ツアー・オブ・オマーンが国王崩御で2020年大会自粛

ツール・ド・フランスを主催するASOが中東で展開するステージレース、ツアー・オブ・オマーンは、1月10日に死亡したスルタン・カブース・ビン・サイド国王の追悼のため2020年2月11日から16日まで開催する予定だった第11回大会を自粛した。

ツアー・オブ・オマーン第4ステージ ©ASO/P.Ballet

カブース国王は半世紀におよび国王としてオマーンを奇跡的発展に導いた。享年79歳。長年にわたって体調を崩し、療養していた。

元国王の国家哀悼は12日から3日間の予定だったが、40日間に延長された。オマーン観光省がコンサートとスポーツイベントの中止を命じた。

ツアー・オブ・オマーン © Luca Bettini/BettiniPhoto

NIPPOデルコも参加の予定だったが…

2010年にスタートしたツアー・オブ・オマーンは、クリストファー・フルーム(2013年、2014年)、ビンチェンツォ・ニバリ(2016年)、アレクセイ・ルツェンコ(2018年、2019年)らが総合優勝。クイーンステージのグリーンマウンテンにゴールするコースが最難関として注目されていた。

2020年大会の参加18チームは発表されていなかったが、スプリンターとパンチャーが活躍するコースだけに、マーク・カベンディッシュ(英国)のバーレーン・マクラーレン、エリア・ビビアーニ(イタリア)のコフィディス、ナセル・ブアニ(フランス)のアルケア・サムシックらが予定されていた。日本選手が多く所属するNIPPOデルコ・ワンプロバンスも参戦計画に入れていた。

●ツアー・オブ・オマーンのホームページ

ツアー・オブ・オマーン第1ステージはUAEエミレーツのクリストフが優勝

ツアー・オブ・オマーンが2月16日に同地で開幕。第1ステージはUAEエミレーツに所属するアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー)がゴール勝負を制して優勝し、総合成績でも首位に立った。

ツアー・オブ・オマーン第1ステージはクリストフ(左)が優勝 ©Muscat Municipality / A.S.O. / K.D. Thorstad

10回目の開催となる同大会は、ツール・ド・フランス主催者のASOが運営。全6ステージで争われる。シーズン序盤の足慣らしとして欧州を拠点とする強豪チームが出場することが多い。平たんステージが連続し、スプリンターの活躍が見られる。

初日のステージはスプリント力のあるクリストフがブライアン・コカール(ビタルコンセプト)とナセル・ブアニ(コフィディス)のフランス勢を撃破。バーレーン・メリダの新城幸也もタイム差なしの48位でゴールしている。