日本のアニメ人気が高いフランスで、パリに初めてアニメイトが出店

「アニメイトパリ ポップアップストア」が2025年7月1日、フランスの首都パリにグランドオープン。フランスへのアニメイト出店は初。

アニメイト宣伝キャラクター「アニメ店長」 ©Kazuhiko Shimamoto・MOVIC イラスト:島本和彦

アニメイトは、アニメ・コミック・ゲームの専門店で日本全国に125店舗を展開し、日本国内のみならず、台北、台中、バンコク、ソウル、上海、北京、広州などでも店舗の運営を行っている。

今回新たにオープンする「アニメイトパリ ポップアップストア」は、地下鉄ピラミッド駅から徒歩3分、地下鉄オペラ駅から徒歩5分と、とてもアクセスしやすい場所に出店。店内ではフランスでも人気・話題の作品から最新の作品まで、幅広い商品を取り扱う予定だという。

アニメイトパリ ポップアップストア(animate Paris POP UP store)
出店期間:2025年7月1日~
住所:Maison Wa Sainte-Anne 12 Rue Sainte-Anne, 75001 Paris
営業時間:11:00~19:00
定休日:日・月曜日

くまモンがフランスに浸透…フランス人観光客はこうして熊本を目指す

フランス観光開発機構と熊本県が、国際観光交流の促進を目的とした新たな覚書を2025年6月2日に署名した。両者はこれまでも、くまモンのフランス訪問(2013年~)や、2017年にフランス観光開発機構がくまモンに委嘱した「フランス観光親善大使」としての活動を通じて交流を深めてきた。2019年1月に一度目の覚書を締結し、観光を通じた相互理解と友好関係の深化に取り組んでいた。

署名式の後に行われた朝食会でのセトン大使(右)とくまモン ©Atout France

調印した新たな覚書では、ポストコロナ時代における観光産業の再興と「持続可能な観光」への転換が求められるなかで、伝統工芸や食文化、自然・歴史資源などを活かした観光地域づくりをさらに強化すべく、両者が協力して観光振興に取り組むことを確認したもの。

署名式はフィリップ・セトン駐日フランス大使が出席してフランス大使公邸で行われ、くまモンが立ち会った。覚書への署名は熊本県側が木村敬知事、フランス観光観光発機構側がジャンクリストフ・アラン日本およびASEAN代表が行った。

くまモンは2025年7月にフランスを訪問し、ジャパンエキスポに参加するほか、ヌーヴェル・アキテーヌ地域圏のオービュッソン、リモージュを訪れる予定。

熊本県とフランス観光開発機構が国際観光交流の促進のために覚書調印 ©Atout France

フィリップ・セトン駐日フランス大使 

 「くまモンが初めてこの大使公邸を訪れたのは2016年9月のこと。以来、日仏両国、とりわけフランスと熊本県の友情を象徴する行事が行われるたび、くまモンはこの場を訪れ華を添えてくれています。

今回調印された覚書は熊本県とフランスの関係がより深まっているいることの証であり、それは観光分野にとどまらず、文化的、経済的なつながりにも及んでおります」

熊本県とフランス観光開発機構との国際観光交流の促進に関する覚書調印 ©Atout France

 木村敬 熊本県知事 

 「今回の新たな覚書では、伝統工芸や手仕事、食文化など、地域が守り育ててきた歴史・文化・自然等を活用したプロモーションを相互に実施することで、更なる国際観光交流の促進を図ることとしています。 この覚書に基づき、来月(6月30日~7月7日)には、早速くまモンがフランスを訪問し、「ジャパンエキスポ in パリ」に参加するとともに、リモージュやオービュッソンを訪問し、地域の伝統工芸を通じてフランスの皆様との交流をさらに深めていきたいと考えています」

 ジャンクリストフ・アラン フランス観光開発機構 日本& ASEAN代表

「今年はくまモンのジャパンエキスポへの10回目の参加、また、くまモンの活動15周年という二つの周年記念にあたることに、お祝い申し上げます。 

 今夏、くまモンが訪問する二つの都市(リモージュとオービュッソン)は、それぞれ磁器とタピスリーという伝統工芸があります。この訪問地の選択は、観光地としての知名度はそれほど高くないものの、今後地域の伝統や職人技を尊重しながら観光を発展をさせる可能性があり、観光客の訪問先を多様化させるという、新しい覚書の精神を体現しています。くまモンにの滞在が素晴らしいものになり、今後のヨーロッパでの一層の活躍を祈念します」

ローマ教皇レオ14世がジロ・デ・イタリア最終日に選手を激励

第108回ジロ・デ・イタリアは最終日となる2025年6月1日、ローマを発着とする第21ステージが行われ、コース途中で訪問したバチカン市国でローマ教皇レオ14世の歓迎を受けた。新教皇は「次世代の模範となりなさい」と出場選手に声をかけた。

ローマ教皇レオ14世にマリアローザが手渡された ©Vatican Media

ジロ・デ・イタリアはツール・ド・フランスと異なり、最終到着地がその年によって違う。2025年は首都ローマで、3年連続でジロ・デ・イタリアの最終ステージを開催した。

ローマ教皇レオ14世を謁見するジロ・デ・イタリアの4賞ジャージ着用者 ©Vatican Media

レオ14世教皇は、バチカン市国を通過するジロ・デ・イタリアの選手たちを祝福した。「ジロ・デ・イタリアの最終ステージでみなさんにお会いできて光栄です。みなさんは世界中の若者の模範です。みなさんの働きに感謝します。みな皆さんが体を大切にすることを学んだように、心も大切にしてほしいと思います。神の祝福がありますように」

2025ジロ・デ・イタリアの最終ステージはローマ ©Fabio Ferrari/LaPresse
ジロ・デ・イタリア最終日のローマでは選手たちの到着前にファミリーライドが行われた ©Valentina Stefanelli / LaPresse
総合優勝のイェーツを中央に、左が2位デルトロ、右が3位カラパス ©LaPresse

上海で綾瀬はるか旋風…流暢な中国語で夏のライフウエアを紹介

中国で癒しの女神と呼ばれている綾瀬はるかが5月9日、中国でのユニクログローバル旗艦店となる「ユニクロ上海」に登場。LifeWearスペシャルアンバサダーを務めるユニクロで、“エフォートレスサマー”をテーマに夏を彩るブラトップやUVカット機能商品を紹介。夏のライフスタイルやスタイリングのヒントを紹介するとともに、流暢な中国語でのあいさつを披露し会場を沸かせた。

ベージュのブラトップにダークグレーのジャケットを合わせたスタイリングで登場した綾瀬。初めて訪れる上海について聞かれると「上海の美味しいごはんと綺麗な夜景を楽しむことが できました」と感想を語った。

また、ユニクロのLifeWearについてどう思うかと聞かれると 「服で人々の生活をよくすることがLifeWearだと理解しています。ユニクロの服は着心地がよく機能性もあるアイテム、例えばエアリズムなども愛用している」とコメント。

ユニクロ上海の店長を務めるシュー・リビンがステージに登壇し、夏に活躍するブラトップやUVカット商品のラインナップと機能性を紹介。綾瀬自身も「ユニクロのUVカットパーカは外出や撮影に簡単に羽織れて便利なので持ち歩いています」と話し、紫外線対策の方法や夏の ファッションの楽しみ方について教えてくれた。

イベントの最後には、SNSでファンより募った質問に綾瀬が答える場面も。「綾瀬さんの夏を3つのワードで表すと?」という問いには、「夏はやっぱり、かき氷、枝豆、そしてエアリズム!」と答え、会場全体が和やかな雰囲気に包まれた。このイベントの様子は、イベント会場を繋ぐライブストリーミングにより中国各地に発信された。

日本で発明された技術が新たな世界を創った…電動アシスト自転車誕生三十年展

大阪府堺市にあるシマノ自転車博物館で「電動アシスト自転車誕生三十年展」が2025年4月22日から2026年3月22日まで開催される。会場は4F特別展示室。

ドライス男爵が開発した自転車の始祖ドライジーネが生まれたことで、人々は自由に楽に遠くへ早く行ける手段を手に入れた。そして19世紀後半にセーフティ型の登場以来、テクノロジーの発達とともに工業製品として自転車を進化させてきた。

シマノ自転車博物館

人間の力による、純粋に移動手段を追及した乗り物が自転車だが、その自転車の弱点は坂道向かい風、荷物や子供の積載そして老若男女の体力差がある。自転車の手軽さ、利便性そして最も大事なペダルを踏んで走る爽快さを損なわず、効果的にその弱点を補うペダル踏力に連動した電動モーター駆動補助機能付き自転車が日本の技術者によって世界で初めて開発された。それが電動アシスト自転車だ。

シマノ自転車博物館

発明から30年を経て技術の進化、利用形態の広がりを見せている多種多様な電動アシスト自転車を展示、解説。この特別展を通じて、電動アシスト自転車への理解がさらに深まり利用が広がるはずだ。

●シマノ自転車博物館の詳細ページ

家庭の油で飛行機を飛ばそう…世界陸上の北口榛花がメッセージ

航空機の燃料にも使用される持続可能な航空燃料「SAF」(Sustainable Aviation Fuel)の活用を促進するため、SAFの原料となる使用済み食用油の回収を東京2025世界陸上が東京都と連携して実施する。アスリートの移動に必要なエネルギー源であるため、環境負荷の少ない大会運営の実現を目指す取り組みの一環だ。

東京2025世界陸上アスリートアンバサダーである北口榛花がメッセージ(画像キャプチャーでクリックしても再生されません)

世界陸上財団が都が実施する「家庭の油 回収キャンペーン」と連携

家庭や飲食店などから排出される使用済み食用油は、持続可能な航空燃料SAFの原料として期待されている。 都は、区市町村と連携して家庭からの油の回収所を設置し、回収を呼びかける。 回収した油は、国内初のSAFの大規模製造所(大阪府堺市)でSAFに精製され、東京国際空港(羽田空港)など国内の空港に運ばれ、航空機の燃料として使用される。

「家庭の油 回収キャンペーン」を実施するステッカー

家庭の油 回収キャンペーン
■ 実施期間 2025年5月2日(金)から10月31日(金)まで
■ 回収所
区市町村都内約80カ所
都庁舎=東京都庁第一本庁舎2階北側展示スペース【受付期間】平日午前9時30分から午後5時30分まで、土日祝午前11時から午後6時まで ※7~10月の土日祝は午前9時30分から午後5時30分まで

都内約80カ所の回収所に掲示するのぼり

●東京都環境局のホームページ