自転車活用推進研究会が選んだ「自転車10大ニュース」が発表された。2023年に起きた自転車関連ニュースから30本を自活研理事会で選び、オンライン投票でトップ10が出そろった。
1) 4月1日に乗用中のヘルメット装着が努力義務に
2) 7月1日にタンデム自転車の公道走行が全国で解禁
3) 7月1日から特定小型原動機付自転車が新たに登場
4) 推進本部サイクルトレイン・バス導入の手引きを公表
5) 青梅街道の規制標識「普通自転車歩道通行可」を撤去
6) 警察庁が自転車交通秩序実現のための有識者会議開く
7) 太平洋岸道をタンデムで繋いじゃえプロジェクト完走
8) 自転車議連の青空総会が4年ぶりに国会議事堂で開催
9) JR西日本が紀勢線全区間にサイクルトレインを導入
10) セコマ道内152店舗にラックを設置 空気入れも常備
自転車活用推進研究会の総評
「ようやくタンデムが全国的に解禁となりましたが、ヘルメット義務化の衝撃が大きかったようです。はやくヘルメットを強要しないでも安全快適に走ることのできる道路交通環境を実現したいものです。政府の自転車活用推進本部が旗振り役となったサイクルトレインがあちこちで登場しました。北海道ローカルのセイコーマートの嬉しい配慮が10位に食い込んだのは驚きでしたが、各地でこうした自転車にやさしい取り組みがはじまることを予感させるニュースでした。今年は警察が自転車に本気で取り組み始めた年として記憶されるだろうと思います。まだ警察庁や警視庁などと各道府県警察本部や所轄署では温度差が大きいように思いますが、来年は法改正を含め、より大きな動きがありそうで、ゆっくりですが確実に自転車を取り巻く環境は改善されているように思います。一方で、電動キックボードなどの新たなモビリティの登場、違法な電動車の横行など自転車ではないものの顰蹙を買う行為がひとくくりにされて自転車の評判を貶めている感もあり、腹立たしい限りです。でも、千里の道はまた数歩前進しました。新しい年も引き続き諦めずに連携を深めて頑張って行きたい」
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