インドからスウェーデンまで自転車で追いかけた…15カ国で翻訳ベストセラー

極貧のインド人青年が愛する人を追って、ひとり自転車でインドからスウェーデンを目指して旅に出た。世界中を静かな感動で包み込む奇跡の実話で、世界15カ国で翻訳されるベストセラー「愛の自転車 インドからスウェーデンまで最愛の人を追いかけた真実の物語」が2月15日、徳間書店から発売された。2000円(税別)。

極貧のインド人青年PK(読み:ピーケー)が最愛の人ロッタに会うためにインドからスウェーデンまで自転車で旅した実話で、世界15カ国で翻訳されベストセラーとなり、ハリウッド映画化も進行中の感動のラブストーリー。

インド東部の村で生まれた主人公PKは、インドの階級社会で最下層の「不可触民」として差別を受けて育ち、学校では教室内に入れてもらえずベランダから授業を受け、寺院に近づくと石を投げられた。そんな彼の唯一の支えは、生まれたときに村の占星術師から告げられた「結婚相手はとおい国の女性だ」という予言だった。

絵心があったPKは、奨学金を得てニューデリーの美大に進学する。しかし、仕送りが期待できない彼は公園で外国人観光客を相手に肖像画を描き、細々と生き延びていた。そこに現れたのがスウェーデン人旅行者のロッタだった。彼女は幼い頃にインドの映像を見て東洋に憧れ、「象使いの男」と出会うのが夢だった。2人は一目ぼれし、PKの村に行って1975年12月17日結婚式を挙げる。しかし、旅行者であり大学卒業もしていなかったロッタは帰国してしまう。

出会った頃のPK(左)とロッタ(右)

1970年代、極貧生活を送る彼に車は買えない。飛行機代はもちろん、長距離バスの乗車賃も払えない。そして、大学卒業後、インドに戻ってくるはずのロッタも戻ってこない。そこでなんとしても彼女と再会すると決意したPKは持ち物すべてを売り払い、オンボロ自転車1台を買い、その自転車でインドからスウェーデンを目指して旅に出た。 

幾多の困難に襲われるPK。しかしそのたびに、一途な想いに感動した現地の人々やヒッピーたちに助けられ、約束の地に近づいていくのだった。そして1977年5月28日、とうとうスウェーデンにたどり着き、再会をはたす。 

その後PKはスウェーデンの高校で美術教師を、ロッタは音楽教師を務め、2人の子どもに恵まれ、現在も仲睦まじくスウェーデンの湖畔で暮らしている。

[本書の主人公]  P.K.マハナンディア
1949年、インドのオリッサ生まれ。不可触民として困難な幼少期を過ごし、1975年12月にニューデリーの美術大学在学中に運命の人ロッタと出会う。しかし離れ離れになり、ロッタを追ってインドから自転車でスウェーデンに向かう。到着後は、地元の美術教師として働き、2人の子どもに恵まれる。現在は描画と慈善活動に専念している。  

現在のPK(右)とロッタ(左)

[著者] ペール・J・アンデション 
1962年、スウェーデンのハルスタハンマル生まれ。ジャーナリスト、作家。 
同国でもっとも著名な旅行誌ヴァガボンドの共同創業者。過去30年、インドを中心に世界各地を旅し、現在はストックホルム在住。2015 年に本書を刊行、ベストセラーになり、世界15カ国語に翻訳され、一躍人気作家となる。日本語訳の書籍としては『旅の効用 人はなぜ移動するのか』(草思社)がある。

[訳者] タカ大丸
1979年、福岡生まれ、岡山育ち。ポリグロット(多言語話者)、作家、翻訳者。主な著書に『貧困脱出マニュアル』(飛鳥新社)、共著に『史上初の詰飛車問題集』(主婦の友社)、英語の訳書に『ジョコビッチの生まれ変わる食事 新装版』『クリスティアーノ・ロナウドの「心と体をどう磨く?」新装版』(ともに扶桑社)、スペイン語の訳書に『モウリーニョのリーダー論 世界最強チームの束ね方』(実業之日本社)、『ジダン監督のリーダー論 チャンピオンズリーグ3連覇の軌跡』(扶桑社)、『ロジャー・フェデラー なぜ頂点に君臨し続けられるのか』(KADOKAWA)など多数。

こんにちは、 日本の皆さん
P.K.マハナンディアより

私たちの物語がバレンタインデーに合わせて、日本で刊行されることを嬉しく思います。この物語が、日本の皆さんに健康で幸せに暮らすためのインスピレーションを与えられることができたら幸いです。
ロッタと私は、家族が幸せで健康であれば、国は幸せで健康であり、国が幸せで健康であれば、世界は平和で豊かな場所になると思っています。「愛にもとづくテクノロジーこそが人類と世界を救うことができる」と信じています。
このような世界が困難な時期に、日本語版を刊行していただいた徳間書店の皆さん、とくに担当編集の苅部達矢氏、この物語に興味をもってくださった若き翻訳家のタカ大丸氏に深い感謝を申し上げます。
日本の読者、とくに若い人たちに、国境を越えた愛の力を実感していただき、そのことが平和でよりよい世界を築き上げる力となることを心から願っております。ご自宅でじっくりお読みください。

愛の自転車 インドからスウェーデンまで最愛の人を追いかけた真実の物語【電子書籍】[ ペール・J・アンデション ]

価格:1,980円
(2021/2/15 15:54時点)
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パトカーデザインの子供ヘルメット…電車デザインも拡充

カインズグループのカナック企画は2月15日より「パトカーヘルメット警視庁Ver」をネット通販サイト「カナレール」(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・JRE MALL)で発売する。

パトカーヘルメット警視庁Ver。価格は4000円(税別)

現在好評発売中の新幹線ヘルメットのラインナップ拡充を図る一環として企画された。子供に人気の乗り物であるパトカーをデザインした商品。今後は新幹線以外の乗り物も商品アイテムとしてラインナップする予定で、これはその第一弾の商品になる。

対象年齢は約3歳~8歳、頭囲は50~56cmで対応し、ダイヤル式のサイズ調節アジャスターで調節可能となっている。ヘルメットの安全安心規格であるSG規格適合品。

頭囲50~56cm、軽量約300gでSG規格適合品。ダイヤル式のアジャスターで頭囲を調節する

購入者対象の自転車用ヘルメット保険プレゼントキャンペーン


東京都をはじめ各都道府県自治体では徐々に自転車保険加入の義務化が進んでいる。しかし自分の住む自治体で義務化されていることを知らず、加入率が決して高くないのが現状。 

そこで同社は社会貢献活動の一環として、自転車利用者の安全性の確保および自転車保険加入のさらなる推進、そして自転車業界の健全な発展に寄与しようと自転車ヘルメット保険プレゼントキャンペーンを実施する。 

発売しているヘルメット全種類が保険プレゼント対象

キャンペーン期間は2021年2月15日から2022年2月14日までの1年間、対象は通販サイト「カナレール」からヘルメット商品を購入した人。

●カナレールのホームページ

埼玉ユース自転車競技部の4月生募集…学校に部がない生徒に最適

総合サイクリングステーション「シクロパビリオン」で活動中の自転車サークル「シクロクラブ」内で、より競技を目指したい若者向けに結成された「埼玉ユース自転車競技部」が、4月期生徒を募集している。

シクロパビリオンに併設するユース/U23向け超本格的ロードレースチームであるEQADSまでは実力・経験もないけど、やはりしっかりと競技もやってみたいというユース(2005~2006年付近生まれ)にもってこいのクラブ。

EQADSと埼玉ユース自転車競技部の違いは

EQADSはツール・ド・フランスを目指す超本格的ユース&U23向けロードレースチーム。全日本レベル競技者で、海外遠征も実施。
埼玉ユース自転車競技部はこれから競技を本格的にやってみたい、世界まではまだ無理だけど、力を伸ばしてレースで勝ってみたいというユースサイクリスト向け。イメージとしては、学校における部活動のような位置づけ。EQADSの弟分ともいえる。

ユースチーム「埼玉ユース自転車競技部」の特徴
自転車競技の才能発掘と能力開発に重要なU17〜ジュニアカテゴリーが対象
成長と競技レベルの向上に合わせたエキップアサダ独自の長期プログラムの実施
自転車競技においての競技力と適性を考慮した競技進路指導を実施
週1回の集合トレーニング機会と自宅で行うトレーニング課題の提供
成長に応じジュニアカテゴリー内にEQADSの活動へ参加を検討

対象者 】  
毎週末の活動に参加できる地域在住の2005年、2006年生まれの男子6名程度
トレーニングに耐えうる基礎体力と協調性、自発性をもって成長を目指せる人

注意事項 】  
他の自転車クラブチームや高校自転車競技部に所属している人の所属は原則として入部不可能。ただし同部と所属先との特別な合意を結ぶ場合はその限りではない。

ユースチーム「埼玉ユース自転車競技部」概要】
<予定名称>埼玉ユース自転車競技部(略称:ユース埼玉)
<活動時期>2020年11月より活動中
<活動場所>埼玉県東松山市シクロパビリオン周辺
<指導者等>プログラム監修=浅田顕
エキップアサダの有資格指導者およびスタッフによる指導
<活動内容>国際レベルへ到達するためのエキップアサダ独自の育成プログラムの実施
     ・毎週末1回程度(月4回)の集合トレーニング
     ・平日自宅での課題トレーニングの実施
     ・個別定期実績評価と分析による継続指導
<参加条件> 
毎週末(月4回)のトレーニング参加のために拠点(埼玉県東松山市)に通えること。
<参考費用(実務実費として)>
・年会費       :2万2000円 保険料、事務手数料等
・プログラム受講料  :1万3200円(月額) 体育館、競技場等の施設利用料別
・ウエア購入費    :3万9600円(レースウエア上下+ウインドブレーカー)
・指定大会参加費   :都度実費を負担
・自転車レンタル   :ユースチーム推奨競技用ロードレーサー 1カ月5500円
                 トラックレーサー 1回4000円
*自転車は自前でも可能だが、指定範囲があるので要確認
(推奨=ブリヂストンRS6 105モデル相当のアルミまたはクロモリフレーム仕様)

【募集期間】
2021年2月15日(月)~3月14日(日)

●応募の詳細ページ