モンベルがランドセルを作ると軽量で高機能なバックパックになる

通学用バックパック「わんパック」をモンベルが一般販売の予約受け付けを開始した。当初は12月中旬発売予定だったが、それを前倒しして、オンラインショップと全国のモンベルストアで一般販売の予約受付を開始。

モンベルのわんパック

皮革製ランドセルに比べて非常に軽量で、水に強く、子どもでも扱いやすい工夫を凝らしている。教科書や文房具、タブレットなど、学校で使うさまざまなものをオールインワンで収納可能。ブルー、レッド、ブラウンの3色展開。1万4850円(税込)。

背面と底面はしっかりしたパネル入りで自立し、型くずれを防ぐ。レインカバーと反射テープを備えていて、快適・安全な通学をサポートする。完全防水ではないが水濡れに強い素材で、従来の皮革製ランドセルに比べて非常に軽量。

PCやタブレットは背面側のポケットに収納。カラビナフックに靴袋や給食袋などをかけることもできる

【素材】840デニール・ナイロン(TPUラミネート)
【総重量】930g
【カラー】ブルーグリーン(BGN)、ブラウン(BN)、ワインレッド(WRD)
【容量】13.5L(幅25×高さ35×奥行き16.5cm)
【背面寸法】33cm
【特長】レインカバー付き / 反射テープ / カラビナフック / 防犯ブザー用Dリング / フレキシブルショルダーベルト

防犯ブザーなどを取り付けられるDリング

●モンベルの詳細ページ

中根英登が中学1・2年生を対象に講演会…アジア大会候補地の新城で

EFエデュケーション・イージーポストの中根英登が11月2日、愛知県新城市にある新城市立八名中学校の1年生および2年生を対象に特別講師として講演を行った。

中根英登が新城市立八名中の1・2年生を対象に講演 ©三井至

愛知県新城市は2026アジア競技大会の自転車ロード開催有力地

2026年に愛知県で開催されるアジア競技大会における自転車ロードレース競技の開催有力候補地が愛知県新城市だ。中根が愛知県出身のプロ自転車ロード選手であり、2018年にインドネシアで開催されたアジア競技大会に出場し、日本代表チームの銀メダル獲得に貢献したこと、現在も世界トップカテゴリーのチームで各国で開催されている国際レースに参戦していることから、新城市からの依頼で特別講師として講演した。

また今回の特別授業のテーマに興味を持つグローバル企業であるEF Education first japan も参加した。

特別授業のテーマに興味を持つグローバル企業EF Education first japanも参加 ©三井至

「私が中学・高校の時にやっていたスポーツはサッカーで、苦手な教科は英語。当時の私からはプロ自転車ロード選手である今の自分は全く想像していませんでしたが、自転車ロードレースの漫画が私の興味を誘い、新しいスポーツにチャレンジするきっかけとなりました」と中根。

「チャレンジを通じて成長し、新しいコミュニティや仲間ができ、それが大きな財産に」と中根 ©三井至

失敗もたくさん。卒業後はプロロード選手の道を歩む

「大学に入学してから自転車競技を本格的に始め、学生の時には競技だけでなく就職活動や教員採用試験を受けたりと多くのことにチャレンジしながら、その中で失敗もたくさんしながら、卒業後に進んだ道はプロ自転車ロード選手でした。

国内にとどまることなくより高いレベルで自分の知らない世界を求めて海外籍のチームへ移籍。さらに強くなるために追求し続けた結果、世界トップカテゴリーのチームの選手にまでなることができました。

私にとっては自転車競技という新しいことへ勇気を出してチャレンジしたことをきっかけに、そのチャレンジの中で学生のころからプロの自転車ロードレースチームで走らせてもらえた経験が私の人生を大きく変えることになりました。

公演後はサイン会 ©三井至

なにかに興味が出てきたら、躊躇することはあってもチャレンジしよう

自転車競技のお陰でいろんな世界に行くことができて、さまざまな国の人とコミュニケーションが取れるようになったことで、それまで日本と日本語しか知らなかった自分の視野や価値観が一気に広がりました。

勉学でもスポーツでも芸術でもなんでもいいので、なにかに興味を持ちやってみたいかもと思うことが出てきたら、躊躇することはあってもチャレンジしてみてほしいと思います。

中根英登(中央)が中学校1・2年生を対象に講演会を実施 ©三井至

そういったチャレンジを通じて成長し、新しいコミュニティや仲間ができて、それが大きな財産になっていくでしょう。実際に私が学生時代にチャレンジしてみたことによって多くの仲間とつながることができて、今の私があります」

早稲田駅伝…2023年の第11回大会は国立競技場で開催

一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンが一般参加型のランニングイベント「第11回早稲田駅伝 in 国立競技場」を開催する。共同主催:早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター)。開催日は2023年1月14日(土)で、場所は東京・ 国立競技場。2022年10月18日(火)からエントリーの受付が始まっていて、締め切りは12月15日(木)。

「早稲田駅伝」は、東日本大震災の復興支援を目的に2011年に始まったチャリティランニングイベントで、今回で11回目。早稲田大学の在学生・OBOG・関係者はもちろん、早稲田に関わりのない人でも気軽に参加できるイベント。

過去2年は、新型コロナウ イルス感染症の影響でアプリを使った形式に切り替えるなどしたが、1つの会場に集まって行うリアル形式での開催は3年ぶりとなる。

種目はチーム(2人~8人1組)でタスキをつなぎながら走る「駅伝」のほか、「個人ラン」、 子どもや親子を対象とした「大隈ラン」がある。市民ランナーはもちろん、普段ランニングやスポーツをしていない人でも楽しみながら参加できる。

開催にあたっては、株式会社共立メンテナンスの特別協賛を受けて実施。参加料の一部は早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)へ寄付し、東日本大震災の復興支援も含む日本各地における継続的な支援活動に充てる。

第11回早稲田駅伝 in 国立競技場
開催日:2023年1月14日(土)
申込期間:2022年10月18日(火)~12月15日(木)※予定
会場:国立競技場(東京都新宿区)
コース:国立競技場内特設周回コース(約 1.4km)
主催:早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC) 一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン
後援:早稲田大学校友会、早稲田大学競技スポーツセンター
特別協賛:株式会社共立メンテナンス
協賛:ヤングスチール株式会社 早稲田大学生活協同組合 株式会社ブライダル
事務局:早稲田駅伝事務局(ルーツ・スポーツ・ジャパン内)

【駅伝】
内容:1 チーム2~8人で、タスキを繋ぐ合計約22.4km(1.4km×16周)の駅伝
※必ず1人1周回(1.4km)以上走れば走順は問わない。1人あたりの走行距離の規定はない。
料金:5300円~4300円×2~8人(学生3300円~2700円×2~8人)
資格:中学生以上
定員:400組

【個人ラン】
内容:約22.4km(1.4km×16周)を個人で走る競技
料金:6000円/名
資格:高校生以上
定員:125名

【大隈ラン-キッズラン】
内容:約1.4km(コース1周)を走る小学生の競技
料金:1500円/名
資格:小学生
定員:300名(各部門50名まで)

【大隈ラン-親子ラン】
内容:約400m(トラック1周)を走る親子の競技
料金:1500円/組
資格:未就学児の子供とその保護者
定員:100組

●早稲田駅伝のホームページ

ツール・ド・フランスさいたまでフランス文化を感じてみよう

ツール・ド・フランスで活躍したスーパースターばかりが日本にやってくる。11月6日にツール・ド・フランスさいたまクリテリウムが、さいたま新都心駅周辺で開催され、総合優勝者ヨナス・ビンゲゴー(25)=デンマーク、ユンボ・ビスマ=をはじめとした選手が参戦する。新型コロナにより2年間開催が見送られたが、3年ぶり8回目の興奮が再来。

2019ツール・ド・フランスさいたま ©Yuzuru SUNADA

周回レースなのでマイヨジョーヌら有名選手を何度も見られる

世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」の名を冠したイベントだ。7月のフランスで活躍した選手たちが来日し、1周約3.5kmのサーキットを何周も走って着順を競う「クリテリウム」を中心に疾駆する。

ビンゲゴー、初優勝おめでとう ©A.S.O. Pauline Ballet

ツール・ド・フランス最終日のパリ・シャンゼリゼの表彰台に登壇したそのままの姿で参加するのが特徴。ビンゲゴーは王者の称号である黄色いリーダージャージ、マイヨジョーヌを着用する。ツール・ド・フランス後は心身ともに不調に陥ったビンゲゴーだが、9月末に実戦復帰。クロアチアで行われた6日間のステージレースでは最終日に1秒差で逆転を許したが、元気な姿を示してくれた。

2013年にツール・ド・フランス総合優勝のフルームらが相撲に挑戦したとき、右端の顧問のとなりでほほえましく見つめるのが現貴景勝 © Yuzuru SUNADA

「初めてのさいたま出場となるが、マイヨジョーヌを着て日本の自転車ファンの前で走ることを楽しみにしている」とビンゲゴー。同大会はパリで行われたツール・ド・フランス第21ステージの次章とも言われることから、「第22ステージのさいたまでも優勝したい」と意欲を語る。

4度の総合優勝を誇るクリストファー・フルーム(イスラエル・プレミアテック)は7回目の参加となる。「素晴らしい大会と心優しいファン。来日のたびに高校相撲部に入門したり、餅をついたり、忍者の衣装を身に着けたり。今年はどんな旅になるのか楽しみだ」とコメント。

ゲラント・トーマスが野球のバッティングに初挑戦 © Yuzuru SUNADA

ゲラント・トーマス(イネオスグレナディアーズ)、ビンチェンツォ・ニバリ(アスタナカザクスタン)の歴代覇者も参戦。さらにモビスターのアレハンドロ・バルベルデは元世界チャンピオンなどの輝かしい成績を持つが、ニバリとともに引退レースとなる。さらに史上最多タイ記録となるステージ通算34勝を挙げたマーク・カベンディッシュ(クイックステップ・アルファビニル)も特別チームとして参加。チームメートは前大会となる2019年のさいたま優勝者、新城幸也(バーレーンビクトリアス)だ。

ビンチェンツォ・ニバリ(左)とアレハンドロ・バルベルデ ©Unipublic Cxcling

海外選手は7チーム25人、国内参加は7チーム28人、女子4人、男子ジュニア3人、パラサイクリングは7組8人が出場する。

大会はJ SPORTSで生中継される。

2022ツール・ド・フランスさいたまのクリテリウムメインレース。3.5km
2022ツール・ド・フランスさいたまのタイムトライアルレース。3.1km
2017ツール・ド・フランスさいたまで日本のファンと交流するマーク・カベンディッシュ ©Yuzuru SUNADA

さいたまで連覇した選手はいないのでそれに挑戦してみたい…新城幸也

新城幸也が鷹匠に挑戦 © Yuzuru SUNADA

「海外のトップ選手とは同じ集団にいてもレース中に話すことは限られている。ボクのホームであるさいたまに来てもらって日本の文化を体験してもらえるのはいい機会」と新城。「今年は全日本タイトルを取ることができた。日本チャンピオンジャージーを着るのは気分がいい。トレーニングやレースに対するモチベーションも維持できる。さいたまで連覇した選手はいないのでそれに挑戦してみたい」

こんな都心部を走るレースはパラの世界ではありえない…杉浦佳子

ツール・ド・フランスさいたまの個人タイムトライアルに挑む杉浦佳子

50歳で東京パラ五輪金メダル2個を獲得して話題になった杉浦佳子も個人タイムトライアルに出場する。42歳で現役を引退するバルベルデと再会するのを心待ちに。「数年前に声をかけ、あなたより10歳年上ですと言ったらワーオと驚かれました」と思い出を語る。
「こんな都心部を走るレースは世界中でもあまりない。来年以降はパラの海外選手も出場してほしい」

フランスのガストロノミーや雰囲気が味わえる催しも

フランスの食材を味わうことができるさいたまるしぇを訪問したロマン・バルデ(中央)とマルセル・キッテル氏 ©Yuzuru SUNADA

周回コースはさいたま新都心駅周辺で、電車で観戦に行ける。コースが貫通するさいたまスーパーアリーナなどに有料観覧席があるが、沿道観戦は無料。家族連れが自転車を楽しめる「サイクルフェスタ」、フランスの食文化を味わえる「さいたまるしぇ」が併催される。

2022ツール・ド・フランスさいたまのタイムテーブル

●ツール・ド・フランスさいたまのホームページ

海・橋・島々のおりなす絶景が楽しめる上天草市でライドアラウンド

「ライドアラウンド in 上天草」が2022年11月1日(火)から2023年1月15日(日)までの期間限定で、熊本県上天草市で開催される。参加無料。設定期間中の好きな日時にアプリ起動でコースを巡る。

熊本県上天草市が主催、全国各地でサイクルツーリズム事業(=自転車・サイクリングを活用した観光振興事業)を展開する一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンが運営。

期間型エリア探索サイクリングイベント「ライドアラウンド」は、一般社団法人ルーツ・スポーツ・ ジャパンが展開する新しい形のサイクルツーリズムコンテンツ。2021年まではワンデーでポイントを競う「ライドハンターズ」を実施していたが、今回から期間中の好きなタイミングで参加ができるライドアラウンドシリーズと形を変え、より多くの人が気軽に楽しめる用になった。

ライドアラウンド in 上天草
開催日:2022年11月1日(火)~2023年1月15日(日)
実施内容:エリア探索サイクリング「ライドアラウンド」
参加費:無料。「Map Life」アプリのインストールが必要。
主催:上天草市
企画運営:一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン
事務局:ツール・ド・ニッポン事務局
●ライドアラウンド in 上天草のホームページ