レッドブル・アイスクロスが2020年2月15日横浜で開催

アイスホッケー、ダウンヒルスキー、スノーボードクロスの要素を取り入れたアイスクロス・ダウンヒル競技が2020年2月15日(土)に横浜で開催される。2018年12月に日本において初開催された大会に続いて2回目。前回は「レッドブル・クラッシュドアイス」という名称だったが、競技名称が変更された。

2018年12月の横浜大会 ©Joerg Mitter/ Red Bull Content Pool

安床武士、山内斗真、山本純子が参戦へ

2001年にRed Bull Crashed Iceとしてスタートしたこの競技は2010年より世界選手権として開催し、2018年に日本初の大会を横浜で開催した。そして20年目の節目となる今シーズンより、Red Bull Crashed Ice World Championship はATSX(All Terrain Skate Cross)連盟が主催する世界選手権として、その名称を「Red Bull Ice Cross World Championship」(レッドブル・アイスクロス・ワールドチャンピオンシップ)に変えて新たにスタートする。

ジュニア優勝のジョアニー・バレスケスを中央に左が2位マルティン・バロ、右が3位山内斗真 ©Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool

日本では、2018年の初開催に続いて2回目の大会を2020年2月15日(土)に再び横浜で開催予定となった。この観戦チケットを11月8日(金)18:00よりオフィシャルホームページで先行受付を開始する。

ATSX主催の世界選手権Red Bull Ice Cross World Championshipは、大会開催規模と獲得ポイントでATSX 250、ATSX 500、ATSX 1000の3クラスに分かれている。大会に出場するのはRed Bull Crashed Ice男子世界チャンピオンのキャメロン・ナーズ(米国)をはじめ、往年のチャンピオンであるカイルとスコットのクロクソール兄弟(カナダ)、同じく元チャンピオンのマルコと、その兄に負けるとも劣らないルカのダラーゴ兄弟(オーストリア)。日本からはX-GAMESで幾度も優勝しているインラインスケート・ハーフパイプ界トップアスリートの安床武士と、昨シーズン初参戦ながら、ボストン大会のジュニア部門で日本人初表彰台(3位)を獲得した山内斗真が参戦を予定している。

日本男子のエース安床武士 ©Andreas Langreiter / Red Bull Content Pool

女子は2シーズン連続で世界チャンピオンに輝き勢いに乗るアマンダ・トルンゾ(米国)とリベンジに燃えるジャクリーン・レジェール(カナダ)、そしてワールドチャンピオンを狙うミリアム・トレパニエ(カナダ)などの強豪選手に、日本からは表彰台さらには初優勝を狙う山本純子が参加。

これまで単身で海外大会を転戦してきた山本純子にとっては夢にまで見た国内大会だった © Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

国内の注目選手

●山本純子
日本にも楽しさを伝えたい! レッドブル・クラッシュドアイスに挑む山本純子
●安床武士
消えていく世界チャンピオンの後ろ姿は忘れない…安床武士ファイナルで敗退
●鈴木雅仁
あとに続く道を作っておきたい…レッドブル・クラッシュドアイスに挑んだ鈴木雅仁
●吉田安里沙
吉田安里沙17歳。レッドブル・クラッシュドアイスは第1章が終わったばかり
●佐藤つば冴
このままでは終われない! 佐藤つば冴、クラッシュドアイスに継続参戦

●大会最新情報まとめページへ


■アイスクロス・ダウンヒルについて
アイスホッケー、ダウンヒルスキー、そしてスキークロスやスノーボードクロスの要素を取り入 れた競技。アイスホッケーのプロテクターを付けた恐れ知らずの選手たちが、コース途中に設置されたヘアピンカーブやバンクコーナー、連続バンプや段差などの障害物をかわしながら高低差のある全長最大約700mの氷の特設コースを滑り降りるレース。
コースは自然の地形やスキー場、さらには街中に特設会場を設置して行われる。カテゴリーは男子、女子、ジュニアの3つで、レースは1ヒート4名ごとに行い、最高時速は約80kmにも達する。
各ヒートの上位2名が次のレースに勝ち進み、決勝レースも4名で競われる。コースの難易度と獲得できるポイントによって大会はATSX 250、ATSX 500、ATSX 1000の3クラスに分けられている。この20年の間に競技の人気は大きくなり、これまで51カ国から1000人以上が大会に参加しているが、彼らを見るために多くの熱烈なファンが会場に詰め掛けている。

ボストン大会はレッドソックスのフェンウェイパークが会場となった ©Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool

ATSX 1000 / Red Bull Ice Cross World Championship Yokohama 2020 ATSX 1000 / レッドブル・アイスクロス・ワールドチャンピオンシップ横浜2020
会場:臨港パーク特設会場(神奈川県横浜市西区みなとみらい1丁目1-1)
日時:2020年2月15日(土)
OPEN 15:00
START 18:00
※雨天決行・荒天中止 ※予告なく変更になる場合あり
内容:アイスクロス・ダウンヒル世界選手権(Red Bull Ice Cross World Championship)のATSX 1000クラスの大会。
ホームページ
主催:レッドブル・ジャパン
後援:横浜市(予定)
協賛:BFGoodrich、株式会社SUBARU、FAVRE-LEUBA

■チケット販売窓口

※各先行受付、一般販売ともに上記URLからアクセス可
席種
SSエリア:観覧デッキからスタートや会場を見渡せるVIPエリア
Sエリア:コース至近のエキサイティングエリア
Aエリア:一般観戦エリア
AエリアU-18:18歳以下限定(入場時に年齢確認を行う場合あり)
オフィシャルHP先行受付(先着)
期間:11月8日(金)18:00~11月21日(木)23:59
料金(税込):
SSエリア10,000円
Sエリア 6,000円
Aエリア一般 4,000円
AエリアU-18 2,000円
ローソンチケット最速先行受付(先着)
期間:11月22日(金)11:00~11月29日(金)23:59
一般先行受付期間:12月1日(日)
一般発売期間:12月14日(土)12:00~

備考
・未就学児無料(保護者同伴に限り)
・すべて立ち見席
チケット問い合わせ先:ローソンチケットインフォメーション電話:0570-000-777(10:00~18:00)

カリマーから軽量性と耐久性に優れた立体設計のテクニカルウエア

英国発祥のアウトドアブランドkarrimor(カリマー)は、2019AWシーズンにデビューを迎えたアルパインレーベルより、過酷な状況下でも耐えうるテクニカルウエア「alpiniste jkt(アルピニステ ジャケット)」「alpiniste pants(アルピニステ パンツ)」を全国のカリマー取り扱い店とECサイトで発売する。

アルピニステ ジャケット

カリマーは、アルピニズム発祥の英国で生まれ、“carry more=もっと運べる”を語源とし、創業以来多くの登山家や冒険家を支える、数々の製品を生み出し続けてきた。

アルピニステ パンツ

アルパインレーベルultimateは、国内外で活動する気鋭のクライマーと協業しながら専門性を追求し、過酷な状況下でも耐えうるテクニカルプロダクトを開発。今シーズンは、過酷な環境への対応力や登攀テクニックが必要とされる冬期のアルパインクライミングを目標に設定し、“極限=ultimate”を追い求めるクライマーの要望を具現化したコレクションをリリース。

アルピニステ ジャケット

Price:¥69,000 + tax Size:XS/ S/ M / L XL Weight:500g Color:Orange/ IceNavy Material:肩: event_ 3L 40D70D Taffeta (表:Nylon 100%, 中間層:eVent membrane PTFE, 裏:20D polyester knit back 100%), 身頃: event_ 3L 40D40D Ripstop (表:Nylon 100%, 中間層:eVent membrane PTFE, 裏:20D polyester knit back 100%) 耐水圧: 30,000/透湿性:10,000g/m2/24h(A1)

裾部にはハーネス着用時にウエアのずり上がりを抑えるヘムアジャスターを配置
首振りの可動域を十分に確保。フードに配置されたコードを引くことでフィット感を保ち、雨や風の侵入を最小限に抑える

ハーネスと接するウエスト回りのデザインを重要視したフィット性の高いシェイプ、腕上げなどのダイナミックな動きに対応するパターン設計を採用した「alpiniste jkt」は、軽量性と耐久性に優れた〈eVent〉をメインファブリック使用。ピットジップは横向きに配置することで効果的な換気を促し、登攀時でも開け閉めが可能な仕様に。フードはヘルメットの装着を前提としつつも、スノーシャワーや防風性、前方を高く設定して目の下部分の日焼け防止を考慮した形状にデザインしている。

チェストには小物を出し入れしやすいポケットを 左右に設け、内部にはフードのフィット感を調整するドローコードを配置
裾タブに視認性を高めるリフレクション加工を施した

また、フロントジップ上部には呼吸をサポートする通気孔を確保し、腰のベンチレーションポケットにはトリプルスライダーを採用することで、開閉のしやすさだけでなく風の抵抗を抑えられるようにスライダー位置の調整可能になっている。裾タブに被視認性を高めるリフレクション加工をも施したカリマーならではのテクニカルウエア。

脇下には横向きのベンチレーション、サイドにはトリプルスライダーを使用したベンチレーションポケットを配置
腕を上げてもサイドが引っ張られないよう、肩まわりには立体裁断・3Dパ ターン設計を採用

アルピニステ パンツ

Price:¥39,000 + tax Size:XS / S / M / L / X Material:event_ 3L 40D*40D Ripstop (表:Nylon 100%, 中間層 :eVent membrane PTFE , 裏:20D polyester knit back 100%), アイゼンガード:kevlar ® -keprotec(Nylon 88%, Aramid 12%) 耐水圧 : 30,000/ 透湿性:10,000g/m2/24h(A1)

サイドのジップはフルオープンタイプ。フロントのファスナーは長く設定され、下からでも開閉可能
岩場での摩擦、クランポンでダメージの起きやすい部分は高耐久素材ケブラーで補強している

メインファブリックには、軽量性と耐久性に優れた〈eVent〉を採用。立体裁断により、 脚部の可動範囲を拡張した。岩場での摩擦、クランポンでダメージの起きやすい部分は〈Kevlar〉で補強。サイドジップはフルオープンタイプで、フロントのファスナーは長く設定され、下からでも開閉可能な設計に。フィット性を高めるサスペンダーは取り外し可能で、凍結しやすいゴムは一部に使用しフィット感と実用性を両立。股上を深めに設計し、雪の侵入やハーネス類との干渉を最小限に抑える。

ダブルファスナーにより下からの開閉も可能になっている
ハーネスに干渉しない位置にポケットを配置。クライミング時でもアクセスしやすく、小物の携行を可能にする

また、フロントのボタンはロック式を採用し、ハーネスに干渉しない位置にポケットを1つ配置。クライミングのニーズに適合させた機能を兼ね備えたレギュラーフィットタイプのテクニカルウエア。

凍結しやすいゴムは一部に使用しフィット感と実用性を両立
裾タブにリフレクション加工を施し、夜間での視認性を高めている

●カリマーのホームページ

悪魔おじさん「日本の自転車ファンは世界で一番素晴らしい」

ツール・ド・フランスの沿道で悪魔にふんして応援し続ける名物人間、「悪魔おじさん」ことドイツのディディ・センフトさん(67)がツール・ド・フランスさいたまの開催に合わせて4年連続で来日。サービス精神旺盛で、地球環境の変化も気に留める。今回はその人となりを知るために独占インタビューした。

いろいろなところに悪魔がいるのは知っている

10月27日に開催されたツール・ド・フランスさいたまの会場で、ドイツから持ち込んだヤリをふりかざす。「両脇に悪魔娘を従えて、とてもいい気分だよ」と上機嫌。

悪魔おじさんは毎年ツール・ド・フランス沿道に出没する。バンタイプのクルマで乗りつけ、手作りの自転車をディスプレーして選手や関係者を待ち構えるのである。自転車ロードレースではゴールの1km手前に赤い逆三角形の旗を設置するのがルールだが、「ドイツで赤は悪魔の意味なんだ。だから自らをそれになぞらえて赤い衣装を着用しているのだ」と言う。

日本のロックバンドにも悪魔がいることを教えると、「ぜひ会ってみたいね。いろいろなところに悪魔がいるのは知っている。それぞれにオリジナリティがあっていいと思うよ」と肯定的だ。

羽田空港でいきなりハイテンションの悪魔おじさん

好きなスポーツは、やはり自転車競技。自分で実践するスポーツは「フィッシング」。ドイツはサッカーの人気が高いが、悪魔おじさんは一回もやったことがないという。

自転車選手の中で一番好きな選手はという問いには、「みんな好きだよ!」という優等生的な回答でサラリとかわした。

「ツール・ド・フランスさいたまでは、パラサイクリングの選手たちにビックリした。彼らはみんなすごいね!」と言葉を続ける。

日本人女性に大人気のマルセル・キッテルさん。来日時に悪魔おじさんの通訳をしてくれることも

ツール・ド・フランス期間中はクルマに寝泊まりをしながら移動する。

「キャンピングカーではなくて、普通のバンだよ。クルマで移動しないとシャワーができないから、自転車で旅をしたことはないね」と意外とあっさりと解答された。

それでも自転車のよさを語ってくれた。

「まず、交通手段としてとてもいいよね。どこへでも行けるし。あとは、やっぱり健康にいいところかな。いい運動になると思うよ」

日本の自転車ファンとトイレに感動した!

さらに日本の自転車ファンのすばらしさについて力説する。選手との距離感がいいという分析だ。

「これまで500以上レースを観に行ったけど、沿道で選手とファンがあんなにハイタッチをしているところは見たことがないよ」

日本の伝統的な文化のなかで感銘を受けたものを聞くとなぜかトイレの話になった。

「便座が温かいのがいいし、お尻もきれいになる。あんなトイレ、ドイツにはないよ」

一方で、日本食はあまり好きではない。生ものが苦手で、とりわけ「寿司は最悪」と切り捨てる。焼き魚はそれでも口にすることがあるが、ハシが使いづらいので故郷の食事が恋しいという。

高学歴な悪魔娘と。ディアブロという共通ワードで会話していた気がする

ツール・ド・フランスさいたまには大会協賛企業である建物総合管理会社「クリーン工房」の招待。起用の理由は「環境省のクールチョイス」をピーアールすることである。自転車は二酸化炭素を排出しない移動手段であり、地球温暖化対策としてみんなで自転車に乗ろうと訴える。

「日本もヨーロッパも地球環境が変化していることを痛感している。このままではいけないと思う。環境面に限らず、問題を解決するためにはまず平和が大事だよ。戦争は問題を生み出すだけだ」

ドイツ語しか話さないのでAI通訳機器のポケトークを駆使してインタビューした

2020年は東京五輪。興味はあるけど、経済的な余裕がないので来日する計画はないという。ツール・ド・フランス最終日から5日後に開幕するというスケジュールの困難さもあり、予定が組めないことを嘆く。

近年のツール・ド・フランスは全日程を追いかけることなくスポット参戦。来日中は休憩時間やイスへの着席を勧めたが、「最後まで応援をしたいから大丈夫!」とタフネスぶりを見せつけた。頑張る自転車選手を応援し続け、そして自転車レースが大好きな人たちにハッピーを届ける。まさにそれが天職だ。

●クリーン工房のホームページ

2018ツール・ド・フランスではラルプデュエズのふもとで目撃。すぐにSAITAMAのプラカードに持ち替えた