熊本県とフランス中東部のブルゴーニュ地方にあるディジョンメトロポールが国際交流を促進するため、4月20日に覚書を結んだ。観光資源と地元の食材を相互にアピールし、観光として訪れる人の拡大を狙う。

ムタール(マスタード)で有名なディジョン。この都市名の後ろにメトロポールがつくと、その都市とそれに近隣する町の自治体連合となる。ニースコートダジュール、リール、アミアン、トゥールーズ、リヨンなどが法律によって認定され、その数を含めて日本の政令指定都市と同じような位置づけだ。
ディジョン市はかつてのブルゴーニュ公国の首都で、現在のディジョンメトロポールはブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏の首府だ。世界文化遺産として「ブルゴーニュのブドウ畑」が登録されている。

今回は産学の分野で関係性を有している熊本県と相互交流を実現。食文化、食品産業。観光といった分野での相互発展が見込まれる。そしてディジョンメトロポールが大阪・関西万博に合わせて来日し、記者発表を都内のアンスティチュ・フランセで開催した。
熊本県のPRキャラクター、くまモンは、フランス観光開発機構の企画で何度もフランスを訪れていて、ディジョンメトロポールもその一つだった。ディジョン市民が歓迎してくれたのだが、その背景にはディジョンのマスコットである白熊の「ポンポン」の存在があったという。

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