尾道発のちょっといい自転車、BETTER BICYCLESが発売開始

どんな服装にも合うシンプルな外見。お気に入りの色を選べて、自分のスタイルにあわせてアップグレードできる。2018年3月21日、尾道発“ちょっといい自転車”をコンセプトにした新ブランド、「BETTER BICYCLES」が発売を開始した。

尾道や鞆の浦に残る歴史ある建物を商業施設や宿泊施設として再生活用する会社、ディスカバーリンクせとうちが新ブランドを立ち上げた。BETTER BICYCLESはシティサイクルでもなく、本格的なスポーツバイクに慣れない初心者も安心してサイクリングが楽しめる、日々の暮らしが楽しくなる自転車だ。個性の異なる3タイプを取り揃え、尾道の自社工房で塗装、組み立てる。フレームカラーは10色から選べ、オプションカラーを含めると約100色を展開。販売価格は5万5000円(税別)からで、尾道商店街内に3月21日オープンするショップ(所在地:尾道市土堂2-7-1)とWebサイトで販売する。

個性の異なる3タイプをラインナップ
■ミキスト 重量12kg/7速
1950年代に初めて女性用に設計された乗降しやすい男女兼用のフレーム設計。時代を超えてもお洒落なクラシカルデザインそのままに、最新のパーツを使い、快適性を損なうことない普段のライフスタイルに溶け込む。販売価格は5万5000円(税別)から。
■ホリゾンタル 重量10kg/3速
100年前から変わらないホリゾンタル(水平)フレームを使い、多様なスタイリングにも合うシンプルで普遍的なデザイン。細くて美しいパイプはスチールならではの質感。セミドロップハンドルや街乗りに最適なライザーなどハンドル形状が選べ、パーツのカスタマイズやアップグレード可能な設計に。販売価格は5万5000円(税別)から。
■カーゴバイク 重量16kg/7速
自転車メッセンジャーが使うカーゴバイクをコンパクトにしたタイプ。高さ25㎝横50㎝奥行30cmのかごに大きな荷物や重たい荷物(最大約10㎏)もしっかり運べる設計。大きなかごと荷物を支えるキャリヤはフレーム一体でハンドルを切ってもふらつかない。スポーツバイクと同じパーツ構成により軽快な走りは損なわず、日々の買い物が楽しくなる。販売価格は7万9000円(税別)から。

BETTER BICYCLESの特長
シンプルで実用的
シンプルなデザインで、パワーの伝達効率がよい7速ギヤ(オプションで最大11速まで可能)を採用。走る機能を損なうことなく、日々の生活もサイクリングも楽しめる。メンテナンスが必要ない内装ギヤを使い、定期的にメンテナンスコストがかかるスポーツバイクと比較しても実用性が高い。
ずっと愛着が持てるかけがえのない1台
フレームのカラーバリエーションは10色で、尾道の自社工房で一台一台ていねいに塗装。ショップ、Webサイトのシミュレーションで選んだフレームカラーやサドル、タイヤなどのパーツを組み立て、好みのアクセサリーを取り付け、オリジナルの1台が完成する。
パーツの仕様変更が容易で、地元産品を使用したアクセサリー
英国製のレザーサドルBROOKSやかわいいベル、日本製ハンドルペダル、チェーンカバー、カップホルダー付きのかご、ワインケースなど数多くのパーツを取り揃えている。地元備後地域のデニムや絣をサドルやサイクルキャップなどに使用している。

BETTER BICYCLESのホームページ

●関連ニュース

しまなみ海道サイクリングバスツアーが大好評…第2便は3月9日夜出発

●最新ニュースへ

しまなみ海道サイクリングバスツアーが大好評…第2便は3月9日夜出発

アジア最高のサイクリングコースとして人気のしまなみ海道。都内から大型観光バスを使って格安に楽しめるサイクリングバスツアーが11月17日発で催行され、30人の参加者はみな大満足だった。ほとんどがしまなみ初体験とのことだったが、「また走りたい!」という人ばかり。車内2連泊の長距離旅行もゴール後に温泉施設で汗を流して、帰路はグッスリという人が多かった。

金曜夜に東京から新宿を経由して出発。途中の港北と海老名SAでも神奈川県在住の参加者をピックアップする。およそ2時間ごとの運転手交替とSAでの休憩を取りながら、土曜日朝に広島県尾道市のサイクリング拠点、Onomichi U2に到着した。

Onomichi U2でまずはしっかり腹ごしらえ。おいしいパンが豊富にあり、たまごの調理方法はお好みのものを指定できるのが魅力だ。この施設はサイクリスト向けホテルも備えるが、夜行バスツアーなら宿泊費が不要なこともポイント。

スタート前のブリーフィングは尾道観光協会のスタッフが行った。途中の補給ポイントを示す手作りマップも配布されて安心。別の協会スタッフがサポートカーを運転してサイクリストのサポートもしてくれる。この日は雨予報だったが出発時には天候が回復し、おひるには薄日も差してきた。

補給地点のはっさく屋で「はっさく大福」がふるまわれた。11月のはっさくは少し酸味があり、それはそれで大福の甘みと合っておいしいと参加者にも評判で、その場で買ったお土産用の大福はサポートカーでゴールまで運んでくれる。

次の補給ポイントはドルチェ本店でおいしいジェラート。外気温はかなり低かったが、お店の中はホッとするような暖かさで、そこで食べるジェラートがとてもおいしかった。

多々羅しまなみ公園にはサイクリスト聖地の碑。上り坂が得意な人は今治までのルートを示すブルーラインを外れて亀老山に登るのもいいという。最後の来島海峡大橋が見える絶景ポイントだ。

こうしてしまなみ海道サイクリングバスツアーは無事にすべての参加者が今治市にゴール。往復1600kmのツアーを安全に旅した観光バス乗務員は両夜行のため運転士2名体制のうえ、現地待機中にホテルで仮眠を取った。

しまなみ海道サイクリングバスツアーは3月9日(金)夜発~11日(日)朝着として第2弾を催行する予定。ひとりで2席を占有できる4万9800円をベースに、友だちなど2人組みなら隣同士それぞれ3万9800円で参加できる。
http://www2.kokusaikogyo.co.jp/travel/cybus/