほか、2012年には全日本選手権で優勝するなど、日本を代表する選手の1人として世界を舞台に活躍してきた。活躍の場を日本国内に移してからはJプロツアーに参戦し、チームの総合優勝に貢献。後進の育成、自転車業界の発展にも寄与してきた。

【土井雪広(どいゆきひろ)プロフィール】
□自転車ロードレース選手
□生年月日:1983年9月18日
□出身:山形県
□身長/体重:169cm/60kg

経歴
2004年 シマノとプロ選手契約
2005年 シマノメモリーコープ
2006年-2011年 スキルシマノ
2012年 アルゴス・シマノ
2013年-2015年 Team UKYO
2016年-2018年 マトリックスパワータグ


戦歴
2001年 全日本選手権自転車競技大会ロードレースジュニア 優勝
2003年 門田杯U-23ロードレース 優勝
2003年 全日本学生選手権個人ロードレース 優勝
2003年 全日本大学対抗選手権 自転車ロードレース(インカレロード) 優勝
2003年 ツール・ド・北海道 新人賞
2003年 全日本選手権自転車競技大会ロードレース U-23 2位
2003年・2004年 チャレンジサイクルロードレース U-23 優勝

2006年 UCIアジアツアー2.2 Tour of Siam 個人総合2位
2007年 UCIアジアツアー2.HC Tour of Langkawi 個人総合8位
2008年 ジャパンカップサイクルロードレース アジア人最優秀賞
2010年 UCIヨーロッパツアー2.HC Presidential Cycling Tour of Turkey 個人総合6位
2010年 世界選手権自転車ロードレース オーストラリア大会 完走
2010年 UCIアジアツアー2.HC Tour of Hainan 個人総合8位

2011年 UCIワールドツアー ブエルタ・ア・エスパーニャ (ツール・ド・スペイン)
 ※日本人として初出場・完走
2012年 全日本選手権自転車競技大会ロードレース エリート 優勝
2012年 UCIワールドツアー ブエルタ・ア・エスパーニャ (ツール・ド・スペイン)
 ※2年連続出場・完走

2013年 UCIアジアツアー2.2 ツール・ド・熊野 個人総合5位
2013年 UCIアジアツアー2.2 Tour of East Java 個人総合4位
2013年 ジャパンプロツアー 年間個人総合ポイントランキング2位
2014年 UCIアジアツアー2.1 Tour of Iran 個人総合10位
2014年 世界選手権自転車ロードレース スペイン大会 出場
2014年 アジア選手権自転車ロードレース カザフスタン大会 出場
2015年 UCIアジアツアー2.1 ツール・ド・台湾 個人総合6位
2017年 UCIアジアツアー2.2 ツール・ド・栃木 個人総合10位
2017年 ジャパンプロツアー大分大会 優勝
2017年 ジャパンプロツアー 年間個人総合ポイントランキング4位

土井雪広のコメント
自転車のレースに出始めてから26年、プロ選手としては15年の時間を自転車に費やしてきました。まずは関わったみなさまに心から感謝を申し上げたいと思います。

日本へ帰国してから、日本の若手選手の育成や所属チームの結果を第一に考え、まだまだできると自分に言い聞かせて走ってきました。
Team UKYO、マトリックスパワータグではジャパンプロツアーの年間総合チャンピオンチームになることができました。しかし高いモチベーションを保つことの難しさや体力の低下を2018年シーズンは強く感じることとなりました。
それに伴い、2019年シーズン以降トップ選手として走り続けるのは厳しいと判断し、引退を決断しました。

今まで数々のワールドツアー、ヨーロッパツアー、アジアツアー、アメリカツアー、オセアニアツアーと世界中のトップカテゴリーで走り続けられたのは、これまで関わった全ての皆さまあってのことです。みなさまには感謝しかありません。

今後の活動は現時点では発表はできませんが、2019年以降もレース会場で、ファンのみなさまと目線をそろえ、今後の日本の自転車ロードレースを応援し、盛り上げていきたいと思っています。

みなさま長い間沢山の応援ありがとうございました。

ノバテックJETFLY SL…幅広い用途に使えるシリーズ最軽量ホイール

ノバテックのロードホイール、JETFLY SLが発売された。取り扱いはアクションスポーツ。シリーズ最軽量となる1343g/ペア。トレーニングからレースまで幅広い用途に安心して使えるニューモデル。軽量ダブルバテッドスポークで剛性感の高いロープロファイルリムを使用。これからヒルクライムに挑戦しようという人におすすめ。

ノバテックJETFLY SL

ノバテックJETFLY SL

クリンチャーモデル。価格は6万9800円(税別)。チューブレスレディ対応可。ハブは日本製ベアリングを使用。シマノ10&11s カセット(カンパニョーロ用別売りあり)。

●アクションスポーツのホームページ

カンパニョーロから最高峰のエアロダイナミクスを備えるBORA WTOシリーズ発売

風の名前から名付けられたBORAがこれまでのスタンダードをさらに引き上げる新しいBORAとして登場。カンパニョーロがBORA WTO 77とBORA WTO 60を発売した。WTOはウィンド・トンネル・オプティマイズドの略で、多くの時間を風洞実験に費やしたのでWTOと名付けられた。

BORA WTO 60 BrightLabel

BORA WTO 60
チューブレスこそ最もタイヤの転がり抵抗を低減できるというカンパニョーロの研究に基づき、クリンチャー/チューブレス対応の2-WAY-FITプロファイルを採用。リムフックの形状はチューブレスタイヤに最適化されており、リムにスポークホールも空いていないためリムテープも不要。新設計のリムはさまざまなヨー角の風に対し空気抵抗を極限まで抑え込む独自の形状でワイドタイヤに対応するC19リムプロファイルを採用。ハブ、スポークともに新設計でワイドフランジのアルミハブはシンプルながら大きくくぼんだ中央部を持ちエアロダイナミクスを最適化。スポークも特別な菱形断面形状を備えた製品を組み合わせている。

BORA WTO 60 Dark Label

エアロダイナミクスを向上させる新設計のハブボディ。BORA WTO 60はUSBベアリングを採用
スポークは特殊なひし形断面形状のストレートプルスポークを採用

BORA WTO 60(F+R)ブライトラベル、ダークラベル
■リムタイプ:フルカーボン、クリンチャー(2-Way Fit)、高さ60mm、19C
■スポーク:ステンレス、フロント18本、リヤ21本-G3パターン
■ハブ:アルミボディ、アルミオーバーサイズフランジ、USBセラミック・ボールベアリング
■重量:1550g(フロント670g+リヤ880g)
価格:カンパニョーロボディ/30万円、HGボディ/30万1000円(税別)

BORA WTO 70

BORA WTO 70
最高峰のエアロダイナミクスと究極の回転性能を併せ持つフロントホイール。タイムトライアルやトライアスロンといった特別な用途のために作られ、重量は驚くべき軽さの755g。BORA ULTRA TTとの組み合わせで最高の性能を発揮する、ハイパフォーマンスエアロカーボンホイールでCULTセラミックベアリングを搭載し、最も優れたソリューションが採用されている。
よりシリアスレーサー向けのBORA WTO 77にはCULTセラミックベアリングを採用

BORA WTO 70(フロントのみ)
リム:フルカーボン、クリンチャー(2-Way Fit)、高さ77mm、19C
スポーク:ステンレス、フロント16本
ハブ:アルミボディ、CULTセラミック・ボールベアリング
重量:755g(フロント)
※カンパニョーロ用、シマノ用2種類のブレーキパッドが付属
価格:27万8000円(税別)