サイクルベースあさひ市川店が12月24日にオープン

快適な自転車ライフを提供する自転車専門店のあさひは2020年12月24日、千葉県市川市に「サイクルベースあさひ市川店」をオープンする。

サイクルベースあさひ市川店は、地域の人々が集まるJR総武線「市川駅」、京成本線「市川真間駅」の周辺エリアに出店する。コンパクトな店舗ながら、買い物など日常使いに役立つシティサイクルをはじめ幼児・子供用、電動アシスト機能付き、本格スポーツサイクルなど幅広いカテゴリーから人気のモデルを選りすぐって展示する。お買い物の「わくわく」「安心」「便利」をお届けするほか、修理・点検などの各種サービスを提供して地域の人々のサイクルライフを支えていくという。

2020年12月24日のオープン日から2021年1月24日の間、オープンを記念して、あさひ公式アプリをダウンロードして無料の会員登録を行うと、自転車がお得に購入できるキャンペーンを実施する。

サイクルベースあさひ市川店
住   所:〒272-0034 千葉県市川市市川1-23-4
営   業:平日11時~20時、土日祝日10時~20時
定 休 日:年中無休
      ※棚卸のため2月および8月のうち各1日、年末年始は休業
      ※2020年末~2021年始めは休まず営業
T  E   L:047-322-5320
ア ク セ ス:電車 :JR総武線『市川駅』から徒歩約5分(約250m)
      バス :JR市川駅行方面 京成バス『三本松』停留所から徒歩すぐ
駐 車 場:有(提携コインパーキング)
      車 :国道14号線(千葉街道)沿い、市川駅北口ロータリー出口の交差点から西へ約80m
●サイクルベースあさひ市川店のホームページ

新たな自転車生活のスタートに役立つオープニングセール実施

あさひ公式アプリをダウンロードすると、自転車がお得に買えるオープニングセールを開催。
期間:2020年12月24日(木)※オープン日~2021年1月24日(日)
●セール情報

大坂なおみが東京で若い女性や女の子たちの支援を開始

プロテニス選手の大坂なおみが、遊びとスポーツを通じて女の子の人生をいいものに変えることを目的とするプログラム「プレー・アカデミー with 大坂なおみ」を設立。三菱UFJフィナンシャル・グループがグローバルパートナーを務めるローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団より活動資金の提供を受けて活動を始めた。

大坂なおみと女の子たち

プレー・アカデミーは大坂なおみ、ナイキ、ローレウスが連携し、2020年8月に設立された。

スポーツをしている女の子は健康かつ学校、キャリア、 地域社会への適応能力に加え、自己意識が高く、前向きな対処スキル、高い目標設定などを備えていることが分かっている。しかし、世界中で女の子を取り巻くスポーツ環境や生活環境にはさまざまな課題があり、東京も15歳までにスポーツをやめてしまう女の子の割合が世界で最も高い都市の一つであり、その割合は男の子の2倍以上にも上る。

プログラムでは、ジェンダーインクルーシブに関する研修を受けたコーチとともに、スポーツを通じて楽しく前向きな遊びの体験を提供し、女の子たちが次世代のロールモデルになれるようサポートしていく。

ローレウスとのグローバルパートナーシップを通じて、MUFGがプレー・アカデミーに賛同することは大きなインパクトとなり、プログラムの認知および活動の拡大に繋がる。また、大坂なおみと複数のブランドパートナーの連携は、スポーツ界における女性の支援に繋がり、ジェンダーインクルージョンに光を当てることにも貢献している。

ローレウスは、世界40以上の国と地域で200以上のプログラムを支援し、スポーツの力で暴力や差別をなくして、よりよい世界作りを目指す国際組織として活動している。若い世代が直面している社会問題に終止符を打ち、その 人生をよりよいものに変えることで、目的を達成するという信念のもとに運営されている。2000年の設立から20年にわたり、パートナーとともに、Sport for Development(スポーツを通じた青少年育成)の分野において1億5000万ユーロ (約180億円)を超える資金調達を行い、およそ600万人もの子どもと若者を支援してきた。

日本におけるローレウスの活動は2017年ごろから始動しており、現在は香川真司、杉山愛、内村航平、 有森裕子、為末大(就任順)の5名がローレウス・アンバサダーとしてローレウスの活動に賛同および協力している。今後はスポーツの力でソーシャルインクルージョンや若い女性、女の子の活躍を推進する活動を積極的に実施、支援していく予定。

2019シーズンにローレウス・スポーツアワードの女子最優秀選手部門にノミネートされた大坂なおみ

大坂なおみのコメント
「ローレウスのグローバルパートナーであるMUFGより、プレー・アカデミーをサポートいただけること、心より感謝いたします。今後、ナイキやマスターカード、その他のパートナー企業と協力することで、若い女性や女の子たちを支援し、彼女たちにポジティブな影響を与えることが可能になります。社会、特に社会的排除を受けている地域で育った女の子たちにとって、今日のスポーツはこれまで以上に重要な存在となりました。プレー・アカデミーを通じて、より多くの女の子がスポーツを続けられるようサポートし、自信と自尊心、そしてリーダーシップのスキルを身につけて、彼女たちが人生のさまざまな局面において活躍できるよう支援していけることを誇りに思います」

エドウィン・モーゼス/ローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団チェアマン
「大坂なおみ選手がプレー・アカデミーを創設したことは、世界トップレベルのアスリートが、単にロールモデルとして活動するだけでなく、その発信力や影響力を利用して社会課題を浮き彫りにし、若者の生活にいかに大きな変化をもたらすことができるかを示しています。MUFG、ナイキ、その他のパートナーがプレー・アカデミーに参画したことは、世界中の多くの若者に利益をもたらす素晴らしいチームワークの一例となりました。大坂なおみ選手がテニスコート上だけでなく、コート外でも世の中にインスピレーションを与える役割を担っていることを応援し、そして感謝しています」

杉山愛/ローレウス・アンバサダー
「世界トップクラスのテニスプレーヤーである大坂なおみ選手が、女の子の活躍の場を広げるためのプログラムを展開することを、同じテニス界の人間として、日本人として、そしてローレウス・アンバサダーとして誇りに思います。さらにMUFGのように、このプログラムに共感、賛同していただいた方々や企業から多くの支援をいただけていることもうれしい限りです。現在女の子や女性のスポーツにおけるロールモデルである彼女が、次世代のロールモデルの育成をサポートしていくことがとても楽しみです。スポーツの力を通じて、若い世代の女の子たちの活躍の場がますます増えていくことを期待しています。私も機会があればぜひプログラムに貢献したいです」

ローレウスのアンバサダーである杉山愛

三菱UFJフィナンシャル・グループ 渡辺陽
「この度、ローレウスのグローバルパートナーとして、スポーツの力を通じて女の子の活躍の場を広げるプログラムであるプレー・アカデミーをサポートする機会をいただきました。このプログラムが掲げている「遊びとスポーツを通じて女の子の人生を変える」というゴールと、私たちがローレウスとともに取り組んでいる「スポーツという活動を通じてよりよい社会を 作る」という目標に多くの共通点を感じ、今回のパートナシップに賛同いたしました。大坂なおみ選手は日本を代表するアスリートでありつつ、今では世界を代表するアスリートに成長されています。 私たちも日本に本拠地を構える企業として、 世界を代表する金融企業を目指す中で、ジェンダーに関係なく夢や成功を実現する人材を生み出す支援をしていきたいと考えています」

●ローレウスのホームページ

皮肉にも若手の躍進を後押ししたコロナ禍…2020シーズン

異例続きとなった2020自転車ロードシーズン。欧州に新型コロナウイルス第一波が襲来した春から夏はすべての大会が延期あるいは中止に。シーズン後半に主要大会が集約開催され、なんとか伝統をつなげた感がある。一方で、自宅にいながらバーチャルレースする新機軸も。激動の1年が過ぎ去り、2021シーズンはどうなる?

レース中でない時はマスク必着。マイヨジョーヌのログリッチとマイヨベールのサガン ©A.S.O. Pauline Ballet

シーズン後半に主要大会を無理やり押し込めて開催

新型コロナウイルスの感染拡大が自転車競技界に影響を与え始めたのは2020年2月末のUAEツアーからだった。出場チームのスタッフが感染したことが発覚し、レース中止。地元チームのUAEエミレーツに所属しているフェルナンド・ガビリア(コロンビア)も感染した。3月8日には8日間の日程でフランスのパリ〜ニースが開幕したが、感染拡大を受けて2日目からスタートとゴールに観客を入れない運営で強硬。ところが事態は悪化し、最終日のレースを急きょ打ち切った。

沿道に観客がいないコースを走るパリ〜ニース第5ステージ ©A.S.O. Fabien Boukla

それ以降はすべてのレースが延期、あるいは中止となった。第一波が収束した8月から主要大会が続々と延期開催されたが、極めてタイトな日程で、三大大会のジロ・デ・イタリアとブエルタ・ア・エスパーニャにいたっては日程が重複した。こういった不測の事態が20代前半の若手選手には追い風となった。大会日程がすし詰め状態なので各チームは実績のある選手ばかりを主要大会に送り込む作戦が取れず、経験のない若手選手を起用せざるを得ない状況となったからだ。

チャンスを与えられた若手が次々と大金星を手中にしていく。ツール・ド・フランスでは21歳のタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)が初優勝。ジロ・デ・イタリアでは若手選手がし烈な優勝争いを展開し、25歳のタオ・ゲオゲガンハート(英国、イネオス・グレナディアス)が初優勝した。

若手選手が総合優勝争いを展開した2020ジロ・デ・イタリア。ゲオゲガンハートに続いて新人賞のヒンドレー、マリアローザのケルデルマンが走る ©Fabio Ferrari/LaPresse

各大会の主催者は感染拡大の防止対策を徹底した。選手やチームスタッフ、限られた運営スタッフをバブルと呼ばれる空間に隔離し、可能な限り外部との接触を断った。選手はレースを走っている時以外はマスクを着用。表彰式でリーダージャージーにソデを通すという儀式をやめ、登壇者はあらかじめジャージーを着用し、花束を手に持って現れた。スタート前の出走サインはカメラの前に立って顔認証で済ませるようにもした。

ただし体育館やスタジアムで行われるスポーツと異なり、いくらスタート地とゴールを無観客にしても沿道には人が集まる。とりわけ上り坂には興奮したファンが殺到し、3密状態は避けられなかった。現在の欧州各国は猛烈な第二波が押し寄せる。2021年の自転車競技日程は従来通りの予定でプログラムする方向にあるというが、前途は多難。

突如のバーチャル化でオンライン世界大会も開催

リアル大会ができないなら選手の自宅をオンラインでつないでレースしようというアイデアも実現した。自転車は室内トレーナーというマシンがあれば、ロックダウン下でもハイレベルな練習が可能だ。さらに最近はモニターに表示されるコースの起伏にリンクしてペダルに負荷をかける装置が普及した。参加選手自宅の温度や風通しなどによってレース環境が公平でないという問題点はあるが、イベントとしては興味深く、実際に白熱したレースが行われた。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャで顔認証による出走サインをするログリッチ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

春に開催される予定だったミラノ〜サンレモは延期になったが、主催者が意地を見せた。開催されるはずだった同時刻に、実際のコースと同じ負荷がバーチャルで再現されるアプリを提供。世界中のサイクリストがオンラインで一緒に汗を流した。

5月に開催されるはずだったジロ・デ・イタリアはバーチャルレース開催を宣言。出場予定だったプロ選手が参戦して、ガチバトルで優勝を争った。12月にはついに国際自転車競技連合がバーチャルレースを公認。優勝者のアバター(画面に表示される選手)には世界チャンピオンジャージが提供された。

●国際自転車競技連合のホームページ