スポーツ界のアカデミー賞は棒高跳びデュプランティスと体操バイルス

スポーツ界のアカデミー賞と言われるローレウスワールドスポーツアワードが4月21日にスペインのマドリードで発表され、2024年に最も活躍した男子選手としてアルマンド・デュプランティス(スウェーデン、陸上棒高跳び)、女子選手としてシモーネ・バイルス(米国、体操)が選出された。

アルマンド・デュプランティス(スウェーデン、陸上棒高跳び) ©Borja B. Hojas/Getty Images for Laureus

アクションスポーツ部門では、自転車競技マウンテンバイク、シクロクロス、ロードレースの三刀流で活躍するトム・ピドコック(英国)が、スケートボードの堀米雄斗を抑えて選出された。パラ選手部門で最終候補だった車いすテニスの小田凱人は最優秀賞を逃した。

シモーネ・バイルス(米国、体操) ©Pablo Cuadra/Getty Images for Laureus

2000年に創設されたスポーツ賞で、今回が25回目。世界各国のスポーツジャーナリストの投票によって最終候補者が選出され、テニスのジョコビッチや体操のコマネチなどスポーツ界のレジェンド69人によって最終投票された。これまでの日本勢は女子テニスの大坂なおみが2019年に新人賞、2021年に女子の最優秀選手に選ばれている。

トム・ピドコック ©Luca Bettini/UEC/SprintCyclingAgency©2022
最優秀チーム賞のリアルマドリード ©Angel Martinez/Getty Images for Laureus
パラ水泳選手の蒋裕燕 ©Angel Martinez/Getty Images for Laureus)
体操のレベッカ・アンドラーデがカムバック賞を獲得 ©Borja B. Hojas/Getty Images for Laureus

スポーツ界のアカデミー賞最終候補、発表は4月21日…大谷翔平は選外

スポーツ界のアカデミー賞と言われるローレウスワールドスポーツアワードの最終候補が発表された。2024年に最も活躍したスポーツ選手を表彰するもので、4月21日にスペインのマドリードで最優秀選手が発表される。

ローレウスワールドスポーツマンオブ・ザ・イヤー(男子)の最終候補

日本勢は2021年に大坂なおみが女子の最優秀選手に

2000年に創設されたスポーツ賞で、今回が25回目。世界各国のスポーツジャーナリストの投票によって最終候補者が選出され、テニスのジョコビッチや体操のコマネチなどスポーツ界のレジェンド69人によって最終投票される。

日本勢はアクションスポーツ部門にスケートボードの堀米雄斗が最終候補にノミネートされた。パラ選手部門に車いすテニスの小田凱人がノミネートされた。これまでの日本勢は女子テニスの大坂なおみが2019年に新人賞、2021年に女子の最優秀選手に選ばれている。

ローレウスワールドスポーツマンオブ・ザ・イヤー(男子)の最終候補

カルロス・アルカラス(スペイン、テニス)
アルマンド・デュプランティス(スウェーデン、陸上棒高跳び)
レオン・マルシャン(フランス、競泳)
タデイ・ポガチャル(スロベニア、自転車競技)
マックス・フェルスタッペン(ベルギー、F1レース)

ローレウスワールドスポーツウーマンオブ・ザ・イヤー(女子)の最終候補

ローレウスワールドスポーツウーマンオブ・ザ・イヤー(女子)の最終候補

シモーネ・バイルス(米国、体操)
アイタナ・ボンマティ(スペイン、サッカー)
シファン・ハッサン(オランダ、陸上マラソン)
フェイス・キピエゴン(ケニア、陸上中距離)
シドニー・マクラフリン(米国、陸上短距離)
アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ、テニス)

ローレウスワールドアクションスポーツパーソンオブ・ザ・イヤーの最終候補

スポーツ界のアカデミー賞で大谷翔平の初受賞なるか?

スポーツ界のアカデミー賞と呼ばれるローレウス・ワールド・スポーツ・アワードの2025年候補選手ノミネート投票が始まり、主催者が2024年に大活躍した注目選手としてプロ野球メジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平をピックアップした。

男子テニスのノバク・ジョコビッチ(左)とサッカースペイン代表のアイタナ・ボンマティが2024ローレウス最優秀選手賞

毎年開催されるローレウス・ワールドスポーツアワードはスポーツの偉大な功績から、ピッチ外での感動的な取り組みまで、スポーツ至高性を称えるもの。男女別の最優秀選手部門を筆頭に、最優秀チーム、最優秀成長選手、最優秀復活選手、最優秀障害者選手部、最優秀アクションスポーツ選手の部門がある。

選出の仕組み…記者投票で候補リスト→スポーツ界のレジェンドが選考

最優秀選手の対象はあらゆるスポーツ界で2024年に活躍した選手。まず100カ国以上・1000人を超えるスポーツジャーナリストが投票を行い、優れたスポーツの業績を達成した最終候補者リストを作成する。

12月9日から投票が行われ、指名されたジャーナリストが各部門の1位から6位までをネット投票する。上位の選手ほど配点が高い。あらかじめローレウス側でピックアップした選手もあるが、リストになくても「選手名・国籍・競技」を入力すれば有効。2025年はこのピックアップリストに最優秀男子選手部門に大谷、最優秀アクションスポーツ選手部門に堀米雄斗が挙げられた。堀米は2022年に続くピックアップ。

テニスの大坂なおみが2021年に最優秀選手賞を受賞

2021年は大坂なおみが日本人初となるローレウス年間最優秀女子選手賞を受賞している。大谷は2022年に今回と同様にジャーナリスト投票の際のピックアップ選手となっていたが、最終候補の6選手には入れなかった。

F1のマックス フェルスタッペン(オランダ)、 柔道のテディ・リネル(フランス)、自転車ロードのタデイ・ポガチャル(スロベニア)らがライバルとなる。

スポーツ界のアカデミー賞最終候補リストに日本選手なし

24回目となるローレウス世界スポーツ賞2023の最終候補が発表され、日本のスポーツ選手はリストになかった。同賞はスポーツ界のアカデミー賞とも呼ばれ、2021年は、大坂なおみが日本人初となるローレウス年間最優秀女子選手賞を受賞した。

ローレウス年間最優秀スポーツマンアワード

2022年は五輪金メダルのスケートボード・堀米雄斗、西矢椛が最優秀アクションスポーツ選手部門に、車椅子テニスの国枝慎吾が最優秀障害者選手部門にノミネートされた。

男子部門はメッシ、エムバペ、ナダル、フェルスタッペンら6選手

ローレウス年間最優秀スポーツマンアワード候補者は2022年、そのスポーツの頂点を極めている6選手がノミネートされた。リオネル・メッシはアルゼンチン代表を牽引し、これまで彼に手が届かなかった勲章、ワールドカップ優勝を達成。その決勝でハットトリックを挙げたキリアン・エムバペはワールドカップ得点王となり、ゴールデンブーツを獲得している。

ラファエル・ナダルは全豪オープン、全仏オープンに優勝し、グランドスラム大会男子の単独最多記録となる通算22勝として、2022年を終えた。マックス・フェルスタッペンはF1ワールドチャンピン防衛を果たし、メッシ、ナダルと並ぶ過去のアワード受賞者の一人として2023年ショートリスト入り。

モンド・デュプランティスは3度に渡り棒高跳びの世界新記録を更新し、屋内と屋外でワールドタイトルを獲得した。ステファン・カリーはゴールデンステート・ウォリアーズをここ8年間で4度目のNBA優勝に導いている。 

ローレウス年間最優秀スポーツウーマンアワード

ローレウス年間最優秀スポーツウーマンアワードは、オレゴン州ユージーンで開催された世界陸上競技選手権で輝いた2人のアスリートが牽引している。シェリーアン・フレーザープライスは100m走で5度目の優勝。シドニー・マクラフリンレブロンは400mハードルで世界新を出し、オリンピック金メダルに続く、世界タイトルを獲得した。

ブダペストで行われた世界水泳選手権ではケイティ・レデッキーが金メダル4個を手に入れ、女子水泳選手歴代最多となる金メダル22回を記録している。FCバルセロナのスペインリーグにおける完璧なシーズンをリードしたアレクシア・プテジャスは2度目のバロンドールを受賞。ミカエラ・シフリンはアルペンスキー・ワールドカップで総合優勝を再び果たした。イガ・シフィオンテクは2022年、全仏オープンと全米オープンで優勝し、誰もが認める女子テニスランキング1位となっている。

ローレウス年間最優秀ワールドブレークスルーアワード

ローレウス年間最優秀ワールドチームアワード

ローレウス年間最優秀カムバックアワード

ローレウス年間最優秀ワールドスポーツパーソン障碍者アワード

ローレウス年間最優秀ワールドアクションスポーツパーソンアワード

ローレウス・スポーツ・フォー・グッド・アワード

カベンディッシュ復活賞ならず…受賞はスカイ・ブラウン

スポーツ界のアカデミー賞と呼ばれているローレウス世界スポーツ賞2022の全13部門の受賞者が2022年4月24日に発表され、最優秀男子選手はF1のマックス・フェルスタッペン(オランダ)、同女子は陸上のエレイン・トンプソンヘラ(ジャマイカ)が選ばれた。

ローレウス年間最優秀復活選手部門:スカイ・ブラウン(スケートボード・英国) ©Ulrik Pedersen/NurPhoto via Getty Images

世界40カ国以上でスポーツを通じた社会貢献活動に取り組んでいるローレウスの主催。2021年のスポーツシーンにおいて最も優れた功績を残した個人や団体を表彰した。

最優秀復活選手賞は大怪我を経て東京五輪で銅のブラウン

カムバックを果たした選手に送られる最優秀復活選手部門は、日本にもルーツを持つスケートボードのスカイ・ブラウン(英国)。自転車ロードレースのマーク・カベンディッシュ(英国)も最優秀候補選手だったが、受賞できなかった。

ブラウンは2020年6月、練習中に頭から転倒し、頭蓋骨と左手首などの骨折という大けがを負った。病院に運ばれたときには意識がなかったという重傷ながら、東京オリンピックに出場できるまでに回復。女子スケートボードパークで3位となり、13歳28日という若さで、銅メダルを獲得。英国史上最年少 メダリストとなった。

日本から最優秀アクションスポーツ選手部門にノミネートされていた堀米雄斗・西矢椛、最優秀障害者選手部門にノミネートされていた国枝慎吾、スポーツ・フォー・グッド部門にノミネートされていたNPO法人モンキーマジックは受賞ならず。

ローレウス年間最優秀男子選手部門:マックス・フェルスタッペン(F1・オランダ) ©Clive Rose/Getty Images

【受賞一覧】
・ローレウス年間最優秀男子選手部門:マックス・フェルスタッペン(F1・オランダ)
・ローレウス年間最優秀女子選手部門:エレイン・トンプソンヘラ(陸上・ジャマイカ)
・ローレウス年間最優秀チーム部門:サッカー男子イタリア代表(サッカー・イタリア)
・ローレウス年間最優秀成長選手部門:エマ・ラドゥカヌ(テニス・英国)
・ローレウス年間最優秀復活選手部門:スカイ・ブラウン(スケートボード・英国)
・ローレウス年間最優秀障害者選手部門:マルセル・フグ(車いす陸上・スイス)
・ローレウス年間最優秀アクションスポーツ選手部門:ベサニー・シュリーバー(BMX・英国)
・ローレウス生涯功労賞:トム・ブレイディ(アメリカン・フットボール・米国)
・ローレウス・アカデミー偉業達成賞:ロベルト・レヴァンドフスキ(サッカー・ポーランド)
・ローレウス・スポーツ・アイコン賞:バレンティーノ・ロッシ(オートバイ・イタリア)
・ローレウス・スポーツ・フォー・グッド賞:Lost Boyz Inc.(米国)
・ローレウス・スポーツ・フォー・グッド・ソサエティ賞:レアル・マドリード財団(スペイン)
・ローレウス年間アスリート支援者賞:ゲーラルド・アサモア「ブラックイーグルス」(ドイツ)

ローレウス年間最優秀女子選手部門:エレイン・トンプソン=ヘラ(陸上・ジャマイカ) ©Michael Steele/Getty Images

ローレウス世界スポーツ賞は4月24日にスペイン・セビリアでオンライン発表

スポーツ界のアカデミー賞と言われるローレウス世界スポーツ賞2022が4月24日(日)、スペインのセビリアでオンライン開催される。女子スキー選手のリンゼイ・ボンが司会を務める。

史上最高の女子スキー選手の一人、リンゼイ・ボン

2000年から始まったローレウス世界スポーツ賞は毎年、すべてのスポーツで卓越した成績を残した個人およびチームを選出。スポーツ界のレジェンドで構成されたローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミーのメンバー71名の投票で決定する。

新型コロナウイルス感染症により不安な状況が続くことから、各部門の受賞者はバーチャル形式の授賞式により発表される。

復活賞の最終候補に自転車ロードのカベンディッシュ

1200名を超える世界の一流スポーツジャーナリストやニュースキャスターによるノミネーションパネルから選出された候補者には、トム・ブレイディ、ロベルト・レバンドフスキ、マックス・フェルスタッペン、エレイン・トンプソンヘラ、エマ・マキーオン、エマ・ラドゥカヌ、ペドリ、シモーネ・バイルズ、スカイ・ブラウン、マーク・カベンディッシュ、トーマス・デーリー、マルク・マルケス、ディーデ・デフロート、マルセル・フグ、カリッサ・ムーア、西矢椛といった選手が名を連ねる。

2022ローレウス世界スポーツ賞の最終候補

ローレウス年間最優秀チーム賞の候補チームには、欧州選手権で優勝を果たしたサッカー男子イタリア代表チーム、コパ・アメリカで優勝を果たしたリオネル・メッシ擁するサッカー男子アルゼンチン代表チーム、そしてチャンピオンズリーグ優勝を手にしたFCバルセロナ・フェミニの3チームが選ばれている。

●ローレウス世界スポーツ賞のホームページ