eバイクでゆっくりのんびり、愛媛の魅力を楽しもう

愛媛県では、2019年7月からしまなみ海道で、電動アシスト機能が付いたスポーツタイプの自転車「eバイク」の魅力を発信するプロジェクト『eバイクアクションしまなみ』を始動。2020年度もその魅力を知ってもらうために『eバイクアクション』プロジェクトを愛媛県内全域に拡大し、eバイク普及活動を行う。

2019年度、しまなみ海道ではレンタサイクルや体験イベントを実施。eバイク利用者からは「坂道もラクで、気軽に観光を楽しめる」「サイクリング経験者の友人と一緒に走るときに使いたい」といった声が。このような反応を受けて、2020年度は『eバイクアクション』プロジェクトを「しまなみ」以外に、eバイクの特性が発揮される「佐田岬(さだみさき)」「石鎚(いしづち)」「四国カルスト」を新たな注力エリアとして設定し、他にも愛媛県内各地で実施。eバイクの普及活動を行う事業者とともに、レンタサイクル、サイクリングツアーや体験イベントなど、eバイクの魅力発信を今まで以上に広域にわたって実施していく。

E-BIKEアクション参画事業者一覧(27社・団体/2020年8月現在)

  • 【しまなみエリア】 〈自転車メーカー〉グローブライド(株)、 (株)ジャイアント、 パナソニックサイクルテック(株)、 (株)プロト、 (株)BESV JAPAN、 ボッシュ(株)、 (株)ミヤタサイクル、 ヤマハ発動機(株) ※五十音順 〈レンタサイクル事業者等〉今治市サイクリングターミナル サンライズ糸山(一般社団法人 今治勤労福祉事業団)、 尾道港レンタサイクルターミナル(一般社団法人 しまなみジャパン)、 ジャイアントストア今治店・尾道店、 しまなみ温泉 喜助の湯(キスケ(株))、 せとうち交流館〈弓削レンタサイクルターミナル〉(上島町観光協会)
  • 【佐田岬(さだみさき)エリア】 道の駅 八幡浜みなっと/伊方町観光交流拠点施設 佐田岬はなはな(佐田岬広域観光推進協議会)、 一般社団法人 八幡浜市ふるさと観光公社、 伊方町観光交流拠点施設 佐田岬はなはな(NPO法人 佐田岬ツーリズム協会)
  • 【石鎚(いしづち)エリア】 西条市観光交流センター((株)ソラヤマいしづち)、 B-shop OCHI、 WINDS BIKES、 CAFÉ BASE(NPO法人K2)
  • 【四国カルストエリア】 四国カルストレンタサイクルステーション(一般社団法人 久万高原町観光協会)
  • 【愛媛県内各地】 フラワーさいくる(フジリネンサプライ(株))、 しまのテーブルごごしま、 東温市さくらの湯観光物産センター(一般社団法人 東温市観光物産協会)、 道の駅 みなとオアシスうわじま きさいや広場(宇和島市観光物産協会)、 イヌガイ自転車商会((株)イヌガイ・バイシクル)

2020年度『eバイクアクション』プロジェクト取り組み内容

『eバイクアクション』ポータルサイトでの情報発信
eバイクの魅力やルール・マナーといったeバイクの基本情報をはじめ、「しまなみ」「佐田岬」「石鎚」「四国カルスト」のおすすめサイクリングコース、愛媛県内の絶景やグルメなどおすすめ情報、レンタサイクル情報を紹介していく。さらに今後、愛媛県内で実施されるeバイク関連イベントの情報も掲載予定。 
〈eバイクアクションポータルサイト〉 https://e-bike-action.com/

2019年度のレンタサイクル利用者からの要望を踏まえ、2019年7月20日(月)から新たなサービスとして、今治⇔尾道間の乗り捨て、貸出時間も従来の6時間から4時間または1日貸し出しへと変更した。 
また、しまなみエリアのレンタサイクルターミナルでは、しまなみ海道でのeバイクサイクリングの魅力を伝えるデジタルサイネージの放映とガイドブックの配布を行っている。 

今治駅前にサイクルステーション…洗車や充電は無料

愛媛県今治市は同市の新しいランドマークとして「今治駅前サイクリングターミナルi.i.imabari! cycle station(アイアイ今治サイクルステーション)」を2020年7月20日にオープンさせる。デザイン監修はクリエイティブスタジオ「SAMURAI」。

アイアイ今治サイクルステーション

近年、瀬戸内しまなみ海道は“サイクリストの聖地”として国内だけではなく海外からも注目されていて、レンタサイクル利用者数も急激に伸びている。これに伴い、「JR今治駅臨時レンタサイクルターミナル」でも利用者数が増え、配置している自転車だけでは足りない状況となっていた。

そこで今回、より利便性が高い駅前に場所を移し、今治市の新しいランドマークとして「今治駅前サイクリングターミナル『i.i.imabari! cycle station(アイアイ今治サイクルステーション』」をオープン。より快適に利用できるよう更衣室やシャワー室を完備し、自転車の洗車、組み立て、メンテナンスができ、サイクリスト同士が交流できるウッドデッキ広場を設けた。

また、「i.i.imabari! cycle station」は、レンタサイクル利用者以外のサイクリストにもサイクリング情報や観光情報の提供を行い、サイクリングを通して “今治の魅力についハマってしまう” ようなサービスを今後も提供していくという。 

i.i.imabari!顔出しパネル

今治駅前サイクリングターミナル
・愛称       :「i.i.imabari! cycle station(アイアイ今治サイクルステーション)」
・オープン     :2020年7月20日(月)
・所在地      :今治市北宝来町二丁目甲773番地8
・営業時間     :8~20時(通年) 年中無休
・自転車収納可能台数:172台
・自転車配備予定台数:約100台(クロスバイク、 軽快車)
・敷地面積     :1,132.35平方メートル 
・床面積      :591.03平方メートル 
・構 造      :鉄骨造 平屋
・デザイン監修   :株式会社サムライ

ウッドデッキ広場

サービスエリア …事務室、 受付カウンター
・手荷物の一時預かりサービス 1日 500円
・手ぶらサイクリング手荷物預かりサービス(佐川急便)
・英語対応可

リフレッシュエリア …更衣室、 トイレ、 シャワー室
・更衣室使用料 1人 30分 200円

レンタサイクルエリア …自転車置場、 メンテナンススペース、 フィッティングスペース、 洗車スペース
・レンタサイクル 1日 1,100円 + 保証料1,100円
・電話予約可(予約用電話番号:0898-41-3196)
・メンテナンス工具貸出 無料
・洗車スペースの利用 無料

夜のライトアップ

交流エリア…サイクリスト交流スペース、 サイクリング情報提供スペース
・Wi-Fi 無料
・携帯電話充電サービス 無料
・大型モニターにて観光プロモーション映像放映
・サイクリング関連雑誌の設置
・サイクリングや観光関係パンフレット、 今治ブレストマップ等設置
・ミニキッチンにて水分補給可(スポーツドリンクなどの補充にご利用ください。 )

公衆トイレ 
・公衆トイレ(24時間利用可)、 多目的トイレ(20時まで)

ウッドデッキ広場 …今後イベントの実施などを検討しています。 

●アイアイ今治のホームページ

サイクリング王国愛媛県が感染防止マナーキャンペーン

愛媛県では、コロナ禍においても県民の安全を重視しつつ、これまでどおりサイクリングを通じて「健康・生きがい・友情」を育むため、サイクリングにおける感染防止のためのマナーを取りまとめ、「SAFETY CYCLING キャンペーン」として普及・啓発を開始した。

コロナ禍でのサイクリングマナーについて 
趣味としてのサイクリングのみならず、自転車での通学や通勤においても守ってほしい。また、女性サイクルユニット「ノッてる!ガールズEHIME」による見て分かりやすい啓発動画も作成するとともに、各種キャンペーンでも広く県民へ普及・啓発していく。

まずは、事前に自分の体調をしっかりと見極め、万全な状態でサイクリングを楽しもう。また走行中も決して無理はせず、熱中症などにならないよう体調変化に十分注意してサイクリングしよう。

ロングライドなどの走行時には、通常のマスクでは熱中症の恐れがあり、サングラスが曇るなどの危険があるため、お勧めしません。着用する場合は口元をカバーするネックウェアなどの着用を心がけよう。日焼け防止効果もある機能的な商品なども市販化されています。また、休憩時にはマスクの着用や 「3密回避」 の取り組みをお願いします。

出発前や信号待ちの停車中はソーシャルディスタンスとして自転車1台分の間隔(約2)をとり、走行中は飛沫の到達距離が延びる可能性があることから、2台分(約4m)の車間距離を保とう。速い速度で走行する場合は、安全確保の観点からさらに長い車間距離をとる必要があります。(2台分は最低限の距離)

レンタサイクルやグループでの走行など、複数の方が自転車に触れる機会がある場合、消毒液や除菌シートを携行し、乗車前にハンドルやサドル、あるいはヘルメットなどを消毒するとともに、休憩時間には自らもこまめな消毒・手洗いを心がけよう。

グループでの走行はできるだけ少人数(5名程度の単位)を心がけよう。大人数で走る場合には5名程度の小グループに分けて、分散してサイクリングしよう。

女性サイクルユニット「ノッてる!ガールズEHIME」による啓発動画

今回取りまとめたコロナ禍での5つのサイクリングマナー「HEALTH」「GUARD」「KEEP」「CLEAN」「MINIMUM」を分かりやすく伝えるため、ノッてる!ガールズEHIMEによる動画を制作した。


SNS投稿キャンペーン 
SNSでキャッチコピー(SAFETY CYCLING)に#(ハッシュタグ)を付け、投稿してもらう県民参加型の広報活動を実施する。投稿し、応募フォームで応募した人を対象としてオリジナルネックウェアを200名に、オリジナルスプレーボトル(消毒液携行用)を1000名に抽選配布する。
キャンペーンの期間は2020年6月18日(木)~8月31日(月)。 1回目の抽選は6月18日 (木)~7月31日(金)までに応募した方とし、オリジナルネックウェア 100名分・オリジナルスプレーボトル 500名分をプレゼント。 2回目の抽選は6月18日(木)~8月31日(月)までに応募した方で、第1回抽選でいずれの景品も当たっていない方に1回目と同じくオリジナルネックウェア 100名分・オリジナルスプレーボトル 500名分をプレゼントする。

レンタサイクル利用者への除菌シート配布 
県内の協力してもらえる事業者を対象にオリジナル除菌シートを配布し、レンタサイクル利用者へ配布する。 

その他のキャンペーンについて 
SAFETY CYCLING キャンペーンでは、今回取りまとめたマナーを広く普及啓発を図るため、キャッチコピーとロゴマークを活用しながら、SNSの投稿キャンペーンや、 レンタサイクル利用者への除菌シート配布などを実施する。

●愛媛県自転車新文化推進課のホームページ

しまなみ海道はどうやって世界一になったかの研究講座

しまなみはどうやって住民と行政を巻き込んで世界一になったか!」をテーマにした2019年度第13回自転車活用研究会のセミナーが2020年3月13日(金)に東京・南青山のライフ・クリエーション・スペース OVE南青山で開催される。

しまなみ海道をいく。サイクリング専用道ではなく、歩行者も利用するので、出会ったときは減速するなどゆとりを持って

今や世界的に有名になったしまなみ海道は、NPO法人シクロツーリズムしまなみの存在なくして語れない。かつてはサイクリングと無縁だった島々を結ぶ生活のための橋。島民、行政、さまざまな民間団体を巻き込み、サイクリストと住民との交流を積み上げて10年。ナショナルサイクルルートに認定されるまでに育て上げた「しまなみ海道」の今とこれからを、新刊『しまなみ島走(とうそう)PLAN』(OVEでも販売中・1400円)を上梓(じょうし)したシクロツーリズムしまなみスタッフの宇都宮一成さんが、しまなみ成立の謎を解き明かす。

宇都宮一成(うつのみやかずなり)
1968年愛媛県西予市出身。10年半をかけて夫婦で日本人初のタンデム自転車世界一周を遂行し、五大陸88カ国、10万5805kmを巡る。2009年にNPO法人シクロツーリズムしまなみの立ち上げに関わり、サイクリストと住民の交流をテーマとしたまちづくりに取り組む。しまなみポタリングガイドとして、自転車旅メニューを開発中。著書『世界でいちばん長いハネムーン』(風濤社)、『88ヶ国ふたり乗り自転車旅』(幻冬舎)、『しまなみ島走BOOK』(NPO法人シクロツーリズムしまなみ)

ライフクリエーションスペースOVE。港区南青山にある

しまなみはどうやって住民と行政を巻き込んで世界一になったか!
日時=2020年3月13日(金)18:30〜20:30
場所=ライフ・クリエーション・スペース OVE南青山
東京都港区南青山3-4-8 KDXレジデンス南青山 1F
地下鉄「外苑前」駅1a出口から、青山通りを渋谷方面へ。南青山三丁目交差点を左折し、直進。最初の信号のある交差点を右へ(角のSKI SHOP JIROが目印)。坂の途中、青山迎賓館の向かい。約600m・徒歩約8分。
会費=自転車活用推進研究会員500円(非会員3000円)
閉会後の懇親会=OVEで開催。申し込みの際「懇親会に参加する」を選び、参加費1000円を会場入り口で開会前に支払う。

●詳細と申し込みサイト

4月21日夜発しまなみ海道サイクリングバスツアーが募集開始

観光バスのトランクルームにスポーツバイクを専用キャリアで搭載し、人気コースまで直行するサイクリングバスツアー。大好評だった「しまなみ海道ライナー」が復活し、4月19日(金)夜出発~20日(土)現地サイクリング~21日(日)午前中帰着の日程で開催され、その参加者募集が2月5日17時に開始された。

しまなみ海道はサイクリストなら一度は走ってみたい聖地

現地では「フリー走行形式」でのサイクリング。自分自身のペースで広島県尾道市から愛媛県今治市まで走る。尾道到着時は人気拠点の「U2」でのんびり朝食を取ってから出発。

補給食として現地で評判の「はっさく屋」のはっさく大福、「ドルチェ」のジェラートを提供。

ゴールはサイクリストに評判の「しまなみ海道 喜助の湯」で、サイクリングの心地よい疲れを温泉で癒してから帰路に着く。

出発時のブリーフィングで、しまなみ海道の楽しみ方を尾道観光協会スタッフが案内。万一に備えて同協会がサポートカーで帯同する

しまなみ海道の玄関口にあるサイクリング拠点、Onomichi U2

【設定日】
2019年4月19日(金)夜出発~21日(日)朝帰着
※車中2泊 ※現地サイクリングは4月20日(土)

【旅行代金】
一人で参加=4万9800円(一人で2座席)
二人で参加=一人3万9800(二人で2座席)

※二人の参加で一人2座席を希望の場合、一人ずつ申し込みする

【出発地】
東京駅(国際興業本社)、新宿駅(西口都庁横)

【募集人員】
22名(18名以上催行)

【旅行代金に含まれるもの】
貸切バス乗車代(一人1台の自転車積載を含みます) / 朝食(1回)
補給食(スイーツ2回) / 温泉入浴代 / 現地サイクリングコーディネーター費用 / 旅行傷害保険料

【添乗員の有無】
添乗員が同行。現地サイクリング時はコーディネーター(1名)およびサポートカー(ワンボックス車1台)が帯同

【申込み方法】
インターネットから

初級者でものんびりとしたサイクリングが楽しめる

【利用バス会社】
国際興業(株)

【旅行行程】
4月19日(金)
東京駅(国際興業本社) 集合⇒19:50 / 出発⇒20:10
新宿駅(西口都庁横)  集合⇒20:30 / 出発⇒20:50
==《首都高速・東名道》==港北PA==足柄SA==(途中2時間ごとに休憩)
      車 中 泊
==《新東名道・伊勢湾岸道・東名阪道・新名神道・名神道・中国道・山陽道》==
4月20日(土)
尾道U2(8:00着予定 朝食 / ブリーフィング サイクリンスタート9:20頃)
       🚲 🚲 しまなみ海道サイクリング 🚲 🚲
今治 しまなみ温泉喜助の湯
(サイクリングゴール 17:00頃 入浴 / 自由夕食 / 19:00発予定)==《しまなみ海道 / 途中SAでお土産買い物》==(途中2時間ごとに休憩)==
《山陽道・中国道》==
      車 中 泊 
4月21日(日)
==《名神道・新名神道・伊勢湾岸道・新東名道・東名道》=足柄SA==港北PA==《首都高速》==新宿駅(8:20頃)==東京駅(9:00頃帰着予定)
※港北PAよりご参加を希望される場合はご相談下さい

《以下につきましてご理解のうえお申し込みをお願いいたします》
・心身ともに健康で両夜行(車中2泊)での長距離移動(往復約1600km)ができる方
・サイクリング中のトラブルシュート(パンク修理など)が自身で可能な方
・現地サイクリング時間内(おおむね9:00~17:00頃)でしまなみ海道の走破が自身の技量で可能な方 ※雨天でも原則実施
・バスでの長距離となるため、車内マナーのご協力と他のお客様への配慮というお願いに賛同をいただける方

大三島にある大山祇(おおやまづみ)神社。尾道〜今治間のサイクリングコースと外れるが、自転車道が整備してあるので寄り道もできる

《ツアー実施上のお願い》
・雨天決行です。自転車の安全な走行に支障をきたすような荒天の場合はツアー催行を中止させていただきます。
・お客様の安全を最優先に考慮し、現地の気象状況等でサイクリング時間やコースの一部変更また、サイクリングの途中中止を主催者側で判断させていただく場合がございます。この場合でも、旅行代金の返金等には応じかねますので予めご了承をお願いします。
・サイクリングスタート時、主催者側では車検等行いません。よく整備された自転車でご参加下さい。途中、パンク等のトラブルは原則、お客様ご自身での対応をお願いたします。
・メディア等の取材が入る場合がございます。
・ツアー実施中に撮影させていただきました画像等は今後、弊社からの情報発信等で活用させていただく場合がございます。サイクリングバスツアーの利用促進、しまなみ海道周辺での地域振興およびサイクリング推進以外の目的で使用することはございません。

《自転車積載についてのお願い》
・前後輪が完全に外せるロードバイク・クロスバイクまたはミニベロとさせていただきます。
・破損防止及び積載の都合上、ライト・サイクルコンピュータ・バック類などのアクセサリーはあらかじめ外していただくようご協力をお願いいたします。
・輪行袋に収納された状態の場合、そのまま車内後部座席部分に収納させていただく場合がございます。
・【重要】バスボディトランクにバイクを収納し往復で約1600kmを移動します。長距離走行のためフレームのボルト類が緩む可能性がございます。収納前にはボルト類をしっかり締めていただくとともにサイクリングスタート時には緩みがないかお客様ご自身にて確認をお願いいたします。

《現地サイクリングについて》
・「フリー走行形式」でご自身のペースでのサイクリングになります。補給食提供場所(2カ所)はお客様の通過確認も兼ねております。必ずお立ち寄りをお願いします。現地到着時の朝食はツアー代金に含んでおります。サイクリング中の昼食およびゴール地点での夕食は自由食となります。
・お客様がサイクリングスタート後、ご乗車のバスは乗務員仮眠のためゴール地点に回送させていただきます。途中経由地点にはバスは立ち寄りいたしません。サイクリングに必要な物及び貴重品をお持ちいただくようお願いいたします。
・サイクリング中の自転車のトラブルはお客様にて対応をお願いいたします。万一に備えサポートカー(ワンボックス車)はサイクリング中帯同します。サポートカーの立ち寄り箇所、サイクリング中の各地点目安通過時間及びコンビニの場所は当日お渡しするマップにてご案内いたします。現地サイクリングは尾道⇒今治間のブルーライン上(約75km)を想定しております。
・サイクリングスタート時、ブリーフィングにてご案内いたします。

【しまなみ海道ライナー】
サイクリングバスツアー独自の積載キットでお客様のバイクを観光バスボティトランクに収納します。観光バスで「しまなみ海道」にダイレクトアクセス。わずらわしい交通機関の乗り継ぎやバイクや荷物の携行の心配がございません。
尾道到着時、「U2」で朝食をお楽しみ下さい。
出発時ブリーフィングにて、しまなみ海道の楽しみ方を尾道観光協会のスタッフよりご案内します。万一に備え、サポートカーも帯同します。
評判のスイーツを補給食としてご用意します。(「はっさく屋」のはっさく大福 / 「ドルチェ」のジェラート 2カ所を予定)
ゴールはサイクリストにも評判の「しまなみ海道 喜助の湯」。サイクリングの心地よい疲れを温泉で癒していただけます。
お帰りには「しまなみ海道土産」を買い物する時間をSAで設けます。
お一人でご参加の方も、一緒にサイクリングするお仲間がいます。
往復約1600kmを安全に走行できるよう「運転士2名体制」で運行します。当社(国際興業観光バス)は「貸切バス事業者安全性評価認定制度」で日本バス協会よりセーフティバスとして認定を受けております。

憧れのしまなみ海道を走りに行くバスツアー参加レポート

日本で最も人気のあるサイクリングコース「しまなみ海道」を、都内から大型観光バスに愛車を積み込んで格安で楽しめるツアーが2017年11月に初催行され、30人が参加した。「憧れのしまなみを走ってみたい」という初体験の参加者が多かったが、車中2連泊の長距離旅行も、ゴール後に温泉施設で汗を流せば帰路はグッスリ。「また参加したい!」と大喜びだった。

都内から夜のうちに移動して広島県尾道市に到着

仕事を終えた金曜夜に東京駅から新宿を経由して広島県尾道市に向かう。途中の港北PAと海老名SAでも参加者をピックアップする。しまなみ海道の玄関口となる尾道に到着するのは土曜朝。瀬戸内海の海上にかかる大きな橋をつなぎながら、距離80kmを自転車で走って愛媛県今治市に到着するのが夕刻。温泉で汗を流したり食事を取り、夜7時には帰路に着く。東京に戻るのは日曜早朝だ。

スケールの大きなサイクリングルートが待っている

首都圏からの難アクセスをバスツアーが解決

両夜行の弾丸サイクリングツアーが初企画されると、予約で瞬時に満席。長時間の着席はいかにリクライニングシートであるとしても多少の苦痛が伴う。それでも参加するわけは、首都圏在住者がしまなみ海道に愛車を携えて走りに行くにはかなりの出費と自転車を担いでいく大変さ、ゴールからの帰路の移動手段の難しさがあるからだ。

「集合場所まで着ていた服や荷物をバス車内に置いて走れるのはうれしい限り。往復走るとなれば1泊する必要があり、日帰りなら今治からの帰路の確保がとても難しい。それを一気に解決してくれたのがバスツアー」と参加者。首都圏在住者がしまなみ街道を走りに行く場合、コストを試算すると少なくとも7万円になるが、同ツアーの価格は3万9800円。プラス1万円で1人で2席を占有することもできるというのも好評。

最新の観光バスを投入。長旅だが車内は快適だ
夜行バスではエア枕や耳栓つきアイマスクが提供された

往復1600kmの観光バス運行となるため、国土交通省の規定により乗務員態勢は2人で、運転士は2時間ごとに交替する。さらに現地では、参加者のサポートは地元観光協会にお任せし、運転士はホテルでしっかりと睡眠を取るなどの安全対策を講じている。

往復約1600kmを安全に走行できるように運転士2名体制で運行

Onomichi U2で朝ごはんを食べてから出発

首都圏サイクリストを乗せたバスは土曜朝に尾道市の人気サイクリング拠点、Onomichi U2に到着した。期待感もあってみんな寝不足だ。そこで提案されたのがOnomichi U2での朝食。おいしいパンとサラダバーが豊富にあり、たまごの調理方法はお好みのものを指定できる。この施設はサイクリスト向けホテルも備えるが、夜行バスツアーなら宿泊費が不要なこともポイント。

しまなみ海道の玄関口にあるサイクリング拠点、Onomichi U2
Onomichi U2で朝食をいただいてからサイクリングに出かける

実際のサイクリングは尾道観光協会のスタッフが全面協力。途中の補給ポイントを示す手作りマップも配布され、サポートカーで伴走してパンクなどに対応する。補給食として提供されるのはこのコースの定番。はっさく屋の「はっさく大福」だ。11月のはっさくは少し酸味があり、それはそれで大福の甘みと合っておいしいと参加者にも評判で、その場で買ったお土産用の大福はサポートカーでゴールまで運んでくれる。

次の補給ポイントはドルチェ本店でおいしいジェラート。この日の外気温はかなり低かったが、お店の中はホッとするような暖かさで、そこで食べるジェラートがとてもおいしかったという。

こうしてしまなみ海道サイクリングバスツアーは無事にすべての参加者が今治市にゴール。暖かくなる3月から毎月催行予定だという。

●サイクリングバスツアー
しまなみ海道サイクリングバスツアーの第2弾は2019年4月19日(金)夜発~21日(日)朝着で、2月第1週から予約開始。3万9800円、プラス1万円で2シートを占有。
国際興業トラベル

健脚派は亀山に上ると瀬戸内海の島々が一望できる