2020五輪まで1年…ブリヂストンサイクルが静岡で体験イベント

ブリヂストンサイクルは2019年7月21日、東京2020オリンピック・パラリンピックの自転車競技ゴール地点となる静岡県の富士スピードウェイで開催された「自転車競技開催1年前イベント in 静岡」に企画協力し、スポーツバイクを身近に感じてもらえるような体験型のコンテンツを提供した。

同社は、東京2020オリンピックロードレースコースの一部となっている山中湖畔や明神・三国峠を自転車シミュレーターで体験できるブース出展や、同社のスポーツバイク試乗会を実施した。

元五輪代表の飯島誠がロードレースコースを開設

イベントには、抽選で選ばれた1200人が全国各地から富士スピードウェイに集まり、会場内で実施された各種イベントを楽しんだ。メインステージでは同社従業員でオリンピック出場経験を持つ飯島誠が、自転車競技や東京2020オリンピックロードレースコースの解説を行い、その魅力を伝えた。

同日には、東京2020オリンピックロードレースコース(一部区間を除く)を舞台にした「READY STEADY TOKYO – 自転車競技(ロード)」が開催され、富士スピードウェイに集まった参加者は、世界トップレベルの選手たちによる終盤の手に汗握るレースを観戦した。

READY STEADY TOKYO – 自転車競技(ロード)

ブリヂストンサイクリングからは石橋学が日本人2位、16位に入った。

READY STEADY TOKYOで石橋学が16位

本番まで1年を切り、静岡県をはじめとした開催地域では、東京2020オリンピック自転車競技への関心が高まっている。ブリヂストンサイクルは、「オリンピックおよびパラリンピックのワールドワイドパートナーとして、今後も東京2020大会、そして2024年までのオリンピック・パラリンピックを応援していきます」と意気込む。

●ブリヂストンサイクルのホームページ

ツール・ド・三陸はロゲイニングが追加されて4コースに

東日本大震災復興支援サイクルイベントの「ツール・ド・三陸 サイクリング チャレンジ 2019 in りくぜんたかた・おおふなと」が2019年8月25日(日)に岩手県の陸前高田市と大船渡市で開催される。

震災後の状況を全国の人に実際に来て見て体感してもらいたいという気持ちから始まった大会も8年目。少しずつ復興の明るい兆しが見えてきていて、2018年の大会スタート/ゴールは、かさ上げされた市街地中心部の「まちなか広場」で、まちびらきイベントと合同開催された。あいにくの雨にもかかわらず、全国からたくさんの参加者が集まり、街の復興を盛り上げたイベントとなった。

2019年のコースは「健脚 Basic コース(約 48km)」、「健脚フルコース(約 63km)」に上級ヒルクライマー向け「剛脚もののけフルコース(約 70km)」の3コースに、子供も含めて幅広く参加できる「ファミリー・サイクルロゲイニング」の4コースでの開催となる。

今回も大会ホストライダーの日向涼子、3年連続参加のモデルの福田萌子とタレントの杏寿沙、初参加の成田美織らが大会に花を添える。

さらに2019年で3回目参加のパラサイクリスト石井雅史、元競輪選手の松島伸安、アテネパラリンピック・タンデムスプリント銀メダリストの大木卓也らが初参加で大会を大いに盛り上げる。

■大会目的:東日本大震災によって甚大な被害を被った東北地方三陸エリアの復興町づく りを、環境にやさしく、健康的な自転車イベントの開催で応援しながら、地域振興と広域 観光の推進を継続的にサポートしていくことを目的とする。また、参加者はもとより被 災地の多くの人にサイクリングの楽しさを広く啓発することも目指す。

■開催場所:岩手県陸前高田市、大船渡市内周辺コース
■開催日程:2019年8月24日 (土) ~8月25日(日)
8月24日(土):登録受付、前夜祭
8月25日(日):大会開会式、コース走行、ステージイベント
■スタート&ゴール会場
:陸前高田市 「まちなか広場」周辺(陸前高田市高田町字大町39番地)

●ツール・ド・三陸のホームページ

22歳のランブレヒトがツール・ド・ポローニュでクラッシュ死

ロット・スーダルのビヨルグ・ランブレヒト(ベルギー)が8月5日、ツール・ド・ポローニュ第3ステージで落車し、搬送された病院で死亡した。22歳。2018年9月28日に開催された世界選手権U23男子ロードでは15秒遅れの2位。2019年は春のクラシックで上位成績を連発していた注目選手だった。

世界選手権U23を走るビヨルグ・ランブレヒト(左) © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto

ランブレヒトは168cmと小柄ながらクラシックレースやグランツールのステージレースで勝てる若手の逸材として注目されていた。2017年はリエージュ〜バストーニュ〜リエージュのU23クラスで優勝。2018年にロット・スーダル入りし、アムステルゴールドレース6位、フレッシュワロンヌ4位と活躍した。

ロット・スーダルのビヨルグ・ランブレヒト ©Vincent Kalut, Jimmy Bolcina & Nico Vereecken / Photonews

●ロット・スーダルのホームページ