ポガチャルが下り坂の落車から復帰しストラーデ・ビアンケ連覇

UAEチームエミレーツXRGのタデイ・ポガチャル(スロベニア)が3月8日にイタリアで開催された第19回ストラーデ・ビアンケで残り18kmから独走を決めて、2年連続3度目の優勝を達成した。

ストラーデ・ビアンケを連覇したポガチャル ©LaPresse

落車後にピドコックがボクを待ってくれた

ポガチャルは、Q36.5プロサイクリングのトム・ピドコック(英国)とイネオス・グレナディアーズのコナー・スウィフト(英国)とトップグループを形成。残り50km地点の下り坂でクラッシュしてコース外の草地まで滑ったが、すぐにレース復帰。シエナのピアッツァ・デル・カンポでのゴールまで18kmを単独で走った。時速40.7kmは新記録。世界チャンピオンのジャージを着用してこのレースに勝ったのも史上初。

これぞストラーデ・ビアンケ、白い道 ©LaPresse
ピドコック(先頭)とポガチャルの戦い ©LaPresse

「クラッシュしたとき、頭の中が少しパニックだったが、立ち上がって自転車に乗車すると、レースに勝つためにチームが多くの努力をしてくれたので最後までやり遂げようとした」とポガチャル。

落車でパンツを破きながら単独で逃げるポガチャル ©POOL Luca Bettini/SprintCycling/LaPresse

「トム・ピドコックと合流したとき彼にごめんと言った。クラッシュは私のせいで、一緒に逃げていた彼らを巻き込む可能性があったからだ。ボクは運がいい男だと思います。トムがボクをどれだけ待ってくれたのかは分からないけど、追いつこうとしたとき彼は待ってくれた。まだゴールまで長い道のりがあったし、彼は一緒に走るがいいと思ったのかもしれない。私たちはお互いを尊重している。今日は本当に素晴らしいレースだった。このような状況や慌ただしいレースでも」

ストラーデ・ビアンケ、ポガチャルがゴールのシエナの坂を駆け上がる ©LaPresse

「トムはオリンピックのMTBチャンピオンであり、シクロクロスの世界チャンピオンだ。私には合わないレースだ。コレ・ピンツットの最初の登りで攻撃しようと思っていたが、クラッシュしてしまった。他の区間はトムにより適していた。ストラーデ・ビアンケはお気に入りのレースの一つで、チームが努力してくれたのに完走できなかったら残念だった」

ジャージを脱がなくてもトイレができるLivのバックル採用ショーツ

自転車愛好家が着用する肩ひも付きパンツ(ビブショーツ)はお腹周りの締め付けがなく、快適性やフィット感に優れる。その一方で、とりわけ女性がトイレ休憩をする時に、上半身に着たジャージを脱がないとビブショーツが降ろせないという事態に。

マグネットバックルを採用した新デザインでジャージを着たまま脱着できる

そんな手間から敬遠する女性が多かった。この手間を解決するべく開発されたのがジャイアントの女性ブランド、LivのSupreme Pit Stop Bib Shortsだ。背面にマグネットバックルを採用した新デザインのビブストラップにより、上半身のジャージを着たまま簡単かつスムーズにショーツを脱着できるようになった。

Liv Supreme Pit Stop Bib Shorts

Liv Supreme Pit Stop Bib Shortsは1万8150円。

マグネットバックルを背中に装備

●Livの詳細ページ

チネリとオークリーのコラボアイウエアは傷までもデザインの一点もの

イタリアの自転車フレームブランド、チネリと、アイウエアのオークリーが初のコラボレーション。サイクリングを「未知の発見がある旅」へと変える限定アイテムとして「ラッチパネル チネリ」と「アイジャケット リダックス チネリ」の2モデルをリリースした。

テイラー・フィニーが愛用するラッチパネル チネリ

デザインはサイクリングへの情熱、挑戦、そして疲労からインスピレーションを受けた。それぞれ異なる傷が施されたRace Worn(レースウォーン)というデザイン加工が特徴で、どれひとつとして同じデザインがないすべてが一点もの。

コラボレーションでは、ヨーロッパで開催される自転車ロードレースの三大大会グランツールで両ブランドが培ってきた歴史を背景に、競争よりも創造性と喜びを重んじる未来を 「プロトピア(理想に向かって進化し続ける社会)」という視点で捉えた。

そのビジョンを体現している元プロロードレーサーでのテイラー・フィニーが携わっている。フィニーは、かつてアスリートとしてパフォーマンス重視のサイクリングを貫いていたが、現在では自然との繋がりやサイクリングを通して得られる未知なる発見を見出すスタイルの持ち主として知られている。

アイジャケット リダックス チネリ
LATCH PANEL CINELLI(ラッチパネル チネリ)39,270円
さまざまな冒険に対応に対応するこのモデルは、フルフレームのシールドレンズと特徴的なラッチヒンジを搭載。サイドシールドは取り外し可能で、眩しさや外部からの視線を遮断することができる。目を引く、Race Worn加工が施されたブラックフレームにはプリズムロードブラックレンズが採用され、路面のコントラストを際立たせる。
EYE JACKET REDUX CINELLI(アイジャケット リダックス チネリ)32,450円
大胆なシルエットにオフホワイトのRace Wornデザインとプリズムグレーレンズが組み合わせられ、サイクリングのオフロードの冒険をサポート。両モデルともに、オリジナルのマイクロバッグとボックススリーブが付属。

コラボレーションによる限定アイテムは、オークリーストア渋谷店、原宿店、大阪心斎橋店、オークリーの公式オンラインストア、国外におけるCINELLIの一部の店舗と公式オンラインストアで2025年2月28日より販売。

このコラボレーションの発表を記念して、オークリーの哲学と「オフ・ザ・グリッド」な考えを表現した特別仕様の非売品のグラベルバイク「Raceworn Nemo Gravel Bike(レースウォーン ネモ グラベルバイク)」がチネリのミラノ本社で特別に組み立てられた。日本ではオークリーストア渋谷店で特別に期間限定で展示される。

折り畳み自転車のBrompton Tokyoが3月29日神宮前にオープン

ロンドン生まれの折りたたみ自転車ブランド「ブロンプトン」が50周年を迎え、待望のフラッグシップストア「Brompton Tokyo」を東京・神宮前に2025年3月29日にオープンする。1975年の誕生以来、都市生活をより自由で幸せにするというブランド理念を打ち出す。

すべてのモデルを自社工場で熟練した職人の手作業で仕上げるというクラフトマンシップの精神を貫き、高い品質基準を維持する。フラッグシップストアを構える東京という都市の文化を尊重し、その特性を最大限に生かすことを大切にしたという。

舗内装デザインは、建築家の吉田愛・谷尻誠氏が率いるSUPPOSE DESIGN OFFICEによって手がけられ、「クラフトマンシップと東京のローカリティの融合」をコンセプトにした。この空間では、Bromptonのブランド理念である「都市生活を自由で幸せにする」が具現化され、訪れる人々に特別な体験を提供するという。

Brompton Tokyoのオープンを記念して、先着100名には、ブロンプトンオリジナルのサコッシュをプレゼント。日常使いにぴったりなデザインで、ブロンプトンファンも満足できるアイテム。さらに、Bromptonを購入した先着50名には、「ブロンプトンオリジナル交通安全お守り」をプレゼント。

Brompton Tokyo
住所:        〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-5-10
電話:        03-6459-2012
営業時間:  月曜日~金曜日=午後12時~午後8時
             土曜日、日曜日および祝日=午前11時~午後7時
店舗WEB: https://jp.brompton.com/find-a-store/brompton-junction/tokyo

スペシャライズドが購入金額10%分プレゼント&分割払い手数料無料

スペシャライズドがサイクリングに適した春の季節により充実したライドを届けようと、2025年3月1日から5月31日まで「Let’s Ride! キャンペーン」を開催することになった。

期間中、スペシャライズド正規販売店でスペシャライズドバイクを購入すると、購入金額10%分の、自由に選べるアイテムをプレゼント。さらに、スペシャライズド製品(Roval含む)のみの総額が税込10万円以上となる支払いでショッピングクレジット(ジャックス)を選べば、分割払いの金利手数料が最大24回まで0円となる。

自然が色鮮やかに目覚めるこの季節、心地よい気候のもとで新たにサイクリングを始めるにも、より快適なライドを求めて新しいバイクに乗り換えるにも絶好のタイミング。憧れのバイクとギアで、無理ない支払い方法で余裕を感じながら、春の風を楽しもう。

●スペシャライズドの詳細ページ

限定で電動アシスト自転車109,780円…ダイワサイクルSTYLE自由が丘店開店

自転車専門店のDAIWA CYCLEが2025年2月28日、東京都目黒区に「ダイワサイクルSTYLE自由が丘店」をグランドオープン。全国136店舗目。

ダイワサイクルSTYLE自由が丘店は、自由が丘駅の正面口から徒歩4分と近く、通勤通学やお買い物途中で利用しやすい立地。ダイワサイクルの他店舗と比べ、ミニサイクルの種類が充実した店舗になっている。細い路地や人通りが多い道でも小回りの利くミニサイクルは、普段使いから休日のサイクリングまで、さまざまなシーンで利用できる。

ミニサイクルだけでなく、シティサイクルやキッズサイクル、坂の多い自由が丘でも気軽に乗れる電動アシスト自転車なども展示する。

「着替えたくなる自転車を」をコンセプトに、自転車をドレスアップして自分だけの自転車に着替えさせることができる新業態店舗。好みに合わせてカゴやグリップ、タイヤなどをカスタムすることができる。タイヤの色を黒からベージュにカスタムして明るい印象にしたり、カゴをアルミ素材にカスタムして軽やかに使用することも可能。

オープンを記念して、2月28日(金)から3月2日(日)までの3日間は超特価オープニングセールを実施。

ダイワサイクル STYLE 自由が丘店
住所:〒152-0035東京都目黒区自由が丘2丁目16−22 陽輪台自由が丘 1F
営業:10:00 ~ 20:00 
定休日:12/31・1/1
TEL:03-6421-4688
アクセス:自由が丘駅(正面口) 徒歩4分
店舗情報:https://www.daiwa-cycle.co.jp/shop/jiyugaoka