サイクルツーリズムセミナー開催へ…自治体や観光団体の情報共有の場

全国横断型のサイクルツーリズム・プロジェクト「ツール・ド・ニッポン」を各地で開催しているルーツ・スポーツ・ジャパンは、スポーツ庁と共同で「サイクルツーリズムセミナー」を開催する。主に地方自治体や観光誘客に関わる団体が対象。日時は2019年2月1日(金)13時~17時30分。

第1部の基調講演では国土交通省自転車活用推進本部とスポーツ庁が、最近のサイクルツーリズムにおける動きを発表。ルーツ・スポーツ・ジャパンから各地の先進事例や、先般実施した「サイクリスト国勢調査2018」、「地方自治体におけるサイクルツーリズム施策に関する調査」の結果などを発表。

第2部では3人のパネリストを招いて、「国内サイクリングガイドツアー」、「インバウンドサイクリングツアー」「地方自治体の誘客」というそれぞれの取り組みについてパネルディスカッションする。また第3部では、サイクルツーリズムに取り組む地方自治体向けのサービス・製品を持つ団体・企業が集まり、自治体とのマッチングタイムを設ける。

サイクルツーリズム(自転車・サイクリングを活用した観光交流振興)施策にすでに取り組んでいたり、今後の取り組みを検討している自治体、観光団体、市民団体の参加を募集している。

サイクルツーリズムセミナー開催要項
・開催日時:2019年2月1日(金)13時~17時30分(予定)※受付12時30分~
・主催:全国サイクルツーリズム連携推進協議会、ルーツ・スポーツ・ジャパン
・共催:スポーツ庁
・後援(予定):国土交通省自転車活用推進本部、観光庁、経済産業省、日本スポーツツーリズム推進機構
・参加費:無料
・定員:100名

▼プログラム
【第1部】基調講演
講演1 スポーツ庁参事官(地域振興担当)増井国光
講演2 国土交通省 自転車活用推進本部事務局次長 大野昌仁
講演3 ルーツ・スポーツ・ジャパン 代表理事 中島祥元

【第2部】パネルディスカッション
コーディネーター:
・栗村修(自転車普及協会 主幹調査役、元プロロードレーサー)

パネリスト:
・田代恭崇(リンケージサイクリング)「日本国内のサイクリングガイドツアー」
・岡朗(岡ツアーズ)「長期滞在型インバウンドサイクリングガイドツアー」
・北村和弘(飛騨市商工観光部)「地域特性を活かした観光振興」

【第3部】自治体・企業マッチングタイム

●サイクルツーリズムセミナーの概要ページ

2018年自転車関連10大ニュース1位は…自転車活用推進研究会が発表

2018年に起きた33本の自転車関連ニュースから、特定非営利活動法人自転車活用推進研究会によるウェブ投票で10大ニュースが選ばれた。自活研会員は1票につき2ポイント、一般の1票は1ポイントとして集計された。

第1位 「自転車活用推進計画」閣議決定、全国自治体でも計画策定(121ポイント)
第2位 東京オリンピック、ロードレースコースが最終決定(78ポイント)
第3位 荒川、釘ばらまき事件と土系舗装施工でモラル問われる(55ポイント)
第4位 日本航空 自転車用コンテナSBCONをツアーで運用(54ポイント)
第5位 自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会(53ポイント)
第6位 土浦駅にサイクリング拠点「りんりんスクエア」開業(45ポイント)
第7位 中国発シェアサイクル「ofo」わずか半年で日本撤退(43ポイント)
第8位 谷垣禎一前自民党総裁が車椅子で安倍総理と面談(39ポイント)
第9位 電動アシスト、ボッシュやシマノ、Bafangなどのユニットが増加(36ポイント)
第10位 羽田空港国際線ターミナルに初の駐輪場、国内線への布石に(35ポイント)
●下線は関連ニュース

そのほかのノミネート23本(自活研理事会選出)
ふたごじてんしゃ発売、初回分完売。尼崎市でシェアも
JR東日本、B.B.BASEにバス追加、ビワイチツアーも
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●自転車活用推進研究会のホームページ