ベビー用品ブランドのキッコが子供用ペダルなしバイクを作った

イタリアのベビー用品ブランドChicco(キッコ)のエコプラスシリーズとして、環境に配慮した子供用ペダルなしバイク「グリーンホッパー エコプラス」が6月16日に発売される。

グリーンホッパー エコプラスは、18カ月から3歳の子供を対象。大きくてしっかりとしたハンドル、人間工学に基づいた大きなサドル、大きなタイヤ、小さな子供でもしっかり安定して走行しやすく設計されている。従来の子供用ペダルなしバイクよりも早い時期から乗ることができる。

EVA樹脂でできたタイヤを使用しているため、空気入れは不要でパンクもしない。環境に配慮もエコプラスシリーズの特徴で、同商品は再生プラスチック(リサイクル素材)で作られている。

製品の品質と安全性に最大限の注意を払い、 本社のあるイタリアで設計・製造される。取り扱いのアルツァーナジャパンは順次展示店舗を拡大していくという。

GREEN HOPPER ECO+/グリーンホッパー エコプラス

対象:身長 80cm以上 体重 25kg以下(18カ月~3歳)重量 : 2.1kg
ホイールサイズ : 9インチ
商品サイズ :W35 ×D68 ×H49 (cm)
メーカー希望小売価格:8250円(税込)
MADE IN ITALY

●グリーンホッパー エコプラスの詳細ページ

ジロ・デ・イタリアがフードステージ設定…2014年のワインステージに続く

2022年5月6日から29日まで開催されるジロ・デ・イタリアに史上初のフードステージと銘打たれた区間が設定された。2014年のワインステージの誕生に続くもの。世界中で認められているイタリアの卓越性の1つであるパルミジャーノレッジャーノがクローズアップされた。

パルミジャーノレッジャーノ ©LaPresse

第11ステージはパルミジャーノレッジャーノの大産地

有名なイタリアンチーズの名前が組み合わされたステージは、サンタルカンジェロ・ディ・ロマーニャをスタートし、レッジョエミリア・パルミジャーノレッジャーノにゴールする第11ステージ、距離201kmだ。

パルミジャーノレッジャーノ・フードステージのプレゼンテーションは4月14日、ミラノのホテルVIUミラノのモレッリレストランで、受賞歴のあるシェフ、ジャンカルロ・モレッリによって発表された。

世界中で認められている2つのイタリアの卓越性が組み合わさっているのが特徴。ジロ・デ・イタリアとパルミジャーノレッジャーノがコラボして、その魅力を全世界に発信していくという。

2022ジロ・デ・イタリア第11ステージ

パルミジャーノレッジャーノはアスリートに欠かせない優良食材

パルミジャーノレッジャーノは、イタリア伝統のアイコンだが、同時に健康的でダイナミックなライフスタイルに沿った非常に現代的な製品だ。材料は生乳、塩、レンネットという3つだけ。添加物や防腐剤を含まず、消化しやすく、自然に乳糖も含まない。

パルミジャーノレッジャーノを25g摂るだけで、筋肉量が維持できるタンパク質を体に供給する。そのためサイクリスト、スポーツマン全般の貴重な味方となる。

シェフのジャンカルロ・モレッリ(中央) ©LaPresse

さらに、パルミジャーノレッジャーノにおけるロイシン(製品100gあたり約3g)の高い存在は、タンパク質合成にプラスの効果となり、スポーツ疲労後の筋肉回復を促進する。ジロ・デ・イタリアをはじめとするあらゆるスポーツは自然エネルギーを提供するためにパルミジャーノレッジャーノを必要とし、パルミジャーノレッジャーノはその資質を世界に伝えるためにジロ・デ・イタリアを必要としている。

自転車の廃タイヤをファッションにしたイタリア産チンゴーマ

自転車の廃タイヤ・廃チューブから生み出すイタリアのSDGsに取り組むエコ&サスティナブルファッションブランド、チンゴーマが日本に2021年10月から入荷されるようになった。

細くて柔らかいという特性上、裁断・裁縫などすべての工程が手作業で行われている

チンゴーマ(Cingomma)は自転車の廃タイヤ・廃チューブからファッションアイテムを生み出すイタリアのエコ・サスティナブルファッションブランド。イタリアでは毎年38万トンものタイヤが廃棄処分され、その現状を改善したいという思いから、その価値観・倫理観を体現すべくブランドが立ち上げられた。

クルマのタイヤとは異なり、細く、柔らかく、伸縮性もある軽量な自転車用タイヤはバッグやベルトに向いている

タイヤから生み出されたカバンやベルトなどのアクセサリーは、そのタイヤ・インナーチューブがいままでに走ってきた歴史が刻まれている。またタイヤそのもののデザインを残したエッジの効いたデザインと優れた耐久性・撥水性そして機能性を叶えた、アクティブかつファッショナブルなライフスタイルを演出する。

Backpack CHINGZAI3、4万1636円(税別)
YouTattoo Belt、1万3363円(税別)
特殊な消毒・洗浄方法で、廃タイヤ・チューブをゴム特有の匂いも少ない清潔な上質な素材へと変化させる
自転車で世界一周を144日間で成し遂げギネス世界記録にも認定された女性パオロ・ジャノッティとのコラボ商品も
ソールがタイヤを利用して作られたシューズやオーガニックコットンで作られGOTS認証を獲得したTシャツなども
内側のデザインはイタリアの街頭にある看板の表面などを利用した日本では見かけないポップなデザインが施されたものも

●チンゴーマの日本語ホームページ

茨城の古民家を訪れるなら絶対はずせない茅葺きイタリアン

茨城県には古民家が約3万2000戸ほど存在し、近年はサイクルツーリズムの拠点となりそうなゲストハウスなども続々とオープンしている。そんな古民家を訪ねる時、おすすめしたいのがつくば市金田(こんだ)にあるベーカリーカフェとイタリアンだ。

玉砂利を敷いたアプローチを進んでいくと築190年という茅葺きの民家がある

江戸時代に建てられた築180年の米蔵を改装した和のベーカリーカフェが「蔵日和]。建物は国の有形文化財にも指定されている。この敷地内には築190年の茅葺古民家を 活用したイタリアンの「藤右ェ門(とうえもん)栄」も併設されている。

一目惚れした古民家を3年かけて交渉して開業

藤右ェ門・栄はイタリア料理店の雇われチーフだった広田栄治さんが、毎日100人以上の客に料理を提供する仕事をしている時に、「本当に100人のお客様は料理に満足してくれているのだろうか? 私は妥協することなく100人のお客様一人ひとりに満足のいく料理を提供しているのだろうか?」という気持ちを持ったことがきっかけと。

門から望むこの景観に広田栄治オーナーがほれ込み、所有者と交渉をして3年かけて開業の夢を実現させたという

「100分の1ではなく1分の1の料理を作りたい。一人ひとりの顔を見ながらその人のためのおもてなしがしたい。心から楽しんでいる笑顔が見たい」という思いから藤右ェ門をオープンさせたという。

そんな想いで独立をした時に出会ったのがこの古民家だった。

中庭にはご神木のような樹齢100年の椎の木があり、モミジも植えつけた。奥に見える離れは特別室

四季を織り成す日本庭園。築190年の古民家に、見事な茅葺き屋根。中庭には御神木のような樹齢400年の椎の木…。一目ぼれをして、なんとかここで店を開けないかと交渉し、念願叶ったのはそれから3年後。さらに「毎日足を運んだ」という1年の改装期間を経てオープンした。

かつての所有者が生活していたという離れはバーカウンターを備えたプライベートルームに改装された

「あえて予約制にし、一人ひとりに建物、四季折々の日本庭園、料理を大切な人と、大人の時間を楽しんでいただきたい」という広田さん。

●藤右ェ門・栄のホームページ

茅葺きの古民家の小部屋はワインセラーとなり、空調管理されている

サイクリストはバイクラックがあるベーカリーがおすすめ

広大な古民家の表門をくぐってすぐのところにあるのが、蔵を改装したベーカリーだ。1階と2階にテーブルとイスがあり、茅葺き屋根と美しく手入れされた庭園を見ながらリラックスした時間を過ごせる。遊び心あふれるパンは、選んでいるだけでも幸せな気分になれるので、ゆっくり店内を回ってみるのがいい。

週末限定バーガーなど、イベントも常に開催中。

筑波山りんりんロードを走ったあとに立ち寄るのがいい。要予約のイタリアンは記念日などに訪れたい。なごやかな結婚式もよく行われているので、その機会がある人はぜひホームページをチェック。

●蔵日和のホームページ

「和の空間でイタリアンを楽しんでもらいたい」という広田栄治オーナー

古民家ゲストハウス江口屋をベースにサイクリングしてみた

茨城県では古民家を活用したゲストハウスやレストラン、カフェ、コワーキングスペースなども続々とオープン。

りんりんロードとなった筑波鉄道事業者の旧邸で仕事する

宿泊型複合コワーキング、シェアスペース

ミラノの下町ハンドメイド工房DRALIが日本語SNSを開始

イタリアのハンドメイドバイシクルブランドのCICLI DRALI MILANO(チクリ・ドラーリ・ミラノ)は日本のサイクリストに向けてFacebook、Instagram日本語ページをオープンした。フォロワーに抽選で同ブランドのサイクリングキャップが当たるプレゼントキャンペーンを実施する。

アルマーニ? フィアット? ミラノの下町生まれのハンドメイドブランド

CICLI DRALI(チクリ・ドラーリ)はミラノの下町ナヴィリオ・パヴェーゼの地元っ子の間で親しまれる自転車店をルーツとするブランド。

同店の主人ジュゼッペ・ドラーリは1928年生まれの91歳! 9歳から自転車の仕事をやっているというから、80年以上のキャリアはミラノで、いや恐らくイタリアで最もベテランの自転車職人であり、まさにチクリズモの歴史の生き字引といった存在だ。

DRALIはかつて伝説のロードレーサー、ファウスト・コッピのいるBIANCHIにフレームを供給していたベテラン職人のバイクブランド

自転車乗りに限らず、下町のこの界隈では、誰もがペッピーノ(ジュゼッペの愛称)のことをよく知っている。彼の店には、いつも子供からお年寄りまで多くの人が、特に用事があるわけではないのに足を運んでいる。ようするに、地元の人々に愛されるペッピーノ爺さんと、彼が営む自転車店がDRALIだ。

店は父が1925年に開業し、それを手伝っていたジュゼッペが受けついだ。昔からBIANCHIの販売ディーラーをするかたわら、自転車工房として自らの名を冠したバイクフレームの他、下請けとしてもBIANCHIレース部門レパルトコルセにフレームを供給していた。 つまりあの伝説的な名選手ファウスト・コッピも、ドラーリが手がけた自転車に乗って戦った。

BIANCHIと言えば世界最古の自転車メーカーであり、サイクルロードレースの輝かしい歴史に彩られた、ミラノとイタリアが世界に名を馳せる一大メーカーだから、その一翼を担ったドラーリ父子の誇りもそうとうなものだったに違いない。

修業する愛弟子のアレッサンドロさんに仕事のやり方を見せる

最愛の妻との別れ。そして生まれた小さな奇跡

実はジュゼッペさん、数年前に妻に先立たれている。婚約時代を含めると69年間を共に過ごしてきた最愛の妻マリーザとの悲しい別れから、彼ももう店をたたんで引退することを決めていた。もちろん、DRALIの店の長い歴史が途絶えることを、誰も望みはしなかった。

そんな人々の思いが叶えた、ちょっと素敵な物語がある。

2017年11月の夕べ、ジュゼッペさんの店から数十メートル離れたところで、新しいサイクルショップの開店を祝うレセプションパーティが開かれた。まるでブティックのようなモダンなお店は大勢の人であふれている。パーティは盛大に開かれているようだ。そして、人々の真ん中にいるのはあのジュゼッペさん。

そう、この店が彼の新たな職場なのだ。ミラノの下町のマーゴ(魔術師:イタリアでは優れた自転車職人を称えてこう呼ぶ)の遺産は、いかにして守られることになったのか。

店を閉める考えのジュゼッペさんの話題は、DRALIの30年来の常連客のひとりによって、ある3人の男のもとに届く。彼ら3人が有志として名乗りを揚げ、事業を継続することを決め、ジュゼッペが引退しないように説得する。

そして生まれた新しいブランドCICLI DRALI MILANO(チクリ・ドラーリ・ミラノ)。

このチームのキャプテンはもちろんジュゼッペさんだ。

現在の工房ではCICLI DRALI MILANOの将来を担うであろう、若いアレッサンドロが見習い職人として師匠の手ほどきを受けている。彼はジュゼッペさんの職場から自宅への日々の送り迎えも務めているそうだ。


DRALIにはあのジョルジョ・アルマーニとFIATのDNAも

生まれ変わったDRALIの店はモダンなブティックのようだ

CICLI DRALI MILANOの新たな経営陣の3人についても紹介しておこう。ジュゼッペさんからすれば“息子”というよりももう少しだけ若い世代の彼らは、学生時代から付き合いのある仲間同士で、子供のころから「3人で事業を行う」夢を語っていたそうだ。そして現在、DRALIの他にファッションやデザイン、フード部門でも精力的にビジネスを展開している。

中でもDRALIのマーケティングで中心的役割を担うアンドレア・カメラーナさんは、あのジョルジョ・アルマーニを叔父に持ち、自身もファミリー経営で知られるアルマーニ社で役員を務めている(母がアルマーニの妹でアートディレクターとして知られるロザンナ・アルマーニ)。

おまけにこのアルマーニ家のプリンスは、父方はFIAT社創業者アニエッリの一族だという。また彼は過去に、イタリアの有名人気歌手の結婚相手として紹介され話題になるなど、ちょっとしたセレブとして知られている。

「ジュゼッペ・ドラーリはイタリアの自転車の歴史に、わずかながらでも記録を残した貴重な自転車職人です。80年以上という長いキャリアの中で、ファウスト・コッピのような偉大な選手たちと、そのレースの現場を肌で知っている。DRALIという、ミラノにある自転車の歴史と伝統を守るためにも、このプロジェクトを進めることを望みました」とアンドレアさん(彼も生粋のミラノっ子である)。

「私自身もサイクリストで、アルマーニでマーケティングを担当していた時に同ブランドの自転車を企画したこともあります。日本にはこれまで何度も行っています。また日本のエロイカをDRALIで走りたいですね」

マーケティングを担当するアンドレア・カメラーナさん(左)とジャンルカ・ポッツィGM(右)

ジャンルカ・ポッツィさんはビジネス全般を統括する。言わばチームのゼネラルマネジャーだ。彼も、ヨーロッパのヤマハ発動機や日本郵船でマネージャー職を務めるなど、良好な関係を持つ日本のマーケット参入に好意的だ。

「DRALIのような伝統的な自転車ブランドをリニューアルするにあたり、ジュゼッペが長年作り続けてきた名品クロモリラグドフレームの“POKERISSIMA”(ポーケリッシマ)は同ブランドの歴史を語るシンボルと言えるモデルです。これに合わせて、50-70年代ヴィンテージのアパレルラインナップを用意しました。 ウールジャージはもちろん、シューズ、バッグ、リュック、サドルなど。また、新しいDRALIはその歴史と伝統を失うことなく、現代のテクノロジーとうまく融合させることを目指しています。そのため、カーボンフレーム“DARSENA”(ダルセーナ)や、スチール、アルミ製のグラベルバイクもラインナップし、これらは全て、ユーザー個々のジオメトリに合わせてオーダーメイドで製作しています」

イタリアンブランドらしいお洒落なアパレルアイテムが揃う

もうひとりのロベルト・カッラーラさんは、法人であるCICLI DRALI MILANOの財務面を担当している。

「イタリアは本来、アルティジャーノ(職人)の国ですが、残念ながらその文化は失われつつあります。私たちのCICLI DRALIの取り組みは、イタリアの職人による自転車作りの伝統を守る機会にもつながりますから、そのことにも誇りを持っています」

バイクもアクセサリーも、DRALIの製品は全てメイド・イン・イタリー

DRALIのレース部門、レパルトコルセ

DRALIのレース部門、レパルトコルセ

CICLI DRALI MILANOはレース活動にも積極的だ。かつてBIANCHIのフレーム製作や、メカニックとしても貢献したジュゼッペさんのためにレース部門“レパルトコルセ”を設けた。かつてDRALIの店に通って育った自転車少年たちが、現在このチームの選手として走っている。目下、RED HOOT CRITのようなピストバイク専門のレースを主戦場とし戦っている。

レースイベントへのスポンサーシップなども行っているので、遠くない将来にチームドラーリのメンバーが日本で走る姿をお目にかかれるかもしれない。

かつてのDRALIの店は、ジュゼッペさんが妻マリーザと一緒に、何十年も営んできた。新しい店には、たとえ最愛の妻はもういなくても、笑顔のジュゼッペさんがいる。このお笑顔を彼は、人生において常に絶やすことがなかったという。

「自転車では、レースをあきらめた選手はバックポケットのゼッケンをはずしてリタイアするが、わしはアンドレアやジャンルーカたちに背中を押されて、あともう少しペダルを踏んで前に進むことにしたよ」

訛りの強いミラノ方言で話すジュゼッペの瞳はなおも、自転車への情熱で輝いているようだ。

「でも、わしはエルネスト・コルナゴや、ウーゴ・デローザのような偉大な職人じゃないよ」と、控えめに言うこの男は、たとえ身体が小さくても、イタリアのチクリズムにとってかけがえのない大きな存在だと、彼を知る皆がそう思っているだろう。

ミラノの下町の自転車職人のちょっと素敵な物語がこれからも末永く続きますように。

ジュゼッペさん、いつまでもお元気で。

DRALIを手がけるジュゼッペ・ドラーリさんは御年92歳の自転車職人

ドラーリの日本語SNSをフォローするとキャップが当たる

●Cicli Drali Japanのfacebook
●Cicli Drali JapanのInstagram

いずれかのSNSを6月14日までにフォローした人の中から抽選で5人にCICLI DRALIオリジナルサイクルキャップをプレゼント。当選者には発送先住所などをSNSのメッセージで問い合わせ。

CICLI DRALI MILANOに関する日本からの問い合わせ先
arteciclo(アルテチクロ)
TEL 03(6821)1456
mail  info@arteciclo@org
●アルテチクロのホームページ