2024自転車10大ニュースの投票開始…12月24日締め切りで即日発表

自転車活用推進研究会が2024年も自転車に関するさまざまなニュースから10大ニュースを選出する投票を開始した。膨大な記事の中から30本に絞られ、会員と一般によるインターネット投票で10本のニュースを選ぶ。

2023年の自転車10大ニュース

会員は1票につき2ポイント、一般の1票は1ポイントとカウントし、投票の多かった上位10本を「2024自転車10大ニュース」として公表。投票締め切りは12月24日正午、開票速報は深夜になる予定。

●投票ページ

次の自転車ニュースの中から特に重要だと思うものを5項目まで選んでください。

11月1日に酒気帯び・ながらを含む改正道交法施行
ドコモ・バイクシェアの累計利用回数が1億回突破
シェアサイクル大手2社がポートの共同利用で提携
警察庁が2026年度から自転車にも青切符導入を決定
警察庁2026年に生活道路の法定速度30km/hへ
警察庁が交通安全充実化に向け官民連携協議会を設置
ヘント開催Velo-Cityの日本ブースが前年比4倍に
国際会議Velo-City開催に向け愛媛県が立候補
第11回自転車利用環境向上会議が敦賀・若狭で開催
自転車産業振興協会がJapan Bike Show初開催
東京都交通局が青梅市でサイクルバスの実証実験開始
成田にも! 各地の空港にサイクルステーション誕生
長野県・諏訪湖を一周するサイクリングコースが完成
自転車通学する都立高校生はヘルメット着用が条件に
自活研が選ぶ自転車名人・十代目は団長安田氏に決定
東京都1500人調査で自転車通勤OKの人50.1%
国連自転車デー特別表彰で広島・愛媛県知事が受賞
琵琶湖一周ビワイチ参加者過去最高の12万8千人に
自転車利用環境創出ガイドラインを8年ぶりに改定
自転車通勤導入に関する手引きを5年ぶりに改定
JR東が常磐線でサイクルトレインの通年実施を決定
普通自転車歩道通行可の標識が各地で続々撤去される
シマノがAI変速機クオートを発表 2025年実用化
山口・宇部 国内最長の私道で自転車レース開催
東京都がUCIから自転車に優しい都市ラベルを獲得
さいたま市はASOから自転車都市レベル2を獲得
UCI世界選手権で日本人選手が金メダル含む大活躍
国際自転車安全会議ICSCが愛媛今治で国内初開催
自転車の酒気帯び検挙でクルマの免許を停止処分に
レインボーライド2024は3回目で初の朝から快晴
寒さで下を向いた高校生の自転車で85歳男性事故死

悪魔おじさん、はるばる広島へ…県動物愛護センターを視察

ツール・ド・フランスの沿道で悪魔のコスチュームを着て選手たちを応援する悪魔おじさん、ドイツのディディさんがツール・ド・フランスさいたまクリテリウムの開催翌日となる11月3日に空路で広島入り。空港から歩いていける広島県動物愛護センターを視察した。

広島県動物愛護センターに来てくれたサイクリストには記念撮影とサイン入りポストカードをプレゼント

サイクリングと動物たちが健康で楽しい日常を届けてくれる

ドイツ在住の72歳。ディディさんは愛犬家でもある。自転車レースファンにとっては世界72カ国で中継されるツール・ド・フランスの沿道に立つ姿を誰でも知っているほどの知名度を持つ。そのため世界各国のサイクリングイベントに引っ張りだこで、今回の来日も地球の反対側のコスタリカからやってきた。

広島県動物愛護センターに到着した悪魔おじさん

一方、同センターのある広島県は国土交通省指定のナショナルサイクルルートである「しまなみ海道」があり、広島空港周辺には中央森林サイクリングロードがある。県の魅力のひとつであるサイクリングを通じて、動物愛護の現状、動物とのサイクリングの楽しみ方を広める企画を発案中。今回はその一環として悪魔おじさんを招へいした。

悪魔おじさん広島へ。11月3日に動物愛護センターで撮影&サイン会

ツール・ド・フランスの沿道で悪魔のコスチュームを着て選手たちを応援する悪魔おじさん、ドイツのディディさんは、ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムの開催翌日となる11月3日に空路で広島入り。現地のサイクリストの交流を楽しみにしている。

広島県動物愛護センターでファンサービス

悪魔おじさんは11時40分に広島空港に到着し、13時30分頃に広島県動物愛護センターで写真撮影、ポストカードへのサイン会を行う予定。地元サイクリストと交流することを楽しみにしているという。

広島県動物愛護センターは犬や猫とふれあったり、命の大切さについて考えたり、ペットの正しい飼い方を学ぶことができる施設。入場無料。広島空港から徒歩約11分。クルマ利用は中央森林公園を目指せばいい。

11月4日はしまなみ海道のゲートウェイ尾道に出没予定

今回の広島出張では三原市内に宿泊予定。4日には尾道市に向かい、サイクリストの拠点となる港湾施設や向島への渡船を利用する自転車愛好家に槍を振りかざす予定。

●広島県動物愛護センターのホームページ

ファッションヘルメット…帽子タイプの自転車用ヘルメットとは

ヘルメットを着用すれば自転車乗車時の安全性が高まると認識していながら、シティサイクルには似合わないのでかぶらないという人が多い。パリ五輪代表などにもハイテクヘルメットを提供するヘルメットメーカーのオージーケーカブトが、帽子タイプヘルメットとして全8モデル、37種を発売している。

リベロ(ベージュ、チャコール、NTベージュ、NTブラック)

シティサイクルなどにも似合うファッションを意識した帽子をかぶせたシリーズ。大丸京都店では2回目の開催となる帽子タイプの自転車用ヘルメットPOP UPショップも展開する。

デイズ(カーキとブラック)

軽量コンパクトなソフトシェル帽体に、パターンにこだわった立体感のある帽子(ヘルメットカバー)を装着。普段着の帽子感覚でかぶることができる自転車用ヘルメットだ。 オージーケーカブトの帽子タイプヘルメットは、自転車用ヘルメットの国内安全基準であるSG基準に適合し、SGマークが付いている。

シクレ TKクロッシェ(ネイビー、パープル、ベージュ)
シクレ TKサンハット(ブラック、ベージュ、アイボリー)
リベロ TKハンチング(グレー、ダークグレー)
シクレ(ベージュ、チャコール、ブラウン 、レースベージュ、レースグレー、レースブラウン、ストライプベージュ、ストライプネイビー )
ラフィネ=(キャスケットタイプタイプ)ブラック、グレー /(ハット)チャコール、モカベージュ
大丸京都店で帽子タイプの自転車用ヘルメットをすべて揃えたPOP UPショップ(9月11日~17日)
チャイルドメットシリーズは税込1万2980円

●オージーケーカブトのホームページ

【ブエルタ・ア・エスパーニャ第10S】ファンアールトが今大会3勝目

第79回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月27日、ポンテアレーアス〜バイヨーナ間の159.6kmで第10ステージが行われ、ポイント賞ジャージを着用するビスマ・リースアバイクのワウト・ファンアールト(ベルギー)が優勝。今大会3勝を挙げた。

2024ブエルタ・ア・エスパーニャでファンアールトが3勝目 ©Unipublic Sprint Cycling Agency

総合成績ではデカトロンAG2Rラモンディアルのベン・オコーナー(オーストラリア)が首位を守った。

2024ブエルタ・ア・エスパーニャ第10ステージ ©Unipublic Sprint Cycling Agency
2024ブエルタ・ア・エスパーニャ第10ステージ ©Unipublic Sprint Cycling Agency
ソレル、ペシェ、ファンアールトら5選手が抜け出した ©Unipublic Cxcling Toni Baixauli

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ベン・オコーナー(オーストラリア、デカトロンAG2Rラモンディアル)
マイヨベルデ(ポイント賞)ワウト・ファンアールト(ベルギー、ビスマ・リースアバイク)マイヨルナレス(山岳賞)アダム・イェーツ(英国、UAEエミレーツ)
□マイヨブランコ(新人賞)フロリアン・リポビッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)

「家族がいる前で勝てるなんてなかなかない」とファンアールト ©Unipublic Sprint Cycling Agency

世界のサイクルシティにさいたま市…自転車レーベルは2台

その町が自転車にとって優しい環境であるかをツール・ド・フランスが認定する「ビル・ア・ベロ」。4回目となる2024年は24の自治体が申請し、このうち20自治体が自転車環境推進策を評価された。日本では初めてさいたま市が自転車レーベル2台を獲得した。

星ではなく自転車マーク ©A.S.O.

イメージはミシュランの星の数、パリは最高レーベルの自転車4台

ビル・ア・ベロを英訳するとサイクルシティ。自転車レーベルとはミシュランの星の数と同じような評価レベルで、最高ランクが4(台)となる。

2021年に創設されたビル・ア・ベロレーベル制度は、自転車の利用を促進する市町村の取り組みを評価して、今回を含めて155の町や都市が表彰された。立候補できるのはこれまでにツール・ド・フランスとツール・ド・フランスファムのスタートあるいはフィニッシュとなった町。今回からクリテリウム・デュ・ツール・ド・フランスを開催した町も対象となった。これにより10カ国・1100万人の市民が自転車に優しい町の恩恵を受けることになる。

さいたま市のレーベルは自転車2台で、フランスのニースやモンペリエは3台。2024ツール・ド・フランス開幕地となるイタリアのピアチェンツァ、ピネロロ、リミニも受賞した。

パリで除幕式のひもを引くアンヌ・イダルゴ市町(右から3人目)とプリュドム(左から2人目) ©A.S.O.

最高評価の自転車4台はパリやオランダのロッテルダム、デンマークのコペンハーゲンなど限られた都市で、高品質な自転車環境ネットワークの整備に成功した場所。一方で過疎化が進む小さな町、住民1328人のエボーレバンなど日常利用だけでなくスポーツやレジャーでの活用に積極的な町も登録されている。

ビル・ア・ベロ