ウリッシがサガンを制して7勝目…ジロ・デ・イタリア第2S

第103回ジロ・デ・イタリアは10月4日、アルカモ〜アグリジェント間の150kmで第2ステージが行われ、UAEエミレーツのディエゴ・ウリッシ(イタリア)が上り坂のゴール前で抜け出し、ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)を振り切って優勝。

ディエゴ・ウリッシがペテル・サガンを制して優勝 ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

総合成績では前日に首位に立ったイネオス・グレナディアスのフィリッポ・ガンナ(イタリア)がその座を守った。

ジロ・デ・イタリア第2ステージ ©Massimo Paolone/LaPresse
ディエゴ・ウリッシが大会通算7勝目 ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse
マリアローザを守ったフィリッポ・ガンナ ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

バーレーン・マクラーレンの新城幸也は3分56秒遅れの111位。総合成績では5分45秒遅れの118位。

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアス)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEエミレーツ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
□マリアビアンカ(新人賞) フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアス)

2020ジロ・デ・イタリア ©Fabio Ferrari/LaPresse

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アラフィリップ痛恨…ログリッチに差された上に降格処分

ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が10月4日にベルギーで開催されたリエージュ〜バストーニュ〜リエージュで優勝した。世界チャンピオンの称号であるアルカンシエルを着用したドゥークニンク・クイックステップのジュリアン・アラフィリップ(フランス)は5選手によるゴール勝負で勝利を確信して両手を広げたが、ログリッチが先着。さらにゴール前の走路妨害で5位に降格となった。

アラフィリップが両手を広げたが、左のログリッチが先着。アラフィリップはさらに降格となり、2位がマルク・ヒルシ、3位がタデイ・ポガチャルに ©A.S.O. Gautier Demouveaux

現在まで開催されている自転車ロードレースで最古の歴史を誇る大会は、ツール・ド・フランス総合優勝のタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)、世界選手権3位のマルク・ヒルシ(スイス、サンウェブ)らが優勝を争って激しいゴール勝負を展開。

世界チャンピオンの称号であるアルカンシエルを着用して登場したジュリアン・アラフィリップ ©A.S.O. Gautier Demouveaux

アラフィリップがゴールスプリントで突き放してトップフィニッシュを確信したが、最後までスピードをゆるめなかったログリッチにかわされた。ログリッチは大会初優勝。アラフィリップは5人の集団の最下位に降格となり、表彰台には2位ヒルシ、3位ポガチャルが立った。

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュが2020年はコロナ禍により10月4日に開催された ©A.S.O. Gautier Demouveaux
世界チャンピオンのアラフィリップ。左はマルク・ヒルシ ©A.S.O. Gautier Demouveaux
ツール・ド・フランスと世界選手権の雪辱を果たしたログリッチ ©A.S.O. Gautier Demouveaux
アラフィリップの降格処分を受けて表彰台下で顔を合わせたポガチャル(左)とヒルシ ©A.S.O. Gautier Demouveaux
雨模様のスタートとなり、世界チャンピオンのアンナ・ファンデルブレッゲンもアルカンシエルの上にレインウエアを着用 ©A.S.O. Thomas Maheux
女子のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュは男子と同日に距離135kmで行われた ©A.S.O. Thomas Maheux
女子はエリザベス・デイニャンが独走勝利 ©A.S.O. Thomas Maheux
女子優勝はトレック・セガフレードのエリザベス・デイニャン。左が2位グレース・ブラウン、右が3位エレン・バンダイク ©A.S.O. Thomas Maheux

●リエージュ〜バストーニュ〜リエージュのホームページ