サイクルサッカーはRSV OSAKA同士で決戦…女子競技も初めて実施

室内自転車競技の日本一を決める第49回全日本室内自転車競技選手権大会が12月8、9日に大阪府和泉市・桃山学院大総合体育館で開催された。サイクルサッカーは11月の世界選手権代表ペアであるRSV OSAKA1(村上・高橋)が優勝した。

サイクルサッカー決勝はOSAKA1(村上・高橋)対RSV OSAKA2(岡嶋・森本) ©2018 JCF

■サイクルサッカー
チームメイト同士の対戦となったサイクルサッカー男子決勝。11月の世界選手権代表ペアであるRSV OSAKA1(村上・高橋)がRSV OSAKA2(岡嶋・森本)を破り優勝。RSV OSAKA1の村上はペアを変えての2連覇となった。3位は過去9度の優勝を誇る松田率いるたちかわサイクルサッカークラブ1(松田・赤津)。

激しい戦いを見せるサイクルサッカー ©2018 JCF

今大会ではサイクルサッカー女子も非正式種目ながら実施され、また9月に実施されたUCI総会(オーストリア・インスブルック)にてデモンストレーションが実施されるなど、発展へ向けた片鱗を見せている室内自転車競技。2019年は50回という節目を迎え、大いに盛り上げていきたいという。

今大会ではサイクルサッカー女子も非正式種目ながら実施された ©2018 JCF
今大会ではサイクルサッカー女子も非正式種目ながら実施された ©2018 JCF

1位 RSV OSAKA 1(村上・高橋)
2位 RSV OSAKA 2(岡嶋・森本)
3位 たちかわサイクルサッカークラブ 1(松田・赤津)

サイクルサッカー決勝はOSAKA1(村上・高橋)対RSV OSAKA2(岡嶋・森本) ©2018 JCF
サイクルサッカー決勝はOSAKA1(村上・高橋)対RSV OSAKA2(岡嶋・森本) ©2018 JCF
たちかわサイクルサッカークラブの松田・赤津組 ©2018 JCF
第49回全日本室内自転車競技選手権大会が大阪府和泉市・桃山学院大総合体育館で開催された ©2018 JCF
第49回全日本室内自転車競技選手権の日本チャンピオン ©2018 JCF

サイクルフィギュア女子で京都産業大に進学した近藤菜月が4年連続全日本チャンピオンに

室内自転車競技の日本一を決める第49回全日本室内自転車競技選手権大会が12月8、9日に大阪府和泉市・桃山学院大総合体育館で開催された。サイクルフィギュア女子は2018年から大学生となった近藤菜月(京都産業大)が4連覇を達成。通算6回目の全日本チャンピオンに。

近藤菜月(京都産業大)がサイクルフィギュア女子で4連覇を達成 ©2018 JCF

男子は中川凱公(滋賀C.F.Cブルーレイクエンジェル)が自己ベストで初優勝。過去13度の優勝を誇る芦田史郎(ALMOSTBLACKS)の連勝記録を12で止めた。

中川凱公(滋賀C.F.Cブルーレイクエンジェル)がサイクルフィギュア男子で優勝 ©2018 JCF

・サイクルフィギュア男子
1位 中川 凱公(滋賀C.F.Cブルーレイクエンジェル)
2位 芦田 史朗(ALMOSTBLACKS)

・サイクルフィギュア女子
1位 近藤菜月(京都産業大学)
2位 國久 結希乃(滋賀C.F.Cブルーレイクエンジェル)
3位 笹島 菜花(滋賀C.F.Cブルーレイクエンジェル)

第49回全日本室内自転車競技選手権大会が大阪府和泉市・桃山学院大総合体育館で開催された ©2018 JCF

今大会ではサイクルサッカー女子も非正式種目ながら実施され、また9月に実施されたUCI総会(オーストリア・インスブルック)にてデモンストレーションが実施されるなど、発展へ向けた片鱗を見せている室内自転車競技。50回という節目を迎える2019年大会へ向け、大いに盛り上がっていきそうだ。

第49回全日本室内自転車競技選手権の日本チャンピオン ©2018 JCF

ジロ・デ・イタリアの「ワンダフルルーザー」がオスカー部門賞受賞

2015年のジロ・デ・イタリアを追ったドキュメンタリー映画、「ワンダフルルーザー ディフェレントワールド」がオスカーの外国語&ドキュメンタリー部門賞を獲得した。2018年12月16日にイタリアのミラノにある、サッカー選手アレッサンドロ・デルピエロの経営するレストランで授賞式が行われた。

左からアレッサンドロ・デルピエロ、アルナス・アルナス・マテリス監督、パオロ・ベッリーノ

式にはリトアニアの映画監督アルナス・アルナス・マテリス、ジロ・デ・イタリアを主催するRCSのパオロ・ベッリーノCEOが出席。ジロ・デ・イタリアの過酷な裏側などを克明に追った映画として評価された。

オスカーの外国語ドキュメンタリー部門を受賞したワンダブルルーザー

2018自転車10大ニュースを投票して決めよう…自転車活用推進研究会

「あなたの印象に残った自転車ニュースにご投票ください」と、自活研が選ぶ『2018自転車10大ニュース』のインターネット投票が始まった。

2018年の自転車10大ニュースは?

NPO自転車活用推進研究会では2018年も、この一年に起きた自転車にまつわる十大ニュースを選考・発表いたします。事務局がノミネートした33本のニュースの中から、みなさんの投票で10本を選んでいただきたいと思います。
◎自活研会員は1票につき2ポイント、一般の方の1票は1ポイントとカウントし、得票の多いものから順位をつけて年末に公表いたします。
◎投票締め切りは12月24日正午。結果は集計が整理でき次第お知らせします。
清き一票を、そしてメリークリスマス、明るいお正月をお迎えください。
特定非営利活動法人自転車活用推進研究会

■投票は「自活研」サイトから

ビギナー向けのクロスバイク体験サイクリング合宿が2月に沼津で開催へ

リンケージサイクリングは、2019年2月23日(土)・24日(日)、スルガ銀行サイクルステーション御殿場東支店併設のスルガ銀行サイクルステーションを拠点に、沼津市プレゼンツによるビギナー向けのクロスバイク体験サイクリング合宿を開催する。沼津市に本店を構え、同市とパートナーシップ協定を締結しているスルガ銀行も全面的に協力し開催するもの。

日本一高い富士山の絶景に後押しされ、軽快な走りに感動して達成感も味わえる

スポーツサイクリングを始めた人、始めたい人のスタートアップ合宿を、静岡県御殿場市から沼津市戸田まで距離約100kmを2日間で開催する。沼津市が所有するクロスバイク(スポーツ自転車)を使用したビギナー向の内容。クロスバイクはスポーツ自転車の中でも比較的取り扱いがしやすく、本格的なロードバイクとママチャリの間で重量が軽、24段変速機が搭載されている。スポーツサイクリングにチャレンジするにはもってこいの車種だ。

クロスバイクの操作を練習し距離と坂道にチャレンジしながらサイクリングスポットを巡る2日間。日本一高い富士山と日本一深い駿河湾の絶景に後押しされ、軽快な走りに感動し達成感も味わえる。

クロスバイクはスポーツ自転車の中でも比較的取り扱いがしやすい

アテネ五輪代表の田代恭崇さんがコースを先導
スポーツサイクリングを始めたばかりの人、始めたい人のスタートアップ合宿

スタート前に、ヘルメットのかぶり方からサドルの高さ合わせ、乗り降りの仕方、ブレーキのかけ方、変速機の使い方を練習し、車道で走る注意点や自転車が守る交通法規などを確認するので安心して参加できる。

アテネオリンピックロードレース代表だったリンケージサイクリングの田代恭崇とスタッフがガイドとして先導し、沼津サイクリストフレンドリーエリア創造プロジェクトチームとスルガ銀行サイクリングプロジェクトメンバーもフルサポートする。そしてスペシャルゲストとして、よしもと芸人!静岡県住みます芸人「ちゅ~りっぷ」が24(日)のみ一緒にサイクリングして、参加者のチャレンジを応援する。

募集開始は12月17日(月)9:00〜

よしもと芸人!静岡県住みます芸人「ちゅ~りっぷ」が参加

沼津市Presents ”沼津縦断” クロスバイク体験サイクリング合宿 Supported by スルガ銀行
[日 時]:2019年2月23日(土),24日(日) 09:00-18:45
[参加費]:旅行代金:1万2000円(税込) レンタサイクル、ヘルメット、シングルルーム宿泊(朝食付)、貸切バス込み
※別途飲食入浴費など
[定 員]:16名 ※2/14(木)締切、先着申込順定員になり次第募集締切
[会 場]:スルガ銀行サイクルステーション(御殿場東支店併設)静岡県御殿場市東田中1-4-6
[内 容]:沼津市が所有するクロスバイク(スポーツ自転車)を使用したビギナー向のサイクリング合宿
[雨天時]:貸切バスでのサイクリングスポット巡り
[申 込]:スルガ銀行サイクリングプロジェクト「facebook」ページにて告知
[概 要]:リンケージサイクリングホームページより
募集開始は12月17日(月)9:00〜
[問合せ]:リンケージサイクリング TEL:0466-51-8497

キナンの5シーズン目は平均年齢28歳、12選手が所属

発足して5年目となるキナンサイクリングが2019年シーズンの体制を12月16日に発表。新規加入3選手を加えた12選手で戦っていく。

新加入選手3人をチームに迎える。ブリヂストンサイクリングから移籍の大久保陣は、国内外での経験が豊富なスピードマン。スプリンターとして、フィニッシュ前での絶対的な強さをもちつつ、コースレイアウトや展開に合わせて逃げや要所でのアタックなど、レース巧者としての一面も持ち合わせる。キナンのホームレースであるツール・ド・熊野(UCIアジアツアー2.2)では、2016年の第3ステージで優勝。30歳を迎え、豊富なキャリアを若い選手の多いチームに落とし込むことが期待される。

23歳の荒井佑太はUCIコンチネンタルチーム初所属。法政大卒業後、福井県を拠点に競技活動を行い、地元開催となった2018年の福井国体ではトラック競技・ポイントレースで2位入賞。県民の期待に応え、大会のヒーローとなった。大学時代には同競技で日本代表に選出された経験があり、ピストバイクで培ったスピードをキナン加入を機に本格的に取り組むロードレースに生かしていくこととなる。

2018年7月に競輪選手としてデビューした福田真平は、かつてロードレースで実績を残してきた31歳。競輪選手としての活動と並行して、2019年から本格始動するトラックレースシリーズ「バンクリーグ」にキナンの一員として出場する予定となっている。

2018年からの継続は9選手(いずれも正選手)。新加入選手を加えた全12選手の内訳は、日本人ライダー9人、スペイン人ライダー2人、フランス人ライダー1人で、平均年齢は28歳。サイクルロードレースでは30歳前後の選手がキャリアのピークを迎えている例が多いが、同チームも多くの選手が脂の乗った時期に差しかかっていて、ビッグレースでの好結果につなげていきたいという。

多彩なメンバーでのチーム編成が実現したことにより、2019年シーズンからは選手の専門種目に応じてロード、トラック、シクロクロスの3部門にパート分けを行なう。ロードを基本としながら、荒井と福田がトラックに、土や芝といった不整地を走るシクロクロスには雨乞竜己を配し、幅広くレース活動を行う。

2018年シーズンは、チームの悲願であったツアー・オブ・ジャパン制覇、日本チャンピオンの輩出と、大きな成果を挙げることができた。続く2019年シーズンもこれまで通り、UCIアジアツアーを主戦場に戦っていく。2017年の同ツアーでチームランキング1位を獲得したことから、来季は多くの大会での招待・参戦が期待できる状況にある。アジアでのレース出場を積極的に行い、シーズン11勝を挙げた2017年、同じく9勝を挙げた2018年を上回る成績を目指す。

メインスポンサー「キナン」のお膝元である熊野地域を舞台に開催されるツール・ド・熊野での個人総合優勝者の輩出を最大目標に。並行して、国際レース出場を通じた選手の強化、イベント開催・参加を通じた熊野地域や自転車界への貢献、自転車安全教室の実施、ホストレースである「KINAN AACA CUP」の開催など、多岐にわたって活動に取り組んでいく。

KINAN Cycling Team 2019年シーズン所属選手

山本 元喜(やまもと げんき)/Genki YAMAMOTO

山本 元喜(やまもと げんき)/Genki YAMAMOTO 国籍:日本
1991年11月19日生まれ、身長163cm・体重62kg、脚質:パンチャー、ルーラー
・2018年主要リザルト
全日本自転車競技大会ロードレース 優勝
インターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン(UCI2.2) 個人総合5位

椿 大志(つばき ひろし)/Hiroshi TSUBAKI

椿 大志(つばき ひろし)/Hiroshi TSUBAKI 国籍:日本
1991年5月18日生まれ、身長173cm・体重60kg、脚質:パンチャー
・2018年主要リザルト
シャールジャ・ツアー(UCI2.1) 個人総合87位
シマノ鈴鹿ロードレースクラシック 91位

マルコス・ガルシア/Marcos GARCIA

マルコス・ガルシア/Marcos GARCIA 国籍:スペイン
1986年12月4日生まれ、身長169cm・体重55kg、脚質:クライマー
・2018 年主要リザルト
ツアー・オブ・ジャパン(UCI2.1) 個人総合優勝(ステージ1勝)
ツール・ド・熊野(UCIアジアツアー2.2) 個人総合8位

山本 大喜(やまもと まさき)/Masaki YAMAMOTO

山本 大喜(やまもと まさき)/Masaki YAMAMOTO 国籍:日本
1996年1月8日、身長171cm・体重68kg、脚質:パンチャー
・2018年主要リザルト
アジア自転車競技選手権大会ロードレース アンダー23ロードレース優勝
全日本自転車競技大会ロード・タイムトライアル アンダー23 優勝

サルバドール・グアルディオラ/Salvador GUARDIOLA

サルバドール・グアルディオラ/Salvador GUARDIOLA 国籍:スペイン
1989年7月22日生まれ、身長185cm、脚質:オールラウンダー、クライマー
・2018年主要リザルト
ツール・ド・熊野(UCI2.2) 個人総合5位
インターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン(UCI2.2) 個人総合9位

雨乞 竜己(あまごい たつき)/Tatsuki AMAGOI

雨乞 竜己(あまごい たつき)/Tatsuki AMAGOI 国籍:日本 ※シクロクロス並行
1992年1月4日生まれ、身長177cm・体重61kg 脚質:スプリンター、シクロクロス
・2018年主要リザルト
ツール・ド・コリア(UCIアジアツアー2.1) 第5ステージ5位
シマノ鈴鹿ロードレースクラシック 5位

トマ・ルバ/Thomas LEBAS

トマ・ルバ/Thomas LEBAS 国籍:フランス
1985年12月14日生まれ、身長182cm・体重65kg、脚質:クライマー
・2018年主要リザルト
シャールジャ・ツアー(UCI2.1) 個人総合2位
ツアー・オブ・ジャパン(UCI2.1) 個人総合3位(ステージ1勝)

中島 康晴(なかじま やすはる)/Yasuharu NAKAJIMA

中島 康晴(なかじま やすはる)/Yasuharu NAKAJIMA 国籍:日本
1984年12月27日生まれ、身長172cm・体重64kg、脚質:ダウンヒラー
・2018年主要リザルト
スリランカ Tカップ(UCI2.2) 個人総合優勝(ステージ1勝)
JBCF 広島クリテリウム(Jプロツアー) 2位

新城 雄大(あらしろ ゆうだい)/Yudai ARASHIRO

新城 雄大(あらしろ ゆうだい)/Yudai ARASHIRO 国籍:日本
1995年7月3日生まれ、身長176.5cm・体重65.5kg、脚質:パンチャー、ルーラー
・2018年主要リザルト
全日本自転車競技大会ロードレース 3位
JBCF 宇都宮ロードレース(Jプロツアー) 10位

大久保 陣(おおくぼ じん)/Jin OKUBO

大久保 陣(おおくぼ じん)/Jin OKUBO 国籍:日本
2018年所属チーム:チーム ブリヂストンサイクリング
1988年10月8日生まれ、身長184cm・体重66kg、脚質:スプリンター
・2018年主要リザルト
JBCF まえばしクリテリウム(Jプロツアー) 3位
ツアー・オブ・ジャパン(UCI2.1) 第4ステージ4位

福田 真平(ふくだ しんぺい)/Shinpei FUKUDA

福田 真平(ふくだ しんぺい)/Shinpei FUKUDA 国籍:日本 ※トラック並行
1987年11月22日生まれ、身長167cm・体重70kg、脚質:トラック・競輪
・2018年主要リザルト
競輪1着 14回
KINAN AACA CUP 2018 第5戦 優勝

荒井 佑太(あらい ゆうた)/Yuta ARAI

荒井 佑太(あらい ゆうた)/Yuta ARAI 国籍:日本 ※トラック並行
2018年所属チーム:福井県自転車競技連盟(科学技術高職)
1995年7月19日生まれ、脚質:トラック・中距離
・2018年主要リザルト
福井国体トラック競技・ポイントレース 2位
全日本自転車競技選手権大会トラック・レース ポイントレース9位