窪木一茂が個人パーシュートで日本新…全日本トラック

自転車競技トラックレースの日本一を決める第88回全日本自転車競技選手権大会トラックレースが9月14日に開幕し、男子個人パーシュートの予選で窪木一茂(ブリヂストンサイクリング)が4分15秒889の日本新記録を樹立。決勝でも近谷涼(ブリヂストンサイクリング)を制して、2年連続3度目の優勝を達成した。

男子4km個人追い抜きを制した窪木一茂。予選では4分15秒889の日本新 ©2019 JCF

女子個人パーシュートの予選では梶原悠未(筑波大)が3分33秒740の日本新記録を樹立。決勝でも先着して4年連続で優勝した。

女子エリートスプリント決勝
1位 小林優香(ドリームシーカー)
2位 太田りゆ(ブリヂストンサイクリング)
3位 尾方真生(日本競輪選手養成所)

女子スプリントを制した小林優香 ©2019 JCF
女子スプリント優勝の小林優香。左が2位太田りゆ、右が3位尾方真生 ©2019 JCF©2019 JCF

男子エリートスクラッチ決勝
1位 橋本英也(ブリヂストンサイクリング)
2位 安彦統賀(日本体育大)
3位 草場啓吾(愛三工業)

女子エリートマディソン決勝
1位 強化A(梶原悠未・中村妃智) 63p
2位 Live GARDEN Bici Stelle(鈴木奈央・吉川美穂) 29p
3位 日本体育大学(古山稀絵・中村愛花) 18p

女子エリート3km個人パーシュート決勝
1位 梶原悠未(筑波大) 3:42.236
2位 古山稀絵(日本体育大) 3:50.059
3位 上野みなみ(シエルブルー鹿屋) 3:42.658

女子個人追い抜き優勝の梶原悠未 ©2019 JCF
女子エリート3km個人パーシュート優勝の梶原悠未。左が2位古山稀絵、右が3位上野みなみ ©2019 JCF

男子エリート1kmタイムトライアル決勝
1位 沢田桂太郎(ブリヂストンサイクリング) 1:02.590(大会新)
2位 村田祐樹(日本体育大) 1:03.138(大会新)
3位 一丸尚伍(シマノ) 1:03.244(大会新)
沢田桂太郎コメント
「最近までロードの練習がメインだったので回転数が上がらなくなっていて、去年優勝した時よりギアを重めに設定して挑みましたが、それがぴったりハマったという感じです。ベストタイムも0.6秒くらい更新できてよかったです」

女子エリート500mタイムトライアル決勝
1位 吉川美穂(ライブガーデン・ビチステンレ) 36.025
2位 野寺楓(順天堂大) 37.937
3位 小泉夢菜(早稲田大) 38.124
吉川美穂コメント
「思ったようなタイムではありませんでしたが、都道府県大会で出した35秒台がまぐれではなかったかなというくらいのタイムは出せたので、これからもっと練習して日本記録も更新できるくらい良いタイムを出せるようになりたいです」

男子エリートスプリント決勝
1位 河端朋之(JPC)
2位 新田祐大(ドリームシーカー)
3位 深谷知広(ドリームシーカー)

男子エリートスプリント優勝の河端朋之。左が2位新田祐大、右が3位深谷知広 ©2019 JCF

男子エリート4km個人パーシュート決勝
1位 窪木一茂(ブリヂストンサイクリング) 4:22.343
2位 近谷涼(ブリヂストンサイクリング) 4:26.421
3位 橋本英也(ブリヂストンサイクリング) 4:23.681

男子エリート4km個人パーシュート優勝の窪木一茂。左が2位近谷涼、右が3位橋本英也 ©2019 JCF

窪木一茂、橋本英也、梶原悠未が優勝…ジャパントラックカップ

2019ジャパントラックカップⅠ/Ⅱが8月23日(金)から25日(日)まで開催され、TEAM BRIDGESTONE Cyclingの窪木一茂と橋本英也、機材サポート選手の梶原悠未が優勝した。

橋本英也(中央)がジャパントラックカップⅡ男子オムニアム優勝

ジャパントラックカップⅠオムニアム優勝の窪木は試合後のインタビューで「久しぶりに優勝することができ、やっぱり気持ちいいものだなと思いました。今日は気持ちを強くもつということを実行できたのかなと思います」とコメント。

窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
ジャパントラックカップⅠオムニアム優勝の窪木一茂(中央)

ジャパントラックカップⅡ男子オムニアム優勝の橋本は「世界チャンピオンや世界の強豪選手と日本で走れる機会はめったにないので、自分らしい走りで優勝できたらいいなと思っていたけど、本当にその通りになってよかったです」と語った。

ジャパントラックカップⅡ男子オムニアム優勝の橋本英也

同種目では今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が3位に。

ジャパントラックカップⅠ女子オムニアム優勝の梶原は「スタートリストを見た時にワールドカップでよく見るメンバーも多かったし、10月から始まるワールドカップシーズンの前哨戦だと思って、強い気持ちで戦いました。積極的なレースで勝つことができてとてもうれしい」という。

女子エリートオムニアムを走る梶原悠未(中央) ©2019 JCF
女子エリートオムニアム1位の梶原悠未(中央) ©2019 JCF

窪木一茂が全日本自転車競技選手権大会オムニアムで優勝

自転車競技トラックレースのオリンピック種目、オムニアムの日本一を決める「2018全日本自転車競技選手権大会オムニアム」が10月7日、伊豆市の伊豆ベロドロームで開催され、男子エリートで窪木一茂(ブリヂストンサイクリング)が全日本個人タイムトライアル、全日本トラック4冠、JBCF年間総合優勝のタイトルに続き優勝。

2018全日本自転車競技選手権大会オムニアム ©2018 JCF

2位は橋本英也、3位は近谷涼とブリヂストンサイクリングが上位を独占する結果となった。

2018全日本自転車競技選手権大会オムニアムを制した窪木一茂 ©2018 JCF

2018全日本自転車競技選手権大会オムニアムを制した窪木一茂を中央に左が2位橋本英也、右が3位近谷涼 ©2018 JCF

2018全日本自転車競技選手権大会オムニアムを制した窪木一茂 ©2018 JCF

窪木一茂のコメント
今年は全日本個人タイムトライアルのタイトルも獲ったが、このタイトルも獲りたいと臨んだ。気持ちは入っていて実際優勝することができてよかった。得意とするエリミネーションで優勝することができ、自信につながりポイントレースでは余裕を持っていつも通りの走りができた。団体追い抜きでの東京オリンピック出場は、日本自転車競技界を底上げするし、より盛り上げることができると思うのでそこにこだわっていきたい。

ケイリンは渡辺一成、個人パーシュートは窪木一茂が全日本を制す

自転車競技のトラックレースで日本一を争う第87回全日本自転車競技選手権大会トラックレースが9月8日に静岡県の伊豆ベロドロームで開幕し、男子ケイリンで渡辺一成(競輪選手)が優勝し、日本チャンピオンになった。男子4km個人パーシュートでは窪木一茂(ブリヂストンサイクリング)が日本記録を更新して優勝した。

男子4km個人パーシュートで1位になった窪木一茂 ©2018 JCF

男子4km個人パーシュートで優勝の窪木一茂 ©2018 JCF

男子ケイリンで1位になった渡辺一成 ©2018 JCF

男子ケイリンの渡辺一成(中央) ©2018 JCF

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