重症筋無力症と戦う辻浦圭一とスペシャライズドeバイクがタッグ

シクロクロス競技の全日本選手権で9連覇を果たした元プロライダー辻浦圭一さんを、米国の総合サイクリングブランドであるスペシャライズドが、e-Bike TURBOアンバサダーとして任命した。

辻浦圭一x Levo SL

辻浦さんは難病にかかり、継続した運動ができない状況となったが、体力を補いサイクリングをサポートするeバイク”TURBO LEVO SL”に乗ることで自らの人生の質を向上させるとともに、同様の状況の人たちにもメッセージを与えるため挑戦を続けていく。

eバイクを使うことによって人生の質(Quality of Life:QOL)の向上をもたらすことメッセージ発信

辻浦さんは2011年のシクロクロス全日本選手権の直前から体調を崩し「重症筋無力症」と診断され、競技生活からの引退を余儀なくされた。引退後も趣味のサイクリングと釣りや山菜取りを組み合わせた外遊びを行っていたが、病気の影響で継続して運動ができず自転車に乗ることへのハードルが非常に高くなってしまう。

シクロクロス競技全日本選手権9連覇を果たした現役時代の辻浦さん

そんなときに「TURBO LEVO SL」に出会う。継続して運動できない中、適度な運動を心がけなければならないという矛盾をかき消し、視野を広げてくれたTURBO LEVO SLをライフスタイルのパートナーとして選んだ。

辻浦さんが使用する”TURBO LEVO SL”は軽さ重視の新しいeMTBだ。俊敏で軽快な走りとアシストからくるパワーにより、これまでのeMTBになかった可能性を体感することができる。LEVO SLなら、お気に入りのトレイルで普段なら一本走るのがやっとのところを、何本でも走れるようになるという。

この革新的な商品を一般のライダーのみならず、たとえ難病と闘っているような人にも広く認知してもらうことを通じて、さまざまな多くのライダーの健康や生活の質の向上を目指していきたいという。

モーターが独自設計のTurbo Levo slは超軽量設計のため、ライドを存分に楽しめる。またeバイクに見えないスマートな見た目も実現している

辻浦圭一さんのコメント

2012年2月に重症筋無力症と診断を受けて、胸腺腫を摘出して約2か月半入院をしました。退院後、選手復帰を目指したのですが、病気の症状がよくならず一般の生活もままない状況で入退院を繰り返す生活を送り、長いときは6カ月も入院していることがありました。

重症筋無力症は、脳から筋肉に指令がうまく伝達せず体を動かすと筋肉がすぐに疲れて力が入らなくなる病気です。そのため、全身の筋力が弱くなったり疲れやすくなったり眠くなったりするなどの身体的な影響が生じます。また、まぶたが下がってくる眼瞼下垂(がんけんかすい)と、物が二重に見える複視などの症状が出る難病でもあります。思ったように活動ができない日々は今でも続いていますが、発症から月日がたち、症状と付き合いながらなんとか一般の生活を送れるようになりました。

渓流刷りを楽しむ辻浦さん。自転車はさまざまなアクティビティをリンクさせて楽しめるという

体の免疫力を下げたり病気の症状を抑える薬の影響で風邪をひきやすく太りやすくなり、またコロナにも感染しやすく、万が一感染してしまったら重症化しやすいため、気をつけなければいけません。

大好きな自転車には乗れるものの、自転車の中でも特に好きなマウンテンバイクは筋力を使うために、トレイルを登りきるころにはクタクタ、一緒に行った仲間からも大きく遅れたり助けてもらったりと申し訳ない気持ちになり自転車から遠ざかっていました。

そういった状況から、2020年の夏までは全く自転車に乗らず、休日は渓流釣りに没頭していて、釣れるポイントまで林道を歩いて行くことが多かったため、「自転車で行けたらいいなー」と思い自転車に乗ったのですが、運動不足のためにほとんど乗ることができず 降りて自転車を押して上がったため疲れて釣りにならないというジレンマが生じてしまいました。 

そんな中、追い打ちをかけるように定期通院の検査で医者から言われた言葉がありました。それは、中性脂肪が高いから「適度な運動」を心がけるようにというものでしたが、「継続して運動できへんのにどうやって軽い運動するねん」と矛盾を感じていました。

個々人の体力差を埋めアクティビティを一緒に楽しむことができるのもeバイクの素晴らしい点

そんな折に、あることがきっかけで、先輩と自転車に乗りに行く機会がありe-Bikeをレンタルさせてもらい、借りたバイクがSpecialized TURBO LEVO SLでした。

約9年ぶりに行った馴染みのトレイルの登りは、ほどよい運動くらいで汗をかいてクリア、下りに関しては、自身では初のフルサスペンションバイクということもあり、快適に下ることができ、トレイルでしか味わえない立体感を味わえて感動しました。

そのライドで一つ忘れていることが、乗っているバイクがe-Bikeだったこと。一般的には、重たくて下りの面白みに欠けると言われているe-Bikeですが、TURBO LEVO SLはいわゆる普通のMTBの感覚で違和感なく下ってくることができ、コーナーの切り返しや縦の体重移動が重量を感じることなく操れたのでとても不思議でした。

TURBO LEVO SLにより、体力が必要な登り坂ではアシストされ、大好きだった自転車にまた乗ることができるようになったのはもちろん、お楽しみの下りも最大限に楽しむことができたのは非常にうれしい驚きでした。それ以外でも釣りのポイントまでのアプローチライドなど想像力が膨らみ、さまざまなアイデアが浮かんできています。医者から言われて引っかかっていた「適度な運動」も実行することができて健康に繋がり、今のライフスタイルにとてもマッチしていると感じています。

難病ということでいろいろ制限がありましたが、このバイクとならさまざまなことにチャレンジすることができそうなので、楽しんで挑戦していきたいと思っています。


スペシャライズドとは
「Pedaling the planet forward=ペダルで地球も前に動かそう」をミッションに革新的なサイクル用品の開発を行い、サイクリングを通してライダーの健康や生活の質を向上させるとともに、地球環境をも改善できると信じて活動を続けているブランド。
●スペシャライズドのホームページ

はこぶくんはフロントバッグにもフレームバッグにもなる

自転車パーツの開発・製造・販売を手がける「ごっつ」の自転車パーツブランド「GORIX」から新商品の「はこぶくん GX-BF51 GORIX自転車2WAYバッグ」が発売された。2999円(税・送料込み)。販売価格は変動することもある。

自転車パーツブランド「GORIX」の新商品「はこぶくん GX-BF51 自転車2WAYバッグ」は
防水性に優れた自転車用バッグだ。 フロントバッグやフレームバッグとして使用可能で、ハンドルバーあるいはトップチューブに装着する。

ロードバイク、クロスバイク、ミニベロ、マウンテンバイク(MTB)などさまざまな自転車に対応している。

GORIX 自転車2WAYバッグ はこぶくん(GX-BF51)
材質:600D ポリエステル+ TPU 防水素材
サイズ:直径φ10, 幅24.5cm
重量:約255 g
商品内容:バッグ、 取付けベルト×2、 簡易説明書
最大容量:2L
取付け位置:ハンドルバー、 フレームトップチューブ
収納箇所:表ジッパー付きポケット(独立)
上部、 サイドジッパー付きポケット(繋がり)
防水仕様:高防水レベルIPX6、 防水ジッパー
※完全防水ではない。 

【ポイント5倍 11月20日限定】【あす楽 送料無料】GORIX ゴリックス 高防水 フロントバッグ 自転車 フレームバッグ (GX-BF51) 2L ロードバイク・クロスバイク他・高機能・2wayバッグ・トップチューブバッグ(はこぶくん)

価格:2,999円
(2020/11/20 09:25時点)
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ドン・キホーテの電動アシスト自転車EVA PLUSは5万9800円

ドン・キホーテは2020年11月20日(金)より、ドン・キホーテプライベートブランド「情熱価格」の新商品として、電動アシスト自転車 EVA PLUS(エヴァプラス)を全国のドン・キホーテ系列店舗(一部店舗を除く)で順次発売を開始する。5万9800円(税別)。

近年、ますます電動アシスト自転車の需要は高まっている。電動アシスト自転車は通勤・通学や買い物、適度な運動による健康維持などさまざまなシーンで活躍するほか、運転免許証を返納した人の自動車に代わる交通手段としても注目されている。

「電動アシスト自転車 EVA PLUS」は、電動アシスト自転車の購入を初めて検討している人が、買い求めやすい価格を実現しながら、バッテリー容量は充実の8.5Ahを搭載し、1回の充電で最大約32kmの走行が可能。

製品のリアキャリアは自転車用チャイルドシートの取り付けに対応しているため、子育て世代など、幅広い世代が利用できる。デザインは乗降しやすくスタイリッシュなV型フレームを採用していて、街乗りにおいても活躍する。

EVA PLUS(マットカーキ)

■商品の特徴
・バッテリー容量は充実の8.5Ah
・走り出しが軽くなる外装6段変速
・お尻に優しい肉厚テリーサドル
・すべりにくいノンスリップペダル

EVA PLUS(マットブラック)

電動アシスト自転車「EVA PLUS」(BE8.5-FV-B266ALR-B)
フレームサイズ:26インチ (約380mm)
全長:約1,895mm
全幅:約580mm
適正身長:約145cm以上
カラー:ホワイト / マットカーキ / マットブラック
フレーム:スチール
重量:約28.2kg(バッテリー重量約1.7kg)
変速:外装6段
バッテリー:リチウムイオンバッテリー(8.5Ah / 24V)
充電器:電源:AC100V-240V / 充電時間:約4.5時間
価格:59,800円(税抜)
発売日:2020年11月20日(金)より順次発売開始

EVA PLUS(ホワイト)

●ドン・キホーテのホームページ