山本純子がレッドブル・クラッシュドアイス最終戦に…安床ブラザーズ初参戦

アイスホッケー、ダウンヒルスキー、スノーボードクロスの要素を取り入れたアイスクロスダウンヒル競技の世界選手権、「ATSX Red Bull Crashed Ice(レッドブル・クラッシュドアイス)World Championship」が2017-18シーズン最終戦となる第4戦決勝を3月10日(土)=日本時間の3月11日(日)=にエドモントン(カナダ)で開催される。シーズン全戦に出場している山本純子(35=北海道在住、会社員)に加えて、インラインスケート・ハーフパイプのアスリートで、数々の国際大会で優勝を果たしている安床エイト(34)と安床武士(31)の安床ブラザーズがレッドブル・クラッシュドアイスに初参戦。

米国セントポール大会で果敢に戦った山本純子 ©Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool

全戦出場の山本は最終戦に向けて「いよいよ今季最終戦を迎えます。各大会を転戦する中で身に着けた技術や改善してきたことをしっかりレースにつなげて、勝ち抜いていきたいと思います。ご声援よろしくお願いします!」とコメントしている。

安床ブラザーズは、最終戦エドモントン大会でレッドブル・クラッシュドアイス初参戦を果たすが、3月3日にカナダのケベック州ラサールで開催されたレッドブル・クラッシュドアイス下位カテゴリー大会「ライダーズカップ」に参戦し、本戦前のシミュレーションを行った。ライダーズカップ出場後、兄のエイトは「アイススケートを履いてするジャンプ、スピード感など全てが初めの体験でした。カーブテクニックはもっともっと追求していく必要があることを実感できたので、エドモントンではそれを少し改善しながら、勝つという気持ちも込めて走りたいと思います」とコメント。

弟の武士は「当初はもっと悪い結果をイメージしていましたが、思っていたよりもいい結果でちょっと自信がつきました。また自分の課題がはっきり見えました。エドモントン大会は計算できないので全力で挑戦し、来シーズンにつなげたいと思います」とコメントしている。

インラインスケート・ハーフパイプで数々の国際大会で優勝を果たしている安床エイト、武士の安床ブラザーズがレッドブル・クラッシュドアイスに初参戦 ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

ワールドチャンピオンシップの行方も興味深い。男子は2015年チャンピオンのスコット・クロクソール(カナダ)と2014年チャンピオンのマルコ・ダラーゴ(オーストリア)の戦いに、2016年、2017年チャンピオンのキャメロン・ナーズ(米国)がなんとか食らいつく展開。女子はアマンダ・トルンゾ(米国)の初チャンピオン獲得を、2016年、2017年チャンピオンのジャクリーン・レジェール(カナダ)が大逆転で阻止できるかが見どころ。

また年々総合順位を上げている山本が、どこまで順位を上げられるか? そして大会初参戦を果たすインラインスケート・ハーフパイプ界トップアスリートの安床ブラザーズが、どのようなパフォーマンスを見せるかにも期待。大会決勝の様子は3月11日(日)の昼12:00よりインターネットスポーツメディアのスポーツブルで生中継する。
インターネットスポーツメディア・スポーツブル

■レッドブル・クラッシュドアイス エドモントン大会のライブ中継
スポーツブルのiOS/Androidアプリ、ブラウザ(PC/スマホ)で無料で生中継を観戦できる。アプリはApp Store、Google Playで入手できる。
日時:3月11日(日)の昼12:00より (日本語解説付き)
見逃した場合はRed Bull TVでオンデマンド視聴が可能。(オンデマンドも日本語解説付き)
Red Bull TV レッドブル・クラッシュドアイス エドモントン大会

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山本純子は準決勝敗退…レッドブル・クラッシュドアイス マルセイユ大会

アイスホッケー、ダウンヒルスキー、そしてスノーボードクロスの要素を取り入れたアイスクロス・ダウンヒル競技の世界選手権「ATSXレッドブル・クラッシュドアイス・ワールドチャンピオンシップ」の2017-18シーズン第3戦決勝が2月16日にマルセイユ(フランス)で開催された。日本から唯一出場した山本純子は準決勝に進出し、8位で320ポイントを獲得。ワールドランキングを1つ上げて9位に浮上している。

女性の準決勝で大会史上最大斜度の坂を今まさに降りようとする山本純子 ©Sebastian Marko/Red Bull Content Pool

2015-16、2016-17シーズンの男性部門ワールドチャンピオンで、今シーズンようやく優勝をマルセイユで手に入れたキャメロン・ナーズ(米国)が試合後に「とてもタフなコースな上に他の選手の走りがよかったので、とにかく転ばず、スピードを落とさないで障害物をクリアした」と語ったように、この大会のコースは全長340mと短いながらも、大会史上最大となる斜度61度の下り坂を含む難易度の高いもの。さらに雨によって滑りやすくなっている中でレースは行われた。

©Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

山本も「すごくトリッキーで難しいコースでしたが、チャレンジして予選突破できました」とレース後に語った。
「斜度61度のBFグッドリッチ・ハーバー・ドロップは怖かったのですが、何度か滑るうちに恐怖心が消え、どう克服するかと考えられるレベルまでいけたのでいい経験になりました。今回は準決勝で敗退したので次の最終戦ではファイナルまで勝ち進みたいです」

ワールドチャンピオンシップの行方は、最初の2レースでミスして3連覇が遠のいたかに見えたナーズが、この大会の優勝で首位と300ポイント差となり、3連覇への希望を残した。女性部門では、ジャクリーン・レジェール(カナダ)がアマンダ・トランゾ(米国)を抑えて優勝し、わずかながら3連覇への可能性をつないだ。

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温暖な気候のマルセイユでアイスクロス・ダウンヒル世界選手権開催へ

アイスホッケー、ダウンヒルスキー、スノーボードクロスの要素を取り入れたアイスクロス・ダウンヒル競技の世界選手権、「ATSX レッドブル・クラッシュドアイス」。氷上のレースという特性上、これまで寒冷地で開催してきたが、最新の冷却システムとコース設置技術の向上により、冬でも温暖な気候のマルセイユで2月17日(土)、日本時間2月18日(日)早朝に開催される。

2017年にマルセイユで初開催されたクラッシュドアイス ©Samo Vidic/Red Bull Content Pool

フランス南部、地中海に面したマルセイユで2017年に初めてクラッシュドアイスが行われたが、今回は2回目となる。2017-2018シーズンのシリーズ戦としては第3戦。

マルセイユの街中に特設コースが設営されていく ©JC Pieri/Red Bull Content Pool

コース路面に設置された最新冷却システムの上に水を流し、徐々に凍らせながら厚さ10cmの氷のコースを作っていく ©JC Pieri/Red Bull Content Pool

大会は2月18日(日)午前4:45よりRed Bull TVで生中継。中継終了後もビデオ・オン・デマンドで視聴できる。
●Red Bull TV

2017年にマルセイユで初開催されたクラッシュドアイス ©Joerg Mitter/Red Bull Content Pool

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山本純子12位、福岡沙織26位…レッドブル・クラッシュドアイス第2戦

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山本純子12位、福岡沙織26位…レッドブル・クラッシュドアイス第2戦

アイスホッケー、ダウンヒルスキー、スノーボードクロスの要素を取り入れたアイスクロス・ダウンヒル競技の世界選手権「ATSXレッドブル・クラッシュドアイス・ワールドチャンピオンシップは2018シーズンの第2戦を2月3日にフィンランドのユバスキラで開催。日本の山本純子(35=北海道)は12位、福岡沙織(25=神奈川)は26位だった。

レッドブル・クラッシュドアイス第2戦ユバスキュラ大会 ©Andreas Schaad/Red Bull Content Pool

男子レースの決勝は大会史上初めてとなる、カナダの「クロクソール兄弟」とオーストリアの「ダラーゴ兄弟」による兄弟対決となった。初戦で優勝して波に乗るマルコ・ダラーゴとその弟ルカに対するのは、2012年にワールドチャンピオンになった兄カイル・クロクソールと2015年ワールドチャンピオンの弟スコットという新旧兄弟対決が実現。

レースは序盤から荒れた展開になった。位置取り争いを制しようと最初に第1コーナーに飛び込んだスコットがその勢いのままサイドの壁に激突して4位に転落。その後先頭を取ったマルコの真後ろにいるカイルが追いかける展開になった。中盤にさしかかった時、カイルがコーナーで勝負をかけ、インをついた際にマルコがバランスを崩す。その隙にカイルが先頭に立つと、その後落ち着いたレース運びで今シーズン初優勝を飾ったかのように見えた。

しかしレース後のビデオ判定により、カイルはマルコへのコンタクトを理由に失格となり1位の座をはく奪される。またマルコも第1コーナーでのスコットへのコンタクトにより4位転落。その結果大方の予想に反し2位にいたルカが逆転優勝するという波乱に満ちた結果となる。

レッドブル・クラッシュドアイス第1戦セントポール大会を走る山本純子(左) ©Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool

女子部門では北海道出身の山本が準決勝まで進出したが12位。「自然の地形を利用したコースだったので途中穴があるなど、とても攻略が難しいコースでした。次戦に向けて頑張ります」とコメント。福岡も健闘したが26位。

■ATSXレッドブル・クラッシュドアイス・ワールドチャンピオンシップ
アイスホッケー、ダウンヒルスキー、そしてスキークロスやスノーボードクロスの要素を取り入れた競技”アイスクロス・ダウンヒル”の世界大会。2001年に初開催され、2010年より世界選手権として開催。アイスホッケーのプロテクターを付けた選手が、最高時速80kmに達する中、街中に設置された全長約600mの高低差がある氷の特設コースを一斉に滑り降りるレース。

福岡沙織 ©Sebastian Marko/Red Bull Content Pool

レースは1ヒート4選手ごとに行われ、選手たちがコース途中に設置されたヘアピンカーブやバンクコーナー、連続バンプや段差などの障害物をかわしながら、猛スピードでコースを駆け抜ける様子は圧巻。2017〜18シーズンは4戦、アイスクロス・ダウンヒルの世界選手権のポイントが獲得できる下位カテゴリーのライダーズカップが5戦行われる。
■日程と会場
ATSXレッドブル・クラッシュドアイス・ワールドチャンピオンシップ
1月20日(土)セントポール(米国)・・・終了
2月3日(土)ユバスキラ(フィンランド)・・・終了
2月17日(土)マルセイユ(フランス)
3月10日(土)エドモントン(カナダ)
ライダーズカップ
2017年12月16日(土)バグラインクライナリ(オーストリア)・・・終了
1月27日(土)サンクトペテルスブルク(ロシア)・・・終了
2月10日(土)サーリセルカ(フィンランド)
2月24日(土)ミネソタ(米国)
3月3日(土)ラサール(カナダ)

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福岡沙織がアイスクロス・ダウンヒルのクラッシュドアイスに初参戦

アイスホッケー、ダウンヒルスキー、スノーボードクロスの要素を取り入れたアイスクロス・ダウンヒル競技の世界選手権シリーズ、ATSXレッドブル・クラッシュドアイスワールドチャンピオンシップ。2月3日にフィンランドのユバスキュラで第2戦が行われ、日本からは山本純子(35=北海道)に加えて、福岡沙織(25=神奈川県)が初参加する。

レッドブル・クラッシュドアイス第2戦の練習をこなす福岡沙織 ©Sebastian Marko/Red Bull Content Pool

大会には2010年、2012~13年、2015~17年に出場している会社員の山本に加えて、今回より参戦する福岡。テレビで見たのをきっかけに本世界大会への参加に向けてハードトレーニングを重ね、1月27日にサンクトペテルスブルク(ロシア)で開催したライダーズカップから出場している。2人の日本女性が参戦する本大会は、レッドブル・クラッシュドアイスイベントのなかで今シーズン唯一自然の地形を利用したコース。初めて日中での開催となる。最高時速80kmのスピードで23カ国から集まった選手がコースを駆け抜ける中、日本人選手の頑張りも期待。

レッドブル・クラッシュドアイス第2戦 ©Sebastian Marko/Red Bull Content Pool

大会の様子はレッドブルTVで2月3日20時より生中継で視聴できる。

●福岡沙織
高校時代、部活でバレーボールに励むかたわら、フィギュアスケートやアイスホッケーにも興味を持つ。数年前に山本純子が出場していたレッドブル・クラッシュドアイスをテレビで見たことをきっかけに参加を決意。すぐに山本と連絡を取り、競技についての説明やアドバイスを受けながら独自に練習を開始する。2018年1月27日にサンクトペテルスブルクで開催したライダーズカップから参加するが、レッドブル・クラッシュドアイス特有の壁である上り坂を越えられずリタイア。次戦となるユバスキュラ大会では完走を目指す。

福岡沙織 ©Sebastian Marko/Red Bull Content Pool

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Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

決勝戦では2017年の優勝者である米国のキャメロン・ナーズを含めて上位3名がゴール付近で次々と転倒し、最後尾についていたマルコ・ダルラーゴがその間に3人の間をすり抜け、逆転で優勝を飾った。

Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

日本から唯一参戦していた女子アイスホッケー選手の山本純子(北海道)は10位でフィニッシュした。

山本純子 Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool

Joerg Mitter / Red Bull Content Pool