梶原悠未のロードバイクはスペシャライズド

2020東京五輪の自転車トラック種目オムニアム日本代表で、この種目の世界チャンピオンでもある梶原悠未がスペシャライズドのロードバイクを使用することになった。スペシャライズド・ジャパンとアンバサダー契約を締結した。

トラックレースではこれまでと同様のブリヂストンを使用する。

スペシャライズドが梶原の競技活動をサポートし、2021年のロードレースを共に戦っていく。また同時に、自転車競技の認知拡大を目指す梶原とともに、スポーツバイクの素晴らしさを普及させるべくさまざまな活動を行っていく。

梶原は2020年2月にドイツ・ベルリンで行われたUCIトラック世界選手権女子オムニアムで、途中落車もありながら総合ポイントで2位に大きく差をつけて見事に金メダルを獲得した。これは日本人女性史上初の快挙だった。

また、同年11月に群馬県前橋市で行われた全日本自転車競技選手権大会トラックレースで6種目に出場し、6冠を遂げる完全優勝を果たした。

東京五輪には女子オムニアムと女子マディソンの2種目で日本代表に選出されていて、大舞台での活躍が期待される。シーズンに控えるこの大舞台に向けて、トレーニングやロードレースで使用するバイクに、スペシャライズドのバイクを選んだのだ。

スペシャライズドは「Innovate or Die=革新か、さもなくば死を」を社是に革新的なサイクル用品の開発を行い、サイクリングを通してライダーの健康や生活の質を向上させるとともに、地球環境をも改善できると信じて活動を続けているブランド。

その核心的なプロダクトはロードレース最高峰でも成功を修め、すべてのメジャーなレースで優勝を経験し、他のどのブランドよりも多い1381回もの勝利を挙げている。梶原は2021年1月1日より、日頃のトレーニングやロードレースではTARMAC SL7、個人ロードタイムトライアルではSHIV TTに乗っている。シューズなどのエキップメントに関してもサポート。年始からの沖縄合宿では早速トレーニングで使用している。

梶原悠未のコメント
この度、スペシャライズドジャパンにサポートしていただくことになりました。スペシャライズドバイクに乗り、世界に挑戦できることをとても楽しみに感じています。TARMAC SL7に乗ってみて、軽さと剛性に胸が高鳴りました。スプリントではバイクがまっすぐと前へ進み、力がダイレクトに推進力へ繋がる感覚があり、登りではしなやかなハンドリングで軽やかに進んでいく感覚がありました。2021年は更なる飛躍をご報告できるよう、日々、限界を越えるトレーニングに取り組みます。また、自転車競技を日本で人気スポーツにできるよう、活動していきたいです。今後とも応援よろしくお願いいたします。

●梶原選手プロフィール
生年月日:1997年4月10日  
出身地:埼玉県和光市  
身長:155cm
自転車競技トラック日本代表 

UAEツアーにフルーム、ポガチャル、A・イェーツ参戦

2月21日から27日まで中東のUAEで開催されるUAEツアーが出場選手を発表した。前年の覇者アダム・イェーツ(英国、イネオス・グレナディアス)をはじめ、2020ツール・ド・フランス総合優勝のタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)、イスラエルスタートアップネーションに移籍したクリストファー・フルーム(英国)らが参加する。

2020年はアダム・イェーツ(右)とタデイ・ポガチャルが激しく争った ©LaPresse – Fabio Ferrari

ポガチャルは2020年のUAEツアー総合2位。ポガチャルと同じチームに電撃移籍したスイスのマルク・ヒルシが初出場する予定。

クリストファー・フルーム ©LaPresse – Fabio Ferrari
2020UAEツアー総合優勝のアダム・イェーツ ©LaPresse – Fabio Ferrari
タデイ・ポガチャル ©LaPresse – Fabio Ferrari

個人タイムトライアルの世界チャンピオン、フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアス)はUAEツアー初出場。

タイムトライアルの世界チャンピオン、フィリッポ・ガンナ ©Fabio Ferrari/LaPresse

スプリンター勢はロット・スーダルのカレブ・ユアン(オーストラリア)、2020ツール・ド・フランスでポイント賞を獲得したドゥークニンク・クイックステップのサム・ベネット(アイルランド)、ボーラ・ハンスグローエのパスカル・アッカーマン(ドイツ)、UAEエミレーツのフェルナンド・ガビリア(コロンビア)が出場。

カレブ・ユアン ©LaPresse – Fabio Ferrari
ボーラ・ハンスグローエのパスカル・アッカーマン ©LaPresse – Fabio Ferrari

UCIプロチームのアルペシン・フェニックスはマチュー・ファンデルプールを起用する。

マチュー・ファンデルプール ©LaPresse – Marco Alpozzi

●UAEツアーのホームページ