トム・デュムランが活動休止…苦悩の末に幸せを求めて

2017ジロ・デ・イタリア総合優勝者、30歳のトム・デュムラン(オランダ、ユンボ・ビスマ)がレース活動を休止すると1月22日夜に決意。チームは本人が活動休止をコメントする動画を23日に収録し、即日発表した。

トム・デュムラン ©LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi

デュムランが決断したのはスペインのアリカンテで行われていたチームキャンプのまっただ中。ここ1年間、自転車選手として活動することが苦しくなってきた。それはここ3カ月でさらに強くなっていった」とデュムラン。

「チームにいい成果をもたらしたい。チームメートが活躍してほしい。自分自身の妻や家族にも幸せを感じてもらいたい。だったらなにをすればいいのか? いつも自問自答してきたが、明らかな答えを見つけるにはレースばかりに忙殺されて、しっかりと道を見つけることができなかった。

「もう私はなにをするべきかが分からなくなってしまった。それは幸せとはかけ離れた生活だと感じた。そんな状況をリセットしたいから、私はしばらくレースを離れようと思った」

活動休止期間は未定だが、苦悩の末に決断したデュムランは「次の朝はとても気持ちよく目を覚ますことができた」とコメントしている。

●ユンボ・ビスマのホームページ