「ヘルシースルメ」…子ども乗せ自転車の事故から守るチェック項目

自転車安全サポート委員会は、5月5日(日)「自転車の日」「子どもの日」を前に子ども乗せ自転車を事故から守るためのチェックシート「ヘルシースルメ」を作成、発表した。ママ自転車先生として知られる北方真起(きたかたまき)が全国のママと子どもに向けて、事故防止の5項目をまとめ、分かりやすいようにそれぞれの頭文字を並べて「ヘルシースルメ」とした。

2008年6月1日の道路交通法改正により、保護者が児童または幼児を自転車に同乗させる場合や13歳未満の子どもが自分で自転車を運転する際にヘルメットの着用に努めることが明言化されている。ところが義務化施行後8年を経た2016年の着用率調査でも、ヘルメット着用率はわずかに増加傾向ながら「必ず着用させている」子ども乗せ自転車利用者は44.5%にとどまっている。

同委員会の北方代表は、自らが自転車事故に遭った経験から、子育て期の保護者や未就学児など5000人を超える人に自転車安全利用の心得とルールを指導してきました。今後は、この子ども乗せ自転車を事故から守るためチェックシート「ヘルシースルメ」を使用して、全国の幼稚園・保育園・自治体などで自転車安全利用のための講座を開催。保護者が学べるもの、子どもたちが参加しながら楽しく学べるものなどを用意していくという。

5月13日(日)京都市の自転車マナーアップフェスタ 同委員会ブース
6月16日(土)さいたま市の保護者向け の自転車安全講習会にて当チェックシートを使用・配布 予定です。

「ヘルシースルメ」チェックシートの詳細

自転車安全サポート委員会ホームページ

▼自転車安全サポート委員会とは・・・
行政でも企業でもない、ママがママ・パパ・子どもなど家族とともに自転車の安全を考え、学ぶための会。自転車の事故は「知ること」で確実に減らすことができる。これまで豊島区、板橋区、さいたま市、大阪市、千葉県他で 自転車の安全利用に関する講座・講演などを積極的に開催。各自治体の自転車まちづくり施策や自転車イベントの企画、安全啓発に関する冊子・印刷物・WEB制作・保護者向けの市場調査なども行っている。

北方真起

北方真起(きたかたまき)プロフィール
自転車安全サポート委員会「じてサポ」代表・自転車安全利用コンサルタント
NPO法人自転車活用推進研究会理事・ Wa-Life Labo(わらいふラボ)代表
国土交通省、東京都、豊島区、さいたま市などの 自転車まちづくりや子ども子育てなどの委員や講師などを歴任。
メディア掲載実績多数。

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自転車活用推進計画案…国民から広く意見を求めるパブリックコメント募集中

国土交通省の自転車活用推進本部は4月27日から5月10日まで自転車活用推進計画案を公表し、国民から広く意見を求めるパブリックコメントを受け付けている。案を一読してコメントを送るチャンスなのでぜひ意見を送ろう。

2017年5月1日に施行された自転車活用推進法に基づき、自転車の活用推進に関する目標や実施すべき策を定める「自転車活用推進計画」が現在作成作業が進められている。自転車活用推進本部では、自転車専用道路の整備やシェアサイクルの普及促進などをどのように展開したらいいかという「自転車活用推進計画」を2018年夏までに策定することとしている。この計画の策定に向けて、有識者会議における検討とともに広く意見を募ろうというのが今回のパブリックコメント募集の意図。

意見募集の詳細については、電子政府の総合窓口(e-Gov)中「パブリックコメント(意見募集中案件一覧)」欄を参照のこと。
「自転車活用推進計画(案)」に関する意見募集について

自転車活用推進計画(案)に関するパブリックコメント実施(国土交通省)

自転車活用推進計画(案)=PDF形式

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写真家オリビエロ・トスカーニがジロ・デ・イタリアを撮影…父の遺志を継ぐ

まだ無名だったベネトンを世界的ブランドに押し上げたイタリアの写真家オリビエロ・トスカーニがジロ・デ・イタリアの開幕地であるイスラエルのエルサレムを訪問し、初めて自転車レースを撮影する。父のフェデーレはかつてジロ・デ・イタリアに帯同していたカメラマンで、ファウスト・コッピやジーノ・バルタリといった名選手と親交があった。

オリビエロの父であるフェデーレ・トスカーニ(左)とイタリアの伝説的自転車選手ファウスト・コッピ

「1950年代、ボクの父はジロ・デ・イタリアを追うカメラマンだった。コッピやバルタリと友だちだったようで、いつか父のように自転車レースに関わりたいと願っていた。それが現実となったよ。現代のコッピやバルタリを撮影したい」とトスカーニ。

エルサレムでは広告キャラバン隊に交じって、選手から沿道のファンのために働くスタッフらを撮影していくという。レースがイタリアに渡ったのちもアッシジ、トレント、ベナリアレアレ、ローマでジロ・デ・イタリアに合流する予定だという。

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サーモスの自転車用ステンレスボトルをインプレッションしてみた

世界で初めて真空断熱製魔法瓶を製品化したことで知られる魔法びんのグローバル企業サーモス。注目されている自転車用ステンレスボトル「真空断熱ストローボトル FFQ-600」をチェックしてみた。

サーモスの自転車用ステンレスボトル。レッドカラーは最新色

まず日常生活で使えます。冷蔵庫で冷やしたミネラルウォーターを入れて外出すれば、その日ずっと冷たいままで飲めます。麦茶やスポーツドリンクも可。ただしクール専用なので、ホットドリンクは不可ということだ。クーリング性能を発揮させるためにステンレス鋼を二重構造化して真空断熱層を作っている。重量は270gなので通常ボトルよりも重いが、内容量600mlのドリンクを入れてボトルに差せばまったく気にならない。

走行中の操作も慣れれば困ることはない。リリースボタンをプッシュするとストローが飛び差してくるのでそれを口に運べばいい。ストローは底まで届いているので、顔を上向きにしてボトルからドリンクを絞り出さなくてもいい。ちょうど指がかかる位置に滑り止めの樹脂製リングがボトルを一回りしているので、落としやすいということもない。

ただしボトルケージ材質との相性があって、カーボンケージはガタガタしてしまう。ボトルケージのデザインによってはホールド力が不十分かもしれない。そんなときは「100均」などで売っているドア緩衝材などを使用。半円形をしたソフトクッションあるいはその端切れをケージの内側など要所に貼り付ければガタガタする音がなくなり、衝撃による不意の落下も防止できる。

最近の日本は猛暑になりがちで、照りつける日差しを長時間浴びていると精神的に不安になってしまうことも。そんなときに冷たい水を飲めばスーっと落ち着くことがある。氷を入れれば数時間経過しても氷がなくならないほどの保冷力。きっとサイクリストの味方になってくれるはずだ。

石畳などの路面ではカタカタとボトルがケージにふれる音がするので、緩衝材などで消音する必要がある

カラーはステンレスブラック、ステンレスホワイト、ステンレスレッド。3600円(税別)。取り扱いは自転車用品輸入商社のマルイ。

サーモス社ホームページより

【特急】サーモス 真空断熱ストローボトル FFQ-600 600ml

価格:3,499円
(2018/4/30 23:16時点)
感想(1件)

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初開催のトライアルアジア選手権…寺井一希、寺井一希ら日本勢が4カテゴリー独占

初開催となる自転車トライアルのアジア選手権が4月30日に長野県佐久市の佐久ミレニアムパーク特設会場で行われ、男子エリートでは20インチクラスで寺井一希が、26インチクラスで塩崎太夢が優勝して初代アジアチャンピオンになった。

この大会が初開催となったアジア選手権大会トライアル。日本を含むアジア5カ国の代表チームが出場。実施されたのは男女あわせて4カテゴリーだった。男子エリート20は前日に同会場で行われた全日本選手権で7連覇を果たした寺井がワールドレベルの圧倒的な競技力を披露して優勝。男子エリート26も前日の全日本選手権クラス勝者の寺井一希が優勝。

女子エリート、男子ジュニアも日本人選手が優勝し、実施4カテゴリーの優勝を日本が独占して会場を盛り上げた。トライアルは知名度の高い競技ではないものの、アジア選手権の実施によって機運を高め、今後さらなる発展を目指していきたいという。

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ヤコブ・フルサングがツール・ド・ロマンディ第4ステージで独走勝利

第72回ツール・ド・ロマンディは4月28日にスイスで最難関と言われる距離149kmの第4ステージが行われ、アスタナのヤコブ・フルサング(デンマーク)が残り15kmでアタックを決めてゴールまで独走してステージ勝利した。総合成績ではロット・ユンボのプリモズ・ログリッチ(スロベニア)が首位を守った。

ツール・ド・ロマンディ第4ステージで独走優勝したヤコブ・フルサング © Luis Angel Gomez/BettiniPhoto

「この勝利はツール・ド・フランスに向けての準備としてとてもいいものになった」とフルサング。

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