グローブスが最初の平坦区間でスプリント優勝【ブエルタ・ア・エスパーニャ】

第78回ブエルタ・ア・エスパーニャは2023年8月29日、アンドラの首都アンドララベリャからスペインのタラゴナまでの185kmで第4ステージが行われ、カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)が大集団のゴール勝負を制し、2022年の1勝に続く大会通算2勝目を挙げた。

カーデン・グローブス(左)がフアン・モラノを制して優勝 ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

総合成績では前日に首位に立ったレムコ・エベネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)がその座を守った。

2023ブエルタ・ア・エスパーニャ第4ステージ ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023
アンドラをスタートする第4ステージで、この国を拠点とする新城幸也が訪れた ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

ベルナルがジャーナリスト選出のフェアプレー賞

イネオスグレナディアーズのエガン・ベルナル(コロンビア)が第4ステージのスタート地点で特別ジャージを受賞した。白、黒、黄色のストライプにハグのシルエットが描かれたジャージは、セネガルの子供たちに持続可能な通学交通手段として自転車を提供する慈善団体がプロデュースしたもの。

ジャーナリストが選出するフェアプレージャージを獲得したエガン・ベルナル ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

ベルナルは第3ステージで苦戦するチームエースのゲラント・トーマス(英国)を献身的にアシスト。どちらもツール・ド・フランスの総合優勝者だが、そんな栄冠を持つベルナルが自らの成績を犠牲にしてエースのために走るというシーンが注目された。

同賞は大会を取材するジャーナリストの投票によって選出されるが、ベルナルのフェアプレー精神が高く評価された。

大会のリーダージャージと同様にサンティーニ社が制作するが、レースでは実際に着用せず、記念品として持ち帰るという。

サンティアゴ・ブイトラゴ ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)レムコ・エベネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)
マイヨベルデ(ポイント賞)カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
マイヨルナレス(山岳賞)エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン、ロット・デスティニー)
□マイヨブランコ(新人賞)レムコ・エベネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)

カーデン・グローブスがポイント賞でトップに ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

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2023ブエルタ・ア・エスパーニャ出場176選手リスト

グローブスが雨のジロ・デ・イタリア第5ステージで初優勝

第106回ジロ・デ・イタリアは5月10日、アトリパルダ〜サレルノ間の171kmで第5ステージが行われ、アルペシン・ドゥクーニンクのカーデン・グローブス(オーストラリア)が雨中のゴールスプリント勝負を制して初優勝した。

カーデン・グローブスがジロ・デ・イタリア第5ステージ優勝 ©Massimo Paolone / LaPresse

総合成績ではチームDSMのアンドレアス・レックネスン(ノルウェー)が首位を守った。

ジロ・デ・イタリア第5ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse
ジロ・デ・イタリア第5ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse
カーデン・グローブスが雨中のスプリント勝負を制した ©Massimo Paolone / LaPresse
ジロ・デ・イタリア第5ステージで優勝したグローブス ©Gian Mattia D’Alberto LaPresse
レックネスンがマリアローザを守った ©Gian Mattia D’Alberto LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)アンドレアス・レックネスン(ノルウェー、チームDSM)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)ジョナサン・ミラン(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)
マリアアッズーラ(山岳賞)ティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ)
□マリアビアンカ(新人賞) アンドレアス・レックネスン(ノルウェー、チームDSM)

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アラフィリップ落車リタイア…グローブス初V【ブエルタ・ア・エスパーニャ】

第77回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月31日、エルポゾアリメンタシオン〜カボデガタ間の191.2kmで第11ステージが行われ、バイクエクスチェンジ・ジェイコのカーデン・グローブス(オーストラリア)がゴール勝負を制して、グランツールとよばれる三大ステージレースで初優勝した。

世界チャンピオンのアラフィリップは第11ステージで落車してリタイア ©Unipublic Charly López

首位のレムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)は他の有力選手らとともにタイム差なしの同一集団でゴール。エベネプールがマイヨロホを守った。

カーデン・グローブスが第11ステージのスプリント勝負を制した ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2022

アラフィリップの世界選手権出場に暗雲

世界チャンピオンのアルカンシエルを着るクイックステップ・アルファビニルのジュリアン・アラフィリップ(フランス)は残り60km地点で落車で負傷してリタイアした。

救急車に収容されてブエルタ・ア・エスパーニャから去ったアラフィリップだが、9月25日におストラリアで開催される世界選手権ロードでの悪雲がたちこめた。今季はじめに落車して負傷したアラフィリップは長いリハビリと調整を続けたが、7月のツール・ド・フランスではメンバー落ち。そのためブエルタ・ア・エスパーニャへの出場となったが、ここで再び落車に襲われた。

救急車では右鎖骨に副木が添えられ、病院に急行。世界選手権ロードで3回目のチャンピオンになれるかはかなり微妙になった。

第11ステージのスタート ©Unipublic Sprint Cycling Agency
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第11ステージ ©Unipublic Sprint Cycling Agency
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第11ステージ ©Unipublic Charly López
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第11ステージ ©Unipublic Charly López

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)レムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)
マイヨベルデ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)
マイヨルナレス(山岳賞)ジェイ・バイン(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
□マイヨブランコ(新人賞)レムコ・エベネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファビニル)

2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第11ステージ ©Unipublic Charly López

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