バルギルが第2頚椎骨折で復帰未詳の重傷…パリ〜ニース第2ステージ

アルケア・サムシックのワレン・バルギル(フランス)は3月11日に開催されたパリ〜ニース第2ステージで落車。第2頚椎の2カ所を骨折する重傷を負った。

パリ〜ニース第2ステージで落車骨折したワレン・バルギル © Team Arkéa – Samsic 2019

レースの医療班によってただちにドゥルダンの病院に搬送されたが、精密検査を受ける必要があり、その夜のうちにビセートル総合病院に転送。

チームのジャンジャック・ムニェ医師は「深刻な負傷なのでバルギルが再び自転車に乗れる時期は今のところ分からない」とコメント。

チームのイボン・ルダノワ監督は、「なにが暗転するか分からない。今朝のバルギルはとてもモチベーションが高かった。コンディションも問題なかった。落車してバルギルのところに駆け寄ったときは、彼を勇気づけるためにほほを軽く叩き、レースを追うためにその場所を離れた。いまは彼のことがとても心配だ」と語っている。

ワレン・バルギルがマジョルカでシーズンイン

アルケア・サムシックのワレン・バルギル(フランス)が1月31日に地中海のマジョルカ当で開幕するチャレンジ・マジョルカで2019シーズンを始動することになった。「これまでとは異なるプログラムでシーズンインすることになった」と気持ちを引き締めている。

ワレン・バルギル

チーム名を新しくしたアルケア・サムシックはガボンで開催されたトロピカルアミッサボンゴで、新加入のアンドレイ・グライペル(ドイツ)がチームに初勝利をもたらした。4日間の日程で開催されるチャレンジ・マジョルカでは、そのグライペルとともにチームエースのバルギルが参戦する。

「マジョルカを走るのは初めて。コースはとても厳しいので困難な走りになると思うが、これまでなかったシーズンインとなるのでリズムをつかんでいいスタートを切りたい」とバルギル。

「昨シーズンの最後の勝利からチームは長い時間があったけど、グライペルが序盤に勝利してくれて、全体のモチベーションが高まった。ナンバーカードをつけて走ることにうれしさを感じる。100%のコンディションを目指してこれまで練習してきた成果が見つけられたらうれしい。新シーズンのモチベーションはとても高い」

グライペルとバルギルで2019シーズン始動…アルケア・サムシック

ドイツのアンドレイ・グライペルとフランスのワレン・バルギルをツートップにしたアルケア・サムシックが2019シーズンのチームプレゼンテーションを1月9日に行った。

アルケア・サムシックのワレン・バルギル(左)とアンドレ・グライペル

フランス登録のプロフェッショナルコンチネンタルチームはメインスポンサーとしてアルケア銀行を獲得。2018年の「フォルチュネオ」は同社のオンラインバンキングの子会社。今季からアルケアブランドを前面に押し出して、チームジャージも刷新した。

アルケア・サムシックのワレン・バルギルが記者会見に登壇

バルギルは2017ツール・ド・フランスの山岳王。2018年に フォルテュネオ・サムシック に移籍して期待されたが、ツール・ド・フランスでは活躍できなかった。

ロット・スーダルから今季移籍してきたグライペルはツール・ド・フランス区間11勝のスプリンター。2016年最終日のパリで勝利してから同大会で勝ち星がなく、新天地での活躍を誓う。

アルケア・サムシックに移籍したアンドレ・グライペル
アルケア・サムシックの選手らがチームプレゼンテーションの舞台裏でニュージャージを着用
アルケア・サムシックはBHに乗る

バルギルはブエルタ・ア・エスパーニャ出場できず…所属チームが落選

2017ツール・ド・フランスで山岳王になったフランスのワレン・バルギルは、ブエルタ・ア・エスパーニャ主催者が所属するフォルテュネオ・サムシックを主催者推薦枠で指名しないという方針を表明したことで、2018年の同大会に参加できないことになった。

ワレン・バルギル

ブエルタ・ア・エスパーニャの参加チームは22で、そのうちワールドチーム18が自動的に出場権を獲得。残る4枠はワイルドカード(主催者推薦)で、大会側はコフィディス(フランス)、カハルラル、ムリアス・エウスカディ、ブルゴスBH(以上スペイン)の4チームを指名する方針であることを明かした。

バルギルはサンウェブに所属していた2017年、ツール・ド・フランスで区間2勝と山岳賞を獲得。1カ月後のブエルタ・ア・エスパーニャにはアシスト役として起用されたが、チームの戦略を無視して自らの勝利のために走ったため大会序盤でレースをリタイアするようにチームから命じられた。

フォルテュネオ・サムシックのワレン・バルギル

フォルテュネオ・サムシックがシーズン始動…地元期待のバルギル獲得

フォルテュネオ・サムシックがシーズン始動…地元期待のバルギル獲得

フランスのプロロードチーム、フォルテュネオ・サムシックが3月23日、チームプレゼンテーションを行って2018シーズンを始動した。フランス西部のブルターニュを拠点としたアマチュアチームとして結成され、徐々に実力を伸ばしてきて、4年連続でツール・ド・フランスに出場するプロチームに成長。2018年はワレン・バルギルを獲得してステージ優勝や総合成績の上位をねらっていく。

フォルテュネオ・サムシック

「トップチームを目指して9年目。チーム名称は変わったが、ブルターニュ精神は変わっていない」とチームマネージャーのエマニュエル・ウベール。

エースとなるバルギルは、「常にアタック。そしてレースを楽しみたい。結果はついてくるはずだ」と意欲を見せた。

フォルテュネオ・サムシックのワレン・バルギル(左)とアマエル・モワナール

チームはスペインのマジョルカ島にわたり、シーズン初戦を戦う。

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フランスのプロロードチーム、フォルテュネオ・サムシックが2018シーズンのチームジャージを発表した。アマチュアチームとして1994年に結成されたチームは、徐々に実力を伸ばしてきて、4年連続でツール・ド・フランスに出場するプロチームに成長。2018年はワレン・バルギルを獲得してステージ優勝や総合成績の上位をねらっていく。

2014年にブルターニュ・セシェアンビロヌモンというチーム名でツール・ド・フランスに初参加したチーム。フランス西部のブルターニュ半島が拠点となり、バルギルも同エリアの出身だ。2016年にフォルテュネオ・ビタルコンセプト、2017年にはフォルテュネオ・オスカロと名称変更し、来季はブルターニュ地方の人材派遣会社サムシックがサブスポンサーになった。同社はこれまでサッカーのリーグアンに出資していた。フォルテュネオはブルターニュ地方を基盤とする銀行。

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