PICCオリジナルウエアを3月27日までに注文すると15%引き

パールイズミが運営するサイクリングコミュニティー「PICC」(パールイズミサイクリングコミュニティー)のオリジナルサイクルウェア2022年春夏コレクションの受注販売が始まった。

「COLORFUL RIDE ~いつものライドにいろどりを~」をコンセプトに、カラフルな動きのあるプリントをモチーフとし、ベーシックな半袖ジャージや涼しいメッシュ素材のジャージ、全面プリントのビブパンツ、そしてグローブやソックス、キャップなどのアクセサリー類を男性、女性ともに使えるサイズ展開で用意された。

3月27日までは特別価格、PICCステッカーももらえる

いち早くウェアを注文した人に向けて特別価格を用意した。3月27日(日)までに注文すると通常価格から15%OFFの価格で提供。なお3月27日までに注文した人への納品は5月中旬~5月下旬を予定。 さらには、この期間に注文した人にはPICCオリジナルステッカーをプレゼント。

PICCジャージ2022

カラー:ブラック/ネービー/ホワイト
価格:1万4080円(税込) ※特別価格(3/27まで) 1万1968円

PICCジャージ2022(ブラック)、PICCビブパンツ2022
PICCジャージ2022(ホワイト)、PICCビブパンツ2022

吸汗速乾性に優れ、UVカット性能の高い素材を採用。日本人の体型にちょうどいいやや細身のフィット感。レースにもサイクリングにもマルチに使えるオールラウンダーなジャージ。

PICCサマーメッシュジャージ2022

PICCサマーメッシュジャージ2022(ネービー)、PICCビブパンツ2022

カラー:ブラック/ネービー
価格:1万5180円(税込) ※特別価格(3/27まで) 1万2903円

トップ選手のフィードバックを反映し、軽量で通気性の高いメッシュ素材をメインに採用した酷暑期のライドでも非常に涼しい半袖ジャージ。インドアサイクリングにもおススメ。

PICCサマーメッシュジャージ2022(ネービー)
PICCサマーメッシュジャージ2022(ブラック)

PICCロングスリーブジャージ2022

PICCロングスリーブジャージ2022

カラー:ブラック/ネービー
価格:1万5180円(税込) ※特別価格(3/27まで) 1万2903円

吸汗速乾性に優れ、UVカット性能の高い素材を採用。日本人の体型にちょうどいいやや細身のフィット感で、季節の変わり目や、紫外線対策として長袖を着用したい人におススメの長袖ジャージ。

PICCビブパンツ2022

カラー:ブラック/ネービー
価格:1万6280円(税込) ※特別価格(3/27まで) 1万3838円
ビブなしもあり

パッドは着用感の少ないフィット感と柔らかなクッション性を両立させた最新パッド「3D-X」を採用。ビブは軽量薄手メッシュを採用して着用感も少なく、吸汗速乾性にも優れている。レディースのパッドは「3D-ネオプラスfor Ladies」になる。

PICCエアスピードソックス2022

PICCエアスピードソックス2022

カラー:ブラック/ホワイト
価格:3960円(税込) ※特別価格(3/27まで) 3366円

空気抵抗軽減素材「スピードセンサーⅡ」を採用したロング丈のソックス。エアロ効果を追求したいサイクリストはもちろん、ソックスまでのトータルコーディネートを楽しみたい人にもおススメ。

PICCグローブ2022

PICCグローブ2022

カラー:ブラック/ネービー
価格:5500円(税込) ※特別価格(3/27まで) 4675円

指切りタイプのベーシックなグローブ。ジャージやパンツとのトータルコーディネートを楽しめる。

PICCサイクルキャップ2022

PICCサイクルキャップ2022

カラー:2022オリジナル
価格:3300円(税込) ※特別価格(3/27まで) 2805円

パネルごとにセンターはホワイト、サイドにネービーとブラックの配色をベースに、PICCのロゴや2022シーズンのカラフルで動きのあるプリントアクセントに仕上げたサイクルキャップ。夏場のライドやインドアサイクリングの汗止め対策にも活躍。

●パールイズミの詳細ページ

タデイ・ポガチャルが区間2勝でUAEツアーを2連覇

UCIワールドツアー第1戦、UAEツアーは最終日となる2月26日に山岳コースで第7ステージが行われ、前年の覇者タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)が独走で優勝。2年連続で総合優勝した。

2022UAEツアー第7ステージ、ポガチャルとそれを援護するアシスト陣 ©LaPresse – Fabio Ferrari

7日間の日程で開催された大会で、ポガチャルは2つある山岳ステージで優勝。第4ステージで混戦を抜け出して優勝し、首位に立つと最終ステージでもライバルを置き去りにして逃げ切った。最大の勝負どころとして最終日に設定された山岳、ジェベルハフィートでは3年連続のステージ優勝。

アタックしたアダム・イェーツに反応するポガチャル ©LaPresse – Fabio Ferrari

総合優勝を争うイネオスグレナディアーズのアダム・イェーツ(英国)が逆転を狙ってアタックしたが、ポガチャルはこれに反応。残り1kmでイェーツを振り切り、1秒差をつけてゴールに飛び込んだ。

総合2位は22秒遅れでイェーツ。総合3位は最終ステージで5秒遅れの区間3位でゴールしたペリョ・ビルバオ(バーレーンビクトリアス)。

ポガチャルがイェーツの出方をうかがう ©LaPresse – Fabio Ferrari

「チームメートがハードワークをしてくれたあと、ジェベルハフィートで勝ててほんとうにうれしい」とポガチャル。

「チームメートのラファウ・マイカがアタックした。ラファウがステージ優勝できればよかったが、ゴールまで距離があったので抜け出すことはできず、作戦を変更した。チームメイト全員が一生懸命引っ張った」

ポガチャルがUAEツアーを連覇 ©LaPresse – Fabio Ferrari

「アダム・イェーツが攻撃に出たが、それはボクが今まで経験した中で最もハードな攻撃の一つで、本当に大変だった。ハオ・アルメイダとラファウがボクのところに戻ってくるのを待った。ハオはステージ勝利のチャンスをつかむためにカウンターアタックしたが、ライバルたちが追従したので僕たちは勝利のためにスプリント争いに集中した。それはうまくいった」

「UAEツアーは今シーズン初の目標だった。ボクたちのホームレースだ。スポンサーにとって重要なので、冬の時間を無駄にしないで、このレースに向けて準備を進めてきた。これから次の目標に向けて、できるだけ長くコンディション調整していきたい」

2022UAEツアーを制したポガチャル ©LaPresse – Fabio Ferrari

ライドアラウンドin木更津は参加費無料で街がテーマパークに

参加無料の「ライドアラウンドin木更津」が2022年3月1日(火)から3月31日(木)の1カ月間、千葉県木更津市で開催される。主催は木更津市、企画・運営はきさらづスポーツコミッション 、一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン、事務局はツール・ド・ニッポン事務局。

期間型エリア探索サイクリングイベント「ライドアラウンド」は、一般社団法人ルーツ・スポーツ・ ジャパンが展開する新しい形のサイクルツーリズム(=自転車・サイクリングを活用した観光振興事業)コンテンツで、ライドアラウンドシリーズ初の千葉県での開催となる。

東京湾アクアライン直結の抜群のアクセスのよさがある木更津市で、自然豊かな海と里山に囲 まれた贅沢なエリアを堪能できる。

モバイルライフジャパンが提供する位置情報サービスアプリ「 Map Life」にある専用のイベ ントページにアクセスすることで地図上に表示されるスポットを、イベント期間中に自転車で巡り、訪れたスポットにチェックインすることで獲得できるポイント数を競うイベント。

ポイントはスポットを訪れるだけでなく、指定されたスポットで「ミッション」をクリアす ることでも獲得できる。街全体がテーマパークであるように、期間内であればいつでもどこからでも、自転車があれば、だれでも気軽に参加できる。

特徴①「いつ、どこからでも」参加できる遊び

「Map Life」アプリと自転車があればそこがスタート地点となるので、好きなタイミングで好 きな場所からスタートできる。各々のタイミングでスタートできるので、イベントの日程調 整が不要となり、1日開催型のイベントと異なり、参加者が分散することで「3密」を避ける新し い形のコンテンツ。

特徴② 誰でも狙えるチャンスが盛りだくさん!

獲得ポイントに応じた順位での入賞のチャンスが幅広く用意される。カテゴリー別入賞もあるので、自転車に乗り慣れていない人も十分上位を狙える。

特徴③ 集めたポイントを特典と交換しよう!

ポイントを集めて終わりではない。集めたポイントを使って特典と交換できる。順位を競い合うだけでなく、頑張った分だけプレゼント。豪華特産物を目指して頑張ろう!

■獲得ポイント入賞(各上位6名)
スポットをたくさん回れば回るほど、ポイントを獲得して上位入賞を目指せる。今回は獲得 ポイント上位6名に地域オススメの豪華賞品を用意。ファミリー、60歳以上、高校生のカテゴリー別表彰もある。

●ライドアラウンドin木更津のホームページ

大画面モニター搭載の前後2カメラドライブレコーダー

ユピテルが業界最大級の3.0インチモニターを搭載した前後2カメラドライブレコーダーを3月11日から販売開始する。Y-230dがカー用品量販店モデル、SN-TW85dがカーディーラー専売モデル。オープン価格。

業界最大級の3.0インチモニターで大きく観られる

ドライバーのさまざまなニーズに応えるべく、多彩なラインナップを展開するユピテルの前後2カメラドライブレコーダー。「Y-230d」「SN-TW85d」は、STARVIS & HDRによる高い記録性能に加えて、フロントカメラには業界最大級の3.0インチモニターを搭載。映像を細部まで 確認できる優れた視認性と、大画面ゆえの快適な操作性を提供。

また大型モニターと高級感あるレンズリングを備えたボディは存在感を放ちながらも、ユピテルのドライブレコーダーならではのコンパクト性を実現。ドライバーの視界を妨げることなく、車両の前後を鮮明に記録する。

●業界最大級3.0インチモニター
従来モデルの約2倍の大きさとなる3.0インチフルカラーTFT液晶を搭載。業界屈指の大画面を誇る。またインチサイズの大型化だけでなく画面デザインも刷新。従来のステータスバーを廃したフルスクリーン表示を採用した。記録映像を大きく、見やすく映し 出し、万が一の際も素早く状況を確認できる。

●大画面ながらコンパクト
フロントカメラは大画面3.0インチモニター搭載ながら、ボディの高さを従来の2.0インチモデルと同サイズに抑えコンパクトに。高い視認性を確保しながらも、ドライバーの視界をさえぎらない。また操作性にもこだわり、モニター右に配置した操作ボタンは運転席からでも直感的に操作可能。さらに「ワンタッチ記録ボタン」のみ本体下部に配しているため、とっさの場面も迷わず即座にイベント記録を開始できる。

●夜間鮮明
日中はもちろん、夜間にも高い記録性能を発揮する。高感度センサーSTARVISを搭載し、映像が不明瞭になりがちな夕方や、深夜の住宅街など、灯りの少ないシーンでも鮮明に記録可能。またユピテル独自のノウハウで映像感度を自動調整するので、昼夜問わずクリアな映像を実現している。さらにリアカメラはスモークガラスの暗さを踏まえてチューニング。夜間でも車両後方を明瞭に記録する。

●HDR機能
トンネル出入り口をはじめとした明暗差の大きい場面や、夜間のヘッドライトで生じやすい黒つぶれや白とびを大幅に抑制する。

●SDカードフォーマット不要
従来は、カード上書きの繰り返しにより書き込みエラーが発生してしまうため、定期的なSDカードフォーマット(初期化)が必要。同機は独自のファイルシステムにより、面倒な定期フォーマットが不要に。出発前のひと手間を省いてくれる。また付属SDカードは、繰り返しの上書き記録に強い高耐久MLC方式を採用。Y-230dは16GB、SN-TW85dには大容量32GBの microSD カードを付属している。

●駐車記録 [オプション]
当て逃げ、いたずら対策に。エンジンオフ後も記録を継続する「駐車記録用オプション」 に対応している。コンビニなどの短時間駐車なら、操作なしで常時録画を継続。また長時間駐車時はタイムラプスモードに対応し、愛車をしっかりと見守る。

●Y-230dの詳細ページ
●SN-TW85dの詳細ページ

ユピテル 前後2カメラ ドライブレコーダー Y-200R 夜間も鮮明STARVIS搭載 SUPER NIGHTモデル FULL HD高画質録画、GPS&HDR搭載【プラス1年保証で安心】

価格:17,800円
(2022/2/26 07:07時点)
感想(1件)

全国サイクリストが投稿した「一押しコース」の受賞者発表

全国のサイクリストから「地元の一押しコース」を募集して、地域の魅力が詰まって安全・快適性が担保されたコースをつくれるトップクリエイターを表彰するという企画、「ツール・ド・ニッポン presents コースクリエイターアワード 2021」が開催され、4作品がアワード受賞作品として選出された。

入賞したコースには副賞が授与されるほか、一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンが運営するサイクリングアプリ「ツール・ ド」に掲載し、いつでも誰でも気軽に走行することができるようになる。

コース制作お題は「サイクリング初心者」におすすめする地元コース

■受賞作品
〇サイクルスポーツ賞
〇投稿者 :Matsuhashi Takuya さん
〇コース名 :ニセコの大自然・グルメ満喫コース 40km
〇コースURL
〇副賞:サイクルスポーツ創刊50周年記念オリジナルトートバッグ、サイクリストが選んだニッポンのサイクリングルートBEST100

〇審査員コメント: 圧倒的な自然と景観が一番の魅力。各種レンタサイクルが宿泊施設の近くで借りられるので北海道旅行の行程の一部に組み込みたくなります。北海道といえば牧場のスイーツ、そのほか地域の特産品を楽しめ、体験要素も含んでいるところ、そして交通量の少ないコース設定も魅力の一つです。今回のターゲ ット層が期待することと不安を解消する内容を抑えているところが最大の選出ポイント。

〇バイシクルクラブ賞
〇投稿者 :imu.kimi さん
〇コース名 :館山一周サイクリング 60km
〇コース URL
〇副
賞:TEAM BCメカニックジャージ

〇審査員コメント: 南房総の温暖な気候と海沿いの景観、食を満喫する行程が魅力。海の地域ならではの海の幸スポットが盛りだくさん、写真スポットも多く、歴史も感じられ、地域のサイクリング受け入れ環境も整い、一周という達成感を得られるのもいいですね。拠点の駅のアクセスのよさと各種レンタサイクルがあるのもポイントです。立ち寄りスポットの内容と設定のバランスがいいところが選出ポイント。

〇FRAME賞
〇投稿者 :アクセルさん
〇コース名 :富士山の絶景 地元民おすすめ 田貫湖を目指せ! 75km
〇コース URL
〇副賞:オリジナルバックポケット付きTシャツ&コインケースセット

〇審査員コメント: 海山の圧倒的な景観とグルメ、達成感が得られる行程が魅力。今回のターゲット層にはチャレンジングなコースですが、拠点にあるeバイクレンタサイクルがあれば楽しめて、目的地があることで達成感が得られる内容になっていると思います。立ち寄りはB級グルメから特産品グルメスポットが多く、とっておきの景観スポットの設定もあることが選出ポイント。コースは優秀作品の中で最も高低差がありますが、eバイクがあることで、レベルの違う仲間と一緒に走りたくなるコースになっている。

〇ツール・ド・ニッポン賞
〇投稿者 :ひらりん@シマナミさん
〇コース名 :復路は海路!しおまち海道のんびりポタライド 35km
〇コース URL
〇副賞:ツール・ド・ニッポン 2022 シーズンイベント招待券

〇審査員コメント: サイクリングと瀬戸内の日常である船の移動を組み合わせた行程が魅力的。その土地でしか感じられない船移動を組み合わせたストーリーで、瀬戸内の日常、景観、歴史を感じられて造船所の景観は非日常を創出しているところが最大の選出ポイント。瀬戸内の魅力は有名なしまなみ街道だけじゃないと十分に感じさせてくれます。スタートゴール地点もアクセスがよく、さまざまなレンタサイクルがある尾道駅に設定していることもいい。また掲載写真、テキスト内容、船の運行状況の詳細やリンク先などもあることもポイント。ライトユーザーからコアユーザー層まで幅広い層が走ってみたくなるコ ース。

●コースクリエイターアワード 2021のホームページ

世界フィギュアスケート選手権の開催地オクシタニーが日本を歓迎

世界フィギュアスケート選手権が南フランス、オクシタニー地域圏の主要都市モンペリエを舞台として、2022年3月21日から27日まで開催される。会場はシュド・ド・フランス・アリーナ(Sud de France Arena)。北京冬季五輪閉幕からわずか数週間で世界のトップスケーターが再び集結し、男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスの4種目で争われる。

2022年3月21~27日、世界フィギュアスケート選手権の舞台となるモンペリエのシュ ド・ド・フランス・アリーナ ©Boutonnet Laurent – Région Occitanie

ラグビーやツール・ド・フランスでも有名なエリア

フィギュアスケートの世界チャンピオンを決める世界選手権。2021年は北欧スウェーデンのストックホルムで行われたが、2022年はフランスが会場となった。世界中のフィギュアスケートファンの注目が集まる絶好の機会。開催地モンペリエがあるオクシタニー地域圏でも、スポーツ振興への取り組みや地域の魅力発信の好機ととらえ、日本のファンに向けたメッセージが届けられた。

モンペリエのコメディ広場 ©OT Montpellier

オクシタニー地域圏のキャロル・デルガ議長は、日本のフィギュアスケート選手団の来訪をとりわけ光栄なことと受け止め、次のように述べている。

キャロル・デルガ オクシタニー地域圏議長 ©Philippe Grollier

「2016年の議長就任以来、私は日本との連携強化を、わが地域圏の国際案件の最優先事項の一つと位置づけ、これまで三度の訪日団を組織しました。とくに力を入れた日本との連携分野は、観光はもちろん、経済、文化、教育・研究、さらにはスポーツにも及び、それを着実に進めてきました。そのような中で3月、世界のトップレベルにある日本のフィギュアスケート選手団を、世界選手権という形でオクシタニーにお迎えできることをとても光栄に思います」

カルカッソンヌ付近のブドウ畑でワインテイスティング ©C.DESCHAMPS – CRT Occitanie


世界規模のスポーツイベントであるこの選手権の開催は、オクシタニーがスポーツの分野でいかに活発であるかを示している。オクシタニーは2023年ラグビーワールドカップ開催地域のひとつであり、2023年9月10日と28日に日本戦がスタジアム・ド・トゥールーズ(Stadium de Toulouse)で行われることが決まっている。

オクシタニーはラグビーの強豪地域。トゥールーズの地元クラブ、スタッド・トゥールーザンが国内リーグ優勝を決めて大にぎわい ©Carbonnel François – Région Occitanie

また、世界最高峰の自転車レースであるツール・ド・フランスは、毎年ピレネー山脈の名所がルートに組み込まれることから、レース中継でその風景を目にされた人も多いだろう。

また、オクシタニー地域圏は複合スポーツ施設の整備に大規模な投資を行っていて、世界の第一線で活躍するアスリートらが国際競技の前に、優れた環境で調整を行えるよう設備を整えている。パフォーマンス向上のためのトレーニング地として世界的に知られる、ピレネー山地のフォン・ロムー国立高地トレーニングセンター(Centre National d’Entrainement en Altitude de Font-Romeu)にはフランス国内外から選手が訪れていて、日本の各スポーツ連盟とも連携がある。

ピレネー山脈、セルダーニュ地域にあるフォン・ロムー国立高地トレーニングセンタ ー ©Boutonnet Laurent – Région Occitanie

フランス流に第3ハーフを楽しんでほしいとデルガ議長

デルガ議長はさらに次のように続けている。

「オクシタニー地域圏は2022年世界フィギュアスケート選手権をシュド・ド・フランス・アリーナで開催するため力を尽くしてきた。この大会は地域の魅力を発信し、大規模スポーツイベントの運営手腕をお見せする絶好の機会です。わがオクシタニー地方では、スポーツは(初心者からトップアスリートにいたるまで)ひとつのカルチャーと見なされ、地域全体にそれが行きわたっています。

モンペリエの中心、コメディ広場 ©C.DESCHAMPS – CRT Occitanie

スポーツにはチーム精神や自己の限界突破という意義がありますが、さらには連帯や仲間との楽しいひと時、集いといった意義もあります。オクシタニーはフランスでも屈指のラグビー強豪地域ですが、それはまさしくこのスポーツで言う『第3ハーフ』の習慣です。第3ハーフとは試合後に敵味方なく杯を交わすことですが、オクシタニーならではの歓待や友愛の精神に触れ、地元が誇る美酒、偉大なシェフたちによる南仏の郷土料理が楽しめる機会でもあります。

古代ローマ時代の水道橋ポン・デュ・ガー©Aurélio RODRIGUEZ – Site de Pont du Gardル 

ぜひ旅行者の方にもこの精神を楽しまれ、さらには旅の中で多彩なメイドイン・オクシタニーの製品に触れていただければ幸いです。わが地方の特産品にはライヨール(Laguiole)のナイフ、マルト・トロザーヌ(Martres-Tolosane)の陶器、アンデューズ(Anduze)の植木鉢、16世紀にニーム(Nîmes)で生まれたデニム地のジーンズなどがありますから」


地域圏副議長(スポーツ担当)カメル・シブリからのメッセージ。

カメル・シブリ オクシタニー地域圏副議長(スポーツ担当) ©Boutonnet L. – Darnaud A. – Région Occitanie

「世界フィギュアスケート選手権の開催は、日本のみなさんに、わがオクシタニー地方がいかにスポーツに情熱を注いでいるのか、また、日本との間で日々関係を深めていることを知って頂く貴重な機会となります。日本選手団をモンペリエ、そしてオクシタニー地域圏へお迎えするのを大変光栄に感じていることをお伝えします」

南ヨーロッパの中心に位置するオクシタニー地域圏はフランス第2の面積(72.724 km²)を有する。人口600万人の土地は、2つの山脈、220キロにわたる地中海の海岸線があるように、その風景と気候は多様性に富む。

ライヨールのナイフはオクシタニーの特産品 ©Thebault Patrice – Région Occitanie

ピレネー、芸術、スポーツなど随所に活気があふれる

オクシタニーはすでに日本で知られる名所も数多く、カルカッソンヌ、ポン・デュ・ガール、サン・シル・ラポピー、アルビ、ルルド、ピレネー山脈のような観光地のほか、トゥールーズ、モンペリエ、ペルピニャンといった活気ある都市、トゥールーズ・ロートレック、ピエール・スーラージュなどオクシタニー出身画家の大型美術館がある。

世界フィギュアスケート選手権開催地となるモンペリエは、オクシタニー地域圏の中でもダイナミックで魅力あふれる都市。西欧で最初の医大が設立された都市であり、若い学生が多く、藤本荘介氏の設計によるレジデンシャルタワー「L’Arbre Blanc(ラルブル・ブラン、白い木を意味する)」をはじめ大胆な現代建築がある。

カルカッソンヌ付近のブドウ畑でワインテイスティング ©C.DESCHAMPS – CRT Occitanie

また、モンペリエはエクストリームスポーツの祭典FISE ワールドシリーズの発祥地であり、当大会は日本での知名度も高い。さらに、2010年よりブレイクダンスの世界大会であるバトル・オブ・ザ・イヤー(BOTY)がモンペリエで開催されている。オリンピック東京大会より話題となっているブレイキンは日本選手が頻繁に表彰台に上る競技で、2024年パリ大会から新種目に採用されることから注目を集める。

トゥールーズ…これほどまで魅力的な町だとは

ツール・ド・フランス取材者日記