全日本王者の入部正太朗がNTTへ。メジャー出場の可能性

2019年の全日本チャンピオン、シマノレーシングに所属していた入部正太朗がUCIワールドチームのNTT(南アフリカ)に移籍することが11月14日に発表された。同チームは現在のディメンションデータ。グランツールをはじめとした主要大会の出場権を有する。

NTTの入部正太朗

2019年7月のオリンピックテストイベントにも出場した入部。メジャーチームへの移籍で、東京五輪代表選考に必要なポイントを集めるチャンスが増えた。現在2枠の日本男子代表選手に名乗りを挙げることになった。

ディメンションデータはNTTグループにあったが、2019年からNTTブランドを前面に押し出す戦略に転換。ツール・ド・フランスでもITソリューション分野で技術協力し、来季はいよいよチームのメインスポンサーネームとなった。

30歳の挑戦は簡単じゃないが全身全霊で

「チームNTTに加入することができて、大変うれしく思います。競技を始めてずっと目標にしていた世界トップカテゴリーのチームで世界に挑戦できるからです。これは私にとってこの上ない幸せです」と入部。

「30歳から挑戦ということは決して簡単ではありませんが、私は全身全霊をかけてチームのために走ります。尽力いただきました方々には感謝します。ありがとうございました」

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入部正太朗、急逝の父に捧げる初の日本チャンピオン

第88回全日本自転車競技選手権大会ロードレースのエリート男子が6月30日に静岡県小山町の富士スピードウェイで開催され、入部正太朗(シマノレーシング)が新城幸也(バーレーン・メリダ)とのゴール勝負を制した初優勝した。

入部正太朗が新城幸也を制して日本チャンピオンに ©2019 JCF

レースは雨の中、当初の予定通り21周回227kmで行われ、152選手が出走。レースは中盤に徳田優(ブリヂストンサイクリング)が独走となって周回を重ね、後半を迎えた。

徳田がメイン集団に吸収されるタイミングでカウンターアタックがあり、30名弱の先頭集団が京成される。ここから新城、横塚浩平(チーム右京)、入部が抜け出して後続との差を広げ、ラスト4周を逃げ切った。

勝負は最終周回で横塚が遅れ、新城と入部の一騎打ちに。ゴールスプリントは新城が先行するがギリギリで入部が逆転し、全日本選手権初優勝を飾った。

新城幸也がアタックし、横塚浩平と入部正太朗が追走 ©2019 JCF

「最高の気分です。(全日本選手権は)どうしてもほしかったレースでした。本当にうれしいです。(フィニッシュ後は)チームメイトやスタッフの顔、応援してくれたみんな、それにオヤジが2カ月半程前に亡くなったので、それを思い出して泣いてしまいました」と入部。

全日本選手権を制した入部正太朗を中央に左が2位新城幸也、右が3位横塚浩平 ©2019 JCF

エリート男子ロード
優勝 入部正太朗(シマノレーシング) 6:12:27
2位 新城幸也(バーレーン・メリダ) :0:00
3位 横塚 浩平(チーム右京) :0:08