モンベルがアウトドア義援隊協力お願い…医療現場を支援

日本のアウトドアブランド、モンベルが新型コロナウイルス感染症対策を支援するため、アウトドア義援隊による援助金受け付けを開始した。

辰野勇代表自らがミシンを使って医療用防護服を試作する

東日本大震災、熊本地震、2019年の令和元年台風第19号災害の折にも、モンベルは一般に呼びかけて義援金を集めて被災者を支援した。今回の新型コロナウイルス感染症拡大を受け、医療活動を行っている機関や感染抑制のため活動している各自治体保健所や役所などへの支援を実施する。

「できることから着手させていただきたく、ご協力をお願いいたします。今回の災害は国民のすべて、世界人類すべてが被災者です。しかし、被災者も互いにできることで助け合うしかありません」と同社。

モンベルはすでにスリーピングバッグカバーの素材、デュポン社製「タイベック」を使った防護服を製造し、大阪市にある住友病院へ届けた。また、災害時用に備蓄したレインウエアも医療現場に届ける予定だという。

●モンベルの詳細ホームページ

軽量で柔らかく使いやすいFLYボトルのジロ・デ・イタリア限定版

FLY Giro d’Italia 2020 550ml(フライ ジロ・デ・イタリア 2020 550ml)がエリート社から発売された。800円(税別)。取り扱いはカワシマサイクルサプライ

ジロ・デ・イタリア2020記念デザインのFLYボトル。新型コロナ渦で思うように屋外で自転車に乗れない中、今の季節にピッタリな鮮やかなジロピンクのボトルで、気持ちを盛り上げてインドアライドを楽しもう。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開催延期が発表されたジロ・デ・イタリア2020だが、毎年恒例となっている特別な新しいデザインが採用された限定FLYボトルが2020年も登場した。5月頃の入荷予定。

ベースとなるFLYボトルは、実験的研究プロジェクトの結果、無臭で柔らかく耐久性のあるプラスチック素材を使用し、世界中で入手可能な最も軽いスポーツボトル。複数のワールドツアープロチームが採用している。

カラー:BLACK MAP(ブラックマップ)、ICONIC PINK(アイコニックピンク)
容量:550ml
サイズ:Φ74mm

●カワシマサイクルサプライのホームページ

バーチャルジロにログリッチら…一般参加優勝者にリアルなマリアローザが

新型コロナウイルス感染拡大により延期となったジロ・デ・イタリアだが、主催するRCSスポルトは4月18日から5月10日までジロ・デ・イタリアバーチャルとして7ステージを開催。過去と現在のトップ選手と対戦する一般サイクリストの参加を募集している。

ユンボ・ビズマのロベルト・ヘーシンクもジロ・デ・イタリアバーチャルに向けて自宅練習

ミラノで4月16日に発表された詳細によると、開催されるのは男子の「ジロ・デ・イタリアバーチャル」と女子の「ピンクレース」。6つのブランドが主催するイベントとなり、イタリア赤十字社を支援するため7つの仮想ステージに週に2回スマートトレーナー上でバトルする。

男子は5つのUCIチームとイタリア代表チームが参戦。これにサイクリング愛好家が加わることができる。女子はUCI女子3チームと女子イタリア代表チームが出場。両レースの順位は、午後6時(日本時間深夜1時)から勝利者インタビューを含めたライブポストステージ放送でチェックできる。

イタリア代表チームはビビアーニら最強メンバーを招へい

「ジロ・デ・イタリアバーチャル」に出場するのは6つの男子チーム(アスタナ、バーレーン・マクラーレン、モビスター、ユンボ・ビズマ、バルディアーニCSFファイザネ、イタリア代表のプロと23歳未満のメンバー、そしてイバン・バッソ、ステファノ・ガルゼッリ、アレッサンドロ・バラン、クラウディオ・キャプーチ、アンドレア・タフィ、ステファノ・アロッキオ、アレッサンドロ・ベルトリーニ。

プリモシュ・ログリッチ、ヤコブ・フルサンもチームメンバーに加わっている。イタリア代表のダビデ・カッサーニ監督は、エリア・ビビアーニ、アルベルト・ベッティオール、ダビデ・フォルモロ、マッテオ・トレンティン、ディエゴ・ウリッシ、ソニー・コルブレッリなどイタリアで最も強いライダーを招へいしている。

ピンクレースは3つのプロ女子チーム(トレック・セガフレード、モビスター、アスタナ)と女子イタリア代表が出場。参加するライダーの中には、レティツィア・パテルノスター(23歳以下の欧州ロードチャンピオン)、エリサ・ロンゴボルギーニ(2017ストラーデビアンケ優勝)、リジー・デイニャン(2015年世界ロードチャンピオン)、エレン・ファンダイク(2014ツール・デ・フランドル優勝)が含まれる。

4月12日に開催されたレジェンドバーチャルレースの高低マップ

アマチュア選手にマリアローザとビアンカが用意される!

ジロ・デ・イタリアバーチャルは、男女のアマチュア選手の総合優勝者にマリアローザが、新人賞部門ではマリアビアンカが授与される。またガーミン賞も設定される。一方、男女のプロ選手は個人総合としてではなく、チーム成績を争う。

各ステージの結果とイベントの総合順位は毎週火曜日と金曜日にwww.giroditalia.itで発表されます。さらに、毎週土曜日、日曜日、水曜日、木曜日には、ジロ・デ・イタリアのソーシャルメディアプラットフォーム(YouTube、Instagram、Facebook)を通じてライブポストステージ放送が視聴でき、レースの勝者や活躍した選手のインタビューが行われる。

●ジロ・デ・イタリアのレジェンドがバーチャルレース参戦(関連ニュース)

ジロ・デ・イタリアバーチャルbyエネル
イタリア赤十字社への募金を目的としたジロ・デ・イタリアバーチャルは、メインスポンサーがイタリア電力会社のエネル、ガーミン・エッジ、タックスと共同で運営される。ウエアのカステリ、自転車メーカーのビアンキ、栄養補助食品のネームドスポーツが後援。

バーチャルレースはGarminプラットフォームを介して登録

ジロ・デ・イタリアバーチャルの興奮を体験するには、www.garminvirtualride.com/itで無料でサインアップするために、ガーミンコネクトアカウントが必要。登録は無料。登録後、ジロ・デ・イタリアバーチャルの7つのステージのGPXファイルをアップロードし、Garmin Edgeサイクルコンピュータにインストールする。使用できるGarmin Edgeはこちら。

自転車を搭載するスマートトレーナーは推奨されるTacx社製品でなくても、同様の機能を備えたインタラクティブなスマートトレーナーなら使用可能。

イベントにサインアップすると選手としてジロ・デ・イタリアバーチャルの7つのステージすべてで競うことができる。登録は、それぞれ個人総合成績を争う「アマチュア」「レジェンド」「プロ」「女性」の4つのカテゴリーに分かれている。登録ポータルは4つの言語でアクセスでき、イベントの公式ルールブックは英語とイタリア語の両方で確認できる。

●Garminバーチャルライドのホームページ

🇮🇹ジロ・デ・イタリアバーチャル / 延期された2020ジロ・デ・イタリア特集サイト

デジタルスイスにAG2Rは日替わり選手起用で参戦へ

5日間のバーチャルレース、デジタルスイス5が4月22日から26日まで開催され、フランスのAG2Rラモンディアールは各ステージに3選手を起用して戦う。新型コロナウイルス感染拡大により早期に中止を発表したツール・ド・スイスが主催し、実際の映像とリンクしながら各選手が自宅参戦する。

デジタルスイス第1ステージ出場メンバー

ツール・ド・スイスは6月6日の開幕を予定していたが、4月3日の段階で開催を断念。その代替イベントとして今回のバーチャルレースが企画された。ルビーインドアサイクリングリアリティというアプリを使用し、共催者であるベロンがfacebookでレースを公開する。

デジタルスイス第2ステージ出場メンバー

「すでにこの冬にバーチャルサイクリングを試してみたが、悪天候によって外でトレーニングできないときはいいなと思っていた。だからいつものレースタイプではないとしても、このイベントに参加できてうれしい」と第1ステージに出場するスイスのマティアス・フランク。

「リアルでもスイスのコースはよく知っているし、難しいステージをどう走ればいいかを心得ている。バーチャルレースに参加することで、選手のフィットネスのレベルを測定できるので面白いと思う」

デジタルスイス第3ステージ出場メンバー
デジタルスイス第4ステージ出場メンバー
デジタルスイス第5ステージ出場メンバー

●ベロンのfacebook