一般社団法人日本サイクリングガイド協会(JCGA )が公認するサイクリングガイドに内間康平や飯島誠といった元五輪代表選手や、コーチや自転車専門誌インプレッションライダーで知られる小笠原崇裕らが加わった。
リアルなイベントやサイクリングツアーが実施できなかった2020年以降、サイクルツーリズム再興の原動力となるサイクリングガイドの育成と認定、および技術の維持向上を目指し、講習会や検定講習会を継続して実施してきた。
その過程で、サイクリングガイドを目指す一般サイクリストも参加できる「基礎検定講習会」を新設し、サイクリングガイドとしての能力や経験を段階的に評価する「JCGAサイクリングガイドクラス認定」も2022年4月1日付けで改定。より幅広い層に門戸を開き、各地で積極的に講習会を開催した結果、2021年度は40名、まだ期中ながら2022年度も34名の新会員(新規受講者)を迎えることができ、2023年1月末現在では、総勢167名がJCGA会員資格を保持している。
■クラスごとの人数
・JCGA公認サイクリングガイド JCA認定※ : 79名 ※JCA検定合格者
・JCGA公認サイクリングガイド ベーシック : 29名 ※JCGA基礎検定合格者
・JCGA登録サイクリングガイド アシスタント: 34名
・JCGA登録サイクリングガイド トレーニー : 25名
自転車業界の本流より発足したJCGAは、本物の自転車乗り不在のサイクルツーリズムに異を唱え、プロとして必要な引率技術を重視する理念を掲げたことで、多数の最上級サイクリストが加入し続けている。2021年度以降の新会員74名についても、うち8名が難関として知られる「JCGA公認サイクリングガイド(JCA認定)」を、高い技術と真摯なチャレンジ精神でクリアしている。
2021年度以降、JCA検定講習会は単独では開催しておらず、JCGA基礎検定講習会と混在させるかたちで実施。結果として、サイクリングや引率スキルが不足している一般の受講者にとっては目指すべき技術レベルがより明確に自覚でき、上級者にとってはJCGAが追求する技術の意義を自覚できる貴重な機会となった。今後の講習会についても、JCA検定と基礎検定の併催していく。
JCGAサイクリングガイド基礎検定講習会(2023春)実施概要
近日中に開催予定の基礎検定講習会について、参加枠が若干ある。この機会に参加し、サイクリングガイドの根幹となる「安全かつ快適な集団サイクリング引率」の技術と、サイクリングガイド としてのマインドを体得してみては。
●一般社団法人日本サイクリングガイド協会の詳細ページ
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